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【おそ松さん】不思議な一日【数字松】
日時: 2016/01/02 23:12
名前: ミネット (ID: 7LtFMS9U)

ミネットと申します。
このサイトを利用するのは初めてなので、どこか間違っている所がありましたら遠慮なくご指摘頂けると嬉しいです。

一松×十四松ですが、CP要素はほとんど無いと思います。
ちなみに推し松はトッティです(*^^*)偶数松も好きです!
更新が遅いですが、温かい目で見守ってくれると嬉しいです(^^;

Re: 【おそ松さん】不思議な一日【数字松】 ( No.2 )
日時: 2016/01/03 11:36
名前: ミネット (ID: 7LtFMS9U)

「この猫、なんて名前なの?」
「…特に、名前は無いけど」
「じゃあ、じゃあさ、俺が名前つけていい?」
「いいんじゃないの…」
「やった!えーと、えっとねー…どうしようかなぁ、可愛い名前がいいかな?」

十四松が猫を抱え名前をどうしようか悩んでいると、突然雨が降ってきた。すると、十四松が抱えていた猫は逃げてしまった。

「あ、逃げちゃった」
「しょうがないよ…猫って水嫌いだし」
「ふーん、そうなんだ…」
「それより早く帰ろ。風邪引く」
「あーい」

丁度家までの距離はそんなに遠くなかったので、小走り気味に家に帰る事にした。

「十四松、走るな。水溜まりが跳ねてる」
「あ、ホントだ。びちょびちょー!」

Re: 【おそ松さん】不思議な一日【数字松】 ( No.3 )
日時: 2016/01/03 23:17
名前: ミネット (ID: 7LtFMS9U)

「足寒ぃ~」
「…十四松」
「あい!」
「銭湯行くか」

既に十四松の足元はびしょ濡れで、これで家に帰ってもしょうがないので雨宿りも含めて銭湯に寄る事にした。

「なあ十四松」
「何すか?」
「あの猫に付ける名前、決まった?」
「さっきから考えてるんだけどねー。あんまいいの思い付かない!」
「ふーん……そろそろあがるか」

外に出てみると、雨は既に止んでいた。時間は夕方の5時あたりだろうか。

「雨止んでる!どっかに虹出てないかな?」
「さっさと帰るか」

Re: 【おそ松さん】不思議な一日【数字松】 ( No.4 )
日時: 2016/01/03 23:27
名前: ミネット (ID: 7LtFMS9U)

帰り道の途中に、十四松が変な顔をし始めた。違和感のある顔というか、どこか不思議そうな顔。

「…どうしたの、十四松」
「………へっ?呼んだ?」
「お前、何か変だよ…」
「え、いや、んー、何と言いますか、考え事?みたいな?」

十四松の声は少し震えていた。煮え切らないその態度に、好奇心と恐怖心が要り混ざる。しかし、ここまでくるとどうしても聞きたくなるものだ。

「…何」
「え、えっと、でも…たいした事じゃないし」
「言えよ」
「う、うー…あの、あのね?気のせいかもしれないんだけど」

よほど重大な事なのかと、息を飲む。同時に、少し後悔する。

Re: 【おそ松さん】不思議な一日【数字松】 ( No.5 )
日時: 2016/01/03 23:29
名前: ミネット (ID: 7LtFMS9U)








「何か、跡、つけられてる…みたい、なの…誰かに…」







Re: 【おそ松さん】不思議な一日【数字松】 ( No.6 )
日時: 2016/01/03 23:47
名前: ミネット (ID: 7LtFMS9U)

「……マジ?」
「…う、いや、気のせいかもしれない、けど」

もごもご言っている十四松を見る限り、こいつは気のせいかもしれないなんて口では言っているが、こいつの頭の中ではほぼ確信に近いのだろう。急に逃げ出したい気持ちが足元からゾクッと上ってくる。それと同時に、疑問が芽生える。成人している野郎二人の跡をつけて、何が楽しいのだろうか?何が目的なのか?そもそも何故十四松が分かったのか?意識を集中させても気配は感じ取れないし、物音すら聴こえない。いくらこいつの感覚が人より優れていたって、こんな事はまずありえない。色々な原因が分からない事でも更に恐怖心を煽られる。

「それでね、間違ってるかもしれないけど、思い込みなだけかもしれないけれど」
「な…何なんだよ…」

今でも分からない事だらけなのに、まだ情報をぶちこむ気か?
少し身構える。

「人じゃないっぽい…あっ、うう……何か、気配はするんだけど、何だろう、えっと、そのっ」
「ま、待て、十四松、落ち着け。まず急いで家に帰ろう。気付いてるそぶりを見せるなよ。落ち着いて、ゆっくりでいいから家に帰ろう。相手に気付いてるって感づかれたら何されるか分かんないからな」

嫌に危機感を感じたので、ゆっくりかつ急いで家に帰る事にした。


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