複雑・ファジー小説

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*バッドエンドから始まる恋物語*部活編 完結!
日時: 2014/04/28 17:20
名前: 姫凛 (ID: kaDNG7L3)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=16484

「どの部活に入ろうか…」

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-attention-
・この物語はパラレルワールドです。
・URL上にシリーズ作品をまとめたものを張ってあります。
・登場人物などもそこに書かれています。
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-story-
ω一章 選択の物語
零話 悪夢>>01
一話 クラスメイト>>02
二話 変人たちとの出会い>>05-08
●-「帰宅部に入る」
三話 彼女との再会>>10-11…逃避END
●-「写真部に入る」
四話 まさかの出会い>>12…挫折END
●-「料理部に入る」
五話 ハーレム?>>09…廃部END
○-「どの部にも入らない」
六話 退屈な日々>>13…BADENDA

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Re: *バッドエンドから始まる恋物語*部活編 ( No.4 )
日時: 2014/04/22 08:39
名前: 姫凛 (ID: /ighEAMi)





レム様


最高やないかぁ〜いっ!!w…確かに古いww

あ、見て下さってありがとうございます!あとコメも♪
ほうほう、レム様はミカンc派ですか…ww
かわゆいもの見ると興奮するっわかります♪
私もつい〜(*´з`)

でわでわなのですっ(*^^)v

Re: *バッドエンドから始まる恋物語*部活編 ( No.5 )
日時: 2014/04/22 13:06
名前: 姫凛 (ID: InHnLhpT)

二話 変人たちとの出会い






「あれからもう一年か……」

屋上でパンを食ってるとふと丸井と出会った頃を思い出した。
あの時は入学したての一年坊主で、遅刻の常習犯だったな…。今もそんな変わらないけど。
たまたま通った近道の曲がり角で、丸井とぶつかって出会ったんだっけ。
俺からしてみれば、最悪な出会いだったんだが赤崎の奴がこれは運命だ運命だって五月蠅かったな。なにが運命だ、全然俺達は恋仲になってねぇーじゃねぇーか。まぁ、彼女なんて興味ないけど。


パン片手にフェンス下側のグランドの方を見てみると、楽しそうに女子達と喋りながら歩いてる、丸井の姿があった。
もうすっかり学校に馴染んじゃって、今じゃみんなのアイドル的存在だよな。癒し系ってやつ?とかなんとか、クラスの男共が言ってたな。

「マジでー?ミカンちょーウケるー」
「そ、そうかな…?あ…」
「…あ」

やべっ、丸井と目があっちまった。俺は咄嗟に身を隠した。いや、なんでだ?
なんで丸井と目が合っただけでこんなにドキドキしなくちゃならないんだ…?

「…ぁ」
「どうしたのっ?ミカンー」
「えっ?あ、ううん。なんでもないよ?それで?」
「あっそうそう、そんでさーウチの彼氏がさー」
「うんうん」

次に顔を上げたときには丸井はもういなかった。ふぅと安心して息が出た。

「そろそろ、教室へ戻ろう」

パンも食べ終わったしもうここにいる、意味はない。
俺は早々と荷物をまとめ屋上を出た。
教室は俺が居た屋上とは別の校舎にあるため、渡り廊下を使って隣の校舎に移動する。すると

「きゃ〜あ〜〜〜」

と何処からか悲鳴が聞こえた。何処だっと身構えていると、コロコロと何かが足元に転がって来た。
なんだ?と拾ってみるとそれは、

「オレンジ?」

何故かはわからないが、転がって来たのは美味しそうなオレンジだった。
オレンジを持って転がって来た方向に歩いていると

「あうぅ〜あと一個どこ〜??」
「ッ!!」

デカイ。あっ、いや…色々デカイ女子星徒がこっちに尻を向けかがんで何かを探している。
思わずゴクリと唾を飲む。あ、あんな…デカイ…その…胸は、初めて見た。
ボーとデカイ胸に見とれていると、

「ぐふふっ、シャッターチャンスは我々の物だっ。そこの君、どいてくれっ写真が撮れないだろう」
「はっ?」

後ろから声をかけられた。訳が分からずそのまま呆然立っていると、後ろからそこそこ背の高い男子星徒が現れた。手にはカメラが握られている。…写真でも撮るのか?って今この状況で撮る物と言ったらっ!!

「おいっ、やめろ。それは駄目だ」
「な、何をするっ!?」

俺は慌てて、カメラを持った男子星徒の腕を掴みデカイ女子星徒を撮ろうとしていたのを阻止した。

「君、自分が何をしているのかわかっているのかっ!?」
「く、確かに俺もこれはシャッターチャンスだってくらいわかる。写真をわけてもらいたいくらいだ。
だけどな、本人の了解もなく勝手に撮るのは犯罪だっ!!」
「………」

メガネの男子星徒は諦めてくれたのか、カメラを下した。
よかった、あのデカイ女子星徒の平和は守られたか。いや、別に俺が守ってやる筋合いはないんだが…。

『パチパチッ』

「…?」

シャッターチャンス事件を無事阻止し、ホッと一息ついているとパチパチと誰かが拍手する音が聞こえて来た。誰が誰の為に??

Re: *バッドエンドから始まる恋物語*部活編 ( No.6 )
日時: 2014/04/23 09:49
名前: 姫凛 (ID: UjpdDLCz)






「やぁー、えらいえらい。さすがだねぇ」

パチパチと拍手をしながらやって来たのは…

「なんで小学生がここに?」
「なっ!?」

何処からどうみても、小学生にしか見えない女子星徒だった。星徒でいいんだよな?うちの制服着てるし…コスプレ…とかじゃ…ないよな??

「あ、あはははっ、おもしろい冗談を言う子だねぇ〜」

いや面白いのはあんたの見た目ですが、と言いそうになったがグッと堪えた。だって、あの小学生…顔は笑ってるのに、目は笑ってねぇ…。怖えぇ…。

「あれれ〜〜?どこいっちゃったのぉ〜〜??」

相変わらず、デカイ女子星徒はしゃがみ込んで何かを探している。く、だからこっちに尻を向けるなっ!!ぱ、パンツが見えそうで目のやり場に困る…。
うぅぅ…と息を漏らしながら必死にデカイ女子星徒から目を離そうとしていると、ポンッと肩を叩かれあのメガネの男子星徒がわかるわかるぞ、と言いたげな顔してうんうんと頷いている。いや、お前と一緒にするなよっ!!お前とは絶対に違う!!俺は変態じゃねぇ!!


「もしもし、ボタン氏?」
「ほえ?あぁ〜、ユウナちゃ〜ん」

あの小学生みたいな女子星徒は、デカイ女子星徒の肩をツンツンと叩いて話しかけた。あの二人知り合いだったんだ。

「ボタン氏が探してるものって、あの面白い冗談を言うあの子がもっているものでは?」
「はぁ…俺?」

小学生みたいな女子星徒は真っ直ぐ俺を指さしている。なんで?
今俺が持ってるものなんて…空になった牛乳の紙パック、クシャクシャになったパンの袋、スマホ、拾ったオレンジ…あ。

「これか?」

デカイ女子星徒に拾ったオレンジを見せると、

「あぁ〜〜それよぉ〜。拾ってくれたの?ありがとぉ〜〜」

立ち上がり俺の方へ近寄って来た御礼を言ってきた。
少しかがんで言ってるから、その…胸が…。デカイ胸がバインバインと揺れている。見ちゃ駄目だ…見たら殺られる…誰にかわからんが、見たら殺られる…。

「どうしたの?」
「いっ、いえっ!!」

やめろぉ〜〜〜、その上目づかい〜〜〜!!ハッ!
デカイ女子星徒から目線を話すためなにかないかと周りを見ていたら、笑ってやがった。あの小学生とメガネが、俺の事みてニヤニヤニタニタと笑ってやがった!!くっそう、腹立つ!なんで見ず知らずの奴に笑われないといけないんだーー!!

逃げないとヤバイ。このまま此処にいたら俺の理性がプッツンいきそうだ。逃げないと…。

「本当にありがとぉ〜」
「いっいえ…その、どういたしまして…」

俺はデカイ女子星徒に適当なこと言ってこのまま逃げようとしたのだが、案の定掴まってしまった。あの小学生にっ!

「なぁ、君」
「はっはいっ?」
「その制服の見る限り、君二年生だね?」
「は?」

あ…そういえばそうだ。制服なんていつも学校に行くから仕方なく来て、学校が終わり家に着いたら速攻で脱いでたから、全然覚えてなかったんだが、実は俺達の制服は学年によって入っているラインの色が違う。
一年なら赤、二年なら青、三年なら緑。
あくまで今年はだけどな。さすがに毎年毎年、制服を買い替えるのは大変だから、入った年でラインの色が違うんだ。
だから来年には、一年は緑、二年は赤、三年は青、って一つ繰り上がった感じになる。
そして、俺は二年だから制服のラインの色は青。じゃあ、あの失礼な二人とバインバインの制服のラインの色は…え?

『ゴクリッ』

思わず唾を飲み込んだ。だってあの人たちの色は……

Re: *バッドエンドから始まる恋物語*部活編 ( No.7 )
日時: 2014/04/23 12:13
名前: 姫凛 (ID: IoNmRAUo)



思わず唾を飲み込んだ。だってあの人たちの色は……


「やぁ、初めましてだね?ゴミ虫君。僕はユウナ。霧姫ユウナだよ。よろしくたのむのだよ」
「玉餅ボタンですぅ〜。よろしくねぇ」
「うむ、自己紹介が遅れてしまったな。私は九条ビャクヤ、写真部の部長をしている。以後よろしくな」


緑色だった…。嘘だろ…。色々デカイ玉餅先輩が三年ってのはわかるけど、百歩譲ってメガネの九条先輩が三年ってのはわからないでもないけど、あの小学生みたいな霧姫先輩が三年ってのは、

「ありえねぇだろっ!!」
「ん〜?なにが。かなぁ〜??」
「うっ!」

やべっ、思わず口に出しちまった。俺は慌てて口をふさぐ。霧姫先輩はん〜?と下から俺の顔を覗き込んで来る。くそ、かわそうとしても足元にウロチョロと居やがるから、かわせねぇー!邪魔ー。

「もう、ユウナちゃん、下級生をいじめちゃめっ!だよぉ」

玉餅先輩が左手を腰につけて右手は人差し指だけ立てて前のめりになって、霧姫先輩を叱りつけている。叱ってくれてるのはいいんだけど、胸!胸がっ俺の目の前にーー!!ヤベ…鼻血でそう…。

「ハイハイ。それで、君の名前は?」

めんどくそうに言った後、霧姫先輩は俺から離れ、名前を聞いてきた。
へ?あっと一瞬、胸に気を散られてて戸惑ったが、

「二年の、天駆ハヤテですっ」
「ハヤテ君ね」
「よろしくな、ハヤテ」
「よろしくねぇ〜、ハヤテくん〜」
「あ…ども…」

片手で頭かきながら、軽く頭を下げる。うわ〜、すげー変な先輩と知り合いになっちまった〜。最悪だー。

「そういえば、ハヤテはなにか部活に入っているのか?」
「いえ…なにも…」

と言うと何故か三人の先輩はヨッシャとガッツポーズを一斉にしだした。…嫌な予感しかしないんだが。

「「なぁ!!」」
「はいっ!?」
「「うちの部へ入らないかっ!!?」」
「って邪魔するなよー」
「それはこちらのセリフだっ」
「もう二人とも喧嘩はだめですぅ〜。ここはわたしに譲りましょう〜」

なんか知らないけど…目を輝かせて勧誘して来たと思ったら今度は喧嘩し始めた。なんなんだ…この人たち。
てか、部活なんてめんどくさいこと、なんでしないといけないんだと。だっるぅー。
青春だなんてアホらしいっ、そんな事に時間裂く暇があるんだったら、俺は他のことしてるねっ。よし、逃げよう。

「すみませーん、俺そうゆうのに興味ないんで〜じゃあ…」

と言いながらばれないように抜き足差し足で、逃げていたんだが…

「待ちたまえっ、話は終わっていないぞっ!」
「まってぇ〜ハヤテくんー」
「お待ちなさ〜い、ゴミ虫君〜」

と、引き留められてしまった。いや、俺も校則破ってでも頑張って逃げようとしたんだけど、

「キャッ」
「ブーーー!!?」

イタズラな風が、玉餅先輩のスカートをふわぁとめくり上げ、スカートの中身が…その…水玉が。
刺激的な瞬間に視線が釘付けになっている間に、霧姫先輩によって取り押さえられてしまった。ちくしょう…風のせいで…ありがとうと一瞬、感謝しそうになったけど…くそうっ!


Re: *バッドエンドから始まる恋物語*部活編 ( No.8 )
日時: 2014/04/23 18:24
名前: 姫凛 (ID: iuj9z/RI)



「まったく、人の話は最後まで聞きなさいって、親御さんに習わなかったのかね?」

霧姫先輩は俺の上に跨り、腕を組んでなんかブツブツ言ってる。
改めて下から見て思ったんだが…。この人、本当に凹凸がないな。プッ。

「ん?君、今なにか失礼な事考えなかったかい?」
「えっ、考えてませんよっ!と言うよりも、早く俺の上から降りてください」
「おぉ、これはすまなかった」

ふぅーやっと起き上がれる。でも、考えている事を指摘された時は驚いたな…。あの人エスパーか?…いや、まさかな。

「コホンッ。ではもう一度言わせて貰おう。ハヤテ、我が写真部へ来ないか?」

写真部か…でも俺写真なんて全然興味ねぇーしなー。
あ…でもさっきの九条先輩の行動から考えるに…アレな写真を追いかける部なのか…?それなら…入っても…うーん。

「だめですぅ、ハヤテくんはわたしと一緒に料理を作るんですぅ。ね、料理に来ませんか?」

料理部か…でも俺料理なんてまったくやったことねぇ…。んーでも、最近は男でも料理を作れないといけない時代だからなー、作れるようになればモテるか?
それに…オプションで玉餅先輩と仲良くなれるチャンスもついてくるし…うーん。

「いやいや、この正念腐った健康男子君は、僕ら帰宅部のものだよ」

帰宅部か…って帰宅部!?帰宅部って実在すんのかよっ!いや、でもこんなチンチクリンな見た目の霧姫先輩の部だしな…たぶんハリボテの部だろうな…きっと。

「どの部活に入ろうか…」

俺の中には四つの選択肢があった。うーん…どれを選んだものか…悩むなー。


●-「写真部に入る」


●-「料理部に入る」


●-「帰宅部に入る」


○-「どの部にも入らない」


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