複雑・ファジー小説
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- 六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女
- 日時: 2016/06/02 18:39
- 名前: ゆっくり2 (ID: nEqByxTs)
昔々、とある《世界》に一つの世界がありました。
その世界の名前は、《月鏡と水鏡の世界》。
月 第二
月の鏡を持つ【月夢国】の姫、《Moon・second》。
水 第一
水の鏡を持つ【水聖国】姫、《Water・the first》。
その二人の姫により、戦争が起こった。
Moonは、二人の剣の勇者を。
Waterは、二人の魔法の勇者を。
そして…
死を求める者
【死神】と呼ばれし魔王《Person calling for the death》は、五人の勇者を。
Moonは、二人の剣の勇者に命じる。
『Water・the firstを殺し、水の鏡を持ってまいれ。』
Waterは、二人の魔法の勇者に命じる。
『Moon・secondを殺し、月の鏡を持ってきなされ。』
それを承諾した四人の代理役者《勇者達》。
死神は…魔王は、五人の勇者に命じる。
『世界を平和にしておくれ…その為に二つの……【水の鏡】と【月の鏡】を壊しておくれ…』
それを承諾した五人の立役者《勇者達》。
一人目の名は、[砂糖 菓子(さとう かし)]。【おかしな勇者】と呼ばれたリーダーの神子女性。
二人目の名は、[雨衣 雲野(あめころも くもの)]。【天雨の勇者】と呼ばれた魔法使いの人間男性。
三人目の名は、[能元 滝守(ないもと ろうす)]。【知能の勇者】と呼ばれた軍師のエルフ男性。
四人目の名は、[狼妃 夢美(おおかみひ ゆみ)]。【歌姫の勇者】と呼ばれた歌う人狼女性。
五人目の名は、[裏表 現幻(うらおもて うつつげん)。【現と幻の勇者】と呼ばれた魔法と剣を操る謎の女性。
水の鏡と月の鏡は、とても恐ろしい物。
二つの鏡が揃いし時、願いを何回でも何十回でも叶えてくれる禁断の鏡。
さっそく戦争が起こり、鏡を奪い合う…
死神でもあり、魔王でもある…《全てのラスボス》は、醜く思えてしまったのだ。
だから…幻想から勇者を呼んだ。
———この世界は、【物語】。こんな所で壊すわけには…いかない。
そう思い、使った最後で…そして、自分の命さえも奪ってしまう禁呪の魔法。
幻想からの来訪者
———《Visitor from a fantasy》
魔王である死神に、長い間生きることはできる。
しかし、この魔法を使ってしまうと、寿命は…間もなく止んでしまうでしょう。
しかし、使わざる負えなかったのだ…
五人の勇者は、戦争に乱入し、深手を負いながらも勇者を倒し…
【月夢国】から月の鏡を…
【水聖国】から水の鏡を…
しかし、鏡を手に入れた後、現幻を除いた勇者達が殺された。
現幻は、悲しくなった…
——こんな世界…滅びちゃえばいいのに…別れればいいのに…
その《願い》を聞いた二つの鏡は…
『叶えてあげませんこと?水の鏡。この世界は、争いが多すぎる。』
『そうねそうね。この世界を壊してしまいましょう。別けてしまいましょう。月の鏡。』
その《願い》を叶えた。
そして、六つの世界と一つの世界が出来た。
一つは、二つの鏡が居た世界である【絶望の世界】。
一つは、日常が非日常でおかしすぎるな世界【不思議の世界】。
一つは、雨が降り続ける光が差し込まない【天雨の世界】。
一つは、全て知能によって解決され脳筋は奴隷となる【知識の世界】。
一つは、毎日毎日歌が唄を奏でる世界【唄の世界】。
一つは、大きな神殿があるだけで何にもない世界【神殿の世界】。
そして…
現と幻想、水の鏡と月の鏡。
それを持ち合わせる狂った幻想と現の少女。
【幻想現の鏡の世界】。
そんな世界を…
絶望で…
希望の無い世界を…
渡り歩く。
日常がギャグ。面白おかしいが不思議と人が集まる…
自分を嫌っている。しかし、人を無視するわけにはいかない。
助けたい…そう思って飛び出すが…
無能である自分に何ができる?
村人でも誰でも持っている。
【能力】を。
【ステータス】を。
【魔法】を。
【武器】を。
【特技】を。
【何もかも持っていない】無能に何ができる?
——「ああ。私の…」
——「僕の…」
——「俺の…」
——「「「『人生』の終わりって奴か。」」」
飛び出した三人。
人生は、終わるかと思いきや…?
☆この物語は、シリアスをギャグに返す勢いのギャグ日常でもあり、おかしな物語でもあります。
そんな物語でもいいですか?
yes
no ←
そんな!酷い。
そんな物語もいいですか?
yes ←
no
やった!じゃあ、続きのページをめくってね。
現「コレは…酷い。」
幻「いや。何にツッコんでんだよ。」
現「なんか急に言いたくなった。」
想「じゃあ、言うなや。うつつ。」
現「はぁい…いい加減漢字で言って。」
想「お前は、何を、言ってるんだ?」
現「何でもないよ。」
- Re: 六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女 ( No.3 )
- 日時: 2016/06/04 07:38
- 名前: ゆっくり2 (ID: nEqByxTs)
僕は、想。
弓や銃を得意とするスナイパー。
剣は、使えないけど…ナイフとかなら一応使える。
忌み子って言う理由で村から追い出された。
持ち物は、
弓と弓矢二十本。
銃に弾が十二弾。
鉄のナイフにナイフの鞘が二つずつ。
着替えに保存食二週間分。
水の入った瓶が二つ。
白紙の本が三つに、インク六つ。羽ペンが三つ。
ランタン一個に油二個。
火打石が三個ある。
現在、僕は…終わりを直感している。
何もかも持ってない忌み子には、強敵…いや最恐の部類。
黒い狼『ガゥルルルル…』
想「ひァァァぁぁァァァ!!!!」
《ブラックガウル》。最低ランクモンスターである。
相当大きな悲鳴を出す。
数分後、女の子と男の子が来た。
けれど、《ブラックガウル》を見たとたんまるでオワタみたいな顔をしていた。
- Re: 六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女 ( No.4 )
- 日時: 2016/06/04 07:55
- 名前: ゆっくり2 (ID: nEqByxTs)
「「「ああ。コレが、人生の終わりって奴か」」」
アタイはね?
この忌み子。とっても面白いんだ。
同じ場所に、忌み子が居て、同じ時間に危機に合い、同じ感情を持ち、全員家出で出会う…
とっても面白いんだ。
だから…もう少し、生かしてあげたい。
別の生活を送ってほしい。
そして、アタイをもっともっと面白くして。
だから…
——貴方が、世界を渡り歩き、アタイを楽しませてくれるなら…
——力を与えましょう。
「「「力が…欲しいです。だから、お願い…します」」」
交渉成立。だから…
『もっともっと楽しませて?勇者達♪』
さて、
アタイの日常は、この事をきっかけに変わった。
力を与えた後、メイドにつかいっぱしりさせてお菓子を買ってきてもらい、
甘いお菓子や美味しい飲み物を食べたり飲んだりしながら
この勇者達を見て楽しむ。
それが、アタイの日常になった。
『ああ。もっと他の人に見てほしい。』
『面白おかしいこの勇者たちを。』
『そういえば、アタイの友達に小説家をやっている神が居たな。』
『あの子に頼もう。他の人達も見れるように。』
『どんな手段でも構わない。』
『だから、』
『お願いできるかい?』
『梨壟目』
『なぁんで、私までなのよ。魔器。面白そうだからやってげるけどさ。』
『君がやるとさらに面白おかしくなるだろう?』
『はぁ…どうなっても知らないわよ。魔器。』
『承知の上さ。』
こうしてはじまった。
ゆうしゃたちのぼうけん。
六つの世界を渡り、一つの世界に居る幻想と現の少女を倒す物語。
【六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女】
第一章 絶望の世界の章
第二章 不思議の世界の章
第三章 天雨の世界の章
第四章 知識の世界の章
第五章 唄の世界の章
第六章 神殿の世界の章
最終章
- Re: 六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女 ( No.5 )
- 日時: 2016/06/04 08:22
- 名前: ゆっくり2 (ID: nEqByxTs)
第一話【一年に一回寝るだけでいい。】
現「はぁぁぁ!!」
現の手は、自然と動いて自然と敵を切る。
『グゥルル!?』
さすがに敵も痛いようで…
幻は、魔導書を持ち一ページ目を開き、呪文を唱える。
幻「『幻術の魔導によって開かれし魔術』」
詠唱中の所で攻撃しようとした敵を
想「させるかッ!」
想の弓によって足に当たり、少しだけ麻痺させる。
幻「『今に来い!絶望によって開かれろ!』」
着々と幻の周りに魔法陣が出来て…
幻「『絶望のグングニル』!!!!」
叫ぶと、幻の手に大きな槍、グングニルが出来ていた。
それを敵に向かって投げると
コントロールは、悪いはずなのに敵に向かう。
麻痺中の敵は当然当たるので…
グングニルによって殺られた。
『グゥゥゥゥ……』
悲鳴を小さく上げた狼。
その狼が見たのは…
笑っている三人であった。
現「皆、凄いじゃん。あの謎の声のお蔭だね。」
幻「でも、世界を渡り歩くのか…金ないぞ。」
想「これの戦利品を剥いで、お金にするのか…」
現「私は、青銅貨二枚と十五枚の銅貨しかないわ。」
幻「やっぱり剥ぐか…」
想「あ、あの…自己紹介、しません?」
現「良いけど?」
現「私は、現。剣を使うわよ。」
幻「俺は、幻。魔導書を使う。」
想「僕は、想です。スナイパーです。」
現「ゲッ…幻って魔導書か。」
幻「そうだけどって戦闘でわかるだろ。」
現「見てないのよ。前だけに集中してたの。」
想「あの…なんでゲッってなるんですか?」
現「魔導使いとかは、ナイフとか持ってないのよー。だからいちいち守りに徹しないと…」
想「でしたら、ナイフが一本余ってるので護身用にどうぞ。」
幻「え…ありがとう。」
現「いざとなったらナイフ、使いなさいよ?じゃ、はぎとるか。剥ぎ取ったら道中に行くわよ。」
幻&想「はぁい!」
剥ぎ取り中
現「毛皮と肉か。毛皮は、売って肉は、食べるか。今日。」
幻「肉…」
現「余ったら私が食べるわよ。」
幻「ありがと…」
想「…」
現「想もね。」
想「ありがとー!」
道中
現「暇ねー。」
昼
幻「保存食食べるか。」
夕方
想「あそこに建てよう。道中じゃ、邪魔になる。」
現「テントあるの?」
想「ないですね。」
——テント送るからそれで何とかしてー。
三人「謎の声さんありがとう!」
夜
想「zz…」
幻「…スヤァ……」
現「此処で、【一年に一回寝るだけでいい】が役に立つとは…」
次回、
第二話【わー♪山賊だ〜♪ぶっ殺せ。】
現「酷い…始めと中間は、良いとして、最後の方がコワイ。」
作者「殺すことに優越感覚える君たちの方がコワイ。」
- Re: 六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女 ( No.6 )
- 日時: 2016/06/19 09:10
- 名前: ゆっくり2 (ID: nEqByxTs)
現在、現御一行は、山賊に囲まれている。
現「やっべ…ミスれないな」
幻「いや…日常でミスっちゃあかんやろ。まず。」
想「どうしましょう…スナイプします?」
現「囲まれてる時点でスナイプできないから。私の攻撃と幻の魔法が当たるように銃で誘導させるか、弓でちまちまあててちょ!」
想「だったら銃の方がましですよ!」
山賊に囲まれるのは、数分後にさかのぼる。
朝食を済ませ、道中を歩いていた頃
現「ふむ…魔物が来そうな予感。」
想「せやな。来ましたよ。」
幻「お前、感知でも持ってんの?」
想「いいえ。と言うか、【ステータス】って心の中で唱えたら【ステータス】が出てきたし、【鷹の目】とかありましたよ。」
現「マジで!?ちょっと唱えて見よ!」
幻「そうだな…」
現のステータス
名前:ウツツ(現)
歳:10歳 性別:女 武器属性:剣
レベル 2
HP 490
MP 340
速度 500
筋力 780
器用 904
知力 300
精神 300
操り 7090
幸運 5000
物理防御 100
魔術防御 100
武器:ドラウス・ティンフォニー(装備中)
護身用銀製ナイフ
盾:
鎧:
スキル
片手剣術3
固有スキル
操り片手剣術3
魔眼1
ポーチ
水入り瓶×2 空き瓶×3 感情ピアノ 楽譜 保存食(2週間六日分) 世界の本 【ちっぽけな世界。隠された世界】 曲の歌詞
戦利品
毛皮
お金
2青銅15銅=6,560
基本、この世界のお金は、コレぐらいである。
白銅…100,000(十万)
金貨…10,000(一万)
銀貨…5,000(五千)
青銅…1,000(千)
銅貨…500(五百)
鉄貨…100(百)
中銅印貨…5(五)
小銅印貨…1(一)
幻のステータス
名前:マボロシ(幻)
歳:11歳 性別:男 武器属性:魔導/魔術書
レベル 2
HP 230
MP 500
速度 320
筋力 200
器用 560
知力 900
精神 980
操り 7090
幸運 5000
物理防御 30
魔術防御 170
武器:魔導書(装備中)
鉄のナイフ
盾:
鎧:
スキル
魔導術3
固有スキル
操り魔法3
猫の目1
ポーチ
保存食(六日分) 水の入った瓶 着替え ナイフの鞘
お金:無し
想のステータス
名前:ソウ(想)
歳:13 性別:男 武器属性:銃/弓
レベル 2
HP 500
MP 300
速度 400
筋力 400
器用 1000
知力 450
精神 300
操り 7090
幸運 5000
物理防御 10
魔術防御 50
武器:デスリフト銃(装備中)
ロイゼリア弓
盾:
鎧:
スキル
弓銃術3
固有スキル
操り弓銃術3
鷹の目1
ポーチ
弓矢×20 銃弾×12 保存食(一週間六日分) 水の入った瓶×2 白紙の本×3 インク×6 羽根ペン×3 ランタン×1 油×2 火打石×3 ナイフの鞘 着替え
現「コレは…高いのか?」
幻「幸運と操り?とやらは、高いが…って、操りってなんだよ。」
想「普通なら、説明されるけど、固有スキル、操り、武器…説明されてないね。まだ、未知の能力値なのかなぁ…?」
現「片手剣術は、片手剣が扱える。幻と想のスキルも分かりやすいけど【魔眼】【猫の目】【鷹の目】って何よ…」
一同「さぁ?」
こういう感じで雑談してたんだ。ステータスを消してね。
道中を歩いていた時…
想「10㎞先に山賊が居る。雑談しながらこっちに向かっているよ…」
現「人殺しは、したくないけど…」
幻「此処、平地なんだよなぁ…道から思いっきり外れる?」
現「そしたら、【世界の本】を見ながら行かなくちゃいけないじゃない。私、方向音痴なのよ…?」
想「でしたら駄目です…」
幻「此処で…迎え撃つか。」
現「よそ見してる?」
想「はい。雑談してますが…残り、5㎞。あ、気づいた。教えてますね。」
現「幻と想は、武器。準備しな。」
準備すると、山賊が一斉に周りを囲み、今に至ります。
現「わー♪山賊だ〜♪」
こう現は、低い声で続けて言った。
現「ぶっ殺せ。」
…てね♪
幻が、二人の山賊に向けて魔法の詠唱
そして想が、魔法対象二人の山賊の足を打ち動きを制限させる。
そうすると、幻が詠唱を完了させ二人の山賊に雷が放たれ、焦げ焦げにする。
現は、長であろう山賊長と剣技をしていた。
幻と想が残りの山賊長除いた二人に同じことをして、山賊長VS現を観戦していた。
幻「おお!殺れ殺れーーー!!!」
想「殺っちまえーー!!!」
現が、《ドラウス》(通称:ドラウス・ティンフォニー)を山賊長の腕に当てようとすると、山賊長の剣がそれを止める。
しかし、《ドラウス》の方が頑丈なので、山賊長の剣の耐久力が持たない。
現は、ソレを付けこみ山賊長の剣を狙うようになった。確実にあたるように腕を狙いこんで。
すると、山賊長の剣が、ぽっきり折れ、使い物にならなくなると、山賊長が剣をどこかに投げる。
その隙をついて、現が《ドラウス》を腕と足を同時狙いして、右腕と右足を切り落とす。
山賊長「中々やるな!小娘!」
現「お前もだ!山賊長!!次、行くぞ!」
現は、バックステップで山賊長から距離を取り、頭の上まで両手を持ってきて、【剣を両手でつかみ、横に構えた。】
本来、片手剣は、片手で使う物。両手で使うことなど無いのだ。
突然の行動に、山賊長は、動揺した。次の瞬間…
・・・・・・・・・・・
山賊長の首が空を舞った。
現「現式剣術【空舞】。」
・・・・・・
現の現在居るところは…山賊長の真上。そして、剣は…
・・・・
現の右手にあった。
そう…
・・
山賊長の首まで降ろされていた右手に。
三人「よっしゃぁぁ!」
現は、地面に着地すると、右手を掲げ、二人も武器を右手に持ち掲げ上げる。
そう、喜んでいると…
???「君達!大丈夫かい!」
そう言って駆け寄ってくる白の鎧をまとっている女性。
その後ろから軍隊があった。
とっさに、武器を構えるが…
女性「すまない!ここらへんで…!?その死体は!?」
現「山賊長だよ。多分。」
女性「もうとっくに死んでいたのか…誰がやったか知っているかい?」
三人「…」
三人が、黙って手を使う。
幻と想が現に向かって手を差し向け、現に至っては、自分で手を上げた。
女性「な…幼い子が戦えるのか!?」
現「自分達、不思議な声のお蔭で忌み子じゃなくなったんだよ!だから戦えたの!」
幻「そうだよ!おかげだよ!不思議の声のお蔭だ!」
想「うん!お蔭だよ!」
三人が口ぐちに言う物で、騎士団は、困っていた。
女性「両親は?」
現「私のせいで両親の心が酷くなるから家出してきたー!」
幻&想「僕/俺は、両親が……」
女性「そ…そうか…すまない。」
現「良いんだよー!」
幻「うん。今では、戦えるし。」
想「忌み子じゃないお蔭で、街に行けるしね!」
女性「その…忌み子とは?」
現「ステータスとか色々持ってない子供を差すのー!大抵は、奴隷にされたりするのー!将来が無いからねー!」
女性「そうなのか…その…なんだ…お礼に、街まで連れて行ってあげようか?」
幻「でも…お金…」
女性「それなら、私が出すから安心したまえ。」
想「やった!ありがとう!」
元気に飛び跳ねる三人。
騎士団は、心に疑問をともすだろう…
この三人がどうやって山賊を倒せたのか…と。
次回、
【フィロニス街】
- Re: 六つの世界と一つの世界の幻想と現の少女 ( No.7 )
- 日時: 2016/06/26 06:08
- 名前: ゆっくり2 (ID: nEqByxTs)
道中、女性の名前を教えてくれた。
女性の名前は、【フィアス】。
騎士団のリーダーだ。
剣と槍。盾を扱えるのだ。
自分たちは、【鷹の目】【猫の目】【魔眼】について聞いた。
すると、フィアスは、たいそう驚いて教えてくれた。
【鷹の目】【猫の目】【魔眼】…それらの固有スキルは、今までないそうだ。
子供は、効果が常に発揮するので…前になかったことが無いか聞かれた。
すると、想は、何かあったのか答えてくれた。
想「10m先まで正確みえた。」
フィアスによれば、子供でも5m。よければ6m先までしかみえない。大人でも、10mは、難しいのだ。
フィアスは、この事から…
フィアス「【鷹の目】は、遠くまで正確にわかる…かな。まだ、【鷹の目】1だから、10mくらいしか見えない…スキルアップすればするほど遠くなるって感じかな。弓や銃を持っている人にしては、欲しいスキルだよね。」
想「何でですか?」
フィアス「だって、スキルアップすればするほど遠くまで見えるんだよ?大人が、弓や銃を持っているのは、10m見えるからだ。正確に。しかし、スキルアップすれば、その10mを超えてしかも正確にできる…欲しがるに決まっている。獲物は、常時遠くからスナイプしないと逃げるか襲われて死ぬ。」
想「そっか…」
一週間の間、自分達は、騎士団の食事をたしなんでいた。
そして、朝出発すると、一時間ぐらい歩いたら、【フィロニス街】と呼ばれる街に着いた。
どうやら、一代目の勇者がここに着いた時、【フィロニス】と呼ばれる猛獣を退治したことから名付けられたそうだ。
フィアス「すいません。【ロトウ】さん。」
ロトウ「ん?フィアスかー。山賊団もう退治したのか?」
フィアス「いえ…この三人の子供が既に退治していました。」
ロトウ「マジか!すげーなお前らー!」
想「声のお蔭だよー!」
ロトウ「声…?」
フィアス「ああ。この【声】が分からんのだ。何か、契約したか?」
現「したよー。【力を与える】代わりに【面白おかしい日常を送る事】と【世界を渡り歩く】事!」
フィアス「なるほど…適材なギルド…あるか?」
ロトウ「あー。此処だと、商人ギルドか冒険者ギルドだな。【商人ギルド】は、【旅商人】として。冒険者ギルドは、【Bランク】から【旅冒険者】としてだな。」
幻「どっちも所属したいなー…」
現「どうするか…」
ロトウ「安心しろよー?どっちにも【所属】出来るからなー。」
想「そうなんだ!」
フィアス「ありがとう。ロトウ。この子達に、山賊団の退治報酬を。」
ロトウ「おkおk。お前らの退治した山賊団って結構有名なんだ。何か証拠品あるか?」
すると、騎士団は、しまった的な顔をしたが…
現は、自慢げ。幻と想は、現をキラキラとした目で見ていた。
現「証拠品って奴なら!首持ってきた!」
ロトウ「首!?また荒い証拠品を…」
現「首切って倒したからね!」
フィアス「ん…?それならレベル上がってるんじゃないか?」
現「どうだろー…」
ロトウ「まぁ、ステータスなら冒険者ギルドで【冒険者証明カード】で見れるけれどね。それじゃ、報酬の【銀貨三枚】だ。」
現「一人、一枚ねー。」
想「コレで、銀貨一枚だねー。」
現「よくそれで飛び出せたね…」
幻「青銅二枚と銅貨15枚のお前に言われたくないよ…旅に出るなら、青銅10まい必要って言ってたよ…」
現「え?でも、お母さん。私の体質ならそれだけで大丈夫って教わったけど?」
想「まって!?それ初耳なんだけど!?」
現「【一年に一回眠れば】行けるでしょ?人生。」
フィアス「さすがにそれは、無理なんだが…」
幻「うん。現は、何処か可笑しいよね。」
現「なんでー!?」
ロトウ「はっはっは。じゃあ、入っていいぞ。子供は、無料って昨日決まってたんだ。」
フィアス「そうなのか。」
ロトウ「騎士団は、今日決まったな。二時間前に。」
フィアス「そうか。じゃあ、入らせてもらうぞ。」
フィアスは、冒険者ギルドの案内。
他の騎士たちは、【騎士団ギルド】に帰ったそうだ。
フィアス「此処が、【冒険者ギルド】だ。それと、ロトウの居たところは、【東門】だ。」
さて、ざっくり読者の為に説明しよう。
【東西南北】は、日本方式と同じである。
北
↑
西←|→東
↓
南
つまり、主人公達の出身地は、東の方である。
フィアス「それじゃあ、そろそろ別の任務があるからすまないが此処でお別れだ。」
現「はぁい!フィアスさんありがとー!また会いましょう!」
フィアス「ああ!。」
フィアスは、西の方に走って去って行った。
現「ねぇ。幻と想。」
幻「なんだよ?」
現「私ね。少しだけ夢見てたことあるんだ。もし、【Bランク】になったら手伝ってくれない?」
想「夢って?」
現「コレ…」
現が取り出したのは、【楽譜】と【曲の歌詞】。
想「あれ?…コレ、何も書いてない。」
現「これね。【楽譜】と【曲の歌詞】なの。だけれど、コレは、とっても、特殊なの。」
幻「特殊…?」
現「続きは、宿で話すよ。入ろうか!」
想「あ…うん!」幻「ああ。」
冒険者ギルドの取っ手を取ると、現は、思いっきり押して開けた。
冒険者ギルド〜とある女性からの視点〜
ギィと大きく開けて入ってきたのは、子供三人であった。
リーダーであろう女子は、魔法を使う?男子とスナイパー?男子を入れると、扉を閉めた。
ごろつき冒険者達は、子供達を見てまるで虐めるエサが来たみたいに見ている。
リーダーであろう女子は、カウンターの方に行く。
すると、ごろつき冒険者1は、さっそく突っかかった。
ごろつき1「おうおう!ここは、子供の遊び場じゃねぇんだよ!帰れよ!あっひゃっひゃ!」
すると、男子二人は、リーダーであろう女子の方を見た。
まるで、指示を出すのを待っているみたいである。
リーダーであろう女子の顔は、見えないが…
ごろつき1「なんだよ?女子風情が何……な…に…」
女子「死ねば?屑風情が。私の前に立ってんじゃねぇよ。死ねよ。」
ごろつき1「ヒィィ…!」
女子は、一歩進むと、ごろつき1は、前から急いで去って冒険者ギルドに出ようとして、男子二人の後ろ辺りに来ただろうか…
まるで、ごろつき1の時間が無くなったかのように、足だけが動かない。そして、当然足が動かないんですからずっこけますよねー。
女子「前に立ったから…それだけで済むと思うなよー?」
魔法使い?「それだけにすればー?あの屑も悪気なかったと思うしー?」
スナイパー?「いやいや!あの屑に引導渡すだけでも優しいと思うけどなー。」
女子「それよりさー。私の固有スキル【魔眼】の効果分かったんですよー。」
魔法使い?「ほう?」
女子「【ステータス】が見えるだけじゃなくてですねー。【固有スキル】を奪えるし、時を止められるし、【相手に引導】を渡すことも出来ちゃうらしいんですよー。」
スナイパー?「お前だけ規格外だなー。」
女子「でも今は、【ステータス】【時止め】しか出来ないそうですー。ざぁんねぇん♪」
魔法使い?「お前以外と腹黒いねー。」
女子「前に足った挙句帰れ発言ですよー?そりゃ悪戯しますってー。」
女子は、【固有スキル】を使うことを【悪戯】と称した。
彼女にとって、ごろつき1は、それだけの価値しかないのだろう…
私は、女子に話しかけた。
「なあ。此処に来たんだから冒険者登録しに来たんだよな?冒険者登録カウンターなら、あそこにあるぜ。」
女子「わぁ!さっきの屑より親切だねー」
魔法使い?「いやいやー。人間を屑と一緒にしない方がいいって!失礼だよーww」
女子「せやねー。ありがとねー。人間さん。」
「あはは…私には、【ファウル】って名があるんだけれどねー…」小声
・・・・
女子「じゃあ、また会ったら何かしましょー。ファウルさん」
名前を伝えてないのに当てた…相当の地獄耳なのだろう。
今の小声は、相当小さくしたのにねぇ…
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