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- 花おつること知る多少【おそ松さん】
- 日時: 2016/06/16 22:45
- 名前: アルぱか (ID: OypUyKao)
アッハァ↑
テスト期間中なのに何ひとつ勉強してないよ!
また新しいのを作ってしまった。
もう!アイデアがどんどん浮かんでくるのさ!
なのにネタがない。
わっけわかんねぇ、、、
設定↓
おそ松
鬼。人間を食べる。妖怪も食べる。なんでも食べる。一松が大好き。
カラ松
人間。妖怪、妖が見える。一松にあってから一目惚れして、一松大好き。
チョロ松
神様。日々天界から世界を見守っている。
一松は自分の嫁決定。
一松
猫の妖怪。妖を狩る、消す、殺す、妖怪。
なんか知らんがモテる。
十四松
鬼狩り。鬼狩る人。人間と妖の間。
取り敢えず天使。一松大好き。
トド松
鬼。おそ松の右腕。情報量半端ない。
一松大好き。あざとい。
うん、ワケわからん。
更新ヤバイけど、よろ。
ネタ尽きたらコメントちょうだぁぁい!
- Re: 花おつること知る多少【おそ松さん】 ( No.6 )
- 日時: 2016/06/19 20:49
- 名前: アルぱか (ID: KG6j5ysh)
なんだ?こいつ。鬼野トド松って言ったか?
そして、運命的と言った。
「……すまないが、出会ったばかりの人は運命だと思わない主義なんでな。すまんな。」
(ふぅん、あんま信じない人なんだぁ、)
と、トド松は思う。
(もう面倒くさいから鬼になるか。)
そうして、トド松は鬼に変身した。
他の人には、急に《鬼野トド松》という人が消えたようにしか見えない。
しかし、カラ松には《鬼野トド松》が鬼になって今もなお自分の目の前にいる。
カラ松はなにごとだ、と思うがすぐ理解する。
あぁ、あの鬼の仲間なのかな?
と。
「君さぁ、おそ松兄さんの悪夢受けたよねぇ?」
おっとりしたようにカラ松に聞くが、カラ松はどこか殺気を覚える。
こいつ、こんな顔して怖い。
関わらない方がいい。カラ松の本能がそう告げていた。
(クスッ、一松さん、この子食べていい?)
トド松は一松にこう問いかけた。
ズキンッ、
「━っ!」
「一松!?どうした?」
「鬼、がアッ!」
「一松!?大丈夫?」
一松の身体は鬼が少しでも何かを食べようとすると痛さがくる仕組みになっている。
「━チッ!こんな時になんだよ!」
「一松、いくの?」
「━━━あぁ。」
「そっか、気を付けて。」
少しわらってチョロ松は言う。
「行ってくるよ、チョロ松兄さん。」
一松はトド松の元へと急いだ━━━━
- Re: 花おつること知る多少【おそ松さん】 ( No.7 )
- 日時: 2016/06/28 21:28
- 名前: アルぱか (ID: KG6j5ysh)
チリン、とまた鈴の音がする。
「鬼がなんのようで?」
少し、いや結構怒ったように一松は言った。
今日はよく鬼に会う。しかもまさかの痛みがくる。
「あはは!来たんだねぇ?別にボク、この子の事食べないよぉ!全部、君をここに誘き寄せるための嘘!ざぁーんねぇん!」
ウザイ。
一松の今の気持ちを一言で表す最適な言葉だった。
ただ一言そう思った。言い方がウザイ。
「じゃあ、帰る。」
「待て待て!ごめん。ちょっと調子のりました。」
「よろしい。なら、鬼狩り呼ばなくていいか。」
やはり。さっきの鬼の態度は演技だった。
それにしても、ウザイ。
「ボクはトド松!おそ松兄さんの弟ダヨ!」
「………聞いてねぇし。」
「もぅ!冷たいなぁ!君は?(もう知ってるけど)」
「一松。」
ただ一言、一松と。それだけだった。
しかし、名前は知れた。カラ松にとってはいい収入だ。
- Re: 花おつること知る多少【おそ松さん】 ( No.8 )
- 日時: 2016/07/15 22:13
- 名前: アルぱか (ID: xV3zxjLd)
「へぇ?一松って言うんだぁ!」
トド松は手をパチパチ叩きながら笑ってそう言った。たとえ、名前を知っていても。たとえ、その人━━一松がトド松の憎い、殺したい相手だったとしても。トド松は笑ってそう言ったのだ。
「……一松って言うのか。」
カラ松は改めて口に出して"一松"と言ってみる。
俺と名前が似ていて良い名前だなぁ、
と思うと同時に疑問が出てくる。
「……ん?一松って長男なのか?一人っ子?」
「くるとおもったその質問。僕は、前世では六つ子の四男だよ。不思議なことに前世の記憶があるんだ。全部覚えてる。何故死んだか、何時死んだか。全て、ね。」
淡々と自分の過去を語っていく背後で、少し恐ろしいことも言ってみせた。
『何故死んだか、何時死んだか。全て、ね。』
カラ松にだって前世の記憶はない。
何故死んだかも何時死んだかも知っているわけない。たとえ知っていても、言わない。
なのに一松は普通に淡々と慣れているように。
「な、何故死んだんだ……?」
聞いてはいけない質問だとわかっている。
だが、気にならない訳がない。
「あっ!それ僕も知りたい!」
トド松も『元気よく、あざとく』言ってみせた。
トド松にとっては、『元気よく、あざとく』がモットーだ。
さて、一松はどう答えるだろうか。
- Re: 花おつること知る多少【おそ松さん】 ( No.9 )
- 日時: 2016/07/16 16:09
- 名前: アルぱか (ID: OLpT7hrD)
「何故死んだか?それ、僕に答えさせるの?酷いね、見た目によらず君って。」
「……す、すまない。」
「べつに、減るもんじゃないし。これ聞いた後で同情するくらいなら聞かないで。後悔しないなら教えたげる。」
━━━同情
カラ松は聞いた後同情するつもりだった。
『辛かったなぁ、よくがんばったなぁ』
一松の父さんのように。だが、一松はそれを望んでいない。ならば、聞いた後どう答えたらいい?
『そうか………』
1回友達にこう返したことがある。
その友達は
『━━━カラ松って意外と冷たいんだな、』
と言って泣いた、泣いた、泣いた。
それはもう赤ちゃんが思いっきり泣くように。
ならば本当にどう答えたらいい?
それは聞いてから考えよう。今は聞こう。
「同情なんてしないさ。教えてくれ。」
「僕も、僕もぉ!」
トド松も答える。
そして一松はゆっくり口を開いた。
- Re: 花おつること知る多少【おそ松さん】 ( No.10 )
- 日時: 2016/07/17 21:12
- 名前: アルぱか (ID: y36L2xkt)
「クリスマス。」
一松はただ一言"クリスマス"とだけ言った。
けれど、カラ松もトド松もどういう意味か分かったようで。
「……もういいでしょ。」
「え?あ、あぁ。」
ちがう。こういう風に返したかったんじゃない。
もっと、もっと、なにかあるはずだ。
一松をなぐさめる、同情とは違う言葉が。
「……じゃ。」
考えている間に一松は行こうとする。
こういう時カラ松はなんと言われたら嬉しいだろうか。
「一松!ありがとう、辛いことなのに言ってくれて!感謝している!」
ただ、ありがとう、と。カラ松はこう言ってもらうだけで良かったのだ。
それは一松も同じようで。
「アンタに言って良かった。聞いてくれてありがとう。」
「アンタじゃ無くてカラ松って読んでくれ!」
「カラ松。」
一言でも、カラ松にとっては嬉しかった。
「あちゃー、僕一松に堕ちちゃったなぁ。」
そんな空気のなかトド松はポツリと言葉を溢した。
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