BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- カゲプロとか色々書く
- 日時: 2015/05/06 15:04
- 名前: 律 ◆4JIF5y5doY (ID: XnbZDj7O)
初めまして、律です。
主に「カゲプロ、ハイキュー、ボカロ、七つの大罪、暗殺教室」書きます。
他のも書くかも。主人公受けです。
気分によって長かったり短かったりします。
女体化だったりショタだったりロリだったり……。
年齢操作だったりパラレルだったりパロディーだったり。
薔薇も百合も葡萄も書きます。
コメとか貰えると泣いて喜びます。
気軽に絡んでください。
荒らしは一度注意したら無視の方向で。
まだ未熟者で遅筆ですが、よろしくお願いします!
大人小説カキコでも同じ名前で書いてます。
よかったら見に行っていただけると嬉しいです。
- Re: カゲプロとか色々書く ( No.7 )
- 日時: 2015/05/06 17:24
- 名前: 萌里 (ID: 07JeHVNw)
ねぇねぇっ!リクいい?
セトシン書いてほしいんだけど…
私もカゲプロ好きだし!! (´∀`)
- Re: カゲプロとか色々書く ( No.8 )
- 日時: 2015/05/06 17:33
- 名前: 律 ◆4JIF5y5doY (ID: XnbZDj7O)
ええよー。ちょっとまだ書いてるのを書き終わったら書くね。
- Re: カゲプロとか色々書く ( No.9 )
- 日時: 2015/05/06 17:37
- 名前: 律 ◆4JIF5y5doY (ID: XnbZDj7O)
[ あ れ ? ]リンミク、百合
リン視点。
ガラスが何枚も割れるような轟音と、どうしようもない胸騒ぎで目が覚めた。
リボンを付けるのすら忘れて、音の方へ向かう。
確か、この先は屋上だ。
積まれてあったガラス細工たちが割れたのかもしれない。
それにしては変な胸騒ぎ。
急いで階段を駆け上り、屋上の赤錆たドアを音を立てながら開けた。
「ミク、姉……?」
その光景に愕然とする。
尖ったガラスがミク姉の胸を一直線に刺し、そのガラス細工のに埋まっていた。
いつもならきらきらと光る瞳も、濁った青緑だった。
まるで深海のような。
誰か、誰か、誰か。
どうにかしてミク姉を助けなければ、とあたしは周りを確かめる。
目に入った大きなスコップを持ち出し、そのガラス細工を傷つけた。
ミク姉を傷つけないようにしないと。
ガキッ、とガラス細工が欠けて、あたしの頬を掠めた。
たらりと血がつたう。
顔が真っ青になった。
ミク姉の方を見れば、その小さなガラス細工のなかで何かを叫んでいる。
どろどろと何故かガラス細工が融けて、あたしの足に絡み付く。
やだ、やだ、やだ、助けて、ミク姉、やだ、
ぶちり。
視界が暗転した。
目を覚ます。
嫌な夢だった。
服はびっしょりと汗を掻いていた。
汗に濡れた服を着替えて、顔を洗って歯を磨いて。
あたしは白いリボンを頭につけて、今日はミク姉とデートに行こうと朝食にありついた。
そういえば、ミク姉がまだ起きてこない。
何をしてるんだろう。
夜中までまた歌ってたのかな。
もう。
それすらもいとおしくて階段を上る。
ミク姉の部屋をノックしたが、返事は貰えなかった。
仕方ないなぁ、と扉を開けようとすると。
ガラスが何枚も割れるような、轟き音。
ミク姉の部屋の扉を大きな音を立てて開ける。
中には、誰もいない。
あれ?
あれ?
あれ?
あ、れ、?
─end
- Re: カゲプロとか色々書く ( No.10 )
- 日時: 2015/05/06 17:46
- 名前: 萌里 (ID: 07JeHVNw)
ありがとう〜っ!
楽しみにしてる!!
華乃さんが書く小説全部好き!!(*´▽`)
- Re: カゲプロとか色々書く ( No.11 )
- 日時: 2015/05/06 18:04
- 名前: 律 ◆4JIF5y5doY (ID: XnbZDj7O)
[時よどうか、]セトシン、ほのちゃんリクエスト
セト視点。
こんなにも愛してるのに。
シンタローさんの心は読めるはずなのに。
何でだろう。
シンタローさんは嫉妬をしてくれなかった。
それはどんな時でも。
マリーを抱き締めても、マリーじゃなく他の女の子と抱き合ったりしても、シンタローさんは嫉妬などという浅ましいことはしなかった。
堂々と浮気する俺に、何も言わない。
カノがいつしか欺くことすら忘れて、俺に本気で殴りかかってきたときは焦った。 笑っている顔は怒りに歪んで、いい加減にしろよと眼で訴える。
キドも俺を責めるような目で見てきた。
そんなときでも、シンタローさんはただ空虚な瞳で俺を見つめていた。
ああ、ああ、ああ。
どうしてだ。
分かっていたはずなのに。
あの人は隠すのが上手いって。
本当は、凄い弱いのに。
何処を探してもシンタローさんは見当たらない。
あの隠された眼には、悲しみも写っていたはずなのに。
後悔したってもう遅い。
誰かにぶつかって、すみませんと謝る。
早く、早く。
あの人が、「彼女」のところに行ってしまう前に。
ずきずきと痛む足を無理矢理動かす。
甘い刹那をもう一度、俺にくださいっす。
自分勝手だ。
馬鹿だ。
屋上への階段を駆け上る。
出入り禁止、と赤文字で大きく書かれた紙を無視し、ドアノブを捻る。
「シンタロー、さん」
ぱっと彼が後ろを振り向いた。
その顔は微笑を得ている。
「俺、俺、俺、シンタロさ、すき、ごめんなさ、」
「わかってるよ、セト。」
ふわりと頬を撫でる手。
恐ろしく、冷たかった。
「でも、ごめんな?少し、遅い。」
華奢な体が重力に逆らうことなく、屋上の手すりをすり抜けて、下へ下へと堕ちていく。
ぐしゃり、嫌な音がした。
(巻き戻っておくれ)
─end