BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 竜王の恋(短編集)
- 日時: 2018/03/22 15:57
- 名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)
こんにちは、闇帝です。
この作品は、二次創作の方で書いていたやつを写したものです。作者は一緒なのでご心配なく。
これより下の文はコピペですので、ご注意ください。
今回は、〇〇×オロチ のお話を書いていこうと思います。
かなりの亀更新ですが、温かく見守っていただけると幸いです。
それでは本編、始まります!
注意
コメントは募集しておりますが、悪コメはご遠慮ください。
キャラ崩壊要素ありです。
作者は未だここに慣れていなかったりするので、何か不手際があるかもしれません。その時はご指摘いただけると嬉しいです。
ヤンデレあります。
リクエストがあればお申し付けください。できる範囲で精一杯書かせていただきます!
>>1 ネコミミオロチ
>>2 レッドJ
>>3 ハッピーバレンタイン レッドJver.
>>4 ハッピーバレンタイン ヒカリオロチver.
>>5 大ガマ
>>6 ネコミミオロチ 女郎蜘蛛目線
>>7 蛇と蜘蛛
>>8 ハッピーバレンタイン ぬらりひょんver.
>>9 エンマ大王
>>10 ハッピーバレンタイン 大ガマver.
>>11 ヤンデレエンマ
>>12 チューベローズ
>>13 時の止まった桜の下で
>>14 桜並木とソフトクリーム
- ケモミミオロチ ( No.1 )
- 日時: 2018/03/22 15:31
- 名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)
〜オロチの家・オロチの部屋〜
先日、ひどい風邪をひいた。
原因は重度のストレスや、過労からだった。
土蜘蛛殿からは「一週間は必ず休め。もし仕事しにきたら、土遁の術をくらわせてやる」と、なんとも物騒なことを言われたが、何もしないでいるのは申し訳ない。
その為、女郎蜘蛛殿に頼んで薬を調合してもらったのだが・・・
「・・・なぜこうなった」
風邪は治った。引いていたことが嘘のように、身体が軽い。
しかし、その代わりとでもいうように、私の頭と腰には「あるはずのないもの」が付いていた。
ピコピコと動く三角の耳。ゆらりゆらりと動くしっぽ。
・・・そう、『ケモミミ』である。
試しに引っ張ってみるが、取れない。あと痛い。
どうやら偽物でも夢でもないらしい。
これは一体どういうことだと、女郎蜘蛛殿に聞きに行こうと襖を開ける。
「・・・」
・・・そこには、土蜘蛛殿が立っていた。
冷ややかな目で、私を見下ろす。
「どこに行くつもりだ?オロチ」
低く冷たい声。
その声に私は、無意識に恐怖心を抱いていた。
しどろもどろになりながらも、なんとか事情を話す。
すると土蜘蛛殿は溜息をつき、こめかみを抑えた。
「あの・・・土蜘蛛殿?」
「兄上・・・何もここまでしなくても・・・」
「え?」
今、なんと言った?
『何もここまで・・・』
それじゃあまるで、貴方が指示したようではないですか。
じゃあこれは、女郎蜘蛛殿が勝手に私を実験台にしたのではなく、貴方が女郎蜘蛛殿に頼んだということですか・・・?
なんで・・・
そんな気持ちがグルグルと渦を巻く。
きっとそれが、顔に出ていたのだろう。
土蜘蛛殿は再び溜息をつき、「とにかく座ろう。立ち続けるのは辛い」と言って、部屋に入ってきた。
そこから私は、土蜘蛛殿に事情を説明された。
まず、私がこうなったのは、女郎蜘蛛殿の薬のせいであること。
それは土蜘蛛殿の指示であること。
しかしそれは、「一週間仕事をできないようにしてほしい」ということであったこと。
そしてこのケモミミは、完全なる女郎蜘蛛殿の趣味であること。
それらの話を聞いたとき、私は唖然とした。
休ませたいだけで、なぜこんなことを・・・
そう土蜘蛛殿に尋ねると、
「お主は休めと言っても休まないだろうが。なら、仕事ができないような状況になれば、お主も休まざるを得ないと思ったのだ」
とのこと。
そんなことを言われてしまえば、休まざるを得ない。
私はモソモソと布団へと戻った。
「・・・お主はいつも頑張りすぎだ。少しは手を抜くことを覚えろ」
そう言って土蜘蛛殿は優しく私の頭を撫でた。
その温かく優しい手に癒されながら、私は静かに眠りについた。
その後、女郎蜘蛛のことを追いかける女郎蜘蛛とよく似た人物がいたというが・・・それはまた別の話。
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なんですかね、これ。訳が分からなくなりました。
楽しんでいただけていたら幸いです。
- レッドJ ( No.2 )
- 日時: 2018/03/22 15:36
- 名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)
〜河川敷〜
「とうとう現れたな、レッドJ!今日こそは貴様の息の根を止めてやる!!!」
キャンキャンと言う音が似合いそうな声で、子供はそう言った。
「あぁ、小僧か。」
見覚えのあるその子供に、オレはそう言った。
しかし、本人はそれが不服らしく、またキャンキャンと怒りだす。
「いつまでもこぞうなどと呼ぶな!!私にはオロチというちゃんとした名前が有るんだぞ!!」
「うるせぇなぁ・・・・・・もう少し声落とせ。耳障りだ」
女みたいに甲高い声で怒鳴られると、頭が痛くなる。
そんなに騒がなくても、十分聞こえるっつーの。
しかしそれを言えば、また
「貴様が耳障りなことなど知るか!!」
と怒鳴ってくる。
オレを倒せないくせに、生意気だ。
流石にイラッときて、オレは人間に化ける。
「騒がずとも聞こえとる!!声を落とせ!!」
突然の変化に驚いたのか、小僧はポカンと口を開けて突っ立っている。
ただ人間に化けただけなのにな・・・・・・面白い。
オレはいまだ驚きから抜け出せずにいる小僧に近づく。
そして、そっと顔を近づけて・・・
そっと、キスをした。
「っ?!?!?!/////」
「ふっ・・・顔が赤いぞ?大丈夫か?(笑)」
「・・・っ!!///うるさい・・・・・・っ!!/////」
顔を真っ赤にして、小僧・・・いや、オロチはそう言った。
そんな顔されると、ますます虐めたくなる。
「なぁ、オロチ」
「・・・なんだ」
「明日も、ここに来いよ。・・・また遊んでやる」
そう言ってオレは、オロチの耳を甘噛みした。
「ひゃあっ?!////」
「良いか?絶対だからな」
オレはそう言って返事も聞かずに飛び去った。
「誰が行くか!!」
そう叫ぶオロチ の声を聞きながら。
・・・さあて、明日は何をしてやろうか。
- ハッピーバレンタイン レッドJver ( No.3 )
- 日時: 2018/03/22 15:37
- 名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)
〜河川敷〜
しんしんと雪が降り積もる中、オレはアイツを待っていた。
アイツは来ないと言っていたが、なんだかんだ言っても、毎日のようにここにくる。
だから今日も・・・ほら、きたきた。
「・・・・・・よう。きたな(ニヤッ」
「・・・来いと言ったのはそっちだろう」
まぁ、確かにそうだ。
しかし、敵に来いと言われたからって、そうホイホイやって来るかねぇ、普通。ほんっと、妙に律儀な奴だ。
「それで、いったい私に何の用だ」
「あぁ、お前にこれを渡したくてな。ほれ」
そう言ってオレは綺麗にラッピングされたものをポイと放った。
「・・・・・・なんだこれは?マカロン?」
「あぁ。今日はバレンタインだからなぁ。たまには疲れを癒してやろうかと思って」
そんなことを言ってやると、オロチは少し頬を染め、小さく「ありがとう」と言った。
敵にもらったもんなのに、こんなに嬉しそうにするとはな・・・意外だ。
「ま、用はこれくらいだ。忙しいんだろ?お前。あまり長居すると、土蜘蛛殿に叱られるぞー」
「なっ?!貴様、自分で呼んでおいて・・・!!だいたい、なんで貴様が土蜘蛛殿のことを知ってるんだ・・・・・・!!」
そう言ってオロチは敵意をむき出しにする。
・・・まさかこっそり覗いてたとはいえねぇよなぁ。
いつまでたっても話そうとしないオレにしびれを切らし、「もう知らん!」と言ってオロチは空へと飛んで言った。
「・・・・・・なぁ、オロチ。バレンタインの贈り物には、意味があるんだぜ?」
オレは遠くなって行く背中に向けて、そう呟いた。
マカロンの意味は・・・『貴方は特別な人』。
お前は俺にとって、特別な存在だよ・・・オロチ。
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レッドJのキャラ崩壊度がMAXでした。
ごめんなさい。
- ハッピーバレンタイン ヒカリオロチver ( No.4 )
- 日時: 2018/03/22 15:38
- 名前: 闇帝 (ID: kVKlosoT)
〜オロチの家〜
「あーにーじゃー!!」
ドタドタと廊下を走る音とともに、自分を呼ぶコウ(ヒカリオロチのこと)の声。
そしてその数秒後には、襖が勢いよく開けられた。
「兄者いた!」
「・・・コウ。頼むからもう少し声を抑えてくれ。頭がいたい」
そう言ってこめかみを揉むと、コウは素直に返事をして大人しくなる。
・・・こいつのこういうところは、嫌いじゃないんだがなぁ。
そんなことを思いつつ、私はコウに用件を聞いた。
「私を探していたのだろう?いったいどうしたんだ?」
「あ、そうそう!あのね、俺、兄者にプレゼントを持ってきたんだ!」
「プレゼント?」
「うん!!」
そう言ってコウは肩に下げていたカバンをゴソゴソと探る。
「あ、あったあった!はい、これ。マフラー!」
「え、マフラー?なんで・・・・・・」
「兄者、寒がりだろ?竜マフもいいけど、たまには違うのもつけてみたらどうかなーって」
そう言ってコウはニカッと笑う。
・・・まぁ、くれるというなら、ありがたく受け取っておこう。
「ありがとうな、コウ。大切に使うよ」
「どーいたしまして」
その後コウはひとしきり何かを話し、部屋を去った。
ーーーーーーーーーー
「・・・ねぇ、兄者。マフラーの意味、しってる?」
マフラーの意味は・・・・・・『貴方に首ったけ』。
つまり、『貴方が大好き』ってこと。
「ま、兄者が知るわけないかー。そんなこと」
俺は一人そう言って、自分の家へと帰った。