複雑・ファジー小説
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- 時の狭間にて、貴方と謳う。(コメント募集中!!)
- 日時: 2018/09/26 23:58
- 名前: 夕月あいむ (ID: pQ5aes3P)
注意
駄作です。
コメントはドシドシと送っていただければ。
荒らし等は固くお断りしております。
本作は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を参考に書かせていただきます。
では、下からプロローグです。↓↓
何故今頃、こんな物語をしたくなったのだろう。
今から、話す物語は、薄汚れている。
そして、その物語は私自身である。
総じて一つ言えるのは、私の過ごした青春の異端である。
ということだけ。
- Re: 時の狭間にて、貴方と謳う。 ( No.1 )
- 日時: 2018/10/02 21:43
- 名前: 夕月あいむ (ID: pQ5aes3P)
第一話『制裁によって救われる』
「ちょっと君、鞄の中を見せて貰っても良いかな。」
私に声をかけた、中年の男は私の前に立つ。
理由など、知っている。
あ…終わった。バレた。
また、お母さんとお父さんに迷惑掛けちゃうなぁ。
“万引き”なんてしなければ良かった。
あぁ、でももう、虐められないな。
そう思いながら、ふとガラスの奥から見える駐車場を見た。
当然、私に万引きを命じた彼女たちは居ないわけで。
逃げたんだ。まぁ、分かってたけど。
〜〜〜〜〜
−−ガタンッッ!
「だ〜か〜ら〜、ちょっとお菓子を持ってきてって言ってんの! 理解しなよ」
「でも……財布……さんが持って……」
「いいから、早くしろよっ!!」
〜〜〜〜〜
そして、私は頷いてしまう。
誰もいない駐車場から、視界の中心を男に向ける。
「すみません。私、万引きしてました。」
そう。
どうせなら、すみやかに。
どうせなら、潔く。
事を終わらせたかった。
むしろ、望んでいたかもしれない。
悪事に手を染め上げる前に。
誰かに、助けて欲しかった。
視界が、潤んだ。
(これで解放だ。良かった。)
だが、物語は彼女が制裁によって救われる展開を消した。
何者かが、運命を書き替えた。
“そこな、小娘”
脳に直接、声が流れたようだ。
脳みそから大音量の声が聞こえたようだった。
- Re: 時の狭間にて、貴方と謳う。 ( No.2 )
- 日時: 2018/10/11 21:54
- 名前: 夕月あいむ (ID: pQ5aes3P)
第二話『赤い毒は、いかが?前編』
私は、万引きをした。
他でもない、犯罪である。
別に金に困っていた訳では無い。
別にしたくて、したわけじゃ無い。
こんなことをした理由など、後で良い。
私が、話したいのはバレたその後の事である。
突然、声がした。
“そこな、小娘。”
電撃が走ったようだった。
(え、何今の?)
その声は、幼い女の子の声だった。だが、声からする雰囲気からしても、そこな、小娘だなんていう口調からしても、声の主の正体はこれっぽっちも分からない。
空耳だろうか。私の万引きを見破った男は、この声に気付いた様子は無かった。
(幻聴かな…)
“そこな、小娘と問うておる。聞いておるのか?”
(あれ、幻聴じゃ…ない。しかもなんか、怒ってる…?)
「は…はいっ。聞いてます」
「は? 私は何も言ってないがね」
万引きG面(私は、この男の事を密かにそう呼ぶことにした)は、こいつ大丈夫か?と言わんばかりに睨んで来た。
(怖っ。というか、やっぱりあの天の声みたいなのは万引きG面さんには聞こえてないんだ。)
「すいません。トイレ行かせてください。一応、荷物と携帯わたしときますね」
逃げようとしているという疑惑を払拭するため、荷物とスマホを手渡す。
万引きG面さんは無言でうなずき、私は、すぐにトイレへ向かった。
(え…?)
(何今の声)
(なんか聞こえた。怖っ、幽霊? 怨霊?)
“黙らんか、小娘。静かにせぇ。”
(あ、この声だ)
“小娘、鏡を覗け”
(あ、はい)
不意に命令をされた。
(すぐ従うとか、自分どんだけのパシリ体質だよ)
言われた通り、鏡を覗いた。
血色の悪い、自分の顔が見えたと思ったら、鏡の奥の自分が手を伸ばしー
ーそして、その手は飛び出た。
(3Dかな?)
そう思った瞬間引き込まれた。
「え、逆貞子展開ぃぃぃ?!」
- Re: 時の狭間にて、貴方と謳う。 ( No.3 )
- 日時: 2018/09/27 17:01
- 名前: 夕月あいむ (ID: /IDVKD3r)
キャラ紹介
キャラが出たり、情報が出次第追記していきます。
迷ノ月 御白
主人公。私立七暮高等学校に通う、高校二年生。漫画研究部所属。
運動音痴。ノリは良い。
虐められている。
弟を溺愛。(重度のブラコン)
中学時代、中二病という病にかかり、現在黒歴史抹消中。
家族構成
父 母 祖父 弟(兄弟は一人)
見た目
白髪で長さは、肩より少し下。
赤のカチューシャを付けている。(カチューシャは両耳辺りにリボンがある。)
服装は、制服。
迷ノ月 御厨(みくり)
主人公の弟。私立七暮中等学校に通う、中学二年生。
姉の御白に、溺愛されている。
現在、反抗期中。
家族構成
御白と同じく。
紅華(こうか)
八代目赤の女王。
訛り口調。
見た目小学生四年生位の女の子。
見た目
黒髪のお団子。
帽子に、着物というよく分からない格好。
着物の柄は、椿と薔薇。
三月(みつき)
二代目三日月兎。
茶髪に170センチ位の普通の人。
普通にイケメン。
茶色のラインが入ったスーツ。
紅茶好き?
御白「絶対、ロリコン!」