複雑・ファジー小説
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- 生まれ持った『チカラ』
- 日時: 2016/09/21 01:09
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: 9O29kkFK)
ラナ『皆さんコンニチハー((((o´ω`o)ノ初めましての方は初めまして!橘 羅奈(タチバナ ラナ)です。
今回は、忌業 禍穢(イミカリ カイエ)さんと一緒に小説を書かせて頂きます!』
カイエ『ご紹介に預かりました、忌業 禍穢と申します。ご存じの方は、あの堅い奴、です。
今回は補佐的に書かせて戴きます。よろしくお願い致します。』
ラナ『では、小説の書き方のシステムを紹介をしたいと思います!
説明を、カイエさん!お願いします!w』
カイエ『この小説は原作者である橘さんが更新し、私が追加・修正をするというシステムの元進行していきます。随時修正、変更させていただきますのでその点はご了承下さい。』
ラナ『こんな感じでやらせて頂きます!
では、本編をどうぞ。』
───────────
【生まれ持った"チカラ"】
この世界には生まれ持った"チカラ"がある。
しかし…誰もが持っている訳ではない。
特定の家系に関係する者にしかチカラは現れないのだ。
だが、まれに関係しない家系の子供がチカラを持って産まれることがある。その場合、チカラの存在を知らないままチカラが無くなるか、それともその存在を知りながら、しかし生きているうちにチカラが弱まり、無くなるか…。
まぁ、いずれにせよこの世界には幾人かが持って生まれた"チカラ"があり、そのチカラがこの世界を守っているのだ。
チカラには様々な種類がある。
主に『天、太陽、月、風、雨、雷』を元にしたチカラが多いと云う。
家系に関係して産み落とされるチカラ─
チカラを持つ家系は、苗字にそのチカラを意味する漢字が入っている___
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.4 )
- 日時: 2016/10/04 07:49
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: w4lZuq26)
——————
in ギルド
『チャラン、カラーン』
ギルドのドアについているベルが鳴る。
俺達はギルドの室内に入ると同時に
「「「ただいま」」」
と息を揃えて言った
ギルド内は冷房が効いている為、とても涼しい
「はぁ~…ギルドは、涼しいね!」
ナツキは、椅子に座った
「ああ」
「だな」
俺達が室内に入って少し休んでいると、サヤカとエリーが話しかけてきた
「あ!3人とも、練習お疲れ様!」
と元気良く言うエリー
「お疲れ様!」
とエリーに続けて言い、微笑むサヤカ
エリーとサヤカが俺達に飲み物を渡した
「はいっ、ジュース」
「ああ、サンキュー」
「おお、ありがとな」
「あー、ありがとー!
流石、サヤカとエリー!気が利くね!」
「あは、ありがとう。ナッちゃん」
「うん、どういたしまして♪」
サヤカは、少し照れくさそうに、
エリーは、当たり前だと言う風に言った
「あっ!
私、用事あるんだった!
そろそろ行かないといけないから、
ユウとハルキ、サヤカ、エリー またね!」
「あ、うん。またねー」
サヤカは微笑みながら手を振った
「またねぇー」
エリーは元気よく手を振った
「おう!」
ハルキは、手をあげ応えた
「ああ」
俺はいつも通りに答えた
ナツキは、急いで何処かへ行った
その時、俺はナツキが一瞬…
ほんの一瞬だが元気が無い様に見えた…
大丈夫かな…ナツキ
「ん?どうした?ユウ」
ハルキは俺の顔を覗くように言った
「え?あ…ハルキ…
さっき、ナツキの顔が一瞬…元気が無い様に見えたんだけど…」
「え?さっきナツキがそんな顔をしてたか?
俺には、いつも通りに見えたぜ?」
「そっか…」
やっぱ…見間違いかぁ…
「もし、ナツキはなんかあったら言ってくるしw」
「そういえば、そうだなw」
俺とハルキは笑い合った
そうだ、そうだ
ナツキとは、小さい頃から一緒だったんだから、なんかあったら言ってくるだろうなぁ…
俺とハルキが、ジュースを飲んでいると
「あっ、そうだ!
前から、聞きたかったんだけど…
ユウとハルキって…どっちが強いの?」
と、エリーが俺とハルキを交互に見ながら言った
「あ、私も聞きたかったの」
と、少し遠慮がちにサヤカが言った
「あぁーー↑↑w
それは、俺も分かんねぇわw」
ハルキが手を叩いて笑いながら言った
「アハハw俺もw」
俺もハルキに釣られて笑った
俺達は顔を見合わせると、二人して爆笑し始めた
サヤカとエリーは、ポカーンと口を開いている
「おぉーい!w
2人とも大丈夫か?」
ハルキが笑いを堪えながら聞いた
「え?あ、はい。
大丈夫…です。たぶん…」
サヤカは、何故か敬語で答えた
それを疑問に思ったハルキが聞いた
「ていうか、なんでサヤカ 敬語?w」
「え?あ、すみません…」
サヤカはぺこりと頭を下げた
「アハハwほらぁまたぁ~w」
ハルキは、サヤカをまた馬鹿にした
「ホントwサーちゃんは、人見知りなんだからw」
エリーはそれを見てサヤカを弄った
「だって…しょうがないじゃん…」
サヤカは小さい声で言い少し拗ねた
「うふふ、そっか!w
あ!ていうか、話戻すけど…
なんで2人とも分からないの…?
分からなかったら、本気で闘っちゃえばいいのに…」
「あぁ、それはな…
「ユウと俺のチカラは、天使と悪魔じゃん?」
俺が言おうとするとハルキが割り込んで言った
「あぁ、そういえばそうですね!」
サヤカは気を取り直すと、納得したらしく頷いた
「だから、俺達が本気で闘っちゃうと…
どっちかが死んじゃうからね(^_-)-☆www」
おいっ!ハルキ!そこはウィンクしないで真剣に言えよ…w
俺はそう言おうと思ったが…
心の中に押し込んだ
「そう!だから、俺達は本気で闘わないからどっちが強いかは分からないんだ」
俺は敢えて暗く捉えず少し明るく言った
「あぁー!そうなんですね!
でも……
2人とも強いですよねぇ」
サヤカは俺とハルキを尊敬する様に言った
「んまあ。でも、ナツキも結構強いよな?
ユウ?」
ハルキは、今まで練習や闘った時のことを思い出しながら、俺に聞いた
「あぁ、ナツキは月のチカラを持っているからな」
「えっ、じゃあ、ナッちゃんとユウとハルキで闘ったら、ヤバくない?」
「本当だ…そうなったら、大変だね」
サヤカはその時の様子を考えて答えた
「んまぁ、そんな事になることはないと思うけどな」
「だな」
「てか、ウチらさなんも分かってなかったわねぇ」
「うんうん、ホントだねぇ」
すると_
~~♪~~♭~♯~
ハルキの携帯がなった
「あっ、俺の携帯だ
ちょっと、すまん…」
「ああ」
「いいよ、全然」
「うん、大丈夫だよ」
ハルキが、俺達からは見えない所に行った…
数分後_
「ああ、さっきはすまなかった」
ハルキは申し訳なさそうに言った
「あぁ、大丈夫だ…
ところで、誰からの電話だったんだ?」
「あっ、え、と…確か…Karenに部屋に今すぐ来て欲しいと言われたんだ」
「え、Karen?って、あのドクター?」
「うん。なんか、前に俺が倒れたじゃん?」
確か…2年前にハルキが急に倒れたんだっけな…
「ああ、あったな」
「うん。そのことでなんか分かったんだって」
「ああーだから、来て欲しいんだね!」
「なるほどー!」
サヤカとエリーも納得したらしい
「そう!だから、行くわ!」
そう言いながら、ハルキは椅子から立ち上がった
「じゃあな!」
ハルキが俺達に言った
「おう!」
俺は手を挙げ言った
「「バイバイー」」
サヤカとエリーは同時に言い、手を振った
そして、ハルキはKarenの所に行った__
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.5 )
- 日時: 2016/10/17 00:35
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: 9O29kkFK)
~ハルキside~
俺は、森の奥を進んでいる。
何故かって?答えは単純。Karenの診察室がそこにあるからだ。
「はぁ…」
俺は、深く溜息を吐いた
ていうか、なんでこんな森の中にKarenの家っていうか、診察室があるんだ…?
「はぁ…疲れた…」
やっと診察室が見えてきた
すると_
《う゛あ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!》
診察室から凄く大きな声─いや、呻き声─が聞こえた
「!?…どうしたんだっ!?」
…?それに…この声…
何処かで聞いたことがある…ような…?
俺は診察室に近付こうとした…が
「_ッ!?くっ…!」
___眩しい!
酷く眩しい光が、一瞬にしてハルキを包み込んだ___
しばらくして、俺は目を開けた__
目の前には、先程のことなどまるでなかったように、いつも通りの診察室があった
『Karenに何かあったかも知れない』そう思い、俺はすぐに診察室に入った___
すると__
診察室の中には、Karenと
ナツキが居た___
「あらぁ♪
思ったより、早かったわね。ハルキくん」
「ああ、はい。」
俺は、さっき聞いた呻き声がナツキのものだったことを確信した___
「んなぁ、Karen?」
「うん?なぁに?ハルキくん?」
「もしかして…さっきの呻き声って…
ナツキだったの、か…?」
俺の問い掛けを聞いたKarenの顔が一瞬青ざめる。
が、すぐに俺が問い掛ける前の顔色に戻った。
「あら…ハルキくん…聞いてしまったのね…
うん…そうよ。」
「やっぱ、そうだったんですか…」
「あと、ハルキくん?お願いなんだけど…
このこと、皆には内緒にしてくれないかしら?」
「ハルキ…!私からも、お願い!」
俺とKarenの会話を聞くだけで、それまで口を開かなかったナツキも申し訳なさそうに言った
「ああ、分かった」
「ありがと…」
俺の応えにナツキは、ほっとした様だった
「んでぇ、なんで俺を呼んだんですか?」
「あ、それはね…ハルキくん…
真剣に聞いてくれるかしら」
「…?…はい。」
「あ!その前に、2人にお茶、淹れてくるわね」
Karenはそう言うと、キッチンに向かった
それから、5分後…
Karenが俺とナツキの所に戻って来た。
先程の言葉通り、お茶が差し出される。
「ああ、ありがとうございます」
「ありがとうございます。いただきます」
俺はお茶を飲みつつ、Karenが話すのを待った
Karenは、どことも知れず視線を泳がせながら、何かを思い出すように語り始めた
「聞いてほしいことっていうのはね…確か…2年前にハルキくんが倒れたでしょ?」
「あ、はい」
「それと…関係があるのよ」
「えっ?それって…
私が、呻き声をあげた理由…がですか?」
ナツキがびっくりしていた
なるほど…ナツキも知らなかったらしい
「うん、そうよ」
Karenはお茶を飲んだ後、頷いて言った
「ハルキくんは気付いていないと思うんだけど、ハルキくんが闇のチカラを使っている時に、目が赤く光ってるのよ」
「…え?そう..だったんですか?」
俺は知らなかった
「うん、そうだよ」
と、ナツキも頷いている
「えぇ」
「えっ、でも…
それが、ナツキが呻き声をあけだ理由とはどういう関係が?」
それにしても、意味がまだわからない
「それはね、ナツキちゃんの目も光ったのよ」
「えっ!?」
ナツキは、物凄く驚いていた
「でも…しかも、黄色に光ったのよ」
ナツキは、口をパクパクしている
「えっ、ということは…?」
俺は意味が分からず、Karenに聞いた
「ナツキちゃんは、天使と悪魔のハーフのチカラ、月のチカラを持ってるじゃない?」
「そうですけど…?」
ナツキは、冷静さを取り戻して言った
「つまり、簡単に言ってしまうと…
ナツキちゃんは、月のチカラが必要以上に強く出てくる様になってしまったの」
「えっ、でも月のチカラが強く出ることで、俺とどいう関係が?」
「実は…月のチカラを持っている人は滅多に居ないじゃない?しかも、月のチカラが必要以上に強く出てくる様になってしまったということは、
つまり、悪魔のチカラが強くなってきてることを表してるのよ」
Karenは、またお茶を一口含んでから再び話し出した
「噂では…悪魔のチカラが強くなってきた人は、そう長くは…生きられないのよ…」
「えっ…じゃあ、私…死んじゃうの…?」
ナツキは、今にも泣きそうだ
「それは、まだ分からないわ。一時的なものかも知れないし…
あとそれから、ハルキくんが倒れたのは目が赤く光ってからチカラを使い果たした後だったのよ。」
「えっ、じゃ…俺はあの時、
悪魔のチカラが強くなってた…ということですか?」
「ええ、そうよ
私が持っている本には、
『目が何かの色に光るという事は_
悪魔のチカラが強くなった事を表している』
と書いてあるからね」
「そう…なんですか…
私とハルキは、どうなるんですか?」
「2人は、今なら、悪魔のチカラはそれほど酷く出てはいないから、
私が作った薬を飲んでくれれば大丈夫だと思うわ」
「薬?」
ナツキが、首を傾げて言った
Karenは何処から出したのか_いつの間にか机の上に数十包の薬が置かれていた
「はい、これよ。
1日3回、朝、昼、晩
必ず忘れないで飲むのよ!」
「あ「はい」」
俺とナツキは、同時に言った
用事は済んだ。長居しては申し訳無いと、
俺とナツキはすぐに帰り支度をする。
「ああ、ちょっと待って」
何かを思い出したように、Karenが、帰ろうとする俺とナツキを引き留めた
「でも..薬を飲んでも効かない場合があるから、その時は私の所にくるのよ?」
「「分かりました」」
俺達は揃って頷いた。
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.6 )
- 日時: 2016/10/27 08:18
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: OypUyKao)
-その頃、ギルドでは-
~ユウside~
「「「ただいま~」」」
「お帰り、ショウタロウ、マナカ、キョウイチ」
3人は楽しそうに帰ってきた
「「お帰り~!」」
後から、サヤカとエリーが言う
「3人とも、どこに行ってきたの?」
サヤカが興味深々で聞く
「えっとねぇ…!
卓球場で遊んでk(( 」
キョウイチがマナカの口を手で押さえた
「ああ゛ああぁ~あ゛~!俺には
何も聞こえなあぁぁい!」
そして、急にキョウイチが大声を出した
「んえ?ど、どうしたの?」
サヤカは、オドオドしている
ていうか..サヤカ…キョウイチが大声出しているのに、びっくりしていないのかよっ!
「何も無いよ、うん。何も無いよな?ショウ?」
キョウイチが、ショウタロウに助けを求めている
「う..う、うん(苦笑)」
「え?なになに?w うち聞こえたんだけど卓球場に行ってきたの..かな?し・か・も!今日は見周りの当番じゃなかった…?キョウちゃんとマナカちゃん…?」
エリーが意地の悪い笑みで聞いた
「おぉぉおいぃい!マナカのせいでバレたぁ!」
「そうだよ、マナカ…」
ショウタロウは、もう呆れていた
「◎△¿∞☆×○%¥んだってぇ~♪
て゛い゛う゛か、ふぅっはっ、苦しいよ…
キョウちゃん…ゲホゲホッ」
キョウイチは、まだマナカの口を押さえていた。
彼がパッと手を外すと、マナカは苦しそうにむせる。
「あれっ?ナッちゃん居ないの?」
どうにか正常に戻ったマナカが周りを見渡して言った
「あと、ハルキも」
キョウイチもあとから言った
そういえば、そうだな
遅いな…大丈夫か…あの2人。
まぁ、大丈夫だろうな…w
「はぁ、良かった…あの2人が居たら、こっ酷く怒られちゃうからね」
とマナカがホッとした様に言った
ナツキとハルキは、チカラを使って怒るかもしれないからな…
俺は、心の中でそう思った
「あっ、本当だ…!
本来なら今頃着いて帰ってきてもいい時間なのに..ねぇ?」
とサヤカは時計を見てエリーに聞いた
「うん、そうよねぇ」
エリーが頷いて言った
「ていうか..あの2人って、怒るとマジで怖いよね?」
とマナカ
「うん!うん!ホントホントォ~
マジで死ぬわぁw」
とキョウイチ
うわぁ…あの2人がもし聞いてたら..
俺はその後のことを考えないようにした
すると__
「「ただいま」」
「ごめん、遅くなちゃった…」
「あっ、お帰り。ナツキとハルキ
2人とも遅かったな」
俺は敢えていつも通りに言った
「うん。まぁ..Karenとの会話が弾んじゃって」
「ふぅん…ていうか、ナツキもKarenの所に行ってたのか?」
「えっ?あ、う、うん。
行ってたというか..ハルキとKarenさんが、市場で薬の買い出ししている時に会って、そこから合流したんだよ」
ナツキは、一瞬驚いたような顔をしたが、すぐにいつも通りの様子で答えた
「そうそう。だから遅くなっちゃったんだ~
あとさぁ…さっき聞こえたんだけど…
「「ショウタロウ、マナカ、キョウイチ?」」
ハルキはナツキに被せて、同時に3人の名前を呼んだ
おぉ…これは2人ともヤバイな、雰囲気が…w
俺は、苦笑いをした
「「「あぁぁ、はあい!!」」」
マナカ、キョウイチ、ショウタロウは
ナツキとハルキのヤバイ雰囲気にやられたのか
3人とも大きな返事をした
「3人は…卓球場で遊んでたんだよね…?」
ナツキは、首を傾げて優しく微笑んで言った
…が、3人には
ナツキの笑顔がどす黒い笑顔に見えた
(ナツキが自分の首の骨と指をボキボキと鳴らしながら言った為)
「「「あっ、はい…!
す、すみませんでした…!」」」
3人はそう言う事しか出来なかった…
「んじゃあ、
これから何するか「わかってるよな/ね?」」
ハルキとナツキはそう言い裏がある様な(いや、絶対ある)笑顔で言った
この後、ショウタロウ以外
マナカとキョウイチは、ナツキとハルキにこっ酷く怒られたというのは、
また、別の話__
★マナカがナツキに怒られた話★
『うぅ…ごめんなさい…』
『もう、やらないよね?マナカちゃん…?』
『はい、スミマセンデシタ』
『んじゃあ、これから..一週間 お風呂掃除
よろしくね…?』
ナツキは優しく微笑んだ。
だが、マナカには恐怖にしか感じられなかった…
『…はい。分かりました』
★キョウイチがハルキに怒られた話★
『ごめんなさい、ごめんなさい…』
『もう..しないよな…?』
『は、ぁい、もうしません。』
『よろしい…
んじゃあ、マナカと一緒に一週間、お風呂掃除とトイレ掃除。
よろしくな…!』
ハルキは、キョウイチの肩をポンと叩いた
『…え…
お風呂掃除はまだしも..トイレ掃除もかぁ…』
キョウイチは、溜め息をついた
『ん?なんか言ったか…?』
ハルキは黒い笑みで言った
『えっ、いいっ、言ってません』
『ん..?そっか。次したらどうなるか..分かってるんだろうな…?(^言^)』
ハルキは、笑顔を見せた
だが、キョウイチには怖く感じた…
『うぅ…。はい、分かってます(^^; 』
キョウイチは、冷や汗をかいた
『ふっ、宜しい…』
★ショウタロウとユウの話★
『うわ…凄く怒ってるね、あの 2人…』
『んだね…ていうか、なんで俺だけ怒られないで済んだんだ?』
『あ、アハハw それはね…実は___
あの2人は、ショウタロウ達が帰ってきた時から話を聞いてたらしいんだ…』
『ど、どうやって…?』
『俺が…』
『…………(怖っ)』
『あと、あの2人は本気で怒ってないしね…w』
『っえ?…というと…?』
『本気で怒らせたら…
【死ぬ】ということ』
『うわ…』
ショウタロウはその言葉を聞いてガタガタ震えていた
怖いわ…(苦笑)
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.7 )
- 日時: 2016/11/11 08:22
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: KZRMSYLd)
悲劇が起こる日___
ある日のこと…
~ナツキside~
サクラが急いでギルドに帰って来た
「た、大変だよ!!!」
サクラは、顔を青ざめさせて言った
「ど、どうしたの?サクラちゃん?」
「ナツキちゃん聞いて..
街に悪魔が出没したらしいの!」
「んえ…!?」
「しかも…今までのよりも強敵らしいの」
「それは、本当か!?」
丁度、部屋から出て来たユウが言った
「あ、ユウ!そうよ…!」
「じゃあ、今すぐ皆に知らせないと!」
「おう!」
私たちは、すぐに皆に知らせた
それから、街に行った
まさか、あんな事が起ころうとも知らずに_
~街~
私たち3人は、街に向かって走って行った
他のメンバーは、違う所に行っている為、あとで合流する予定だ
「ハァ…ハァ…
サクラちゃん、場所はこっちであってるの?」
「うん…ハァ…
確かこの辺だと..思うんだけど…」
「あっ、あれは…!?」
ユウは何かに気が付いたようだった
すると__
《あ゛ーーー!!》
『わぁー誰かー!助けてぇー!!』
『きゃー!!』
街の方から悪魔らしき声の叫び声の後に、街の人々の悲鳴が聞こえてきた
「だ、大丈夫かな…?街の人たち」
「どうだろうな…あの声からすると結構強そうだな」
「そうだよね…早く私たちも行かな…え…!?」
なんか眩しぃ…何も見えない…
「_ッ!?なんだこれは…!?」
「うわっ、まぶs」
《ピカーンーーー!》
ものすごい音の後、眩い光がナツキたちを包んだ
私たちは、その光の反動で少し飛ばされた
「いってぇ…はぁ…びっくりしたぁ…!」
さっきは、びっくりしたなぁ…
あれ、サクラちゃん…?サクラちゃんが…居ない…!?
私は、周りを見渡した
「大丈夫か?ナツキ、サクラ!」
近くに居たユウは飛ばされた反動で手を痛めたのか、手をさすっている
「あ!ユウ!私は大丈夫だけど、サクラが居ないの!」
「えっ!じゃ、サクラはどこだ…!」
ナツキとユウが周りを見渡して探していると
「キャー!!」
「あっ!この声!」
「サクラだな!」
2人がその声がした方を振り向くと..
そこには___
悪魔の餌食になりかけている、サクラがいた。
「あっ、サクラちゃーん!!」
「ナツキちゃーん!助けてぇー!!」
- Re: 生まれ持った『チカラ』 ( No.8 )
- 日時: 2016/11/12 08:19
- 名前: 橘 羅奈 (&忌業 禍穢) (ID: MHTXF2/b)
ど、どうしよ…
とにかく、助けないと…!
あの悪魔は、なんの悪魔だろう…?
すると
「おぃ!大丈夫か!?」
後ろには皆が集まっていた
「あ!皆!!」
「あっ、あれ!?サクラちゃんが!
悪魔の餌食になりかけて…!?
どうしよう…」
サヤカが今の状況を見てオドオドしてしまっている
「サーちゃん落ち着いて
こういう時は…
悪魔のチカラの特徴を見極めないと」
エリーが落ち着いて言った
「流石!エリー!」
アミカは、絶賛している
「そうだった、忘れはぐってた」
と、マナカ
「おぃおぃ!お前たち喋ってる場合じゃないだろが!」
と、注意するハルキ
「そうだった…ごめん」
と、申し訳そうにアミカ
「じゃあ、話し戻すけど悪魔のチカラの特徴分かったか?エリー」
と、ハルキはエリーに問いかけた
「えっ、えっと…」
エリーはまだ分かってないようだ
すると
「あれは、光系だと俺は思うけど…」
と言ったのは光のチカラを持っているショウタロウだった
けど、少し自信が無さそうだった
「おぉ!流石ショウタロウだな
じゃあ、どうすればいいんだ?」
「まぁ、オレに任せといて」
ショウタロウはなにか考えがあるようだ
「?あぁ、分かった」
ハルキもそれを受け入れた
ショウタロウはサクラと悪魔の所に走って行った
「ねぇ…ユウ」
私は、気になる事をユウに聞いてみた
「なに?」
「あの悪魔…なんか不自然に見えない?
まるで光の悪魔をコピーしたみたいに…」
「コピーしたみたいに…?
えっ…ということは__!?」
ユウも察した様
「ちょっと、待って!
アレは、光系の悪魔じゃない!!
あの悪魔は…闇の悪魔だよ!」
私は、皆にそう言った
「えっ?!それは本当なの!?」
エリーは驚いて言った
「う、うん!」
「えっ、でも光を出したのを見たんだけど」
と、マナカ
来ている途中にそれを見たのだろう
「それは…、これは私の考えなんだけど、光の悪魔を食べてそのチカラをコピーしたのかも知れない」
「あぁ…!それはマズイ!」
と、ツヨシ
ツヨシはあまり説明しなくても分かってくれたようだ
「ハルキ!!」
ユウは、ハルキに叫んだ
「何?」
ハルキは落ち着いたように言った
「今すぐ、ショウタロウの所に行ってくれ!」
「何でだ?」
「あの悪魔は闇の悪魔だ!
だから、お前も行ってくれ!」
「___ッ!?
分かった!今行く!」
ハルキも分かってくれたようだ
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