複雑・ファジー小説

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転生系トリップに姉弟でたまたまゴー!!、したらこうなった
日時: 2016/09/16 00:04
名前: 忌神 白黒子(いみかみ あやめ) (ID: Rn9Xbmu5)

頭痛いなー、なんて思いながら弟と共に学校に行きかけていたところ、
…轢かれて真っ暗
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このお話は、とても鬼畜?な姉とマイペースイズラブな弟君が転生系トリップをして暴れるお話です

転生系トリップに姉弟でたまたまゴー!!、したらこうなった ( No.4 )
日時: 2016/09/16 00:03
名前: 忌神 白黒子(いみかみ あやめ) (ID: Rn9Xbmu5)

◆短い日記◇

さて、生まれてからはや11年たちまして、

私事、エルゼファーニア・リティフィル・リーネアティス、は11才です。

日に透ける金髪は首もとで揃えられており、横髪を後ろにまわしてきれいな髪飾りで止められている。

目はなぜか、オッドアイで右が金色、左が炎のような紅。

肌は、うん。多分ここら辺は日本より、イギリスとかに近いんだろうね、肌は焼けなくて焼けてもこんがりきつね色ではなく真っ赤になるようです。

いやぁー、にしても元・朱楽ゐろは(あけくら いろは)なんていう名前の私がこんな長ったらしい名前になるとは…

ちなみに弟君は元・朱楽有栖(あけくら ありす)という名前だ。

この二つさ、ふつうは逆だと思うんだけど…

で、現在、セイルリート・リティフィル・リーネアティス、となります。

御年10才、の捻くれマイペース弟君です

「姉さん」

弟君に話しかけられた

「何?」

あ、因みにね、私らがいる場所は、国の真ん中にある城…ではなく、国の隅の森にあるお屋敷にいる。

なぜ?、と思う人はいるだろうが少しばかりお喋りをしよう

私たちが生まれて一年たったころ、お父様、つまりはこの小国・リーティアスの国王陛下が亡くなりました。

ちなみにこのリーティアスという国は小国なのに結構強い国らしく資源も豊富で周りの国とはとても良好な関係を築き上げ、戦争でもこの国には強い人や知恵の働く人が結構いるのだとか

そのおかげで戦争や襲撃には対応できていたのだという

しかし国王陛下が亡くなられてしまったので新しい国王が必要になった

リーティアスは世襲制なのでお父様の弟、つまり私にとって叔父である人が就任することが決まった

しかし、この叔父がひどすぎた。

ひどいという意味はたくさんあるが。このうちはこれが一番だろう

「刷り込み」で、ある

こういえば分るだろうか?

王族だけど二男で兄が優秀だったため比べられた、とそしてそこに貴族に刷り込まれたことがある

「皆、あなたを疎んじているからそういうのです」系のことを言ったのだとか

そこから碌に勉強をしてなかったことが発揮される

転生系トリップに姉弟でたまたまゴー!!、したらこうなった ( No.5 )
日時: 2016/09/16 00:03
名前: 忌神 白黒子(いみかみ あやめ) (ID: Rn9Xbmu5)

☆短い日記〜国王陛下の事情—★

初めまして。

俺の名前は、セイルリート・リティフィル・リーネアティス

またの名前を、朱楽有栖です

姉の話を引き継いでお話ししたいと思います。

叔父が碌に勉強もせず貴族にそそのかされ、現在自分は周りから苛められてるとか思っているのでこの国は現在、俺たちのお母さんとお兄さんで成り立ちそれを宰相様が支えている感じなのです。

…なんでこの国に,この国にこんな人が生まれたのだろうと俺達はほんとに思います

この国は実力で成り上がってくる者たちの国・リーティアス

この国の名前は本当はリーネアティスなんだけど今の地図には修正された名前になっている

その国で実力がない者や、何もできない者は平民以下の存在になる。

まぁ、話をもどそう

現在、叔父は側室が二人いる。いや正確には一人は貴族の一人から送り込まれられ、一人は叔父自ら作った娼婦である。

そして実はと言うとその一人の送り込まれた方の側室さんは叔父に変なことを吹き込んだ貴族から送られてきた王妃様の味方の善良なる人である。

さてと、そんでもう片方のその側室と伯父の間に一人、娘がいる

名前、レベッカ、歳、六歳、現在、父が溺愛中

お母さんはこの子に俺達を合わせたくないらしく国の隅の森の屋敷にいる。

「おーい、セイ。エルが呼んでんぞ」

後ろから声をかけられた

俺より少し背の高いの青みのかかった銀色の髪を持ち、金色の目を持つめっちゃイケメンの少年。

名前は、サロヴァ—ナ・リエス

略して、シャロ君

シャロ君は姉さんを暗殺しようと送り込まれた、被害者君です

雇った人がバカすぎて、被害にあった人です

転生系トリップに姉弟でたまたまゴー!!、したらこうなった ( No.6 )
日時: 2016/09/16 00:03
名前: 忌神 白黒子(いみかみ あやめ) (ID: Rn9Xbmu5)

名前、サロヴァ—ナ・リエス

通称、シャロ君は昔居た貴族に雇われた暗殺者…もとい元暗殺者

見た目は青みのかかった銀色の髪に黒猫のような金色の目

俺は10歳の子にしては大きい、155㎝くらいの身長だ

シャロ君は1歳上の11歳。

小学五年生。

身長は160㎝くらいありそうだ

体格は細身だけどその分素早く、来ている服も国から渡された騎士の服だが、シャロ君は服を渡される前に前もって騎士団長にあることを相談していた。

普通に騎士は服の下に色々とつけているのでベルトなんかもつけると結構な重さになる。

しかし、騎士の服を着るときは決められた服を着なければいけない。

男の子と言ってもまだ7歳だからさすがに危ないだろうと、言うことで団長さんと話し合って服についている装飾品はあらかたはずし軽装化、でも一つ一つは綺麗な繊細なものをつけてあるので逆にさっぱりしてかっこよく見える。

こういう時、本当にイケメンはズルいと思う

めっちゃ似合ってるんだもん。ずりぃ

「セイ?」

少しの間、黙り込んでいたからかシャロ君が少し心配そうに下から俺の顔を覗き込んできた

「ああ、何?姉さんからの呼び出し?」

「おう、エルが呼んで来いって。書庫にこもってるから行くぞ。」

「姉さん、何の用だろう?」

「さぁな。ただ…」

一回シャロ君は言葉を区切った

「ただ?」

「今日の朝に来てた手紙を見てからとてつもなく不機嫌になった」

「…なんとなくわかった」

たぶん、現王からの夜会に出ろとかそんな感じだろう

姉さんは今の王…つまり叔父を嫌っている

それもしょうがないだろう

なんせ、あちらの方も姉を嫌っている

まぁ理由があほらしいから姉は現王が嫌いなのだろうけど

「自分の姪を嫌う理由が「自分の娘が王族になれないのは姪のせいだ」って子供の言い訳みたいだよな」

そう、前に話したレベッカは妾の娘だ

この国は、王族の血をひいていれば王族になれるわけではない

それ相応の頭と考え、言動に立ち振る舞い

そして自分の身の上をきちんと把握しておくこと

当たり前だ

そしてレベッカはそれ相応の勉強をさせようと俺達の母がさせるように言っても、レベッカの母が「私が妾だからそんなこと言うのですね……!」っていうものだから叔父があほみたいに迷走するのだ

恥ずかしい

大理石の廊下を二人で歩き、この屋敷の一番大きい部屋に向かう

一番大きい部屋は書庫で姉さんがたまに徹夜をしては俺とシャロ君で止めることがよくある

止め方は、シャロ君に姉さんを抱きかかえてもらって書庫から出て、俺が外からカギを使って書庫を閉じる

こうでもしないと姉さんは止まってくれないのだ

転生系トリップに姉弟でたまたまゴー!!、したらこうなった ( No.7 )
日時: 2016/09/16 00:04
名前: 忌神 白黒子(いみかみ あやめ) (ID: Rn9Xbmu5)

書庫に行くと大量の長机の上に山となっている本たちに囲まれて姉さんはアンティーク?というか、ゲームとかの魔王が座っているような椅子に座っている。

姉さんは俺と同じ六歳だから大きな椅子は尚更大きく見える。

そんなくらいに大きい椅子に座り、拗ねた顔、というかあからさまに機嫌が悪い時の顔をしている姉さんは、

「……んなふざけんなふざけんなふざけんなふざ……」

、と小さくぽつぽつと呪いの言葉を吐き出している

これを見たとき俺とシャロ君の心の声はつながった。

あ、これやべぇ

、だ

もう、それしか言いようがない

「姉さん……どうしたの?何があったの?」

そう聞くと、不機嫌に、尚且つ滑舌をいつもの二倍ほどよくして返してきた

「ん?んん?いやぁ、簡単なことだよセイ。今日、僕たちに届いた手紙は二通。一つは兄様達から、もう一つはあの愚王からだ。ま、と言っても送ったり書いてくれたのは宰相のニールさんだからあの愚王というより国から、と言った方が正しいね。」

ニール・アルバーン

この国、リーティアスの宰相で、叔父の後始末と仕事と家庭を三立している苦労人です。

ここまでなんと十秒

続けて、

「それでさ、この中になんて書いてあったか、読んでびっくりしたよ。さすがに私もこれを読んだとき無言になったよ、。てか失笑さえしたよ。さて、」

そこで姉さんは椅子から降りて、近くの窓から差し込むあまり暑くない日だまりまで歩き、気持ちよさそうに光を仰いだ。

そして、後ろを振り向いたとき一瞬は笑顔だったが、もう一瞬で姉さんの端正な顔から表情が抜け落ちた。

次に出した声は先ほどの明るい声ではなく、

「ねぇ、セイ、シャロ君。賢い君らなら、解るよねぇ……?」

さて、日本には地獄の閻魔大王の話があるがその対の地獄のことはあまり知らないだろう。

ちょうど俺はそういうのが好きだったから知っている

名前は極寒地獄。

今風にいうならば誰もがこういうだろう

「北極、南極すべての生物が生きていられないほどの寒さ」

、と

そして俺はそんな寒さを知らないが多分そんなのよりも、今の姉さんの声の方が寒いだろうと思う

つまりはそのくらい底冷えし誰もが恐怖に呑まれるような声だろう

聞いたらみなこう思う、

あ、終わった

、と

いや、マジだからね!?

本気も本気

これはやばい

キレてるぞ、おい

おい、愚王、このくそ叔父、姉さんに何送りやがった

このキレ具合は、あの時以来のキレ具合だぞ


転生系トリップに姉弟でたまたまゴー!!、したらこうなった ( No.8 )
日時: 2016/09/16 00:04
名前: 忌神黒白子 (ID: Rn9Xbmu5)

出かけることになったものだから姉さんの準備に時間がかかる。

行きに二冊、帰りに二冊、その間は十冊読み終わる。

そして書庫には当然のように大量の本が積み上げられている

まぁ、とりあえず、その本の山に姉さんの身長では届かずギリギリシャロ君で届く高さだ。

まぁ、たぶんこの荷物は全部兄さんたちが持って行ってくれるので楽ちん楽ちん

僕たちには二人の兄がいる

一番上の兄

アルティ・リティフィル・リーネアティス

金髪に、姉さんの片方の目と同じ炎の瞳を持つキラキライケメンであり、シスコン、ブラコンの体現者である。

武術、剣術、戦術までを経験している御年20に成りたてのとんでもハイスペック王子だ

グラディス・リティフィル・リーネアティス

二番目の兄が僕と同じような母様似の黒髪と、姉さん姉さまと同じ金色の瞳をしたインテリ系の、アルティ兄さんと違うタイプのハイスペック王子だ

外交や後始末、人の誘導、内政の事に関することはニールさんとグラディス兄さんの右に出る者はいないと思う

この二人は双子で、二人とも20歳だ

姉さんは不機嫌な状態で、シャロ君は機嫌を取っている


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