BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- この美しく素晴らしい世界へ【マフィア松】
- 日時: 2016/06/12 16:51
- 名前: アルぱか (ID: fE.voQXi)
はぁい!アルぱかですよ。
これは、車乗ってて思い付いた小説です。
気づいたらもう好きだったも更新してるので凄く遅くなります!
一松愛されのよくあるシチュエーション。
キスぐらいの表現です。
マフィア松ですよ。
では、どうぞ!
- Re: この美しく素晴らしい世界へ【マフィア松】 ( No.1 )
- 日時: 2016/07/16 15:52
- 名前: アルぱか (ID: OLpT7hrD)
第一章始まり
松野ファミリー。
世にも奇妙な六つ子のマフィアである。
その六つ子の中に絶対に手を出してはいけない男がいる。
━━━━四男の松野一松
別にそいつが強い訳でもない。
ではなぜか。それは他の兄弟が全力で四男に手を出したやつを潰しにかかるから。
これは、兄弟に愛されすぎている松野一松のお話。
- Re: この美しく素晴らしい世界へ【マフィア松】 ( No.2 )
- 日時: 2016/06/12 21:28
- 名前: アルぱか (ID: fE.voQXi)
松野ファミリーのボス、おそ松は一番奥の扉を開けた。
コンコン、
「Mi scusi(失礼します)」
そこにいたのは、違うファミリーのボス。
ちょっとした取引をしにきたらしい。
「ciao,ques to questo. E stato molto tempo non vedi. llcapo della famiglia di Matsuno, Matsuno oso pino.
(やぁ、これはこれは。ごぶさたしてます。松野ファミリーのボス、松野おそ松。)」
少し笑った顔はとても不気味だ。
「Da che tipo d' affari?
(どういったご用件で?)」
警戒した目でそいつを見る。
「Lo capira adesso? Gatto viola.
(もう分かっているでしょう?紫の猫の事ですよ)」
急に顔が強ばるのが分かる。
紫の猫=一松だ。
「Non c' anessuna menteper consegnare.
(譲る気はありません。)」
「che cosa e con la?(そこをなんとか。)」
「Mi dispiace, per favore lo lasci.
(すみませんがお引き取りください。)」
「Aspetto una buona risposta.
(良い答えを待っていますよ。)」
「「Arri vederci.(さようなら)」」
「Vado(行くぞ)」 「Si (はい)」
そう言って相手はさっていった。
「ふー、チョロちゃんでてきていいよ?」
そう言うと3番目のチョロ松が出てきた。
「おつかれ、おそ松兄さん。」
「やぁっぱさ、イタリア語は疲れるねぇ。」
そう言って、笑う。
「あいつら何回目?」
「多分、10回目。」
10回、それなら10回もさっきの行為を繰り返してきた事になる。
「あのジジイしつけえんだよ。何回言ってもわかんねぇ。」
チョロ松は笑いながら、
「そんな馬鹿に一松は渡せないね。」
と言った。
「ばぁか、はなから渡す気ねぇよ。」
おそ松はこう言いながらあるきだし、一松の部屋へと向かった。
おそ松達兄弟の部屋は2階。
1階はダミーとして置いてあり、ただの物置小屋。
もし、1階に置いて一松や人質として他の兄弟が連れ去れたら大変な事になる。
一松の部屋は2階の一番奥だ。
一松の部屋に行く時は絶対兄弟の部屋の前を通らなければいけない。
兄弟は勿論兄弟1人1人の歩き方を知っているので、
兄弟じゃない歩き方の人がいたら一瞬で分かる。
だから心配ないだろう。
何故ここまで兄弟達が一松に過保護なのか。
それは過去にさかのぼる。
━━━━━少し過去の話をしよう
- Re: この美しく素晴らしい世界へ【マフィア松】 ( No.3 )
- 日時: 2016/06/13 17:24
- 名前: アルぱか (ID: w32H.V4h)
おそ松達の父はこれまたマフィアのボスだった。
だから自動的におそ松達が後を次がなければならなかった。
だから、おそ松達は父の助手に色々教えさせられた。
人の殺し方。防御の仕方。イタリア語。
大分これにも慣れてきて、中学生になったばかりの頃だった。
一松が誘拐された。
誘拐した奴は、ちょくちょく取引に来ていたマフィアのボスだった。
おそ松達は勿論「助けに行く!」と言ったが、まだまだ未熟。人を殺した事さえない。人の殺し方しか教わってない。
だから父は連れていかなかった。
いや、連れていけなかった。
マフィアと言ってもまだ中学生だ。
だから父とその助手達で一松を助けにいった。
おそ松達は家でお留守番。おそ松達はただ一松が無事であることを祈るしか出来ない自分達を恨んだ。
なぜ強くないんだろう
そしたら一松を助けに行けたのに
出てきたのはただ後悔の言葉のみ。
しかしどうする事も出来ないのだ。
しばらくして父は帰って来た。
一松は父の腕ですやすやと眠っている。
父はおそ松達にこう言った。
「一松を助けるのがもう少し遅かったら、お前達兄弟を忘れるところだった。」
父から聞かされた一松の行方。
洗脳。調教。監禁。薬。
それはあまりにも残酷で。
「いいか?一松はこれからも誘拐されるだろう。オレだってもうきっと長くない。だからお前達が一松を守るんだ。いいか?」
責任重大。おそ松達はなにも言えなかった。
「返事!」
「は、はいっ!」
やっぱり、それしか選択肢はないのだと。
そして、皆が寝静まった頃。
おそ松は父に呼ばれた。
「おそ松、オレが死んだらお前がボスになってくれ。」
もはや答えは決まっている。
「Si(はい)」
━━━この日から兄弟達は一松を全力で守ることを決めた。