BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

好きなのに。
日時: 2017/03/23 18:54
名前: BIGY (ID: qMXr7W56)

オリジナルBL小説。シリアス多めかもしれないです。初めての小説投稿ですが、頑張ります!

ーーーーー
あれからもう5年経ってしまった。
月日が流れるのは早い。

アイツを護るために生きてきた。

今はアイツに遭うために生きている。

アイツの居ない世界は酷く息苦しい。もう一度、逢いたい。

そんな願いが呆気なく違う形で叶ったことを今の俺は知らなかった。

Re: 好きなのに。 ( No.1 )
日時: 2017/03/23 19:26
名前: BIGY (ID: qMXr7W56)

俺の名前は、黒井旭くろいあさひ。今年、三十路だ。

こういう話は信じる人の方が少ないが、超能力を持っている。先天性の超能力は殆どが幼児期に発動される。
俺は透視能力。左眼で見れば、人体の損傷部分や、病気が緑色、または青色の渦となって現れ、見つける事が出来る。

幼児期に、それが原因で恐ろしい予言者と言われ、幼いながらに仲間はずれにされた。一人ぼっちでいる学校は楽しくなかった。

見えてしまったものを言っただけなのに、皆が避ける。避けられると俺の心も傷ついた。自分が傷つくのも嫌だった俺は自分から声をかけに行くのをやめ、一人でいることを徹底した。周りも何も言わないのが日常だった。

小学五年生になった時、放課後教室の自分の席に着いて外の夕日を眺めていると、声をかけられた。

「おい、お前」

振り返れば、男子生徒。なんで俺にわざわざ声をかけてくるのか聞こうとしたら話された。

「自分のこと、予言者とか言ってるらしいな」

彼をしっかり見ると、左眼がチカッとして一瞬痛み、眉を寄せながらも彼の話を聞こうと彼をしっかり見れば、彼の顔が見えるより先に、彼の体全身が深い青色の大きな渦になっているのが見えた。
そんなのは初めて見るもので驚いてクラっとして左眼を抑える。


Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。