BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 推しカプ小説溜め場
- 日時: 2022/07/07 21:23
- 名前: ほしうらら (ID: f7aWX8AY)
こんにちは!
ほしうららです!
性癖ダダ漏れなので苦手な人は注意
百合(純愛もグレーゾーンくらいもMIX)ですのでそこも注意です!
目次
休憩。れいかせ >>01
隠し事 れいかせ>>03->>05
- Re: 推しカプ小説溜め場 ( No.2 )
- 日時: 2022/05/18 21:45
- 名前: ほしうらら (ID: f7aWX8AY)
「泣いていい?」
心細そうに呟いた。
彼女の顔は見えないが、辛いのだろう。
それだけが声色で分かった。
「いいよ」
それだけ。
それだけだけれど、彼女は緊張感から解放されたようにぽろぽろと感情を零していく。
私は彼女を撫でた。
彼女は私を抱きしめてくれた。
本当に可愛らしい。
「いつでもおいで」
「…うん」
そう、伝えよう
貴方のよりどころになれるように。
- Re: 推しカプ小説溜め場 ( No.3 )
- 日時: 2022/06/05 21:53
- 名前: ほしうらら (ID: f7aWX8AY)
置いてかないで
離れないで
嫌わないで
私の傍に居て
そう叫んだのはいつの日か
どれだけ昔の話だろうか
あぁ、また怖くなっちゃった
**********
「今日元気無いわね、どうしたの?」
「え?」
早速彼女にバレてしまった。彼女の勘は鋭いから、隠し事には向いてない。
「そう見えるの?そんなつもりはないけど」
「....そう」
彼女はこれ以上は追求しては来なかった。
少し意外だった。
そう考えながら小さくため息をこぼしていた、そのとき
「これで諦める私だと思った?」
「へ?」
「嘘つき」
「そんなこと言わないで下さいよ」
笑って私は冗談らしく返した。
すると彼女は突然キスをした。随分と長く、濃厚な、そんな。
「きゅ、急になんですか!馬鹿者!」
「やっぱりこれが1番ね」
彼女は私の頬に触れて水分を拭った。
そこで初めて分かった。
私は泣いていたのだ。
「辛いことあった?話聞くよ?」
「....やっぱり貴方に隠し事はいけませんね」
「勿論、この勘は悩みを話せない真面目なアンタのために使わなくちゃ」
私のために、か。
大袈裟に言ってくれたわね。
でも、私はその彼女の優しさに少し、頼ってみようと。
そう思えた。
- Re: 推しカプ小説溜め場 ( No.4 )
- 日時: 2022/06/11 04:00
- 名前: ほしうらら (ID: f7aWX8AY)
珍しく今日は華扇に元気がなかった。
なんだかんだ言って彼女は喜怒哀楽が分かりやすい。だからこそ心配なのだ。
「今日元気無いわね、どうしたの?」
思い切ってそう尋ねた。彼女はぽかんと「え?」と言っていた。
「そう見える?そんなつもりはないけど」
「....そう」
私が一旦引くと、彼女の頬が少し緩んだ。
緊張が解けたのだろう。
私は少し彼女の様子を見ることにした。
ため息一つ。
....あぁやっぱり
「これで諦める私だと思った?」
「へ?」
「嘘つき」
「そんなこと言わないで下さいよ」
彼女は冗談らしく笑った。
口を割ってくれそうにない。
なら
私はすっと彼女にキスをした。
ちょっと意地悪をしつつ、長く。
ビクビク反応する彼女を見ていると、いじめたくなる。
でも今はここまで。
まぁ最初に飛んできた言葉は毎度言われることだった。
「やっぱりこれが1番ね」
私がそう呟くと私は彼女の頬に触れた。
とめどなく溢れる涙を拭う。
彼女は取り乱すとすぐボロを出す。
隠し事は取り乱させると見えてくるのだ。
「辛いことあった?話聞くよ?」
「....やっぱり貴方に隠し事はいけませんね」
「勿論、この勘は悩みを話せない真面目なアンタのために使わなくちゃ」
そう言うと彼女はくすりと笑った。
私はこの笑いが本物だということにほっとしつつ、彼女の悩みを静かに聞いた。
- Re: 推しカプ小説溜め場 ( No.5 )
- 日時: 2022/06/15 02:52
- 名前: ほしうらら (ID: f7aWX8AY)
「んで?何があったの?」
私は少々食い気味に話を聞こうとした。
華扇は「えっと....」などと控えめそうな口調で口を開いた。
「....怖いんです、貴方が、私から離れるのが」
「離れないよ?」
私は即答で返した。華扇もぽかんとしていたが。
「約束できますか?」
「え?」
「この先も離れないか、って」
「華扇?」
心配そうに聞く華扇は何処か狂っているようにも伺えた。それ程拗らせているのだろうか。
「私は大丈夫」
「....本当?」
「うん、私は好きな人にしか」
私は華扇の頬にキスをした。
私の心臓がとくん、とくんと音を立てた。
やっぱり恥ずかしい。でも。
「こんなに構ってもらいたくない」
恥ずかしくて彼女の胸に顔を埋めた。
彼女の心臓の音が速くなる。
「....もうっ!霊夢のばかっ」
「華扇もねー」
「え?へ?」
本当に天然タラシが、なーんて思いながら華扇の質問を適当に流していた。
- Re: 推しカプ小説溜め場 ( No.6 )
- 日時: 2022/07/22 04:56
- 名前: ほしうらら (ID: f7aWX8AY)
「…あれ」
「ん?」
霊夢は華扇の背中に触れた。
同化して見えにくい大きな傷。
「どうしたの、この傷」
「傷?えっと…あぁ、過去の傷かな?」
本気で覚えて無さそうな彼女の様子には少し不安になる。
華扇は軽く笑ってみせた。
「ひゃっ」と悲鳴が聞こえる頃には霊夢の想いは止められない状態になっていた。
傷を舐める。
全然痛くないが背中に走る衝撃に小さく声を漏らした。
「やめて、綺麗なものじゃないから!」
「綺麗だよ、すべすべするし」
「感想は求めてな…」
次は別のところに衝撃が走った。
声を抑えられなくなるような、そんな衝撃。
「こら!」
そう言って華扇は霊夢を突き放した。
「嫌だった?」
「こういうことはいけないんです!不健全!」
「嫌?」
「だから…」
霊夢は華扇の口に人差し指を立てて、
「華扇はされて嫌だったの?」
と割と真面目なトーンで言った。
「嫌じゃなかった」
その言葉を発し終わった頃には彼女たちは…
**********
状況説明なんてない!
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