BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【実況者】カスミソウ
- 日時: 2018/01/28 23:13
- 名前: 灯 (ID: d4HqvBA8)
初めまして。灯です。初めての投稿なので分からない事も沢山あると思いますがよろしくお願いします。(*`・ω・´)ノ
間違い、アドバイス、感想等、よろしくお願い致します!<(_ _)>
更新ペースはナマケモノです_(:3 」∠)_
このお話はシリアスな内容になっています。苦手な方はご注意ください。
- Re: 【実況者】カスミソウ ( No.5 )
- 日時: 2017/11/23 21:36
- 名前: 灯 (ID: lD2cco6.)
《フジside》
病院行ってから一週間が経って、今日、初めて花を吐いた。まるで胃に元々入っていた様な感覚だった。口から一枚二枚と花が溢れて足元を染めていく。呼吸がままならなくて、不安で心拍数が異常な程増えた。薬とか、飲む余裕無いし。一気に押し寄せた不安と恐怖は涙となって溢れた。
“ピンポーン”
それはまるで「助けに来ましたよ。」とでも言うように鳴った。映っていたのは
「レト、さん…?」
ぐすっと鼻を啜りながらインターホンをとる。泣いている間に吐き気は治まってきたようだ。
「あ、こんにちは。フジ君。レトルトです。」
え、なんで…?ずっと体調悪かったから、誰とも約束してないはずなのに。でも、もうドアを開けるしかない。「今出る」と伝えて俺はフラつく足に力を入れた。
「ど…どうしたの…?レトさん…。約束して」
「ううん。してないよ。ごめんね。急に来ちゃって…あ、大丈夫だった?」
心配してくれてる。返事、しなきゃ。なのに…あれ、どうして…?思うように口が動かない。また、胃から込み上げてくる感覚がする。声が聞こえない…
「レ…トさ…」
力を振り絞って口を動かしたが、言葉は届かないまま俺は目を閉じた。
- Re: 【実況者】カスミソウ ( No.6 )
- 日時: 2017/11/24 18:10
- 名前: アイラ (ID: gD7hBwL9)
レトさん登場...!
どうなっていくのかワクワクです〜
更新頑張ってください!
応援してます(*´∀`*)
- Re: 【実況者】カスミソウ ( No.7 )
- 日時: 2018/01/28 23:31
- 名前: 灯 (ID: d4HqvBA8)
《フジside》
あれ…?何処だここは?そこにいるのは……。レト…さん!?ねぇ、ここは何処?何?聞こえない。レトさん、レトさん!
「…ジ君…フジ君?」
!!
目を開けると薄っすらと泣き跡の付いたレトさんの顔があった。
「フ、フジ君?大丈夫…?」
レト、さん?それに、俺の家…?じゃあ、さっきのは夢…?ぼーっとした頭で状況を整理していると、レトさんが申し訳なさそうに
「ごめんね運べなくって…」
と言った。起き上がりながら周りを見てみると、確かにそこは俺の意識が途絶えた玄関だった。
「だいじょ…っっ!」
声をだそうとするとまるで首を絞められているようなに襲われた。そしてまた、喉に違和感を感じる。
「ッ…ぁ…う"ぇ…」
…止めようとした時にはもう遅かった。掌にはゾッと鳥肌が立つような紅い紅い花弁がのっている。もうバレてしまったことは確定しているのに俺は拳の中に紅いものを隠した。
「—!! レ、レトさ…」
「フジ君。辛いこととか、悩みとか、抱え込み過ぎちゃダメだよ。もっと…もっと頼ってくれてええんよ?」
レトさんの声は震えているのに、どうしてこんなに安心するんだろう。まるで、ぎゅうぎゅうに縛ってあった紐がスッと解けた様に涙が溢れた。
「でも、迷惑かけちゃ…」
「いいよ。迷惑かけて。いっぱい、困らせてくれていいんだよ?」
「ごめん。 ありがとう—。」
俺の拳の中にあった筈の紅い花弁はいつのまにか消えていた。
- Re: 【実況者】カスミソウ ( No.8 )
- 日時: 2018/02/10 02:21
- 名前: アイラ (ID: tar6yAGP)
更新されていた...!(*⁰▿⁰*)
お忙しい中お疲れ様です。
レトフジ風味なのもいいですね〜(*´ω`*)
- Re: 【実況者】カスミソウ ( No.9 )
- 日時: 2018/02/23 22:27
- 名前: 灯 (ID: SDyLiy9K)
アイラさん…!また見て下さったんですね!ありがとうございます^ ^
レトフジお好きなんですね…!