複雑・ファジー小説
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- Overcome
- 日時: 2016/09/07 20:51
- 名前: よをこめて (ID: jEJlOpHx)
─前書き─
初めてなので下手ですけど、自分なりに一生懸命がんばりたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
登場人物>>1
最新話>>14
- Re: Overcome ( No.1 )
- 日時: 2016/03/16 16:23
- 名前: よをこめて (ID: d9JZZrk4)
軽く登場人物を紹介します。
林メイ(はやしめい)
男性恐怖症。過去にトラウマがある。高校1年。
本条雅(ほんじょうまさ)
ツンデレ。高校1年。
北原圭(きたはらけい)
しっかり者だが、時々抜けてる。高校3年。
相田光(あいだひかる)
バカ。空気が読めない。高校1年。
中村力(なかむらりき)
普通。
本原習(もとはらしゅう)
まじめ。全員に敬語。高校1年。
佐々木和真(ささきかずま)
大阪人。ムードメイカー。高校1年。
このほかにも、まだ、出てくる予定ですが、その人はそのときに補足紹介したいと思います。
1話>>2
- Re: Overcome ( No.2 )
- 日時: 2016/03/16 16:23
- 名前: よをこめて (ID: d9JZZrk4)
『ピロロロロ…』
目覚ましがなり、メイが目を覚ました。
メイはまず、洗面所に行って顔を洗い、長い髪を整える。
リビングに行くと、テーブルの上に朝ご飯が用意されている。
「おはよう」
キッチンに立っている母親に声をかける。
母親もおはようとかえす。
朝ご飯を食べ終えると、母親がメイの前に座った。
「なに?」
メイが不思議そうに聞くと、母親はニコッと笑った。
「今日から、この学校に行ってほしいんだけど。」
パンフレットをエプロンのポケットからだした。
折って入れていたのか、ほんの少し曲がっていた。
「男強高校?
まって、ここ、男子校じゃないの?」
「それがね、違うのよ!名前は男子校ぽいし、今のところ生徒は男子しかいないらしいんだけど。」
「無理だよ!そんな所!
それに、転校するなら、編入試験があるはずでしょ?」
メイが怯えた目をした。
「編入試験の事なら、あなたのこの前のテストを理事長さんに見せたら合格って言われちゃった」
母親は自慢気に言った。
「なんで…」
メイがボソッと言った。
「そんな、いつまでたってもウジウジしてちゃ、男嫌いはなおんないわよ!」
「……」
『男嫌い…か…』
母親はメイが単なる男嫌いだと思っている。メイが男性恐怖症だと知っているのは、メイが心を開いたほんの数人である。
メイは左手首を右手の平で強く握った。
「とにかく、ここに今日から、行ってもらうから!」
母親はパンフレットを指した。
「……」
メイはうつむいた。
「はい!ほら、動く!」
母親の声と同時にメイは立ち上がり、リビングをでて、部屋に戻った。そして、昨日まで着ていた制服を着て、玄関に向かった。
「いってきます…。」
ボソッと呟いたメイ。すると、母親があっ、と何かを思い出したのか玄関に来た。
「ちなみに、全寮制だから、この学校。
いってらっしゃい!」
「……」
一瞬、メイの思考回路が停止した。
「やだよ!そんなの!」
「もう、決まったこと!はいっいったいった!」
メイはほに背中を押されて、無理矢理家を出された。
メイはため息をついて、仕方なく歩き出した。
2話>>3
- Re: Overcome ( No.3 )
- 日時: 2016/03/16 16:24
- 名前: よをこめて (ID: d9JZZrk4)
メイは男強高校の校門の前にいた。
時刻は8時。
生徒はまだ、誰も登校してきていない。
メイはため息をついて、180度回った。そのとき、メイの前に1人の女性が立っていた。
「あなた、林メイさん?」
その女性が聞いた。
メイは戸惑いながらも はい と答えた。
女性はニコッと笑い、右手をメイの前にだして、こういった。
「ようこそ、男強高校へ。
私は理事長の相男希美(あいだんのぞみ)です。よろしくね。」
メイは出された手をとって、よろしくお願いします。と一礼した。
「フフッかわい((コソッ
あら、その制服、前の学校のね?」
「あ、はい。そうです。」
「じゃあ、理事長室にいらっしゃい。
そこで制服と、あ…あと、クラスも教えるから。」
希美は手を離し、校内へと入って行った。
メイは希美について行こうと、また180度まわって、校門の前で、一度止まったが決心したのか、校内へ入って希美の後ろについていった。
3話>>4