BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 自宅警備員の小林くん
- 日時: 2017/03/07 19:09
- 名前: 小鳥遊 優 (ID: raanz7.S)
作者のuzです。
作者も、自宅警備員になりたくて………。
学校なんて……ね?w
取り乱してしまいましたーw
そのうちに登場人物のイラスト載せます(^_
雑談部屋作りマスター
雑談部屋の“9だら71腐れっ娘の語り部屋”だよー
お話しよーね(しましょ
- Re: 自宅警備員の小林くん ( No.8 )
- 日時: 2017/03/08 19:28
- 名前: uz (ID: raanz7.S)
「小林くんとは………絶対苦手なタイプだよぉ。」
『じゃあ、連れてくんな。』
「えーでも、紹介したいよぉ〜!」
『ふざけんなッ……気分悪くするだけだろーが。』
はくはいつ、俺の苦手なタイプを見つけたんだろう。
はくはいつ、俺を助けてくれたんだっけ。
俺は、なんで自宅警備員やってんだ……?
「小林くん……?具合でも悪いの!はっ!!まさか………トリップできる前兆的な!?何かフォースを感じるのかい!?何か見えるのかい!?さあ、今こそ小林くんの封印されし魔眼が復活の時!!我、汝を召喚せよぉぉ!!」
『ヤメロ。厨ニ病。』
「小林くん。」
『なに。』
「…………」
はくが自分の瞳をずっと見つめている。何を考えているのか全く理解が出来ず動揺していた。
『は………く?』
「えへへw小林くんの瞳孔が揺れてるし、開いたねー。」
『なにか関係あんの?』
ベッドから出てマイ冷蔵庫から麦茶を取り出す。冬なのに麦茶。どうだっていいだろ。好みなんだし。
「知ってた?小林くん。」
『んあ?なにが?』
コップ3つにトクトクと麦茶を注ぐ。松尾先輩のはまだ良いかな………二度寝してるし。
「興味があったり、異性でも同性でも好意を抱いてる人を見ると瞳孔が開くんだよ………?」
『………好意………か。』
「それから………」
麦茶で手がふさがっている俺を壁際まで押した。身動きが取れず頭が真っ白だ。
「7秒間見つめ合える人とは異性又は同性交遊できるんだって〜!えへへ」
『……。お前、バカなの?なにが言いたいのかサッパリ分からん。』
「僕は、小林くんのこと好きなんだよ〜!?小林くんとならイチャイチャ交遊しても良いしっ!ドヤァ」
『ふーん。』
「ちょっとぉ!」
『……。俺、異性しか興味ないし。んーでも、はくが女子だったら全然いける。』
「本当ッ!?僕、女の子になっちゃおうかな〜」
いつもと変わらず遠回しに告白をしてくるはくがどうも愛おしいが、恋愛対象としてはどうも考えてはいけない相手だとずっと思っていた。
はくとは友達だし、はくに対しての特別な感情は抱いていない。でも、はくが他の男の話を笑顔で話していたり、二次元美少年の話をしているはくをみるとどうも落ち着かない。
- Re: 自宅警備員の小林くん ( No.9 )
- 日時: 2017/03/08 19:54
- 名前: uz (ID: raanz7.S)
「僕、もう帰るよ〜」
『この死体も連れて行って。』
そう言って、松尾先輩を指差した。すると、ムクッと起き上がり髪を掻き上げ四つん這いになってなにやら探している。
「ないないない………め……ね……」
『松尾ぱいせん。四つん這いモイキー。』
「四つん這い萌えます!松尾先輩!」
「め……ね………ないない………!!!!
メガネ!!あったぁぁぁぁ!!!!」
『あれ?まさか、メガネないと生きてけない人ですか?w』
「メガネは俺の本体と言っても過言ではない。」
「メガネ外した松尾先輩もイケメンですぅ………//」
『んじゃ、御要望にお応えしてー。よいしょっ』
俺より一回り大きい体と高い身長を無視しつつやっぱ高校生だななんて思いながらも松尾先輩のメガネをヒョイっとジャンプして取った。
「メガネぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!!?」
『あ、これブランドものだ。glasses-glassじゃないですか。俺も、そこのメガネ持ってますよ。』
「本当ッッ!?ってか、返してえぇ!」
「小林くん。返さなくて良いよ……//もう、かっこいいです!先輩!!!!」
「ちょっ……!!琥珀が可愛いのはわかったから!離れて!」
『微笑ましい。メガネここ置いときますねー。』
ガヤガヤと2人で醜い取っ組み合いを眺めながら勉強机の上にメガネを置いた。
学校行ってた当初はちゃんとメガネつけてたし。まだ、あるかな。
と興味本意で棚やクローゼットの少し凹みのあるダンボールの中を探し始めた。
すると、意外にもちゃんとメガネケースに入れた保管されていた。
『俺、ガサツなのに。偉いじゃん。』
なんて、自分を褒め讃えながら、メガネを手に取り装着する。
メガネをつけていた時の感覚に襲われ懐かしく感じた。はくと会ってからは、外してたから。はくの前ではメガネ姿を見せたことがなかった。
「松尾先輩!!!!」
「やめろって!あはははそこ擽ったいってあははははっw」
『これ。俺のメガネ。glasses-glassアンテークタイプM7です。』
「おおおおおおお!!!まじ!?マジョリティーseven!?しかも、アンテークタイプ!!たっかいやつじゃん!!」
「わお……//」
『別に。只のメガネですよ……//』
松尾先輩が、メガネを凝視する。物凄い観察力でなにやら語っていた。何て話してるんだか聞き取れないほど早口で。
- Re: 自宅警備員の小林くん ( No.10 )
- 日時: 2017/03/09 18:37
- 名前: uz (ID: raanz7.S)
「小林くん………かっこいいね……//」
『うっさい。メガネかけたくらいで萌えないでくれる?』
「暁がマジョリティーsevenかけてるとは思わなかった。趣味合うな!」
『えー、、』
「わかりやすい嫌な顔しないのっっ!先輩ですよ!俺!」
煩い。苦手では無いけど、クラスのあの暗黙のルールってやつ?やめて欲しい。
俺は、松尾先輩とはくが居るから生きていけるのかもね。なんて思った。
- Re: 自宅警備員の小林くん ( No.11 )
- 日時: 2017/03/09 18:45
- 名前: uz (ID: raanz7.S)
「ってか、良く俺の身長に対してジャンプして取ったな!バレーやってたの?」
『あー、バスケです。一応…………。』
思い起こしたく無い記憶が蘇る。
「小林くん………あ!僕、今日、塾だぁ、、。」
『松尾先輩。』
「ごめん。なんか……」
『俺、殺されかけたんすよw』
「(小林くん……。)」
「えっ………。」
『自宅警備員になってよかった。こうして他愛も無い話を笑顔で出来るんですもん。バスケ部時代の時はそんな余裕も無くただただパシられて走らされて、顧問には選手にもされなかった。クソだったー。笑えてくる。なんで早く抜け出さなかったんでしょうね。』
「辛かったのな………なんで言わなかった……」
「小林くん……」
『一応、迷惑っつーか、かけたくなかったんで、相談とか、先生に言いふらすとかその当時の俺は臆病者だったからきっとできなかったんですよーw』
どれだけ、死のうとしたか。
抜け出そうとしても抜けられないあの世界で俺は生きていた。
- Re: 自宅警備員の小林くん ( No.12 )
- 日時: 2017/03/09 19:46
- 名前: uz (ID: raanz7.S)
『先輩………キツイっす………』
「そんなでへばってんじゃねーよ。お前、女かよw監督ー、小林もう、へばってますよーww」
「………も………もうやめたら?先生だって見てるのキツイ……」
「んあ?先生はなにもバスケについて知らないんでしょー?w口答え出来るのかな?w俺のお父さんに退職命令出してもらうことだってできるのにw」
バスケ部の部長逢坂 直樹の父親逢坂 信広はここの学校長の息子。
先生を従える学校一の権力を持つ生徒だった。毎日、10キロを超えるロード練習に腕立て500回。部の中でも小柄な俺だからきっと標的にしていたのだろう。