複雑・ファジー小説
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- 宗祇社 →第二次オリキャラ募集予定。
- 日時: 2016/05/22 15:49
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: kkPVc8iM)
またまたすみません、ルビーです。
いい加減にしろと言いたくなるかもしれませんが勘弁してください!
この小説も他のと同様ゆっくり書かせていただきます。
目次
用語/登場人物>>3
第壱話 其の日は必然に>>1-2
第弐話 竜堂夜明>>9
第参話 初任務>>12
第肆話
→オリキャラ応募用紙:一時停止
名前/読み→
性別/年齢→できれば大人など
容姿→
性格→
能力→無くてよし、説明も
代価→能力の制限・デメリットなど
人物との関係→出来れば詳しく(どのようにありたいかなど)
死亡、恋愛、キャラ崩壊大丈夫か→結構可能性高いです
備考→
SV→5つ以上
※
※
※世界観に合わないキャラ、作者が書きにくすぎるキャラ、コピペしてないなどの理由で不採用になる恐れがあります。
・オリキャラ
【宗祇社】
・園原 京花>>4 霧霊さん作
・寒崎 上禾>>5 咲々芽さん作
・走瞬 早>>6 雨雲燈籠さん作
・結杜>>7 合歓さん作
・哀淵 鑑見>>10 海衣さん作
- Re: 宗祇社 →5/21 オリキャラ募集開始。 ( No.10 )
- 日時: 2016/05/23 19:28
- 名前: 海衣 ◆UL9XFU9IZw (ID: dHglFbzp)
名前/読み→哀淵 鑑見(あいえん かがみ)
性別/年齢→男/28
容姿→常に目の下にクマが出来ており、金髪に染めた髪はボサボサ。(若干色が落ちてきて、プリン頭になりつつある)
白衣を羽織っているものの、胡散臭い医者、というイメージがぴったりくる。
性格→アウトローを気取っているものの、無償で患者を治療したり、薬を持たせるなど、実は人情家だったりする。
口では面倒臭いと言いつつ、仕事を受けたら徹夜続きは当たり前であり、言動と行動が一致しない、一種のツンデレ。
能力→『無限知性』(実際には能力ではない)
どんな事柄や物も、見ただけで原理、性質、対処を直ぐに判断できる能力、となっているが、これは彼の膨大な知識と優れた状況判断力を、努力で修得したものであるので、能力とは別物。
病気の新薬を作り出したり、敵の能力の原理を見破って対策を考えるなど、攻撃こそ出来ないが、応用性に富む。
代価→全て彼の知識、つまり今現在、明らかになっている法則や原理のみ対処する為、常に知識を更新し続けなければならない。
また、新しいものを作りだすには、膨大な知識を持っているが普通の人間である事には変わりないので、それなりの労力と物資が必要となってくる。
人物との関係
※基本的に苗字呼び
夜明→10歳以上も年下なので、妹よりか姪を見ている気分だそうで、自分がオッサンになりつつある事を落ち込んでいるらしい。
後、サーベルがこのまま使い続けると壊れる可能性があるので、ぜひ新しいものを作ってやりたいとの事。
無涯→お前ホントにハタチか、と思う程頭が回る人物、と思っている。宗祇社メンバーの中で唯一、はっきりと能力の原理の解明が出来て居ないので、よく観察している。
鳳凰堂→唯一のマトモな人物かつ宗祇社の良心。宗祇社に入ったのも、彼のおかげである。自分が居ない時の為、最低限の医療知識を教えている。
アリア→教えてもらったおかげで、料理が上手くなった。たまに家事の手伝いをしていた為か、最近、家事スキルが上がってきたような気がする。
死亡、恋愛、キャラ崩壊大丈夫か→OK
備考→何かの理由で普通の病院に行けない者達御用達の医者。闇医者ではなく、ちゃんと医師免許を取っているあたり、律儀である。
また、医療知識だけでなく、物理、化学の知識も長けている為、武器などの修理、開発もお手のもの。その代わり、いつも徹夜続きとなるが。
既存の原理、法則だけでは実際、能力の原理の解明はほぼ不可能に近いのだが、彼は能力を『自分なりに科学的に解釈』して、対処を導き出している。
例えば、夜明の能力『重力不可』は『自らの狙った所に過重力場を作り、物理現象を歪ませている、重力子を取り込み、中身を弾きだす事で物の軽さを変えている』など、実際とは違う原理や証明できない性質でも、彼が科学的に納得すれば良いとの事。
《他の能力の解釈》
『無力漢』→様々な憶測をしているが、唯一、正確さに欠ける原理らしい。
そんな中でも、一番彼が納得した原理は『慣性を制御している』。
『自分以外の運動エネルギーに影響されない為、力の方向変換や増減、作用点の座標移動を行っている事が、能力に繋がっている』のではないかと考えている。
『未来予知』→『自分の五感全てから入ってくる、通常の人間ならば切り捨ててしまう様な些細な情報すら脳が処理し、演算する事で、『この条件下でおこる未来』を観測している』のではないかと推測している。
また、どんな現象でも科学的に解釈する悪い癖があり、怪談にすらツッコミを入れてしまう。
SV→『哀淵だ、下の名前は出来るだけ呼んでくれるなよ』
『それぞれ、宗祇社メンバーの能力の原理は理解しているつもりさ。まぁ、俺が無理矢理自分に納得させてるだけなんだけどよ』
『ったく、何で俺がこんな事しなきゃならないんだ、……あぁ、もう分かったよ、ほら、診てやるからさっさとそこの椅子座れ』
『昨日も今日も徹夜だぜ、畜生……、は、別に依頼とか関係なく、俺の利益に繋がる事だからしてるだけだっつーの!』
『なぁ竜堂、なまじ人は人を殺しちまったら、それだけで悪に成り果てるのか。いや、俺は医者だからな、少し他の奴との命の価値観を比べてみたかっただけさ』
すみません、またまた海衣です。
ルビー様の小説が楽しみ過ぎて、ついつい来てしまいます……!
おかしな点などありましたら、お願いします。
後、皆様の能力を哀淵がそれぞれどう解釈しているのか、書いた方が宜しいのでしょうか?
- Re: 宗祇社 →5/21 オリキャラ募集開始。 ( No.11 )
- 日時: 2016/05/22 14:57
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: kkPVc8iM)
海衣さん
本当に応募ありがとうございます!
最年長キャラありがとうございます。海衣さんがよろしければ能力解釈を書いてほしいです!^^
特に問題はないので採用させていただきます。
ありがとうございました。
※
これにて第一回オリキャラ応募終了です。
第二回は宗祇社と対をなす存在のマフィア「グリムゾン」キャラを募集予定です。
よかったら宜しくお願いします!
- Re: 宗祇社 →5/21 オリキャラ募集開始。 ( No.12 )
- 日時: 2016/05/22 15:46
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: kkPVc8iM)
——宗祇社の朝は異臭から始まる。
1
「おはよー……」
時刻午前7時。Tシャツに短パンというラフな姿で社内の食堂へ足を運ぶ夜明。宗祇社の社員には全員寮が設けられ、殆どの者が其処に住んでいる。そのため、料理当番と言う名の女神、アリアがメンバーの食事を作っている。
夜明は起きたばかりか、髪はボサボサ、足取りは覚束無い。
寝ぼけ気味の夜明の鼻に突きさすような異臭が漂った。
「!? 何この臭い!? 焦げくさっ」
一気に目を覚ますと、慌てながら台所へと駆け出した。どうしよう。もし家事だったら。アリアが危ない。
嫌な予感が頭を過る。
「アリアッ!!」
台所の戸を一気に開ける夜明。目の前に映った光景は、命の危険でもなんでもなく。只の日常風景だった。
「ア、アリア殿。フライパンに酒を入れたら一気に燃え上がってしまったのですが……っ」
「あら、オムレツ黒焦げになっちゃったわねぇ」
「……早【はや】。又なの?」
短い銀髪に、男物のスーツを着こなす女性はあまり表情を変えないながらもフライパンを持ちながらアリアに困ったように助けを求める。
フライパンの中身を見たアリアは苦笑する。
安心したように、呆れたように、夜明は脱力する。
「済みません、夜明殿。起こしましたか?」
「いや、異臭で目が覚めたわ。ていうかその暗黒物質朝食に出すわけじゃないよね」
「……ゴメンね夜明。このオムレツ、トライしてからもう10回目なの。卵がもうなくて……」
「申し訳ありません。私が不手際なばかりに」
——走瞬早【そうしゅんはや】。宗祇社のメンバーであり、女性ながらも仕事は完璧に熟す、バリバリのキャリアウーマン。能力は【風飛翔】という自分の手から放ったものの速度を操作する力を持つ。
そんな彼女の唯一の弱点は——料理音痴であることだ。
2
——食堂にはご飯・味噌汁・秋刀魚の塩焼き・麦茶・ほうれん草のお浸し・暗黒物質が出揃っていた。
「あはは……。早ちゃん、今日は麩菓子を作ったの? 何だか人生の様な味がするね」
「上禾【かみか】さん。それ元オムレツだよ」
細身で眼鏡を掛けた優し気な雰囲気を持つ端正な顔の男はもじゃっと音を立てながら元オムレツを口に入れた。
——寒崎上禾【かんざきかみか】。彼も又、早と同じく宗祇社メンバーであり、能力者だ。能力名は【光学歪曲】。あらゆる光線を屈折させる能力だ。先ほどの発言からも解る様に、彼は異常なほど鈍感である。
夜明は突っ込みを放棄しつつ、上禾に忠告した。
早は落ち込みながら深々と頭を下げた。
「本当に申し訳ありません……」
「……早君、次頑張り給え。料理は練習することで上手になるのだ」
「でもね、みんな。早、ちゃんと料理うまくなっているのよ。今日の味噌汁だって私と一緒に作ったし」
早をフォローするように紅蓮は慌てて言う。
アリアも嬉しそうに早を見た。
「それはアリアさんが手伝ったお陰だと思うよ」
いつの間にか、アリアの隣には無涯が座っていた。勿論彼は暗黒物質に手を付けようとしない。
「おはよう。無涯君。てっきり起きてこないかと思ったよ」
「冗談はやめたまえ、寒崎君。この僕がアリアさんの料理を食べないわけないだろう? この全宇宙を凝縮したような食事を!」
「大袈裟よ。無涯君」
「いいから早く食べなよ」
——後から聞いた話だが、夜明が寝てしまった後、無涯は全員の宗祇社メンバーと会話をしたという。
寒崎にビシッと指をさす無涯に夜明は冷静に言い放った。
彼女の言うとおりに無涯は席に座ると、ご飯に手を付け始めた。
だがもちろんの如く暗黒物質には手を付けない。
「相変わらず騒がしいなここは」
「おはよう哀淵【あいえん】さん。もうみんな食べてるよ」
頭をガリガリと掻きながら入ってきたのは、胡散臭い医者、という言葉がぴったりのボサボサの金髪頭に白衣姿の男——哀淵鑑見【あいえんかがみ】。彼は、なぜか名前を呼んでほしくないらしく、宗祇社メンバーを名字で呼ばせている。
彼も又、宗祇社一員で専属の医者である。【無限知性】というどんな事柄や物も、見ただけで原理、性質、対処を直ぐに判断できる能力を持っている——といいたいが、飽くまでこれは彼の努力の結晶であり、能力ではないが、他人から見れば能力者だと勘違いしてしまう輩も多かった。
夜明は横目で哀淵を見ると、朝食を食べ終わり、立ち上がった。
「そうだ。夜明。今日、昨日言っていた私の紹介で此処にやってくる新人が来るんだ。このメモの場所に無涯君とともに行ってほしい」
紅蓮は胸ポケットの中からメモを取り出すと、それを夜明に渡した。
夜明は中身を見ると背の高い紅蓮を見上げる。
「また昨日みたいに連れてくればいいの?」
「……いや。今日は新人を連れてくると同時に【ある任務】をしてほしい」
「僕の初任務ってわけだね」
「そして上禾」
「はい」
「君も夜明たちに着いて行ってほしい。何かあるかもしれないとアリアの予言があった」
「わかりました」
上禾はガタッと立ち上がり、素早く準備を始める。
「無涯」
「わかってるよ夜明。僕、仕事はちゃんとするから」
お互い顔を見合わせると、宗祇社の入り口の扉を開けた。
- Re: 宗祇社 →第二次オリキャラ募集予定。 ( No.13 )
- 日時: 2016/05/22 23:53
- 名前: 合歓 (ID: ZUyffco7)
わ、採用ありがとうございます!!
ルビー様の大ファンなので!いつも楽しく読ませてもらってます!
他の方のキャラ様の関係は今回はルビー様にお任せいたします←
更新頑張ってください、結廻と夜明の出会いも正座待機て楽しみにしてます!
- Re: 宗祇社 →第二次オリキャラ募集予定。 ( No.14 )
- 日時: 2016/05/23 19:05
- 名前: ルビー ◆B.1NPYOoRQ (ID: kkPVc8iM)
合歓さん
大ファンと言ってもらえてうれしいです。この駄作製造機になんという言葉でしょう。
わかりました、ちゃんとほかのキャラと関われるように善処していきますねw
結廻と夜明の出会いもゆっくり書いていきます。お待ちください!
更新頑張ります。ありがとうございました!