複雑・ファジー小説

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未来から流れる音〜戦国の世から現代の世にタイムスリップして
日時: 2024/07/06 20:31
名前: れもんみるく。 (ID: DT92EPoE)

【STORY】
とある戦国、信濃の国で【ここでは永禄13年〜元亀元年生まれ(1570年)】
史実では真田昌幸と山手殿の次男として誕生した弁丸(後の信繁、幸村)は、今まで通りだがここの話では妾の子(側室)の子として産まれた。しかも双子で当時は双子は不吉と言われていた。妻の山手殿は長男、源三郎を出産後、体調をやや崩し気味になっていた。当時に側室である遠山氏の娘には、長女の村松(国)がいる。この時点で三人の子持ちになった昌幸は、妻にも武田や信玄にも伝わぬままもう一人はそのままだが、もう一人は他家へ出すつもりですぐに寺に入れた。だが、手元に残っていた真田の子は女児だった。しかも、昌幸の側室にした双子を出産したその妾は実は信玄や武田に近づこうとした織田から来た間者の美女だった。その側室にした女子がすぐにその間者だと気づいた昌幸はその双子を出産後に始末し、勿論、武田や真田にはこれも秘密で表では出産してすぐ大量出血で死亡したと伝え、手元に残った双子の女児の方は山手殿の子供として育てられることとなった。

Re: 未来から流れる音〜戦国の世から現代の世にタイムスリップして ( No.3 )
日時: 2024/07/06 22:17
名前: れもんみるく。 (ID: DT92EPoE)

とある真田家では、村松こと国は18歳、源三郎は16歳、弁丸は13歳。
武田家の絶対的な存在だった信玄公が亡き後、長男だった義信は謀反の疑いで父と対立し自害してしまったので四男で側室の子だった諏訪家を継ぐ予定でいた勝頼が武田を継いだ後に長篠の戦いで家臣や昌幸の兄達も失い、父はでに亡く、三男だった武藤家を継ぎいた信玄公の眼と呼ばれるほど側近の信用を得た昌幸が真田家に出戻り継ぎ今に至る。敬愛し尊敬もしていた。源三郎も成長し人質として武田へ出し一つ下の勝頼の息子、信勝の元で働くことになるし、信玄公は信頼する昌幸の次男が産まれたら次男も信勝の元で仕えるように信玄公と交わしたばかりだったが、先程の話の通り、死んだ側室の子は双子で後から生まれた本来の男児は出してしまい手元に残してしまった女児は山手殿の元にいるが、しかし、双子と表向きでは伝えていない。まだ産まれたばかりの女児を昌幸が男児として育てることにしてしまった。先を読むことも出来る昌幸は家の事情でこうするしかなかった。しかも信玄公はもし次男なら彼の最愛の亡き弟の名を授けようと伝えられていたばかりだった。だが信玄公や武田家の家臣らに期待されていたのに三人目の子は女児だった。ならこうするしかなかったのだ。だから色々と厄介になるので起こる前に表向きでは男児として育てるしかないのだ。家のために。

とある武田滅亡後、真田は家を守るため、信長に従うことにした。その際、安土と家臣の一益の厠橋城へ人質に差し出し安土へは、長女の村松。厠橋城には、一益は男児より女児を希望し、その際、男子としてではなく本来の姿である女子で「幸」として赴き、かくかくしかじか‥。その際、万が一のために、いざというときに別で育った双子の男児、小助が源次郎の代わりとして姫としての幸の元に付き添う。

とある夜、
「うわぁ!?」

バシャン

思わず足を滑らせ池の水の中に落ちてしまった。


Re: 未来から流れる音〜戦国の世から現代の世にタイムスリップして ( No.4 )
日時: 2024/07/06 22:49
名前: れもんみるく。 (ID: DT92EPoE)

とある現代、未来の日の本。

幸「‥ここは、どこ?」
気が付いたら,ここは違う世界に来たような場所だった。しかも、先まで姫として男児としてではなく本来の女子として、幸として厠橋城にいたはず。
それは、安土へは姉が、廁橋城では幸が赴き反乱を起こす武勇が優れた男児ではなく心配もなく扱いやすい女子を希望をしていたからだ。兄の源三郎は嫡男として真田に残っているし。男女の両方の顔を持つことを活かされるのは何とも‥。父は愉快に笑ったし信長の人質はすべから信長の所有物なのだから、容易に手をつけられる心配もない。この時代なら当たり前のことだから。嫡男以外なら人質か出家かどちらかなのだから。珍しくもないから自分もこれが当たり前の一生を送るのだろうと思っていた。源次郎ではなく弁丸ではなく幸として。

だが、気が付いたら、別の世界にいた。
幸「あれ?ここは‥」
自分が今起きていることがわからず、
ウロウロとすると、

???「あらら?ここは、」

そうしたら、いきなり真正面で突然、
前からぶつかってしまい、ドーン

「「キャー!!」」
お互いに倒れてしまった。気が付いたら
幸「‥あっ、ごめん、よそ見してしまって」
???「‥いたたぁ、あ、危ないじゃない!!前を見て」
幸「ご、ごめんなさい」
すると、目の前にいる彼女の格好を見下ろす。自分と同じ打ち掛けと小袖を身を包む少女だった。


Re: 未来から流れる音〜戦国の世から現代の世にタイムスリップして ( No.5 )
日時: 2024/07/06 23:07
名前: れもんみるく。 (ID: DT92EPoE)

茶々「私はきく(周りにバレないように仮の名前で)というんよ。伯父さまの家で母と妹たちと暮らしているのよ。」
落ち着き色々と事情を聞き、
幸「もしかして、お主も池の水から落ちたの?」
茶々「うん、今ね私は髪を結ぶ紐が縛り直そうとしたら飛んじゃって急いで取りに行こうとしたら,こうなってしまったの。」
幸「紐?」

茶々「紐でもあの紐は亡き父上が私に作ってくれた形見なの」
幸「形見なんだ、それなら、」
茶々「ええそうよ、で、あなたは?名は?」
幸「‥わ、わたしは、(色々とあれだから)私の名前はさち。」
茶々「さちというんだ、どうして私と同じように?」
幸「‥それは(これは隠そう)私,夜,池の水に浮かぶ月が綺麗で‥、それで、池の水に落ちちゃて。」
茶々「ふ〜ん、そうなの?!」
お互いがお互いで仮の名を言いながらびっくりし変わり果てた街中をブラブラと歩いていた。

ただ余りにも変わった世界に疲れお互いこの場で気を失い倒れてしまった。

Re: 未来から流れる音〜戦国の世から現代の世にタイムスリップして ( No.6 )
日時: 2024/07/06 23:35
名前: れもんみるく。 (ID: DT92EPoE)

気が付いたら、フカフカの布団で寝ていた。目を開けるとそこは家の中とわかった幸は起き上がりキョロキョロと見渡すと、
「よかった、倒れていたから」
目の前にいたのは雰囲気は同じ日本人だが、服装が違うし家も違った。歳は近い少女だった。よくよく見たら自分の服装も変わった南蛮風の服装だった。
幸「あなたは?」
「あ、あたし?あたしは猿渡飛鳥(さるわたりあすか)。」
幸「さるわたりあすか?」
飛鳥「飛鳥でええよ。」

すると‥、「おいっ、飛鳥!」
「あっ、どうだった、もう一人の子は」
「大丈夫だよ。ゆっくり寝ているよ。」
幸「えっ?」
飛鳥「ああ、紹介していないか?」
「ヤッホー、私は霧島千里(きりしまちさと)飛鳥の親友だよ。」

幸「こ、ここは‥」
状況しきれていないが、少し休んだのか冷静になりとりあえず話した。

幸「ええ?こ、ここは未来の世界なのですか?」
千里「話はしたと思うが、戦国の世からこの時代にわけがあって来たわけだ」
飛鳥「でも以外にも冷静ね、てっきり、」
多分思わず、びっくりするかと思いきや、幸「そりゃあ、驚いていますが、何だが実感がわかないと言うか、未来の日の本の姿ならそうなんだと」
飛鳥が入れてくれた温かい茶を飲んだが,茶と言っても
飛鳥「ああ、紅茶よ。」
幸「紅茶?!」

すると、茶々「‥ふわあ〜、って!!ここはどこだー!?」
目覚めた茶々は思わず驚いた。

飛鳥 千里((これが普通だよなぁ〜))。
幸は勿論、飛鳥と千里も話し、
茶々「なるほど、戦のない平和な日の本にやってきてしまったのか」

Re: 未来から流れる音〜戦国の世から現代の世にタイムスリップして ( No.7 )
日時: 2024/07/07 00:17
名前: れもんみるく。 (ID: DT92EPoE)

二人がこちらにやってきて半年が経ち飛鳥と千里は実は別々の児童養護施設の出身で飛鳥は5歳の時に海外旅行先のドライブ中に両親が交通事故で亡くし幸いにも飛鳥はガラスで頬を切る軽い怪我で済んだが葬式が終わった後、すでに祖父母もおらず親戚も引き取り不可で千里は産まれてすぐに若すぎた母は恋人との子供が出来たが、若すぎだ男は逃亡し、母は未婚のシンママとして産んだがすぐに施設に出してしまった。別々の施設だったが、子供が三人もいるのに優しい里親夫婦に引き取ら今に至る。なので親友でもあり姉妹のような関係に。家はレトロな喫茶店を経営で本人も住みながら手伝い事情を話し二人もそこで過ごし始め、ちなみにここは商店街で喫茶店は商店街から少し外れた喫茶店だった。

飛鳥「ようやくなれたね、小菊ちゃんも陽菜ちゃんも」
茶々「いいえ、色々とすごいです。」
幸「何もかも不思議ですし」
ちなみにここでの名前は「小菊」「陽菜」と呼ぶことにし住み込みしながら喫茶店を手伝っていた。

ガラガラッ
客「あっ、新しい子?」
幸「はい、陽菜です。」
茶々「小菊です。」
飛鳥「はい、このオーナーさんの親戚ので、かくかくしかじか」
客「なるほど、そうか、よろしくね。」
という理由で戦国からのタイムスリップ者の二人だが年は中学生という年頃なので学校にも通うことになりすっかり現代に馴染み自然に陽菜として小菊としての現代ライフを送っていた。

とある日、
小菊「陽菜、どうしたの?」
陽菜「小菊こそ何か気になるの?」
目にしたのは学校の登下校のときに通る地元の楽器屋さん。それは戦国とは違う見たこともない楽器がずらりと並んでいた。

飛鳥「ヤッホー、どうしたの?ああ、これか?」
千里「なるほど気になるのか?」


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