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- 獄都事変BL 斬島総受けなう
- 日時: 2017/08/29 20:42
- 名前: 神田月 (ID: /ZfshGS3)
題名の通り斬島総受け・愛されです。
現パロ、幼児化なんかもやりたいと思ってますよ。
斬島カッコかわいいよ斬島。
小説意外にコピペも乗っけています。
気になさらんといて下さい。
リクも出来たら募集中です。
・・・が、女体化は受け付けておりません。
申し訳ございません。
- Re: 獄都事変BL 斬島総受けなう ( No.5 )
- 日時: 2017/08/28 04:23
- 名前: 神田月 (ID: /ZfshGS3)
獄都保育園の人気者
「きりしませんせーたがみがスープにあたまつっこんでるー」
「ん?ああ。わかった。教えてくれてありがとう平腹。」
「えへへー」
平腹の頭を撫でると今年から入った新任・・・斬島は教室へ駆けていった。
此処は獄都保育園。今日も今日とて子供たちの戦争が勃発する。
「田噛、大丈夫か」
「・・・なんとか」
スープまみれになった制服をあやこさんに任せ、斬島は田噛にシャワーを浴びさせていた。
勿論、田噛は裸であり斬島は服を着ている。
このシチュに田噛は内心舌打ちしながらも、喜んでいた。
この時間だけ、斬島を独占できると。
- Re: 獄都事変BL 斬島総受けなう ( No.6 )
- 日時: 2017/08/28 09:57
- 名前: 神田月 (ID: /ZfshGS3)
獄都保育園とは、獄卒の卵を育て、守るいわば育成所である。
今のところ5人しか居ないが、それでも園児は不満を出さなかった。
いや、出すはずがない。
その保育園には、子供達が愛してやまない『先生』がいるのだから。
「きりしま!にんむどうだった?!けがしてない!?」
制服姿の斬島に駆け寄り慌てて救急箱を取り出すは「佐疫」。斬島は彼の透き通った水色の瞳を見て答える。
「大丈夫だ佐疫。怪我は誰もしていない。」
その言葉に佐疫は安堵しながら膝に乗って良いか尋ねる。
「制服から着替えたら乗せてやるから待っててくれ」
その言葉に佐疫は満足そうに微笑む。
するとトタトタトタ・・・と足音が聞こえたかと思えば
「きりしまおかえりー!あそんでー!!」
「・・・きりしま、おかえり」
「もうすこしはやくかえってこれないのか!!」
「たにざき、これでも早いから。きりしまおかえりーさえき、なにぬけがけしてんの?」
斬島の背中にタックルをした黄色の彼は「平腹」
無表情ながらも嬉しそうなミカン色は「田噛」
斬島の帰宅を待っていたが素直になれない紫は「谷裂」
能天気だが着実に斬島を狙う若木色は「木舌」
皆将来有望な卵で、斬島に心酔している。
- Re: 獄都事変BL 斬島総受けなう ( No.7 )
- 日時: 2017/08/28 15:34
- 名前: 神田月 (ID: /ZfshGS3)
一日亡者
「お願いします。一日だけ身体を貸してください。伝えられなかった想いを伝えたいのです。」
そう言うと女の亡者は泣き崩れた。
もし俺に人情というモノが無ければ、容赦なく連れていけたのだが・・・
生憎、冷酷な感情は持っていなかった。俺は溜め息を着く。
「一日だけだ。明日の午後五時迄に此処に来い。来なければ・・・」
「・・・・!はい!ありがとうございます!必ず此処に戻ってきます!」
そう言うと亡者は俺の身体に入り込み、強制的に俺は外に出される。
黒髪を一つにまとめ、眼鏡をかけた亡者の生前の姿が身体に反映された。
「ありがとうございます!」
「早く行け。時間は待たん。」
女性は何度もこちらを見ながら、去っていった。
- Re: 獄都事変BL 斬島総受けなう ( No.8 )
- 日時: 2017/08/28 15:51
- 名前: 神田月 (ID: /ZfshGS3)
「さてどうするか・・・」
斬島は悩んでいた。
亡者と化した斬島は空中に漂い、考えていた。
幸い、此処を任されたのは自分一人。
誰かが見る事こそ無いが、帰らなければ心配される。
しかし今の自分は亡者。身体を貸したと知られれば相当怒られる。
そうだ、デバイスで泊まると教えれば良いのか。
急いでデバイスを取る、が。
「・・・触れん」
自分の手はデバイスを通り抜けた。
これでは連絡も取れない。
「・・・・・・亡者とは、不便だな」
空中に漂いながら斬島は一人呟いた。
- Re: 獄都事変BL 斬島総受けなう ( No.9 )
- 日時: 2017/08/28 16:10
- 名前: 神田月 (ID: /ZfshGS3)
「腹が空かないという点は良いかもしれない」
斬島は色々考えていた。
この状態で外に出れば佐疫が直ぐ駆けつける。まず、外には出れない。
この部屋から出て移動すれば亡者のバリアが破れる。即ち明るみに出てしまう。
要約すれば、この部屋でしか過ごせないという事だった。
部屋には亡者のモノであろう教科書や求人紙、何故か黒ひげやワニワニパニックまであった。
漫画も揃えてあり、暇こそしないが・・・・・
寂しいという気持ちは拭えなかった。
亡者は、孤独等の負の感情を持つ者が多い。
誰にも見てもらえず
誰も気にせず
誰とも話せない。
やがて閉じ籠り、周りが見えなくなる。
それを救うのが獄卒だと。
俺は考えている。