二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜
- 日時: 2014/05/18 09:06
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: rs6q0PGa)
「私はあの日、死にかけた」
この物語は、一般的な中学生がとあることがきっかけで戦国時代へのトリップを果たし←?女武将になってしまった物語です。
戦国無双の二次創作になりますが、戦国無双を知らない人でも楽しめる内容になります。
楽しんで読んでいただけると嬉しいです(^人^)
オリキャラ
・西園寺 優歌
身長157cm、体重45kg
一般的な女子中学生。
明るくてノリが良い。でも、さらっと毒舌。
・神松
身長175cm
謎多き青年。見た目は優歌と同じくらいの年。
どうやら一種の神様らしい。
第11話登場
第1話>>1
第2話>>2
第3話>>3
第4話>>4
第5話>>5
第6話>>6
第7話>>7
第8話>>8
第9話>>9
第10話>>10
第11話>>11>>12
☆お知らせ☆
5/18
参照100感謝!
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.5 )
- 日時: 2014/05/04 17:13
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第5話「はじめまして、その2」
「お待たせしました」
外に出ると、入った時と同じ場所に半兵衛様が居た。
「似合ってるじゃん」
ストレートに言われて、たじろいだ。
「さあ、広間に行こ!」
そう言って私の手を取って歩き出す。
「あ・・・」
「どうしたの?」
「いえ、手・・・」
「あ、繋ぐのいや?」
そう言って手を離そうとするものだから。
「いえ、大丈夫!」
そう言って握り返した。
「ふふふっ」
何を笑っているのだろう。
もしかして、手を繋ぐのって計算通り?
策士だ。半兵衛様。
広間にて。
「はい、ここに座ってて」
そう言われ座ったのは半兵衛様の隣。
ここって、私のような身分が座っていいのだろうか。
疑問に思いつつも腰を下ろす。
「みんな、今日は集まってくれて感謝する!
今日はみんなに新しい仲間を紹介する。ほら、優歌」
秀吉様に促される。
「簡単に自己紹介」
半兵衛様が耳元で囁く。
「私は西園寺優歌です。ここにいさせてもらえてとても感謝しています。私もできることはお手伝いするのでよろしくお願いします」
そう言って頭を下げる。
「あっはっは!律儀だねぇ」
そう言って笑ったのは前田慶次。
「もう、私達は家族なんだから。もっと柔らかくなりなよ」
そう言ったのは、おねね様!
本当の、豊臣家にきた気がした。
「はい!」
「それじゃ、みんな好きに食べてくれ!久しぶりの全体会だ!」
そして、しばらく経つと私はすでに沢山の男性に囲まれていた、
子飼いの会話
「おい、三成、優歌の所に行かないのか?」
「うるさい、馬鹿」
「あ?もしかして頭でっかち、照れてんの?優歌、美人だもんなぁ」
「う、うるさい!正則、清正、気になるならお前達だけで行ってこい」
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.6 )
- 日時: 2014/05/04 18:30
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第6話「ツンデレ?」
しばらく経つと、広間は酒で酔いつぶれた人の溜まり場に。
勝家さん、利家さん、慶次さん、秀吉様は誰が1番飲めるかを競い合って全滅。
「もう、困った人たちだね」
気がつけばねね様が。
「あの、お片づけ手伝います」
「いい子だね!いらないって言いたいところなんだけど・・・。全体会の時は大変なんだよね。だからさ、お皿を集めて持って来てくれる?」
「わかりました!」
そう言って早速片付けに取り掛かる。
私は母がいなく、家事は自分でやっていたため仕事は早かった。
全てのお皿を台所まで運び終わるとクタクタだった。
「早いじゃん!すごいね」
ねね様にも褒められて。
っていうか普通、ねね様が家事をするなんておかしいだろ!
侍女はどうしたっ!なんてツッコミながらやっていた。
「私、そろそろみんなを起こしてくるからさ、お皿、お願いできる?」
「はい」
私がそう、返事をするともうねね様はいなかった。
お皿を片付け始めてしばらくすると、扉が開いた。
ねね様が帰ってきたのかと思ったら、違った。
そこに立っていたのは、石田三成だった。
「おねね様は?」
「あ、おねね様なら、きっと秀吉様の所です。起こしに行きましたから」
「そうか」
「片付けをしているのか?」
「ええ」
「そうか、礼を言う」
あれ?こんなキャラだっけ?
「いえ、私のやるべきことですから」
「俺も、手伝うか?」
「いえいえ、早く休んでください」
「そうか。じゃあ、おねね様によろしく伝えておいてくれ」
そう言って部屋に戻って行った。
肩が痛んできて、私は早く皿の片付けを終わらせ、今はもう誰もいない広間を掃除し、部屋に戻ることにした。
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.7 )
- 日時: 2014/05/05 07:05
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第7話(タイトル思い浮かばないんでここからはノー第で行きます)
さあさ部屋に・・・なんで思って気がついた。
部屋、何処?
廊下に出るが、見当もつかない。
「おーい、こっちこっち」
聞き慣れた声がした。
振り向くと半兵衛様。
「君の部屋、こっちだよ」
おとなしく半兵衛様について行く。
助かった〜。
「君、家事得意なんだね」
「ああ、はい。母はもう他界しているので」
慣れていることだから隠さなかった。
しかし半兵衛様にとっては聞いちゃいけなかったと思ったらしい。
「あ、ごめん」
謝罪された。
「はい、ここが部屋」
そう言って着いたのは歴史ドラマで見るような部屋。
すると半兵衛様は布団を敷き始めた。
「あ、大丈夫です、私がやりますから」
そう言って変わろうとすると、断られた。
「いいのいいの、俺部屋隣だし?」
隣なの!?
そして布団を敷いておもむろに外に出る。
「あそこが官兵衛殿。清正。正則。三成・・・」
指を指して順に言う。
隣、半兵衛様と三成殿か!
アニメか、音ゲーか!
おかしいだろ!
この並びに私は変でしょ!
「そうですか。ありがとうございます。困った時は誰かは居ますかね?」
「うーん、多分ね。大丈夫!誰も襲わないから」
最後の言葉で発覚した事実。
女、私だけじゃん!
部屋に入ると布団が綺麗に敷かれていた。
「うーん」
私は今だにトリップに頭を悩ませていた。
そして、最後の青年の姿。
何処かで見たことがあるんだけどな・・・
声も聞いたことがあったし。
向こうの世界の私はどうなっているのだろう。
もしかしたら向こうの世界にはもう、私はいないのかもしれない。
この世界に体ごとトリップしたんだ。
ここにいればいるほど生きている実感が強くなっている気がする。
もしかしたら、私のいるべき場所はここなのかもしれない。
私はそんな事を考えながら眠りについた。
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.8 )
- 日時: 2014/05/06 07:46
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第8話
翌日目覚めた私は鏡を見て驚く。
「・・・え?」
肩のあざが濃くなっている。範囲も広がり、紋様のように変化しつつある。
試しに肩をあげてみる。
「痛っ」
激痛。
いつぶつけたのだろう。
いや、ぶつけてもあざが拡大して模様のようになるなんて、あり得ない。
「優歌〜?入るよ?」
おねね様の声がした為急いで傷を隠す。
「おはよう!」
そこには何時ものおねね様の姿。
「これ、着物着て?」
しかし、私は受け取らなかった。
「あの、私も戦に連れて行ってもらえませんか?」
唖然とするおねね様。
「剣術を、父から習っていたんです」
肩は痛むが、何かみんなに直接やくにたつことをしたいと思った。
「ダメだよ!優歌は女の子なんだから」
「連れて行ってください!」
何故ここまでムキになる?
何の思いが・・・?
「仕方ないねぇ。でもね、戦場は人が死ぬところだよ?」
そうだ。知っている。
「大丈夫です」
何故肩が痛むのにこのようなことを考えたのだろう。
「旦那に頼んでおくよ」
「ありがとうございます」
この時私は
この世界にやってきたのは理由がある
と考え始めていた。
「優歌、戦場に行きたいの?」
いつからいたのか、おねね様が出てから半兵衛様に聞かれた。
「はい」
私は病を隠し続ける半兵衛様を心配していた。
現実の歴史としてここに半兵衛様は存在しない。
だから、死ぬべきなのかもしれない。
だけどそんなのおかしい。
歴史に沿わなきゃいけないわけじゃない。
一度進んだ道は戻れないのだから。
ここが本当の 歴史ではないとして、だとしたらここにはここの歴史が存在する。
「何で?」
半兵衛様は気になるようだ。
「私にもわかりません。しかし、戦場に出たいと強く思いました」
その後に半兵衛様が言った言葉。
「死なないでね」
私はもう死んでいる。
もしかしたらこっちの世界で死んだら元の世界に戻れるのではないか
そんな考えが頭をよぎった。
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.9 )
- 日時: 2014/05/06 18:13
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第9話
「優歌、中庭で手合わせをしろって」
どうやら実力次第らしい。
「誰と?」
「正則」
へ?今なんと?
「正則」
「何故2回言う!?」
「頑張ってね♪(v^_^)v沢山見に来るみたい」
笑ってるよ。
にしても女子相手にいきなり福島正則って))オイオイ
いや、ツッコミたくもなるわそりゃ。
「一息入れますか!」
そして中庭。
ここは私が最初に石田さんたちに見つかった所。
「おい、正則。手加減少しはしてやれよ」
そうつぶやく利家さんの声が聞こえた。
「手加減するなんて、武士の恥ではなくて?」
そう言うと、悪りい悪りいと手を振った。
気がつくと全体会にきていた人全員が来ているような気がした。
「これより、手合わせを行う」
静まり返る、中庭。
「始め!」
その一言で場の空気が張る。
「うらぁぁぁぁ!」
そう突っ込んで来る正則さん。
馬鹿?
次の瞬間、正則の視界から優歌は消えていて。
代わりに正則の腹部に木刀を当てる優歌の姿があった。
「んな!?」
場の空気が凍りつく。
「容易い」
私は一言言った。
(((かっこいい)))
私が良く人に言われるのが、「刀をもつと人が変わる」だ。
果たしてそうなのかは分からない。
ただ、とてつもなく爽快な気分になるのは同じだった。
「う、嘘だろ・・・・」
その場にしゃがみ込む正則。
「なんか優歌が消えた・・・・」
「んな訳ねぇだろ」
「お、おい利家、お前やってみろよ」
そう言って2戦目。
「始め!」
お互い間合いを詰める。
次の瞬間、木刀を振りかぶった利家の首元に優歌の木刀がピタッと止まっていた。
「・・・・」
何度、誰とやっても結果は同じで。
「優歌、もうええ。お前を1人前の将として認めよう」
こうして私は武将としての肩書を手に入れたのだった。
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