複雑・ファジー小説

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運命は廻る、未来は踊る 〜時渡り編〜
日時: 2011/12/24 17:54
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: 3IH6VK8y)
参照: 題名のセンスをください・・・

☆題名変えてみましたー
 センスをくださいぃぃぃぃぃぃ……



どうも!花影です
はじめましての方は始めまして、おひさしぶりの方はお久しぶりです^^
相変わらずののろま更新ですが、それでもお付き合いしてくれる方だけよろしくお願いします!

荒らし等の迷惑行為はやめてください。
文法がしょっちゅうおかしいので、見つけ次第教えていただけると幸いです。
日本人なのに文法だめとかあれですよね。だめですよね^^;

・・・━来てくれた方━・・・
ののちん様
haruno様
更紗蓮華様
白樫様
ヴィオラ様
水月様


☆作品紹介☆
士官学校の模擬戦中に不思議な声を聞いたシュナ。その声の主は未来から来たリンという少女のものだった・・・。いつの間にか現れた同級生のアリュルカと一緒に、未来で世界を救うお話です。
ファンタジー色以外に何があるのかって、聞きたくなるくらいファンタジー一直線です。妖精・魔法・モンスター何でも出てくる可能性大です(笑


オリキャラ募集ありがとうございました!
今回5人集まったので、これで締め切りとさせていただきます。ありがとうございましたっ!
     
・・・━━━オリキャラ━━━・・・
>>6  ユマ(haruno様)
>>9  サラン・リグナール(更紗蓮華様)
>>10  ザイゴ・フィリード(白樫様)
>>11  ヴィオ・ジア(ヴィオラ様)
>>12  ヴェルス(水月様)


・・・━━━Story━━━・・・
>>1   序章「すべては突然から──」
第一章〜時渡り編〜
>>4   ACT1「少女」
>>8   ACT2「時渡りと襲撃者」
>>16   ACT3「戦場」
>>17   ACT4「本部」
>>20   ACT5「魔法」
>>23   ACT6「力」 

Re: ブレイズ・ブレイク! 〜時渡り編〜 ( No.16 )
日時: 2011/11/01 20:26
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: 3IH6VK8y)

第一章〜時渡り編〜
 ACT3「戦場」



ガキィンと金属質な音が幾多に空気を震わす。それは主に三つの場所で響いていた。

「いったぁー!ちょ、これランスじゃ無理よね?!」

シュナは大きくランスを振りかぶると、周りの敵を吹き飛ばす。そのうちの数対は、真っ二つになってガシャンと大きな音を立てた。
それを、さらに何度も繰り返す。


「あのねぇ、魔法で強化しないからだよ!」

そんなの相手は鉄なんだから分かるだろっ?! とルカから怒声が飛んでくる。
それにシュナは少し遠い目をした。

「やっぱり……?」

「「あたりまえだぁー!!」」

ついには、ルカと同時に黒髪の少年まで叫ぶ。こいつら気が合うんじゃないか? なんてシュナは思ってしまった。
手に握ったランスを横向きに目の前で持ち直す。そのままクルリと円を描くように回し叫んだ。




「かわれぇ──!」




手元でランスがその形状を大きく変えた。刃などついていない、長さ30cmほどの棒。
しかし、その棒には柄と複雑な幾何学模様が入っていた。先端にはルビーのような石が埋め込まれていて淡く光り輝いている。


「いつ見てもその武器すごいよね。いったい何形態に変化するわけ?」

「んーと、わかんないよ」

「えぇ……」

がっくしと肩をおとすルカ。それほどまでに興味があったようだ。
しかし、そんなルカにも等しく敵は襲ってくる。

「ちょぉーっと、しゃがんでねー!」

シュナは手にした棒で空中に魔方陣を書き込む。
それを珍しそうに、黒髪の少年は眺めていた。


「昔は手で書いてたってのはホントなんだな……」

「へ? 今は違うの?」

キョトンとしてルカは少年に聞く。その目は好奇心でキラキラ光っていた。

「あぁ。俺は魔法が使えねぇけどな」

「ふーん。今でもやっぱ血筋?」

「そうだ」

黒髪の少年が一歩下がったところへ敵が飛び込んでくる。それを少年は手にした大剣でたたきった。

「みーんなー!よけてねー」

二人の背後からシュナが叫ぶ。その手元には大型術式の魔方陣が……


「って! 危ないよ、それ!!」

「お前……?!!」

二人は慌ててその場を飛びのく。
直後。
シュナの声が戦場に響いた。







「GO!」

       ●

赤く燃え上がる景色を前にして、シュナはのんびりと座った。

「疲れたぁ〜」


その横顔に、二本の視線が突き刺さる。確実に悪意のこもった視線だ。

「あのねぇ」

「俺らは死ぬ思いしたんだぞ?!!」

黒髪の少年が、シュナに食って掛かる。ルカも助ける気はないようだ。逆に応援しているようにも見える。

「まぁ、あの状況は怒られてもしょうがないよ?」

シュナの背後から声がかけられた。リンだ。
少し呆れた表情をしているように見えるのは、シュナの勘違いだろうか?

「まぁ、ここは一応かたずいたし本部いこ?」

リンの問いかけに黒髪の少年がうなずいた。




・・・━━━━あとがき
今回は少ないです……。
当分少なくなることが、多くなると思います。

なるべく1000以上は書きたいですが……

Re: ブレイズ・ブレイク! 〜時渡り編〜 ( No.17 )
日時: 2011/11/10 22:23
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: 3IH6VK8y)

第一章〜時渡り編〜
 ACT4「本部」



シュナは目の前で繰り広げられる抗争を、ただただ何も言えずに見守っていた。
隣では、リンとその弟──センが苦笑いで眺めている。
その間にも、抗争はどんどんヒートアップしていく。始まりはシュナがここ、「レジスタンス」の本部につれてこられたことだった。

       ●

黒髪の少年を先頭に、リン、シュナ、ルカと瓦礫の山を一列に進んでいく。これからレジスタンスの本部に向かうようだ。

「だけど、カイトはまた飛び出してきたの?怒られない?」

心配そうにリンが少年を窺う。黒髪の少年はカイトと言うらしい。心配そうなリンを押しのけ、カイトは叫んだ。

「あのなぁ! 俺が倒さなきゃ、本部は壊滅だぞ?! そんな甘い考えだから計画も進まね……いっ」

が、叫びは途中で強制的に止められた。カイトは地面で悶えている。
その背後には一人の少女がツインテールを大きく揺らして、仁王立ちしていた。

「あんたがそうやって突っ走るから、こっちはどんだけ大変な思いしていると思ってんの?! っと、おかえりー。リン」

少女はリンを見つけると即座に駆け寄ってきてリンに抱きつく。リンが少しよろけたが、ルカが背後で受け止めた。
ぎゅうっとくっついて、一向に離れる気配のない少女を引き剥がすようにシュナは声をかけた。
……ちなみに、カイトはみんなから忘れ去られていた。

「こんにちわっ!シュナです」
「アリュルカって言うんだ。ルカでいいよ」

シュナにあわせてルカも自己紹介をする。目をぱちくりさせた後、少女はシュナとルカの手を握り、大きく振った。
残像が見えそうな勢いで振り続け、

「あなたたちが、リンが連れてきた子たちだよね! 自分の時代を離れるのはつらいと思うけど、よろしくね!
 私は、カノン。技術者よ」

と、そこまで言ったところでカノンは二人を改めて見る。
──二人は見事に酔っていた。

「カノン。さすがに可哀想だから早く本部行こ?」
「お前最悪だな」

カイトは蹴り飛ばされた。

「こっち来たばっかなのに、戦闘してたしね。連れて行こうか」

言ってカノンはカイトを見た。有無を言わせない満面の笑みで。
その表情を確認したとたん、カイトの表情が凍りつく。

「お前……!」

もう一度カイトは蹴り飛ばされた。

       ●

本部についたカイトとカノンは、シュナたちをベットに寝かせるとその場で言い合いをはじめ……

「で、あれなの?」
「うん……」

まぁ、なんか雰囲気からしてそんな感じの二人だもんねぇ。
シュナはますますヒートアップしていく二人を眺めながら、そんなことを思う。この場合は止めなきゃならんのだろうが、止め方が分からないと言うのが本音だ。
殊更口げんかとあっては。

「けど、ほんとどうするの?」

シュナの純粋な疑問は空気に溶けていく……。と思われたが、思わぬところで答えが返ってきた。
リンの隣。センからだった。

「多分ザイゴなら止められると思うけど、今はユマと出てるから……」

不安そうにリンを見上げる姿は、姉に守られる弟そのままだ。
心配を拭うようにリンは、頭を撫でた。

「だいじょうぶ」
「……うん」

微笑ましいなぁ、なんて考えつつ二人を見ていたシュナだったが、ふと、気配が近ずいてくるのをかんじた。
随分と体が大きな人のようだ。

「もうー。喧嘩はだめでしょ?二人とも」
「君たち……本部を壊すきか?」

開け放たれた扉に現れたのは、二人の人間だった。






・・・・・・━━━あとがき

どうしても少なくなります。どうも花影です
なんていうか……
文がおかしいところがいくつかあると思いますが、ご了承ください。
次回からオリキャラさん達が大活躍です(笑

Re: 運命は廻る、未来は踊る 〜時渡り編〜 ( No.18 )
日時: 2011/11/18 21:08
名前: ののちん (ID: 3IH6VK8y)

すごいね!(特に意味は無い

こっちの砂漠も更新したから是非!
読んでってちょ。

ケイト「仲間がf|ルージュ「仲間が増えたわよ!」
ね、もう被るのやめてあげて?
可哀想よ……。
見てて虚しい。

シュナちゃんもルカ君も、喧嘩しないでね?
あと、シュナちゃん、周りに迷惑はかけないよーに敵をぶっ飛ばしてね?ルカ君たちが死んだら、意味、無いからね?レジスタンスの人たちもだよ?殺しちゃ駄目だからね?じゃあこれで(・ω<*ノ ぐっばい

Re: 運命は廻る、未来は踊る 〜時渡り編〜 ( No.19 )
日時: 2011/11/24 18:32
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: 3IH6VK8y)

>>ののちん

シュナ「いや、そこまでバカじゃないよb」

コメントありがとー♪
更新しようとして間違えてグーグル検索→あっ……データとんだ^p^
な花影です。
やっぱ、先に書いておかないと大変だね!

ルージュcもちょぉーっとケイトのこと考えてあげよー(笑

Re: 運命は廻る、未来は踊る 〜時渡り編〜 ( No.20 )
日時: 2011/12/02 16:38
名前: 花影 ◆wNp4n0Oqx2 (ID: 3IH6VK8y)

第一章〜時渡り編〜
 ACT5「魔法」


現れた二人はぐるりと部屋を見回すと、手近な椅子に腰を下ろす。
一人は2mは超えるかという巨躯の持ち主。
もう一人はおっとりした感じの茶髪の少女。

「さて……。状況の……説明をしてもらえないか?」

髪をオールバックにした巨体の青年が、もう一度部屋を見回して口を開いた。
今一度部屋の状況を確認してみると、この部屋には10人掛けの長机に、二人掛けのソファーが二つ、机を挟んで向かい合わせに置いてある。
そして、ソファーの近くではカイトとカノンが喧嘩をしており、長机にはリンとセン、シュナとルカが座って喧嘩の行く末を眺めていた。

──で、これが現在の状況なのだが……
確かに、説明がなきゃシュナたちがいるのはおかしい。それは、シュナにも納得できる。

「それで……、大体は予想がつく。……が、一応説明をお願いできないか?」

「うん。私が説明するよ。
 シュナたちのことは大体予測できていると思うけど、彼女たちが例の。で、こっちついたらカイトと一緒にネリウス側との戦闘になっちゃったんだ。それで終わったあとにカノンと合流して現在の状況にいたるわけなんだけど……」

そういって彼女は視線をソファーの方へずらす。と、そこには取っ組み合いしたまま固まっているカイトとカノンがいた。
青年も二人を見つめていたが、ふと視線をずらしてシュナたちを見据える。
そして頭を下げ、

「俺は……ザイゴ・フリード。このレジスタンスのリーダーをやらせてもらっている。……二人には悪いが、……これからは力を貸してもらうことになると思う……、以後……よろしく頼む」

そこで、それまで傍観していた少女が立ち上がると

「私はユマ。副リーダーをやってるよ。なにか分からないことがあったら教えるから言ってね〜」

くるりと一回りして彼女は椅子にまた座る。ザイゴも気づけばまた椅子に座っていた。
それを確かめると、シュナとルカは同時に立った。

「私はシュナ。リン──彼女の力でここに来たわ。得意魔法は火炎系よ」

「ぼくはアリュルカ。ルカって呼んでくれればいいよ。ぼくの得意魔法は水氷系なんだ」

言って、ルカとシュナはお辞儀をする。
と、そこで。ずっとカイトと取っ組み合いしていたカノンがびしっと手を上げた。

「そーだ! 二人ともちょっと魔法を見せてくれないかしら?」

──魔法。
それは世界を構成する〔マナ〕を使用して事象を改変する力のこと。その力はすべての人が持っているわけではないが、特殊な道具などを使用すれば一般人でも使用することが可能である。

「だってね、魔法とかの文献ってなかなか残ってないんだよね。だから、参考程度に見せてくれるとすっごく嬉しいんだよね〜?」

意地悪な笑みを浮かべてカノンが二人ににじり寄る。

「い・い・よ・ね・?」

「あ……、二人ともそんなに警戒しなくても大丈夫だよ。カノンは元研究学者だから、ちょっとね……」

見かねたリンがそっと口ぞえする。
しかし、それに気づいた様子も無くじりじりと二人にちかずくカノン。

「や、カノン怖いって。分かったからストップ! 見せればいいんでしょ? 簡単なのでいい?」

カノンから必死に逃げてシュナは言う。ルカも隣で首をすばやくに縦に振っているから、同意ということだろう。多分だが。
その言葉をきいて、やっと少し落ち着くカノン。しかし、こんなに性格は変わるものなのだろうか。

「じゃ、外いこう! どうせ今頃魔道訓練してる奴らもいるだろうしね!」

カノンは、シュナの肩をガシッと掴むと、ずるずると外に引きずって行ってしまう。

「ちょ、待ってよ」

ルカも慌てて彼女たちの後を追った。


       ●

「ここよ。ここが魔道訓練場。といってもこんなご時世だからちゃんとしたのなんか無理だけどねー」

魔道訓練場はレジスタンス本部から1分もかからない位置に、防御用魔法シールドをかけられて佇んでいた。
シールドが張ってあるとはいえ、3mほどの壁に囲まれた屋外だ。中ではいくつもの魔法光が飛び交っている。

「じゃあ、見せる前に一通り私の知ってる魔法形態をさらりと説明するけどいい?」

はーいと声が上がったのを確認し、シュナは魔法で出されたスクリーンに、これまた小枝を媒介にして作られたスクリーン用のペンを使って文字と図を書き込んでいく。

「じゃあ、まず魔法発動プロセスだけど。
これは、世界を構成する小さな粒子〔マナ〕の力を使用して、事象を変えることを一般的に魔法と呼びますが、正確には世界を構築する〔マナ〕の情報を改変することで魔法は発動します。よって、魔法の使える・使えないはこのマナを改変させる力があるかどうかによるんだよね。そして、この力はある程度子供に受け継がれます。よって、有力な魔法使い同士の結婚が多いんだよねー」

シュナは文の重要な部分に、赤線や丸を書き込んでいく。

「さて、それでは魔法の分類ですけど、これは発動方法と属性とで別々に分けることが出来ます。
まず発動方法。──これは大きく分けて二つに出来ます。ひとつは紋章魔法。もうひとつは詠唱魔法。紋章魔法は空間にマナの粒子で魔方陣や文を書いたりして発動させます。紙などを媒介にしても発動できるところがこの魔法の特色かな。このタイプの発動方法は詠唱がいらないところと、魔方陣や文字を書き込むことで、周囲からも改変の力が得られて比較的発動しやすいこと。マジックアイテムと呼ばれるものは、木や紙などに魔方陣などを書いたり、彫ったりしたもので、この紋章魔法に入ります。この発動タイプは、主に改変の力が弱い人が使います。
次に詠唱魔法。これはその名のとおり呪文を唱えるタイプで、周囲から改変の力をまったく得られませんが、発動スピードが速く、とっさに魔法に手を加えたり出来るので、戦闘系の魔法使いはこちらを使う方が多いかな」

そして、次に

「属性は全部で6つにわかれていて〔火〕・〔水〕・〔地〕・〔風〕の四大+〔闇〕・〔光〕となっています。また各属性のなかでも細かく分かれるけど、細かいのでそれはおいとくよ」

最後にピッと赤線を引くと、シュナは辺りを見回す。
いつのまにか、訓練場で訓練していたメンバーもここでシュナの説明を聞いていたようで、魔法光は確認できなかった。
周りを見回して満足そうにうなずくシュナ。

「ありがとう! ほとんど今と変わんないのねぇ。まぁ、違ったところは後で教えるよ」

もう一度カノンはありがとうと言うと、シュナとルカの肩をガシッと掴んで訓練場の中央に連れて行く。

「んじゃ、実技お願いね☆」






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