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8月2日。【赤葦×菅原】
日時: 2019/02/11 12:32
名前: 大和 撫 (ID: oUAIGTv4)

どうも、大和撫です!!
初投稿です...
色々やらかしてしまいそうで怖い(震)
一応完結してるので、どんどん更新していきたいと思います!!
至らぬ点、めちゃくちゃあると思いますが!!よろしくお願いします!!

※ハイキュー 二次創作の赤菅になっています
死ネタになっています!!苦手な方はブラウザバック≡┏( ^o^)┛

2019.2.11 追記
やっちまったよ.....やっちまったよおぉおおお!!!!
はい(平常心)本当は、話の初めに日付が入る予定でした。
結構頑張って矛盾とか発生しないように考えたんですが、
まさかのそれを書いたノートをマイフレンドに渡してしまいました。
はい(白目)後ほどノートを返してもらったら編集します!!


またやっちまったよ... 間違えてコピーじゃなくてペースト押しちゃったよ...
1話分丸々消えました(白目)しかも書いたノートもマイフレンドが持っています
( ◜ω◝ )やばたにえん なので、覚えてる限りで書きましたが、ノートが戻ってきたら
また書き直したいと思います(凡ミス多すぎてワロエナイ)

Re: 8月2日。【赤葦×菅原】 ( No.7 )
日時: 2019/02/11 12:15
名前: 大和 撫 (ID: oUAIGTv4)

菅原さんはこの辺りの大学に通っているらしい。丁度梟谷学園が近くにあったらしく、時間がある時に見学に来ているそうだ。
(菅原さんはバレーが好きだったからなあ)
そんな事を考えながら今日も俺はここに来る
菅原さんは毎日同じ時間にここに来るから、その時間だけは彼のそばにいることが出来る。何故か事故にあった日の事は思い出せなくて、それからここに来るまでの記憶も曖昧だった。だから、帰り道も当然思い出せるはずがなかった。。死んでからはやることも無かったし久しぶりにバレーを見たかった。 もうボールに触れることは出来ないけれど。
「すみません!ボール取ってください!」
部員の声と転がってくるボール
それを菅原さんは拾い上げた
「ほら、気をつけろよー」
そう言ってボールを投げる
今の菅原さんは案外静かだ。高校の時は後輩を巻き込んで騒いでいる事も少なくなかったけど、それは絡む人が居たこそだったのかもしれない。 今までも、今みたいに部員から話しかけなければ声を発することは無い。俺の声も聞こえないから、菅原さんが自分から話すことは殆どなかった。高校の時の印象が強かった俺には少し寂しいことでもあった
『菅原さん』
返事はない。
『菅原さん 好きです』
『好きです。好きだったんです。高校の時からずっと』
そう彼の横顔に呟く。これもまた、いつもの日課だ。生きている頃に伝えられなかったことをありったけ言葉にする。 彼に俺の言葉は聞こえない。だから好都合だった。幽霊になって、ここに来るのが日課になってからは息をするように【好き】を言葉にしてきた。そうすればいつかきれいにこの気持ちも、俺の存在も消せる気がした。

Re: 8月2日。【赤葦×菅原】 ( No.8 )
日時: 2019/02/11 12:16
名前: 大和 撫 (ID: oUAIGTv4)

そんな毎日が一ヶ月続いた。今日もまた彼に果たされなかった分の気持ちを伝える。
「おやすみなさい。」
その日の帰り。見た菅原さんの顔は、どこか白く見えた気がした。

Re: 8月2日。【赤葦×菅原】 ( No.9 )
日時: 2019/02/11 12:18
名前: 大和 撫 (ID: oUAIGTv4)

ある日 体育館の前。日差しが眩しい日だった
この間から、どこか顔色が悪く見える。
それもだんだんと青白くなっていってるような
『菅原さん?』
突然 彼の身体がぐらりと傾いた
『菅原さん...?菅原さん!!』
声をかけても反応がない
「げほっ......かっ...は...っ」
倒れた後、激しく咳き込んだ
(......っ...誰か......っ)
急いで体育館の中に駆け込む。菅原さんが倒れた場所は丁度室内からは見えなくなっていてわからないはずだ。誰か呼ばないと
『人が...外で人が倒れているんです!!誰か
外に......!!』
でも、誰一人振り返らない聞こえていないんだ。声が
『くそ......っ、誰か......なぁ!!』
声が 届かない
『なんで......、何で聞こえないんだよ......』
このまま誰か外に出てくるまで 菅原さんを
放置していれば最悪死んでしまうかもしれない。 それだけはダメだ。 それだけは
でも、声は聞こえない。誰にも触れられない。嫌だ。このままじゃ、
「.........し」
『.....?』
「おい!!誰か倒れてるぞ!!」
たまたま通りかかった部員の一人が倒れている菅原さんに気づいた。 数人が体育館から出てきて菅原さんを影に運ぶ。
そのあいだ俺はただそこに立っているだけで
何も出来なかった。あの時、菅原さんは
何と言ったのだろうか

Re: 8月2日。【赤葦×菅原】 ( No.10 )
日時: 2019/02/11 12:30
名前: 大和 撫 (ID: oUAIGTv4)

あれから3日が経った。真夏に倒れたんだ
しばらくここには来ないと思っていたが、
3日も経てばそれなりに回復するらしく、
菅原さんはまたいつもと同じようにそこに居た。 あの時、自分は何も出来なかった。そうだ、俺はもう死んでいるんだ。何も出来るはずがないだろう。だって、俺の身体はとっくに燃えている
『菅原さん。』
返事はない
『菅原さん、』
あなたの名前を呼んでも
『菅原さん 好きです』
その好意を伝えても




(聞こえないか)
『そりゃ幽霊だもんな』
意味なんてないんだと知った。
だって俺は、死んでいるから。

Re: 8月2日。【赤葦×菅原】 ( No.11 )
日時: 2019/02/11 12:34
名前: 大和 撫 (ID: oUAIGTv4)

それからも ぬるま湯みたいな日々は続いた
あの日から、一つだけ。気付いたことがある。





記憶が消えていってるのだ。 今まで気づかなかっただけで、自分が死んだ日からぽつぽつと消えていた。 どうしてこうも大事な事に気付けないのだろうか 今までの自分にも今の自分にも腹が立つ。もう自分の死に姿を見た日や葬式の日の事はあとかたもなく消えている。最後に覚えているのはいつだっただろうか。 もう思い出すことすら億劫になる。
(このまま、いつかあなたの事も忘れるのかな。)
初めてここに来てあなたに合った日から
随分とたった。自分が高校の時に伝えられなかった分の好意はきっと伝えられた。 十分だ。 そろそろ別れが近づいて来てることには
気づいていた












『無理だ。』

駄目だ。まだ消えたくない。まだ、無理なんだ。 泣きそうになるのを堪える
あぁ、そばに居るんじゃなかった。あのまますぐに消えるべきだった。好きだ。菅原さんの事が好きだ。好きで好きでたまらない。
『好き...なんだ。菅原さん。好きです。大好きです。本当は諦めてなんかいなかった。
今でも、ずっと 好きだったんだ』
嫌だ、消えたくない。忘れたくない
でもだめだ。だめなんだ。 だって俺は死んだから。もうここには居てはいけない


『なんで。なんで俺は』


こんなことになるなら
死にたくなかった。


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