BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

 無終曲 
日時: 2018/08/14 08:20
名前: SSVD異端審問官 (ID: uJjLNBYk)

悲しみと絶望の先の続きです。
ですが、悲しみと絶望の先はまだ終わってません←
題名を変えないといけない事に、気づいた。
このままでよかった、訳じゃなかったんだ。=すまん

新たな設定↓

OPは光の空のクオリア
EDは希望へ向う譚詩曲って事で!
挿入歌も書いておきますので〜

注意
ひぐらし要素 まどマギ要素 うみねこ要素 が強いです
オリキャラがいます。
羽入がいます。QBらしき猫もいます。

何書いてるかわからない
駄文すぎるんです、駄文すぎるんですよこの小説は!!

バーダックメインです!


挿入歌一覧


Golden Nocturne  ★The Last Crusade  Liberatedliberater  Executioner

Final Answer  Happiness of Marionette  ★Magia  Happy Magia!

蒼色の冷笑  金色の嘲笑  鈍色の空笑  ビジーデビルズ 7mendo no Kaori

サソリノハラワタ  miragecoordinator  Dreamenddischarger

キナノカオリ〜愛の試練!  ★コネクト  Revelations  Ridicule  Ruriair

Op.34  月うさぎの舞踏  黒のリリアナ  Worldendominator  ★限界突破×サバイバー

★光の空のクオリア  Ride on (うみねこ)  てくてく  すいすい☆スイーツ

オルガン小曲 第6億ハ短調  約束  生まれてきてくれてありがとう(うみねこ)

★奉神御詠歌  キ・ナの香り  どっきゅん☆ハート  ★空想メソロギヰ  ウサンノカオリ

Golden ShowTime!  ★ひとつのいのち  誓響イグレージャ  Birth of a new witch 

★TRANSFORMERS EVO

抜けている挿入歌がありましたら、お知らせください。

★以外は全てうみねこのなく頃にですので
BGMを検索しても出てこない場合は、Executioner うみねこ  のようにお調べください
Ride onはうみねこなしでは出てきません

また、ここはこの歌が良いんじゃない?ってのがありましたら、ミナコイかアニメ、ゲームのBLでお知らせください

挿入歌の名前を間違っていた場合は本当にすいません。

キャラのテーマ曲ですが、ネタバレ?の所に替え歌がありますので、そちらを参照。

キャラのテーマ曲はそのキャラが出ていたら挿入歌になる可能性があります

ソロモン72柱の悪魔が沢山出過ぎてすんません。バエル以外は人型にします

バエル…冠を被ったおっさんの顔で、左側は猫の頭、右側はカエルの頭、胴体は蜘蛛
ベレト…赤い髪、瞳。髪は短め。性別は不明。炎系。愛の悪魔。敬語を使わない者が大嫌い。服は銀色の鎧。
ゼパル…うみねこのなく頃にのゼパルと一緒
フルフル…うみねこのなく頃にのフルフルと一緒
セーレ…金髪の美男子。なんでも願いを叶えてくれる。QBみたいな姿に変身できる。何かを企んでいる…?

挿入歌: Birth of a new witch ( No.159 )
日時: 2018/07/27 15:37
名前: KI墓場ブラ太郎 (ID: r6yRxP5o)

「あなたは既に死んでいると私は言いましたが、何故あなたが今生きているのか。それは説明していませんね」
「…はい。」
「願い。…誰かがあなたを死ぬことを拒んだのです」
「拒んだ…?」

あなたの死ぬ運命を、願いにより変えた。
いいえ、違う。あなたが死んでから願ったのです。
甦らせて、とね?
誰が願ったか、それはわかりません。しかし、わかる人物はいます。
セーレ…あの人ならば、願った人物を知っているはずです。
まぁ、知ろうが知らないだろうがどーだって良いですね。
そして、あなたは何か違和感を感じませんか?
…感じない?私はとっても違和感を感じますよ。ロゼさんに。
ロゼさんって、初めてあなたの前に現れた日から、いえ、欠片から。
すごくおかしいんです。ブラックを守る。否定を嫌う。

否定=死。death death death death death death death…

「あ、あの、よく、わからない、です」
「あぁ…すいません。私なりの考察では、ブラックさんがロゼさんなのでは、と。」

ブラック本体がロゼならば、ロゼがブラックを守る理由もわかる。
ブラックとロゼが即効恋に落ちた理由も、前から知っている理由も、否定を嫌う理由も。

「いいや違う。少し違う。よく考えてごらんよ!」
「あぁゼパル!ベレト様は少ーし頭が悪ぅ御座いますわね!」
「な!?」

ゼパルとフルフルがキャハハハハと笑いながら舞い降りて来る。
ベレトの手が怒りによって震えているのがわかる。ヤバイ
ゼパルとフルフルはお構い無しに、声を揃えて言う

「「バーダック=ロゼとお考えになられては!?」」
「…?な、なぜバーダックさん…ぁ…なるほど…そういうことですね!」
「「あぁベレト様、勘違いをバーダックに話すなんて、お恥ずかしい〜!」」
「お前達!!今すぐ消えなければ殺すッッ」
「大変ゼパル!逃げないとw」
「確かに確かに!さぁ帰ろうかフルフルw」

二人は笑いながら消えていく、危機感がないのか、怖くないのか…よくわからない
ベレトはぶつぶつと不満を口にしていたが、少しして深呼吸をし、自らを落ち着かせる。

「恋は3つ。ロゼという人格のバーダックがブラックと。本体であるあなたはターレスと。いまだに不明な人格のバーダックとディーテ。これで恋は3つです。」
「…嘘…」
「はい?なんか言いました?」
「ターレスは俺を守ると言った。でも、守るという誓いは、破局する…神様に見守られている、それも破局への道…でも、でも!!ブラックは1度も破局する誓いを口にしていない!!…です!」
「…だから、ロゼさんの勝ち、なのですね…」

ああ…ターレスと夢見た奇跡は奪い去られて
奇跡はもう…起きない…
ターレスと過ごした日々すら…幻想だったように思える…
俺からターレスを奪った…ロゼ。
許せない…もしあいつが幻想なら、早く消えろ幻想ごときが愛を勝ち取るな…!
いや違う…ターレスだって悪い…愛情を閉ざした…愚か者…!!



__…バーダック…__



何度でも恨む。死ねばいい、消え失せればいい…もう言葉なんか見当たらない…

でも、なんで…朽ちるべきあいつの、微笑みを思い出すんだよ…?

涙が零れる。それはきっと、誰もかもが同じ。

今 何かが聞こえてくるんだろ?

それは俺の叫び…

今 感じているだろう…俺の、愛を恨みを悲しみを瞳を…全て。

挿入歌: TRANSFORMERS EVO. ( No.160 )
日時: 2018/08/02 12:09
名前: 駄文のゲロカス墓場 (ID: r6yRxP5o)

第31話 時を超えて紡がれる物語


目を覚ませば、何もない無。
見渡せば、全てが白一色。
訳が分からず、ボーッと立っていると、白い空間は透明になる
さっきまで無かった景色が花を咲かせ、見渡せる様になった。
だが、静かで、街は瓦礫と炎ばかり…
瞬きをすると、いつの間にかその地上へ足をつけていた。
歩いて街を見回ってみるが、気配はなく…転がっている人間達の姿しか捉えられなかった。
ピィ…と弱々しい小鳥のさえずりを聞き、音のした方へ足を向ける
小さな小鳥は血だらけの羽で飛ぼうとするが、飛べないどころが少しも動かせていなかった。

「…すまない…何もしてあげられない…」

小鳥を優しく撫で、血を拭う。
小鳥は目を徐々に細め、横たわる。
小鳥の気が完全に0になった事がわかり埋葬。
この程度しか出来ないのを、許してほしい…

「…ブロリー…さん?」

聞き覚えのある声に振り返る。
そこには今にも倒れそうなケールと、気を失いしかも重傷の悟飯がいた。

「ど、どうしたんだケール!?」
「…良かった…無事だったんです、ね…」
「何が…!!」
「……悟飯さんに、庇ってもらったので、私は大丈夫です…ただ悟飯さん…死んじゃうかも知れません…私のせいでっ…どうしたら…っ」

ケールは涙を溢しながら、己より相手を優先し、庇った悟飯を見つめる。
ブロリーはケールを抱き締めて、もう大丈夫だと安心させ、悟飯とケールを抱える。

「ケール達をこんなにした相手は一旦忘れ、とりあえずカカロットの息子を治療出来る場所へ行こう」
「確か…あそこに病院があったと思います…ブロリーさん…ありがとう…」

ケールは涙を拭いながら、微笑む。
ブロリーもケールを安心させるために微笑み返す。
そして周りに注意しながら病院を目指した。



病院につき、使えそうな物をたくさんとってきて、ケールに渡す。
ケールは悟飯から流れる血を止血し、簡単な治療をしていく。
治療が終わった頃に、ケールは睡魔に襲われ、眠気と戦う。
眠そうにしているケールに気づいたブロリーは、見回りをしてくるから寝てても良いと声をかけるが
その言葉にケールは心配そうな顔をする

「…でも、相手はとても強いですし…ブロリーさんが…いなくなるのは、怖いし、嫌です…」
「もしかすると、誰か動けない人がいるかも知れない。絶対に戻ってくるから、だから安心してくれ…」
「……絶対、ですよ…?」
「はい。絶対。ケールは休んでいて、ほら」
「ありがとうございます…」

ケールは目を閉じ、眠る。
ケール達が敵にバレないように、カーテンを閉め、外に出る。




歩き回っていると、何かまた聞き覚えのある声がした。

「ギギギー!!!」
「いや、それよりも先に…」
「ジャネンバとトーマ、ですか?」

ジャネンバとトーマが振り返り、ブロリーの方向に飛んでくる

「おぉ!!ブロリー!!頼りになる人にやっと会えたな!ジャネンバ!」
「ギギ〜♪」
「た、頼りに…そういえば、カカロットは?」

そう言うとトーマは複雑な表情をする

「?カカロットは…」
「カカロットが…敵、でさ。…でもカカロットは悪くないんだ。…洗脳されて…」

挿入歌: Executioner ( No.161 )
日時: 2018/08/08 18:53
名前: 駄文のゲロカス墓場 (ID: uJjLNBYk)

あれはもはやカカロットなんかじゃない。
カカロット中身も、外見も、何一つカカロットじゃない。
ビル五階分の大きさの、ドロリとした血液色の皮膚に蛇の頭
片目はうじが湧き、口の中にはたくさんの人間達の肉片。
こうなってしまったのは、悪魔がカカロットに憑依してからだ。
悪魔に憑依されたカカロットは何度も何度も抵抗したが、最終的に完全に憑依され
皮膚が破れ、目が潰れ…骨が砕け、頭が割れ、口が裂け…
今の状態へと変貌した。

「…パパ…怖いよ…」

トランクスが震えながら歩く。
ベジータはそんな息子を見て、何か元気付けようと頭を捻るが、何も思いつかず…
せめて安心させようと、トランクスを抱っこする

「お前を、あいつに殺させたりはしない。」
「……うん」
「帰るぞ…」

悪魔の巣の中から出ると、何やらとてつもなくデカイ気を感知する
…なんだ…?

「ベジータ!!」
「ブ、ブロリー!?」
「カカロットがこの中に居るというのは本当なのか!」
「入るなッッ下手したら死ぬぞッッ」
「カカロットの息子が瀕死だったが、仙豆はないのか?よく使っていただろ!」
「……最悪な事に、仙豆はこの中だ。ただ、不幸中の幸いといったところか…トワとミラが命をかけてまでとってくれた仙豆がある」

仙豆の数は大体20後半くらいか。
制限があるなら、無理にこの中には入れない。

「とりあえず早く悟飯に仙豆を渡すぞ」


病院に帰ると、悟飯の意識は戻っていた。
痛む体に目をギュッと瞑り、耐える悟飯にベジータは仙豆を差し出す。

「…食べれませんよ、そんなの…っ」
「食べろ、そのままだと死ぬぞ」
「…ベジータさん、みたいに…強い人が、使うべきなんですよ…ッッ…僕が、使うなんて…無駄遣いです…ッッ」
「カカロットの息子。強い弱いなど関係ない。食べない方が迷惑をかけるんだよッッ」
「そうですよ、それに…悟飯さんはとても強いです。心だって。だから、死のうとしないでください!」
「ギギギ!ギーギー!ギギギギギ!」
「知り合って間もないが、仲間だ。仲間が死ぬのは、誰であろうと悲しいものだ。だから食べろ。ちなみにジャネンバはお前のために、俺達のために、その仙豆とやらを食べろ。と言っている」

ベジータとトランクスがトーマを見て、ジャネンバの言葉わかるんだ…と少々驚く。
悟飯は謝りながら、仙豆を口へ運び、噛む。
すると脳内に自分を庇って死んでいったピッコロを思い出す。
…僕は、ピッコロさんみたいになりたかったのかな…

「う、うぅ…っなんでっ…なんでこうなるんですか…っお父さん…悟天…お母さん…ピッコロさぁぁんッッ…うぁぁあぁぁぁッッ」

挿入歌: サソリノハラワタ ( No.162 )
日時: 2018/08/09 23:03
名前: 駄文のゲロカス墓場 (ID: uJjLNBYk)

第32話 悪魔達の会議

あり得ないッッ誰ですか!!孫悟空を変貌させた者はッッ

僕は誰か予想はついてるんだけどね?もしかして、わからないんですか?

あぁ…やはりベレト様は知能が少ないですわね?

な、何ですってッッ!!?

まぁまぁ、落ち着きなよ。それよりもゼパル。君が疑う悪魔とは誰だい?

セーレ、あいつだよあいつ。バエルさ。

?バエルがかい?

そうじゃなくても、バエルって気にくわないよね…だからさぁ、消そうよ

確かに。私も嫌いですね、あいつは。バーダックを殺しましたし。

……そうだね。




ベレトはバーダックの前に姿を現す。
バーダックは食事中で、なんとも汚ならしい食べ方で…

「何ですかその食べ方はッッちゃんと背を正しなさいッッスプーンの持ち方はこうですッッ次そんな食べ方したら殺しますよッッ!?」
「も、申し訳ないっ!」
「…では、食べながらお聞きなさい。今からまず。行儀良くなってもらいま…間違えました。バエルを倒しますよ。」

バエルを倒す…?誰も手に終えなかったのに?
みんな死んだのに?俺が…?

「私が力を貸します。しかし、バエルは今、貴方の息子である孫悟空を乗っ取り、孫悟空を…肉体的に殺しました。精神も、今や100で例えるならば、8%でしょう。」
「そ、そんなっ!!」
「まかせてよ。俺も手を貸すから☆」

そこには初めて出会った悪魔、モロクがいた。

「モロクさん。言葉遣いを正さなければ、今すぐ殺しますよ」
「あはっ…す、すみませんベレト様!」

もしかするとベレトが一番強いんじゃないか、そう思った。
でも、ゼパルとかフルフルとかモロクが弱いだけなのかも知れないな…

「では行きましょう。」

いつの間にか地球に居た。
瞬きなんかしていないのに、いつの間にか。
そこに目立った敵はいない。
ただ死体と瓦礫だけ。

「ベレト様、敵はいないようですけど…」

馬鹿ですねぇ…感じませんか?あの邪悪な気を。
ちなみに聞きますが、モロクさんもわかってますよね?

「はい!わかってます、わかってますよ!さぁいっきましょう!」

モロクは若干ビビリながら邪悪な気の場所へバーダックを案内する。
そこは何もないように見える。しかし、靄がかかっていて、明らかに別次元の入口だとわかった。
入ろうとした時、聞いたことのある声がした。

「やめろッッ入るなッッ」

ブロリーがモロクの尻尾を掴み、地面へ叩き伏せさせ、ベジータがバーダックの髪を引っ張る。

「ギギギ!ギ〜ギ〜ギ〜♪」
「ジャネンバ!久しぶりだな!」

敬語を使いなさい。
ベレトの睨みにバーダックはビクッと肩を震わせる。
それを見たみんなが少し心配する。
まさか、この結界の中の気を感じたのか…と。

「あ、あぁ、悟飯、さん。カカロットがこの中にいるのは、本当なんです、か」

明らかにおかしいバーダックに、全員黙ってしまう。
途中で悟飯はハッとし、起きた事を全て語った。




「ウァァアァァァッッ!!!!」
「悟空さッッ悟空さぁぁあぁぁッッ!!!」

チチ達の目の前で、悟空の体は痛々しく変貌していく。
チチは悟空へ駆け寄ろうとするが、危ないと察した悟天がチチの足にしがみつき、動きを封じる

「チ……チ、…く…な……き…ら…死、ぬ……からっ………来るなッッ……」
「嫌だッッ悟空さが苦しんでるなら…!!」
「お母さん駄目です!!お父さんに、近づきたい気持ちはわかります…!!でも!今は駄目です!!」
「嫌だぁぁぁぁぁあぁぁッッ」

チチは悟天と悟飯を振りほどき、走る。

「あぁぁぁぁぁあぁぁぁぁッッ」

__来ないでくれ…!!__

悟空の腹が破裂し、大腸が伸びる。

__危ないッッ

悟天はチチに頭突きをし、腸は悟天の首にぐるぐると絡まる。

「ぅ…あ、」
「悟天ッッ」

トランクスが悟天を助けようとした時。
倒れたチチにも悟空の腸が伸び…更には大量の血が飛び、みんなを邪魔する。
目を擦り、悟天とチチを見た時…二人は悟空の隣に居た。しかも、もう直ぐに亡くなってしまうのは確かだ
悟飯は走った。走って走って…助けようと手を伸ばした。

「に、ちゃん……ぁ、が…ごめ……ん」

悟天は苦しそうに目を閉じ、息を引き取り、チチも涙を一粒溢し、目を閉じる。

「…は…ん……に…げ……ろ」

悟空の目は潰れ、血の涙を流し、口は避けて頭は割れて、蛇の頭が姿を現した。

「…ぁ…ぁぁ…」

悟飯の目の前で、蛇が口を大きく開いた。
悟飯はそれに恐れてしまい、動けなくなってしまう。
もう、終わった…

「悟飯ッッッッ!!!」

ピッコロは悟飯を抱え、蛇から離れようとしたが、体の真ん中をガブリとくわえられる。
紫色の血が、悟飯の顔にべちゃりとつく。

「ピ、ピッコロ、さ…」
「逃げろ……悟…飯……に…」

蛇がピッコロを飲み込み、大きく成長していく。
更に、蛇は町の人々にも襲いかかり、もっと大きくなる
成長に伴い、悟空の体がブチブチと千切れていくのは、とても痛々しく…見るに耐えなかった。


「そして蛇がケールに噛みつこうとした時に、悟飯が守って食われる寸でで奇跡的に何とか救え、悟飯を抱えてなんとか逃げ切れたケール…怖かったよね…よく頑張ったよ。みんな!」

モロクがケールの頭を撫でながら、みんなに言う。

「そういえば、貴様は悪魔なんだろ?どうにか出来ないのか!」
「ベジータ、俺は元々、子供の生贄を求める残虐な神だった。ソロモンとは何の関係もないから、わかりません!」
「よくわからないが、本当にバーダックの息子にとりついたのはソロモンの悪魔なのか?」
「ベレト様がバエルっておっしゃったんだ。絶対そうですだ」
「バーダック…お前どうした?」

バーダックさん、その敬語違和感がありありなので、一旦とりつきますね。

挿入歌: 金色の嘲笑 ( No.163 )
日時: 2018/08/18 11:26
名前: 駄文のゲロカス墓場 (ID: uJjLNBYk)

ベレトがバーダックにとりつく。
明らかに今、何かが変わったと気づいたみんなはバーダックを見て、少し身構える。
だが、バーダックの口から発せられたのは…

「敬語を使わないと殺しますよ」
「ベ、ベレト様!直接お見えになった方が良いですよ!バーダックでは違和感しかありません!」
「そうですか?バーダックなら親しみやすいかと思ったのですが…」
「バーダックは元々…そういう人じゃないんで」

トーマが苦笑いしながらフォローを入れる
ベレトは散々迷った結果。ちゃんと姿を現す事にした。
ベジータ達の前に現れたベレトはまさにベレト感を感じる顔と態度と服装だった。

「では改めて、皆さん。敬語を使う様に」
「……はい」

みんな躊躇いながらも敬語を話そうと心の中で思う。
元々敬語だった人も中にはいるが

「この悪魔の結界は厄介ですね…」
「結界は厄介……かけてるのかな…ププッ」

モロクがついつい口を滑らした時、光の速さでベレトに剣を突き付けられた。
目が殺すと語っているとモロクが察知し、土下座する。
ベジータは上には上がいる、という言葉に改めて関心を持った。
ビルスより強いモロク、モロクより強いベレト。
ウイスはどれ程強いのだろうか?もしもウイスがモロクと一緒だとしたなら、ベレトはそれの更に上になる…

「貴様は…違った……ベ、ベレト様はウイスより強いんですか」
「ウイスさんですか?そうですね…戦うことなんてまずしませんし…一度は戦ってみたいですね。そして戦った後は、一緒ティータイムを過ごして…ってあ。話がそれました、ね。結果的には戦ってみなきゃわからない。です」

戦わなきゃわからない、か。だとすると、互角かどちらかが勝って負ける…
カカロットにバエルがとりついているなら…バエルとベレト、どっちが強いかで勝敗が決まるんじゃないか?
ベレト様が強いきっと強い…お願いだから強くあれッッ
ベジータはベレトに再度問いかける

「バエルとベレト様はどちらが強いんでしょうか…?」
「私に決まってます!戦った事はありませんが、あんな遅い動きなんかじゃ私を殺すのはまず無理です。更に美すらも欠けていますからねぇ。」
「バエルに、絶対に勝つ自信はあるんですね…?」
「ええ。それに駄目だった場合は仲間を呼べば良いですし」

それは絶対と言えるのか言えないのかわからないんだが。
とにかく、今はこの悪魔にかけるしかない…

「皆さんここから離れますよッッ悪魔の結界が壊れます!」
「瞬間移動するからつかまって!」

モロクの体にベレト以外が触れる。

「先に行ってなさい。私は一度元の世界に戻り孫悟空に憑依したのがバエルかどうかを確認させてもらいます」
「わかりました!」

モロクは瞬間移動をして、悪魔の結界から遠い場所に移動した。
残ったベレトは、悪魔の結界が壊れるのを少し抑え、元の世界へ戻る
…もう戻るのはきつい…バーダックに力を与えるのに精一杯だ…
やはり、バーダックには力を与えずに、自ら出向くか…?
いやしかし、これはバーダックへの試練…
少し見守ってターレスとロゼ、ブラックが登場しなければ、私が自ら出向こう…



モロク達は街の中心部に移動し、暫し身を潜める事にした。

「あの、ずっとみんなで動いていては、リスクが高いように感じるんです…」

ケールがおずおずと、モロクの前に出て、提案する。
確かに…みんなが一つに固まっていれば…悟飯が話してた通り、守らなきゃってみんなが思って、みんなが死んでしまうかも知れない…

「なぁ、一つ良いか?」
「どうした?トーマ」
「俺とジャネンバ。地獄の者でしてね。帰る時間が刻一刻と進んでるんですわ」
「へ!?」

みんながトーマの頭の上を見る。
あ、天使の輪がある…全然気づかなかった…ッッ

「ギーギー」
「あ、そっか。ジャネンバはごり押しで地球に居られるんだったな。」
「つまり、ジャネンバはここに残り、貴様は地獄へ戻るのか?」
「まぁそうなりますね。王子達を地獄で見守っておきますよ。と、帰る前に助っ人探ししておきますね」
「能天気な奴だが、助っ人を探してくれるのは嬉しい限りだな」

トーマが助っ人探しに飛び出して行き、残ったみんなは作戦会議をする。
まずモロクはこの中で一番強い。そしてバーダックが狙われる可能性があるからモロクとバーダックは一緒。
そして、ベジータも強いからバーダックと一緒。これで一グループ
次はケール、ブロリー、悟飯。強いし礼儀のあるグループになってしまった。ベレト様が喜ぶな
お次は、トランクスだが、まだ小さいしカカロットの変貌と悟天が死んだショックでトラウマになって戦意喪失。つまり、トランクスを守る人が必要だ。
残るはジャネンバ。トランクスとジャネンバという異色コンビだが、きっと大丈夫。ジャネンバは強いユーモラスが溢れてるはずだから←

「俺達はあっち側。ジャネンバ達はとにかく安全な場所。ブロリー達はそっち」
「モロク。安全な場所って大体どこら辺だ。トランクスに何かあったらどうする!」
「わかったわかった!ちょっと待っててよ……。はい」
「御守り…?」

トランクスの手には一つの御守りが渡された。それは油で少しベタついている。
中には十字架…こんなので本当に来なくなるのか?

「これは悪魔が怖がる物なんだ。だから、速く安全な場所に行ってッッ怖いッッいやぁぁぁあぁぁぁぁッッ」
「う、うん!」
「ギーギギ!」

ジャネンバはトランクスの手を握り、安全な場所に連れていく。

「貴様。」
「で、でも元は神様だったからね!」
「邪神だろ」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。