複雑・ファジー小説
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- セブンスヒード〜7人の選ばれし能力者たち〜
- 日時: 2019/02/05 21:18
- 名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)
—選ばれし7人の魔法使い達よ—
—君達はその力を何の為に使う?—
「答えはもちろん、【皆を守る】為。」
どうも、二次創作の【クリスタルの物語】でお馴染みのユウリです!
今回は、初のオリジナル小説に挑戦しようと思います。
感想やアドバイス等がありましたら、是非書いていってください。
宜しければ見ていってください。
オリキャラ募集中です。(敵キャラのみ)
オリキャラを投稿する際には、下に書いてある募集用紙と募集用紙についての注意事項と説明を参考に書いてください。
オリキャラは、1人につき5人までです。(それ以上は超えないようにしてください。)
【小説についての注意】
・ナマケモノもびっくりの亀更新
・文才?何それ美味しいの?
・荒らし厳禁
・恋愛・バトル・シリアス・死ネタありです
・ファンタジー小説です
・この小説への誹謗中傷・関係の無いコメントは控えてください
・文章やキャラの無断転載はやめてください
登場人物
弓明梨沙 >>4
本城澪 >>6
七瀬美波 >>10
涼風瑞希 >>11
皆様からのオリキャラ
- Re: セブンスヒード ( No.1 )
- 日時: 2018/06/09 22:19
- 名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)
西暦800年——
魔族と妖怪を統制する国の王…つまり魔王が人間界で毒によって倒れていた。
それを見つけた子供達5人と貴族2人が魔王を屋敷へ運び、その時代の医者に診てもらうことで、何とか一命を取り留めた。
魔王は命の恩人である子供達と貴族達にお礼をしようと考え、1つの事を思いついた。
それは、彼ら7人に『魔法』を与えること。
魔王は7人に1つずつ魔法を与えた。
『氷』『花』『風』『雷』『水』『炎』
そして彼らの中で最長年の男の子に『光』を与えた。
魔王は言った。「それで自分の身を守りなさい。あまり他の人には見せないように。」と。
しかし、魔法を手に入れた彼らは、それを面白がって遊びに使ってしまった。
彼らの魔法を見た者達はみな彼らを恐れ、彼らを牢に入れた。
そして、戦になると彼らを出し、戦に参加させた。
そう、彼らは道具と化したのだ。
彼らは衰弱してどんどん死んでき、最後の1人が死んだ時。
不思議な事が起こった。
目の前に死んでいった6人が居たのだ。
そして、彼らは光に包まれており、周りには人間の魂がいくつもあった。
彼らが1つずつ、魂に触れたとき、彼らの魔力が魂に吸い込まれた。
そしてその魂は消えていき、周りの魂も次々に消えていった。
彼らの目の前には7人の赤子の映像が映し出された。
彼らは悟ったのだ。『自分達の魔法はこの子達に受け継がれた。』と
そして彼らは思った。『この子達に自分達と同じ想いをして欲しくない。』と
最長年だった男の子は、赤子の映像に向かって叫んだ。
『君達の中に眠る魔法を使ってはいけない』
『誰にも知られてはいけない』
と。
そして彼らは天国へと旅立っていった。
男の子が伝えた言葉は、赤子達が何歳になっても記憶に残っており、赤子達は彼の教えをしっかり守って生き続けた。
それから、死んで・魔力を継承し継承され、教えを伝え伝えられ、現世で生きていく。
というループがどんどんと続いていき、2018年現在。
魔法を使わなければいけない状況に陥っている。
- Re: セブンスヒード ( No.2 )
- 日時: 2018/06/09 22:20
- 名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)
【設定】
・魔法の継承は、西暦800年からずっと続いている。
・魔法を持つ者は、他の能力者以外の人間に魔法を使えると知られてはいけない。(利用される恐れがある為)
・魔法を持つ人間は『7人』と決まっている。
・魔法は7人それぞれ違い、『光』『氷』『花』『風』『水』『雷』『炎』の7種類。
・そのうち、『光』の魔法を持つ者は『リーダー』とされる。
・魔法を持つ7人は、同じ年、同じ日に生まれてくる。(時間はそれぞれ違う)
・魔法を持つ7人全員が死亡した際、【誕生の間】にて次の7人を選び、リーダーが魔法について教える
・なお、【誕生の間】でリーダーが発した言葉は、次の継承者は忘れる事が出来ない。
・魔族や妖怪は全員魔法が使え、7人の持つ魔法以外の属性の魔法を使う者もいる。
・魔族や妖怪には、個人個人で『能力』を持っており、視界に映った相手に能力を使い、影響を及ぼすことができる。(ただし、能力同士をぶつけて中和する場合もある)
・魔王は全ての属性の魔法を使うことが出来る。
・魔王の傍には【四天王】がついており、魔界の中で最も強い力を持つ4人を厳選する。
・現在、人間と魔族・妖怪の仲は非常に悪い。
- Re: セブンスヒード ( No.3 )
- 日時: 2018/06/09 23:42
- 名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)
?『お前達には、私達からささやかな贈り物を渡した。…それは、【魔法】。今はまだ使うことが出来ないだろうが、大きくなっていくにつれ、分かるだろう。だから、【魔法】について私から2つ注意をさせてもらう。1つ目は、【他の能力者以外に魔法の存在を知られてはいけないこと】。この事実を知れば、私達を利用する者が出てくるからだ。下手に辛い想いをしたくないのなら、周りに言いふらしたりしないこと。もしくは気づかれないように使う事だな。もう1つは、【魔族や妖怪と戦えるように、準備をして置くこと】。私達が産まれる前に、人間のお偉いさんや一般人、そして選ばれし能力者の内の2人が魔王と魔界の者達の気分を害する事をしたみたいでな。それから魔界の者や魔王が私達人間を殺しにかかっているのだ。だから、その魔界の者達の攻撃から他の人間を守るのがお前らの役目なんだ。…なるべく魔法の存在を他の人間に知られないようにな。当然、そいつらは魔法を使うし中には物理で戦う者もいるから、魔法だけでは無く、体術も覚えた方がいい。別に怖いなら戦わなくともいいが、魔王達に嘲笑われ、殺されるのがオチだな。と言っても、今のお前達じゃ戦うことなど出来やしないから、私と仲間達でこの地球に強力なバリアを張った。少なくとも、お前達が魔法を使いこなせるようになるまでは持ってくれるだろう。だから、その間に魔法の習得をしておくこと。物心がついた時に、お前達の身近な所に【魔法大全】という本があるだろうから、探して魔法を覚えろ。それは不思議な本でな、お前達が魔法を使いこなせるようになる度、どんどん新しい魔法が【魔法大全】に載っていくんだ。凄いだろう?』
さて、話はこの辺で終わるとするか。
?『…では、もう伝えることは伝えたから私からはこれで終わりだ。後は自分達でなんとかしてくれよ。じゃあな。』
…おっと、忘れるところだった。
?『【光】の魔法を受け継ぐお前。お前だけに話そう。これは能力者にも言ってはならないぞ。……選ばれし能力者は【7人】で、それぞれ違う能力を持っている。【光】【氷】【花】【風】【水】【雷】【炎】だ。属性は決して他の者とは被らないし、能力者が7人以上になることなどありえない。…何故お前だけに言ったかって?稀に魔界の者が能力者に成りすまして情報を魔王に伝える…いわゆるスパイのような者が現れるのだ。そのスパイがいないかどうか、お前自身の判断で確かめるんだ。それが【光】の魔法を持つ者……すなわち、【リーダー】の素質がある者のもう1つの役目だ。…ただ、死者を数分の間だけ蘇らせる魔法、【リジャナレイション】を習得し、私を召喚すれば、助言をかけてやらんことも無い。…まぁ、部隊も世界も崩壊しないよう、精々頑張ってくれ。世界はお前達の手によって握られている。よく考えて行動しろ。』
そう言い、私は会話を切った。
?1『相変わらずの言い方だね〜要!』
要『…貴様は老いぼれてもその口調か。もう少しテンションを下げれないのか。』
?2『無駄よ。あいつの精神年齢はもう随分前から止まってるんだから。』
?1『それ褒めてんの?貶されてんの?』
要『分かった分かった。…続きは死の世界へと行ったらな。さぁ行くぞ。』
そして、私達はとうとう死の世界へと旅立って行った。
…後の事は、任せたぞ次の能力者。
そして新たなるリーダー……いや。
要『…弓明梨沙(ゆみあき りさ)。』
- Re: セブンスヒード ( No.4 )
- 日時: 2018/06/14 22:51
- 名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)
名前:弓明 梨沙(ゆみあき りさ)
性格:明るく、優しい。
人にとても好かれやすい。
少々ドジな所はあるが、運動神経はいい方。(勉強は普通)
責任感や正義感が強く、曲がった事が嫌い。
食べ物の好き嫌いは無く、基本的に何でも食べる。
困っている人を放っておけない。
性別:女
年齢:17
種族:人間
容姿:茶髪赤眼。
肩くらいの長さの髪をゴムでポニーテールにしている。
私服は、白のロゴTシャツにショートジーンズに黒のスニーカー。
能力:無し
属性:光
魔法:ライトハーマー(空から裁きの光が相手に向かって落ちる。)
レイ(光線を手から放ち、相手に攻撃する。)
ディマーオフライト(光の弾幕を作り、相手に攻撃する。)
リターン(相手を光で包み、強制的に魔界へと返すと同時に、その光を相手の体内に無意識のうちに潜り込ませ、術者がその光を消すまで魔界から出させない。弱っている魔界の者のみに使える)
詳細:本作の主人公。
高校2年生の帰宅部。
『光』の魔法を持つ、選ばれし7人の中のリーダー。
基本的に誰かを疑うような事はしないが、先代リーダーである要の言葉を聞き、少し周りを警戒している。
リーダーとして、皆を引っ張っていこうとしている。
同年代や年下、魔界の者にはタメ口、年上には敬語を使っている。
幼馴染である澪と一緒に剣道を習っていたため、剣術を使える。
世界を救うだけでなく、魔界の者と人間を和解させようと考えている。
どれだけ酷い魔界の者でも、絶対に殺す事はせず、『リターン』で魔界に送り返す。
サンボイ:「私の名前は弓明梨沙、よろしくね!」
「私がリーダーなんだから、頑張らなくちゃ!」
「こんなこと……絶対にさせない。」
- Re: セブンスヒード ( No.5 )
- 日時: 2018/06/10 13:52
- 名前: ユウリ (ID: AnKpKfSC)
あれから17年後——
梨沙「やぁぁぁぁっと学校終わったぁぁぁぁぁぁぁ……。」
澪「何で今日はいつもより疲れてんの…。」
梨沙「今日は朝早く起きたから、魔法大全見て特訓してたの。そしたら魔力がいつもより減ったせいか、体がだるいんよ…。」
澪「やり過ぎるなって言っただろ。ったく、あんたって子は…。」
梨沙「澪、何かお母さんみたい。」
澪「私はあんたの保護者じゃない。」
私の名前は弓明梨沙。
ただいま、幼馴染の澪と下校中。
…ん?澪に魔法の話をしていいのかって?
大丈夫、澪も能力者の1人だから!
梨沙「澪は特訓してるの?」
澪「そりゃ、いつどこで魔界の者が襲ってくるか分からないからな。あんたと違って、魔力の量を考えてやってるからそんなに疲れたりしないんだ。」
梨沙「ほぇぇ…。」
先代リーダーからの言葉を聞いて17年。
今でも1言1句忘れていない。
現在もバリアは壊れていないようで、魔界の者の情報は0。
平和な世界が続いているようでなにより。
澪「……ところで、少し思ったんだけど。」
梨沙「ん?何が?」
澪「今ニュースで話題の『無差別殺人事件』について…。」
梨沙「あぁ、あれね。」
3週間前から、私達の住んでいる地区で、『無差別殺人事件』が起こっている。
被害者の傷は、今までとは違い、深く、熊にでも裂かれたように大きい。
だから、世間ではより話題になっている。
澪「おかしいとは思わない?」
梨沙「何が?…まぁ、熊が暴れまわってる時点でおかしいっちゃおかしいけど。」
澪「傷の大きさから言って、恐らく2〜3mの熊の犯行だとは思うが、3週間もそんな大きな熊が見つからないものなのか?」
梨沙「まぁ、そうだけど…。単純に隠れるのが上手いんじゃない?」
澪「この辺りには山なんてほぼ無いし、人口はまぁまぁ多いから、隠れるのは難しいはず。しかも、この地区に来るまでにも熊は誰かを殺しているはず。なのに突然この地区で殺し始めた。どうにも違和感を感じるんだ。」
梨沙「…じゃあ、澪はこの事件の犯人を熊じゃないって言いたいの?」
澪「あぁ。私が思うに、この犯行は……」
その時だった。
私達の目の前に居た男の子が突然倒れたのだ。
私達は、男の子に急いで近づくと、ある事に気がついた。
男の子は既に死んでおり、背中には深く、大きい傷があった。
そう、まるで化け物熊にでも襲われたかのような…。
梨沙「これって、『無差別殺人事件』のじゃ…!」
おかしい。
私は熊どころか人影すら見ていない。
じゃあ、一体誰がやったと言うのか。
澪「…やっぱり。」
梨沙「やっぱりって……何が?」
澪「この事件の犯人は、熊なんかじゃない。誰にも見られず、かつこんなに大きな傷を残せる存在…。つまり、『魔界の者』の仕業。その中でも、普通の人には見えない存在、ゴーストが犯人だろう。」
梨沙「『魔界の者』…!?」
じゃあ、バリアーはもう…!
澪は立ち上がり、目を瞑る。
澪「アピアー!」
そう言うと同時に澪の目は開く。
すると、私達の周辺が薄い紫色に染まり、目の前にはさっきまでいなかったはずのものがいた。
?「んあ?俺様が見えんのかおめぇら?」
返り血に染まった男の人で、手には大きな鎌を持っていた。
澪「この魔法で見えるようになるってことは、やっぱりゴーストか。」
?「まぁいいや。丁度物足りねぇと思ってたところだ。おめぇらもそこの餓鬼と共に殺してやるよ!」
そう言って、ゴーストは私達に襲い掛かってくる。