複雑・ファジー小説

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【お知らせ!】チイサナセカイに飽きたなら。【コメ求めます。】
日時: 2012/02/22 19:31
名前: ひゅるり   ◆SDhkkrnOxE (ID: 2Ujo/OfH)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=10733

いーやっふーーーい!!←

ひゅるりです。ひゅるりが小説書き始めて二作目がこのチイサナセカイに飽きたなら。なんですけど(最後についてる「。」が大事なんですからね!!←)
一回更新止めちったんですよねぐへへ☆←
また書こうと思ってきたんですが文才が変わりすぎてえっへへへ←
で、ブランク開けのリハビリ作をふたつ書いてるんですけど、
書きたくてうずうずしてきちゃっry

前作のtk【旧】チイサナセカイに飽きたなら。を読み返しながらリメイクしつつ書いて行こうかと…。
あの駄作で駄文を読み返すのはかなりの苦行なんですけど。←
皆さん生暖かい眼で見守っていただければ…!




【旧】の方は参照から飛べます。
物好きな方は見に行っちゃってくださry


【お知らせ】>>009New!!

【diary】
更新開始…0212

【table of contents】
【basic world】
  第零話  単なる序章曲。>>001
  第一話  走れ。ただただ走れ。>>005
  第二話  其れは始まりの果実。>>007
【another world】
  第0話   単なる終章。>>002
  第1話   前も後ろもないのに。>>006
  第2話   全ての悲劇の始まりの赤い果実。>>008

Re: チイサナセカイに飽きたなら。【再発!!】← ( No.1 )
日時: 2012/02/12 20:59
名前: ひゅるり   ◆SDhkkrnOxE (ID: YKdGlOy5)
参照: メル友の欲しい今日この頃←




第零話     単なる序章曲。






少女は雲一面で覆われた空を人気の無い道路の真ん中で見上げた。
2月の寒空。雪の降る真昼である。
マフラーを鼻の下までぐい、と引き上げ、再び一歩を踏み出した。

普段、と言っても約3年ほど前まではこの都市もにぎわっていた。
国の中心部だったのである。
人々は1年の内に約半数が姿を消した。
三年前、この都市では様々な異変が起こったのである。
大規模な地震、奇妙な連続殺人事件、爆破テロ。
決定的な出来事が起こったのは二年前、研究所からの悪性ウイルス流出である。
都市は閉鎖され、荒れ果てた。
残ったのは人口は約16000人。9割が下層階級、最下層級の逃げ出すにも金の無かったいわゆる『貧乏人』で残りの1割は旧政府軍である。

少女は歩く、ひび割れた道路をただひたすらと歩いた。
足元に会った小石を一つ蹴飛ばす。
勢いよく跳ねとんだ石も次第に速度が遅くなりころ、と止まった。
行先に視線をやると人類の脚。
少女は咄嗟に身構えてその人物の顔の辺りに視線を向ける。
フードを被り自分に向かって背を向けているため性別は分からない。
年頃は身長、背格好、服装からして自分と同じ頃、多分17、8あたりだろう。
ゆったりとした動作でその人物は振り返った。
見たところによるとやはり男性。年齢もそう変わらないようだ。


「…あんた、誰?」


武器も持っていないような青年は口角を上げて緩く笑んでいる。
少女は青年に向かってゆっくりと歩いて行った。
背に回した手には一丁の銃を隠し持って。


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