複雑・ファジー小説
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- 俺は悪魔祓い師です。
- 日時: 2022/07/15 21:01
- 名前: 匿名 (ID: EMf5cCo0)
悪魔祓い師、それは悪霊や悪魔等を祓う人の事である。
悪霊は人に害を及ぼしたり悪魔は人間に取り付き周りの人間に襲いかかったり最悪の場合、死に導いたりする。
それを阻止するのが悪魔祓い師の仕事だ
悪霊ではなくても幽霊ならば祓えとの教えがある。その理由、幽霊はいつか悪霊になってしまう可能性が非常に高いからであり悪霊になる前に祓ったほうがいいのだ
悪霊になる理由…
生前に恨み、悔やみ、悲しみある人間が主に悪霊となる。
死後 悪霊になる幽霊は、恨みが出来た、悲しさが出来た、寂しいという幽霊
2369年8月3日悪魔祓い師は人手不足なため大阪に1校東京に1校、悪魔祓い師のための高校が開校された。
東京の高校では
高3は4名
高2は5名
高1は4名
学校にやってきた。
大阪の高校では
高3は3名
高2は4名
高1は3名
で高校に通い始めた。
大阪よりも生徒数が多い東京の悪魔祓い高校の高1に1人の男の子がおり、大活躍をしていた。
東京の高校、高1の1名は人間に化けた幽霊である。
- Re: 俺は悪魔祓い師です。 ( No.9 )
- 日時: 2022/07/16 16:55
- 名前: 匿名 (ID: EMf5cCo0)
「しかし、なんでこんなとこにこいつが?」さすが尹である。簡単には誤魔化せない
「そうだぞっなんで1人でいるんだ?」(余計なことは言わないでくれよぉ頼むからぁ(。´Д⊂))
少々怒り気味っぽく言った。
(仁焦ってる…バレないようにフーもっ!)「お仕事してた!!!」楓夏はドヤ顔をしながら仁の目を見た。
(どーゆう事だよ!?小学生が仕事なんてあるわけないだろーーーー!!!)仁はパニック過ぎて白目になってきた。それを見た楓夏はヤバいと思ったのか小さい鞄から小財布を取り出し…
「フーこういう者でして全然怪しいものではありません!」ただの紙に似顔絵と楓夏という名前を書いた紙をラムアと尹にみせた。
(怪しいよっ!祓われるぞ!)仁のアゴが外れかけた。
それをみた楓夏は、かなり焦った。
「家に人いない幽霊さん出てきたフー祓った」楓夏は手を広げながら言った。
「この子も幽霊や悪魔が見れるの?」ラムアが楓夏の目を覗き込んだ。
「…そ、そうなんだよ」アゴと目が正常に戻った仁が言った。
「綺麗な目をしてるね」ラムアは楓夏のホを優しく触った。「ふふふんw 暖かいポカポカする」楓夏は幽霊、でも今は人間に化けてる しかし体温は化けられない幽霊の体温はすごく冷たい。楓夏は生前も冷たい方だったが今のほうがもっと冷たく感じる。
- Re: 俺は悪魔祓い師です。 ( No.10 )
- 日時: 2022/07/20 14:48
- 名前: 匿名 (ID: EMf5cCo0)
「そういえば…うどんの店ってこの変にできたよな」
尹が腕を組んだ。
「おうどん!!!」
それを聞いた楓夏の目がキラキラと光った。
「それじゃあみてみるか?」楓夏の喜ぶ顔がみたいのか少し苦手なうどん屋に行ってみることを提案した
- Re: 俺は悪魔祓い師です。 ( No.11 )
- 日時: 2022/07/23 17:38
- 名前: 匿名 (ID: EMf5cCo0)
うどん屋につくと楓夏はテンションが上がり特盛を頼んだ。
「こいつ特盛…いけるのか!?」尹はきつねうどん特盛を食べながら少々引き気味で言った。
「あんたも特盛でしょうが」ラムアは肉うどんをモグモグ食べながら突っ込んだ。
「いやいやいやwこいつまだ小さいし女子だし!」
楓夏を指さしてラムアを見た
「フーはざるうどん好き♥️仁もどぉぞ」ざるうどんをちゅるちゅると食べ取り皿にうどんを少し入れ仁に渡した。「……いらん」仁は子供の頃からうどんが嫌いで蕎麦好きなのだ。「うどん屋に来てまさかの天ぷらだけだなんて、」苦手なものでも食べなさいと言いたげな顔をしたラムア。
「うるせぇわ ちょっとトイレ行ってくる」そう言って席を外しトイレへ向かった
「うどんのどこがうまいのやら…」トイレでぶつぶつと愚痴を吐いていた。「愚痴はだめだよ」便座に座っていると隣に楓夏が現れた。「お、お前!?、、あのなーここ男子トイレだぞ幽霊でもここは立ち入り禁止なのー」幽霊でも少し恥ずかしいのか耳を赤くしていた。
「今は人間に化けてないよ…フー凄い?」本来、幽霊は人間に化けられるが楓夏は昔から人間に化けることが困難だった。そんな楓夏がやっと人間に化けられた、それは本当に凄い事で成長の瞬間だった。
「凄い…けど。。。どうすんだよバレたら」仁は下を向いた。楓夏が幽霊として現れたことは仁の他にもう1人いるその人は悪魔祓い師だが楓夏にも縁があったので楓夏がバレても問題はなかった。しかし今回は楓夏に一切縁がない人物なため危険度が大きかった。
「……ごめんなさい、でもフーも悪魔祓い専門校に行きたかった…幽霊の間では仁有名、みんな"気持ちがわかってくれる人間"って噂されてる、羨ましかった。フーも有名になりたいって思った。でも、、だめだよね、幽霊は成長しない、幽霊はこの世界には居てはいけない、仁助けてよぉ」
フーはその場で泣き叫んだ。フーの死体は発見されたがその死体は焦げて発見されはじめは身元不明の死体として報道されたがその数日後、身長、歯形、髪の長さが一致し楓夏の遺体だと警察は判断した。
だが楓夏はその遺体は違うと出会った時から言っていた。楓夏は仁に自分の遺体を見つけてほしくて現れたらしい。
仁はヨシヨシと頭をなでた
- Re: 俺は悪魔祓い師です。 ( No.12 )
- 日時: 2022/07/25 10:40
- 名前: 匿名 (ID: EMf5cCo0)
夜…
「ただいま」悪魔祓い師専用の別荘に帰った楓夏と仁。「お帰り」別荘で留守番をしていた栞がご飯を用意して待っていた。現在は3人で暮らしている。
「今日のご飯なにぃ?」楓夏はお腹が空いたのか机に出されたご飯を覗き込んだ。
「今日はデザートがあるゾ」栞が1つのお皿を楓夏に見せた。「みかん!!」楓夏が大好きなみかんだった
「栞、実は今日楓夏が仲間に近付いた 人間に化けたから気付かれなかったけど」栞は仁と楓夏の存在を隠している。「え それは…よかったけどバレるのも時間の問題」栞は楓夏のほうを見つめた
- Re: 俺は悪魔祓い師です。 ( No.13 )
- 日時: 2022/07/29 15:31
- 名前: 匿名 (ID: EMf5cCo0)
ガチャ
玄関があいた音がした。
「なぁしおりーーー」尹が仁達の別荘にきた後ろにはラムアもいる。尹とラムアの目の先には人間に化けていない楓夏がいる。「ゲッ!」仁と栞がヤベェという顔と共に楓夏は栞の後ろに隠れた。「いやいやいや!隠れなくても見えてたから!」尹は楓夏に近付いた。全てお見通しかのように。
「楓夏、死んじゃってたんだ…」昔から一人っ子で妹を欲しがっていたラムアは落ち込んだ。「おい仁、こいつ祓わないと栞と共に処刑喰らうぞ」忠告か警告か仁にはわからなかったがこのままでは楓夏が祓われてしまう。
「いいよ 覚悟で一緒にいる こいつは何もしない 悪霊にもならない」楓夏を見つめながら涙を浮かべた。
「悪魔祓いの世界っておかしいよね…幽霊を悪霊になる前に祓うなんて、私は悪霊になってから祓うのが正しいと思う」ラムアは泣き出した。
「栞たしか成長する薬持ってたよな?」尹は栞の部屋に向かった。
「あーそれなら…これ」ポケットから取り出したのはカプセルの薬だった。
「サンキュ! 楓夏これ飲め」薬を楓夏に持たせた。「はぁ!?なんで楓夏に飲ませるのよ」栞は少々怒りぎみで言った。
「これを飲ませ高校に入学させる こいつは祓わない その変わり、悪霊になったら祓うぞ」さっさっと水を継ぎ楓夏に持たせた