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例え貴女が死のうとも
日時: 2015/09/22 22:18
名前: 小紫 (ID: /eEAG2r9)  

ー初めて出会ったその日から
貴女に着いて行くと誓ったのです。

初めまして、小紫です。
此処ではただつらつらと小説とは言い難い何かを綴っていきます。短編になるかと思います。
何せ素人なもので。至らない点、お見苦しい点ばかりだろうと思いますがどうか寛大にお願いします。
百合です。苦手な方も多いと思いますので、拒絶反応を感じた方はお早めに逃げてください。
苦情は受け付けますが荒し様はご勘弁を。
それでは。

Re: 例え貴女が死のうとも ( No.1 )
日時: 2015/09/23 05:59
名前: 小紫 (ID: /eEAG2r9)  

【一話】

お初にお目に掛かります。私、名を牡丹と申します。
これより語るのは少し時を遡ったお話でございます。
何処にでもあるような恋の話。
それでは、ごゆるりと。

いまはむかし。
あるところに大きな屋敷がありました。そこには、髪の綺麗な美しい女性が住んでおりました。


齢は24。突然の不幸で親二人を亡くし、身内の間を盥回しにされた挙げ句放り出されたそうです。身内の一家庭からもう私たちに出来ることは何もないと、最後の最後に貰った古い一軒家だったのですが
独りで住むには広すぎた。
元々思い詰めやすい彼女は今回の件ですっかり病んでしまったようで。自室に閉じこもり極力出てこなくなってしまったそうです。24で其れは一家の恥に成りかねない。そこで彼女を男性と偽り、『通い妻』なる物を雇ったそうです。
通い妻とは、風俗的なものでなく日々の炊事や掃除など、まぁいわば家政婦のようなものでありました。初めは家政婦だったのですが、独り身の男性の依頼が多く、そのまま結婚というのも珍しくは無いことでした。そこで、「もう男性専門で妻の真似事でもしてみるか」という創建者の一言から通い妻が生まれました。

Re: 例え貴女が死のうとも ( No.2 )
日時: 2015/09/23 15:07
名前: 小紫 (ID: /eEAG2r9)  

「わぁ、大きなお家....!」
屋敷の前で感嘆の声をあげる娘。これが私、牡丹です。
家が貧乏なもので、九つの頃から『通い妻』として働いております。齢は15です。
いままでは二人組で通ってお手伝いをしていたのですが、一人前と認められた私は今回一人でしかもお客様の希望で泊まり込みでのお仕事です。だから、ほんのちょっと浮かれています。
(あぁ、駄目よ。しゃきっとしなきゃ。)
ぱしぱしと自分頬を軽く叩き、キリリと顔を整えて玄関の鈴を鳴らす。
今日はとても晴れたよい日。お掃除から始めましょう!

希望と緊張に包まれた朝。牡丹の新しい生活が始まる。


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