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- 【リクエスト】小説 黒バス腐
- 日時: 2015/04/25 18:04
- 名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)
どうも、IAと言います。
ここではリクエストされた、黒バスのBLを更新していきます。リクエストなので、それが来たり、気が向いたりしたらここに更新します(^∞^)/
ちなみに、ここでリクエストしてもらってもかまいません。むしろ、カモンの方です。
では、黒バスBLをお楽しみください(^ω^)⊃↓
- Re: 【リクエスト】小説 黒バス腐 ( No.3 )
- 日時: 2015/03/30 16:40
- 名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)
あの日からどれくらい日々は流れていったのだろうか。
あの日から、時間は止まってしまったかのように退屈さが増していった。
「あー...つまんね」
俺はぽりぽりと頭をかいた。
1つだけ、変わったことがあった。
俺はどうやら紫原を愛しく思い始めたようだ。
最初は自分でも信じられなかった。
なぜなら男同士が付き合うなど、聞いたことがないし、それにバカらしかった。
それでも俺の心は正直な様で、屋上に来る度に期待してしまう。
「俺って...」
俺は苦笑いをする。
すると、下のほうで、明るいはじけた声が聞こえた。
ふと、手すりから身を乗り出してみる。
そこには小学生3年とおぼしき少年らが、バスケットボールを抱えていた。
「なぁ!ここのバスケ部って強ぇんだって!」
「あー、知ってる!一回も負けたことがないんだってさ」
少年は目をキラキラさせながら話し続ける。
「マジか!いいなぁ、オレも強くなりてぇな」
「いいよな!カッコいいよな!」
俺は耳が痛くなり、すぐに後ろを向きながら耳を押さえた。
俺もガキの頃は純粋に強くなりたくて、ただ一心に練習をしていた。でもそれは、すればするほど差が広がっていき、終いには誰も俺に勝てなくなった。
「誰も俺には勝てねぇのかよ...」
忘れかけていた思いがフツフツと甦る。
こんなぽっかりと空いてしまった心に、一体誰が同じ形を当てはめてくれるのだろう...。
すると、ぽつりと雨が降りだした。
その雨は段々と激しさを増し、ついには大雨に変わった。
そういえば、さつきが言ってたな。
「大ちゃん!多分今日も屋上行くんだろうけど、今日はやめた方いいよ」
「あ?何でだよ」
「今日はゲリラ豪雨らしくて...」
「あ?何だって?ゲ...」
「大ちゃんのバカ!!」
「ぶへらッ」
あぁ、何か言おうとしたら殴られたんだ。何を思って殴ったんだ?さつきは...。
その雨はすぐに俺を濡らしていき、辺りは水を被ったかの様になっていた。
「あー、気持ちいいな...」
まるで、俺を慰めてくれているかのようだ。
目を閉じれば、勢いは増すばかり。
こんな雨はいつ止むのだろう。
できればこのままずっと降り続いていて欲しい。
そして俺の黒く汚れてしまった部分も一緒に流してくれ。
「峰ちん!!」
そこへ紫原がやってきた。
「何してんの!?バカなの!?」
紫原は急いで駆け寄り、俺の腕を引く。
「何すんだよ」
「はぁ!?こんなとこにいたら風邪引くし!中入るに決まってんじゃん!」
俺はその手を振りほどき、ギンと睨み付けた。
「余計なことすんじゃねぇよ。俺なんかほっとけよ」
紫原は目を見開いた。
あ。あぁ、やっちまった。
また、引き離してしまった。独りは嫌でたまらないくせに、また引き離した。
自虐的な笑みを、俺は浮かべた。
- Re: 【リクエスト】小説 黒バス腐 ( No.4 )
- 日時: 2015/03/30 17:42
- 名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)
その時俺の体を大きなものが包んだ。
「ッ」
紫原がぎゅっと俺を抱きしめた。
まるで怯えるかのように。
まるで俺を逃がさないかのように。
「そんなこと言わないでよ。おれが、おれが、あんな酷いこと言ったから怒ってんの?そうなの?峰ちん」
さらに強くなる。
違ぇよ。誰のせいでもねぇ。俺のせいなんだよ。
なのに、おれはたった一言も言えない。怖くて。
ずっと、この腕に抱きしめてほしくて。
「峰ちん...?泣いてるの?」
もう、泣いているのかも分からなくなっていた。
「離せ...。もういい、ありがとな...」
俺は紫原を引き離す。
しかし、紫原は俺を離そうとはしなかった。
「...紫原?」
「嫌だ。絶対離さない」
ガキか。
紫原は子供の様に言った。
「峰ちんの言いたいこと、おれにはさっぱり分かんない。でも、やれることはあると思う」
俺は「へぇ、例えば?」と聞いてみた。
「...まいう棒あげる」
「ぶふっ」
俺は紫原の腕の中で笑った。
ここまできてまいう棒かよ...!
紫原は顔を紅くしながらずっとこちらを見つめている。
「ハハ...」
久しぶりに笑った気がする。
もう少しで、ホントの笑顔を忘れるところだった。
「ありがとな、紫原...」
俺は紫原にそっと礼を言った。
「峰ちん、冷たいね。体温...」
「あ?お前だって冷てぇぞ」
俺たちは2人で笑った。
ずっと、ずっとこのままでいたい。
でも、そうはいかないんだろう。
「なぁ、紫原。またココ来いよ」
俺はそう言った。
「!うん、分かった」
「部活はサボんなよ」
「え」
サボる気だったのか、コイツ。
お前はこっち側じゃないだろ?
「ん...分かった。明日も来る」
「おう」
「絶対...」
「あ?」
「絶対待っててよ!」
俺が、失いかけていたモノを与えてくれたのは...。
テツと。 紫原だった。
全員違う高校で、バラバラになっても、
俺はこの思い出だけは忘れない。
- Re: 【リクエスト】小説 黒バス腐 ( No.5 )
- 日時: 2015/04/01 09:05
- 名前: ぼんち揚げ (ID: DOg8Z0f3)
IAさんおはようございます
ぼんち揚げです!
黒バスめっちゃいいです!
応援してます!
- Re: 【リクエスト】小説 黒バス腐 ( No.6 )
- 日時: 2015/04/01 23:27
- 名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)
ぼんち揚げさん
こんばんは!
返信遅くなって申し訳ない!
コメントありがとうございます!応援だなんて...恐縮ですっ!
リクエストなど受け付けてますんで、これからもよろしくお願いします!
- Re: 【リクエスト】小説 黒バス腐 ( No.7 )
- 日時: 2015/04/17 00:36
- 名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)
久しぶりにこのスレに書き込みましたw
リクエストが来たんで、このスレに書き込むことにします。
内容↓
今吉と花宮 つまり今花
風邪をひいている花宮が家で療養してると、今吉がまさかのお見舞いという設定。
腹黒コンビですかー。嫌いじゃないですね〜。なんか楽しそうw
更新若干遅めです。それでもよい方は気長に待っててください。
では、どうぞ〜。