複雑・ファジー小説
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- ソリチュード
- 日時: 2014/08/09 15:01
- 名前: コンデンサ (ID: gOBbXtG8)
友達なんか要らない。1人がいい————
孤独を身に感じすぎた故、人間関係に対する考え方が大きく変わってしまった少女がいた。
そんな少女は転校先で、とある少年とその仲間達と出会う。
彼らと会話を交わす中で、少女の凍りついた心は、ゆっくりと確実に溶かされていく————
- Re: ソリチュード ( No.2 )
- 日時: 2014/08/14 12:56
- 名前: コンデンサ (ID: gOBbXtG8)
学校から離れたのはいいけど、どこで暇を潰そうか、私は悩んだ。
ゲーセンにでも行くか。それか、本屋で立ち読みでもしようか。ちょっとした町の探検でもしてみるか。
とりあえず、町の探検はやめておいた。
私は実は転校生で、つい2ヶ月前にここへ引っ越してきたばかり。
そんなんだから道とかよく分からないし、序に私は方向音痴。だからやめたのだ。
因みに薫とは偶然再会できただけで、一緒に引っ越してきたとかは無い。
じゃあゲーセンに行こう。
そう思って自転車のペダルに足をかけたけど、躊躇った。
ゲーセンは大体、どこも煙草臭い。制服に臭いがついたら困る。
うちの身内は誰も煙草を吸わないし、先生から変な誤解をされそうで。
そもそもゲーセンに行くと親が五月蝿いのだ。
だったら本屋で立ち読みするしかない。
って思いつつも、やっぱり私の足は進まなかった。
この町には本屋が3件あるけど、どこも例外なく、立ち読みしてたら店員さんから嫌がらせされるのだ。
さらに、私が読みたい本は18禁コーナー、つまりエッチな本が置かれている場所の近くにある。
エロいのは別に嫌いじゃない。でも、もし他の生徒にその光景を見られたらどうだ。
私がどの本を読んでいたにしろ、また変な誤解を招く結果になる。
あぁ、つまらない。
結局私は公園のベンチに座って、音楽を聴きながら本を読むことにした。
でも、その本でさえ何度も読み返したものだからつまらない。何か、一字一句全部覚えていそうな。
じゃあもう、いっその事寝てしまおうか。
って思ったけど案の定、その行動は実行に移らない。
そもそも公園で寝るとか、どれだけ寝ぼすけなのだ。それに私は女。もし襲われたら、それこそ最悪なことになる。
色々と暇つぶしの手段を考えているうち、もう日が暮れてしまった。
気付けばスマホの時計は7時を指していて、満月より三歩手前くらいの月が夜空を登り始めている。
もう帰ることにした。
こういうときに分かり合えるような友達がいると、もっと毎日楽しく過ごせるのかもしれない。
でも、私は友達なんていらない。1人がいい。気が楽だし。
- Re: ソリチュード ( No.3 )
- 日時: 2014/08/15 14:39
- 名前: コンデンサ (ID: gOBbXtG8)
帰る前に私は、ちょこっとゲームを売ってる店に来てみた。
今になって私は、予てより携帯式のゲーム機を持ってたことに気付いた。
だけど肝心のソフトが無くて、放置されていたのだ。これは諺で言う、宝の持ち腐れだろう。
何でソフトが無いのだろう。考えれば考えるほど不思議である。
私は適当にソフトを物色してみる。
最初に目に付いたのは、パズルゲームとリズムゲーム。
でも、2つともゲーセンでやってるものとほぼ似ていたのでやめた。
かといって私はアクションもロールプレイングも苦手だし、シューティングなんて以ての外。
アドベンチャーも手を出す気が起きないし、女の子向けのギャルゲーみたいなのがあったけどそれも気が向かない。
何か、ソフトなしにゲーム機だけ放置していた理由が分かった気がする。
「あれ、由希ちゃん?」
————何か、私の名を言葉にされた気がする。
声も聞き覚えがある。ふと顔を上げて右をみると、やはりというか、全く予想通りの人物がそこにいた。
腰まで伸びた黒髪が印象的な女の子"有井千秋"だ。
「やっぱ由希ちゃんだ!」
「きゃっ! ちょ、何よいきなり」
「いやぁ〜久し振りだね〜! 1年ぶりくらいかなぁ?」
「——まあ、そうね。久し振り、千秋」
突然私に抱きついてくる千秋。
彼女は私の旧友だけど、今は高校が別だから、今この瞬間は正に、感動の再会なのかもしれない。
というか、本当に1年ぶりだ。何だか懐かしいのか、千秋の温もりが何か愛しくて突き放す気になれない。
こんな感覚、初めてだ。色んな女の子から抱きしめられてきた私だけど、今だけは悪い気がしない。
特に、私が面白半分で頭を撫でてあげたときの表情。なんか天使みたいで、癒される。
でも、男の子から抱きしめられたことは無い。何か虚しいな。
「何してるの? こんなところで」
千秋は私から離れ、小首を傾げてそう尋ねてきた。
「由希ちゃんがゲームショップにいるなんて、珍しいね」
「ただ、暇つぶしにいいゲームが無いか探してるだけよ」
「暇つぶし……あ、じゃあこれなんかどうかな?」
そうして暇つぶししたい旨を伝えたら、千秋は何の迷いも無く、1本のソフトを取り上げて私に渡してきた。
ジャンルを問うと、パズルとロールプレイングが融合しているものだという。何か新しいな。
「私もこれやってるけどねー、すっごく楽しいんだよ! 息抜きにはピッタリって感じ?」
聞けば、息抜きや暇つぶしに最適なシステムをしていて、それでいて長く遊べるのだという。
連続して長時間はまることもないらしくて、なんというか、私が探し求めていたゲームの理想だ。
流石はゲーマー千秋。私の想像の範疇を軽く超える量のゲームも持ってるだけある。
◇ ◇ ◇
私は早速それを買って、帰ることにした。
その帰り道のことだ。千秋の口から、思いもよらない提案が発されたのは。
曰く「今日あたしの家に泊まりに来ない?」である。
「え?」
思わず聞き返してしまった。
「えっとねー、今日あたしの家でね、春香ちゃんと暁美ちゃんでお泊まりする予定なの。由希ちゃんもおいで!」
聞いたことのある名前が羅列される。
春香も暁美も私の旧友だ。私と千秋、その2人は昔から仲がよかった面子で、昔はよく一緒に遊んだっけ。
同時に、私が認めた数少ない友達でもある。
1人が気楽なのには違い無いけど、その3人と一緒なら別に平気だから。
「じゃあ、お邪魔していい?」
「もっちろん! みんな喜ぶと思うよ!」
何か、何となくその泊まり会に参加したくなった。
私の中にある、何かを溶かしてほしくて。
- Re: ソリチュード ( No.4 )
- 日時: 2014/08/22 21:11
- 名前: コンデンサ (ID: gOBbXtG8)
————で、何だかんだで私は千秋の家まで来てしまった。
『はぁ、来ちゃったなぁ……』
正直、少し億劫だ。何でかというと、理由は単純。
あのあと冷静になって考えてみたけど、お泊り会は疲労を重ねるだけだという事実に私は気付いたのだ。
例の3人は確かに、私が認めた友達だ。だけどさっき思ったように、やっぱり1人という現実ほど楽なものはない。
まあ一緒にいても平気ではあるけど、それでも多少は気疲れする。
————まあいいや。考えてても仕方ないから、インターホンを鳴らすとする。
ピンポン、と聞きなれた短いメロディーが流れて、しばらくもしないうちに千秋が出てきた。
「あ、いらっしゃい!」
そして手を引かれて、廊下を歩いてリビングまで案内される。
————あれ、何でリビングなんだろう。前までは親がいるからどうとかで、泊まるのは千秋の自室だったはず。
「千秋の部屋じゃないの?」
「今日は特別! 親が出張でいないから、広々とリビングが使えるよ!」
「ふうん」
なるほど、出張か。
まあ、それだったら窮屈な思いをしなくていいかも。
千秋の部屋はちょっと狭くて、女の子4人でも少し窮屈気味になる。
散らかってるっていうのが一番の原因なんだろうけど、それを差し置いても多分狭い。
やがて、私は懐かしの千秋家のリビングに足を踏み入れた。
「お邪魔します……」
「お、来た来た!」
「由希ちゃーん!」
すると早速、左手側の暖かい色味をしたウッド調のリビングから、これまた懐かしい声がした。
春香と暁美だ。風呂を先に済ませたのか、2人ともドライヤーで髪を乾かしている。
髪の長さはと言えば、春香は千秋に負けず劣らず長くて、普段は後ろで1つにまとめてる。
対して暁美はセミロング。でも少し長くて、普段の髪型はお下げスタイルってやつだ。
それに比べて私は、何の飾りもないショート。不満はないけどね。長いと邪魔だし。
荷物を置くと、暁美が私に飛びついてきて吃驚。
「はぁぁぁ〜、そうそうこれだよぉこれぇ〜。暖かくて柔らかくて、いいにおいがする由希ちゃん……」
「はぁ、いきなり何を言うかと思えば」
暁美はいつもこれだ。
私と会うなりまず抱きついてきては、色々と感想を述べてく。
会う度に感想が違うのは、ある意味謎だ。
そして彼女はどこかおっとりとしてて、何ていうか、擬音語で言い表すと「ぽわぽわ」してるって感じ。
目もとろんとしてて、ふんわりした印象を相手に与えるのが特徴だ。
「はは、久し振りだなぁ。元気だったか?」
「まあね。相変わらず学校は五月蝿いけど」
「へぇー。何か、あんまり変わりないみたいで嬉しいよ」
「春香こそ、いつも通りのボーイッシュって感じね」
「当たり前だ。これがウリみたいなもんだからな、そうそう簡単に変わって堪るかよ」
言ったように、春香はまるで男子みたいだ。
気が強くて勝気で、さらに白黒はっきりしてないと気が済まないみたいだし。
しかも口が悪い。ヤンキーって訳じゃないけどね。
まあでも、こういう人に限って実は優しいのはパターンなのかもしれない。
「っていうか暁美、いい加減に離れて」
「えー、いーじゃん別にぃ」
「私、まだお風呂入ってないから汚いよ」
「汚くないもん!」
「どうでもいいけど、まずはお風呂に入らせて。話はそれからよ」
「はぁ〜い」
「はぁ、これだから……千秋、お風呂借りるわね」
「いいよ〜。入っといで〜」
◇ ◇ ◇
私は未だに引っ付いていた暁美を引っぺがして、お風呂場へと向かった。
千秋の部屋が狭いのに対して、リビングとこのお風呂場だけは無駄に広い。
特にお風呂場に限っては、3人くらい同時に入っても平気だろうと思えるくらいだ。
そうして私は、その大浴場ともいえる湯船に浸かってのんびりとしていた。
しかし————
「千秋、何でいるの?」
「何でって……あたしもお風呂入ってなかったし、丁度いいかなって思ったのっ」
そう。
この広い湯船に私が浸かっている中、右隣では、私と同じくのんびりとしている千秋がいたのだ。
何で一緒に入るっていう発想が出てくるやら。普通は1人ずつでしょうが。
「ふうん」
「ごめん……お風呂のときくらい、1人がよかったかな? お泊りも、半ば無理矢理誘っちゃったし……」
「え、えっと……」
眉をハの字にして、困ったちゃんの表情をする千秋。
確かに本音を言うと、お風呂の時はせめて1人がいい。
でも、何でだろうな。今は一緒でもいいかもって思える。
もちろん、もう入っちゃったものはしょうがないって思うところもある。
けど、それ以外にもある。何かこう、暖かい気持ちが胸の中で出来上がってて————
あぁ、だめだ。うまく言えない。
「あたし、上がるね」
「ま、待って!」
「え?」
気付けば無意識のうちに、立ち上がった千秋を呼び止めていた。
呼び止めたのはいいけど、何で呼び止めたのかとか、何故か妙に恥ずかしいのとかで言葉が続かない。
どうしよう。このままじゃ————
「あはっ。珍しいね、由希ちゃんがおねだりなんて」
「は?」
思考が遮断された。
原因は、おねだりという単語に引っ掛かる私がここにいるからだ。
何時誰が、どうやっておねだりなんてしたんだ。まさか、また無意識のうちに私がやったのか。
そう思ってる間にも千秋は再び湯船に浸かっていて、私を可愛らしく見上げてきた。
「仕方がないから、一緒にいてあげるっ」
「……」
さっきの「待って」を、千秋はどうやって解釈したんだろう。
そして私ってば、何考えてるんだろう。
続いてた思考を遮断されてから、さっきまで考えてたことが思い出せない。
まあいいや。めんどくさいし。
- Re: ソリチュード ( No.5 )
- 日時: 2014/08/30 09:00
- 名前: コンデンサ (ID: lY3yMPJo)
そうして入浴を済ませた私は、早速件の3人と駄弁っていた。
でも私は聞くばかりで、自分からは特に何も話してない。肝心の話題がないからだ。
一番喋ってるのは千秋。やれ「あの服がほしい」だの「あの映画面白いよ」だの、典型的な女子高生がする話ばかり。
10時くらいから話が始まって、現在の時刻は夜中の12時。その間ほどんど千秋が喋っていた。
よくこんなに話題が続くな。私はある意味というか、昔と変わっていなくて感心した。
「そーいえばさぁ」
唐突に話題を変えた千秋が私に話を振ってきたような気がする。
「由希ちゃんの話も聞きたいんだけど、何かないの?」
あぁ、やっぱり。そんな予感はしてたけど、まさか当たるなんて。
「特にない。精々言うんだったら、毎日ずっと同じような生活を送ってきたなってだけ」
大嘘だ。実際には2つくらい話題がある。
1つは、クラスメイトかつ幼馴染の薫がグレたこと。
これは色んな意味で気になる事だ。私には何の切欠もないように見えるけど、突然グレた彼女。
そして噂によると行方不明らしくて、一体何処へ行ったのかも気になるのだ。
もう1つは、自慰行為で快感に耽るようになったことくらい。
色んな部位がある全身のうち、たった1ヶ所を弄るだけで全身が痺れるようなあの感覚。ちょっと気持ちいい。
でもそれは他人の前で話すのに抵抗があるし、しかも内容が赤面ものなのでとても話せたことじゃない。
そんなことを平気で口に出来るほど、私は純粋じゃない。自分で言うのもなんだけど。
「へぇ。でも、それは裏を返せば平和ってことだよな」
「え? ま、まあ、そうね」
私がそんな暢気な事を考えているとも知らず、春香が同じくらい暢気なことを言ってくる。
一瞬気後れした。見れば、他の2人も相槌を打つかのように頷いている。
「でもー、由希ちゃんは相変わらず由希ちゃんだよね」
「?」
突然、ちょっとにまにまとした下品な笑みを湛えた千秋がそう言った。
何を言うつもりだろう。こういう場合は大体嫌な予感しかしないし、実際に変なことばかり言ってくることが多い。
「素直じゃないって言うか、なんだろ。クーデレちゃん?」
「何が言いたいの?」
「えへへっ、あたし知ってるんだよ? 由希ちゃんがこっそり——痛っ!」
そこまで言いかけられたとき、何か私の本能が警報を鳴らした気がして。
不意に千秋の頬をビンタしてしまった。バシンッ、と小気味良い音が部屋中に響いて、暁美と春香が肩を震わす。
「いたいなぁ、もう。何で叩くの……もしかして私が言おうとしてたことが分かったの?」
「分かっていなかったら、ビンタなんてしてないわ」
「うぅ〜……」
よっぽど威力が高かったのか、千秋の頬は痛々しく赤くなっている。
————まあ、とりあえず撫でておこう。撫でておけば問題ないはず。千秋は昔から、それだけで機嫌をよくする。
「ごめんね、スナップ効いたかも」
「にゃははは〜……」
ほら、満面の笑みを浮かべ始めた。やっぱり千秋は単純なのだ。
————って思ってた私は甘かったのかもしれない。
「えいっ!」
「きゃ!」
突然、千秋が私を押し倒したのだ。
まるで恋人同士みたいなこのシチュエーション。小恥ずかしい。
よく見ると、千秋の頬が少しだけ赤い。私がビンタしてないほうの頬まで桜色だ。
一体、何がしたいんだ。
「あはは、あたしの勝ちだね!」
「な、何するつもり?」
「こうするのだー!」
そういって千秋は、私の服に手を伸ばす。
嫌な予感が、的中してしまった。
- Re: ソリチュード ( No.6 )
- 日時: 2014/08/31 19:38
- 名前: コンデンサ (ID: lY3yMPJo)
————独りじゃない。そうあってほしい。
誰か、私に気がついて。傷だらけの私だけど、それでも、ちゃんとここにいるの。
でも誰も、気付いちゃくれない。
————傷が、抉られる。
せめて、同じ孤独を知るはずの、あの幼馴染さえ側にいてくれればって思う。
でも、彼女が私に関心を抱いてくれるはずもなく。
誰か、私に気がついて。私を包み込んで。
抉られ続けた数多の傷を、癒してほしいの。
もう、耐えられない。何かが全部、壊れちゃうよ————
私に気がついて。助けて、由希ちゃん————
◇ ◇ ◇
私が千秋に押し倒されてから、されたことは誰もが予想できそうなことであって。
久々にカチンと来た私は千秋を突き放そうとするけど、力が入らなくてされるがままだ。
「ち、千秋〜……いくらなんでもやりすぎじゃないかなぁ?」
「明らかに由希怒ってるぞ? やめてやれよ」
流石は暁美と春香。ナイスフォロー。
と思っているのはどうやら私だけらしい。
「由希ちゃーん由希ちゃーん由希ちゃーん」
やはりというべきなのかな。さっきからずっと私の名前を連呼してる千秋には、そんな声が聞こえているはずもなくて。
そろそろ堪忍袋の緒が切れる。危ない。
「……もうそろそろ本気で怒るよ、千秋」
「あはは、ごめんごめん。何か久し振りすぎて、スキンシップせずにはいられなくてさ」
「だからってこの由希の、お世辞にも大きいとは言えない貧相な胸触るのか」
そこ、一言多い。全力でそう突っ込みたかったけどやめた。
千秋が何か可愛くて、そんな気が削がれたのだ。
「全く。スキンシップならこれで十分でしょう?」
試しに千秋を抱きしめてみる。
「だーめ。やっぱり女の子として! 肌と肌のふれあいをするならあれに限る! にへへっ」
「アンタのその変態頭脳、尊敬するわ」
「うんうん」
春香がそう言って、暁美が相槌を打つ。私は打たないけど。
全く、千秋は本当にしょうもない人物だ。これも昔からなんだけどね。