二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜
- 日時: 2014/05/18 09:06
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: rs6q0PGa)
「私はあの日、死にかけた」
この物語は、一般的な中学生がとあることがきっかけで戦国時代へのトリップを果たし←?女武将になってしまった物語です。
戦国無双の二次創作になりますが、戦国無双を知らない人でも楽しめる内容になります。
楽しんで読んでいただけると嬉しいです(^人^)
オリキャラ
・西園寺 優歌
身長157cm、体重45kg
一般的な女子中学生。
明るくてノリが良い。でも、さらっと毒舌。
・神松
身長175cm
謎多き青年。見た目は優歌と同じくらいの年。
どうやら一種の神様らしい。
第11話登場
第1話>>1
第2話>>2
第3話>>3
第4話>>4
第5話>>5
第6話>>6
第7話>>7
第8話>>8
第9話>>9
第10話>>10
第11話>>11>>12
☆お知らせ☆
5/18
参照100感謝!
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.1 )
- 日時: 2014/05/04 07:17
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第1話「フシギなセカイ」
私、西園寺優歌は中学3年生。いつも通りの学校帰り、いつも通りの駅でいつも通り電車を待っていた。
『一番線に電車が参ります。危ないですから、黄色い線の内側でお待ちください』
いつも通りのアナウンス。
私は椅子から立ち上がり、黄色い線の内側に立った。
内側に立ったのに。
「ドンッ」
後ろから何かに押されて、体が浮く。ホームに落ちる。
誰?押したのは。
迫る電車。
ああ、死ぬんだ。
そして落ちる寸前に目に入ったのは・・・
「おいっ!」
こっちに向かって手を伸ばす、青年。
誰?
「キーーーーッ」
電車のブレーキ音と共に私の記憶は途切れた。
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.2 )
- 日時: 2014/05/04 10:20
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第2話「ココはどこ?アナタはだれ?」
「うっ・・・」
なぜか目が覚めた。
生きてたの?私。
電車に引かれて生きてて起きれて、私って超人!
とか思ってたら異変に気がつく。
なんで皆着物なの?
「おい、」
着物?いやいや、これ、なんて言うんだっけ。
あ、そうそう袴。
「小娘」
そして目の前にはイケメンさんが3人。1人微妙なのがいるけど。
何処かで見たような・・・。
「お前だ」
あ、『戦○無双』。
え?え?なんで?
「聞いているのか、小娘!」
軽く肩を叩かれ、ようやく気がつく私。
「石田、三成。加藤、清正。福島、正則・・・」
ゲームの世界?
なんかのコスプレ大会?
いやいや、私、しんだよね?
「貴様、なぜ俺たちの名を知っている?」
「今って、何年ですか?」
念のための、問いかけ。
「天正10年だ」
いやいや、おかしい。冗談ですか?
と聞こうと思ったけど、顔を見る限り嘘じゃないらしい。
ってことは、私の大好きな竹中半兵衛さんはもう死んでる・・・はず。
「あの・・・私はなぜここにいるんでしょう。ココはどこですか?」
「それはこっちのセリフだ。なんでお前が大阪城の中庭に・・・」
いやいや、さらにおかしいって!
天正10年は、1582年。大阪城ができたのは1583年。
ゲームか!
戦○無双か!
戦○無双でも時代の食い違いはないわ馬鹿め!
いや、絶対そうだって。子飼いの格好を見ても、おかしいって!
しかも最新衣装じゃないか!
パラレルワールドか!
死んだんじゃなかったんかい!
おいおい、ツッコミどころが多すぎるぞ!
下手したら、半兵衛、生きてるんじゃない?
いや、待てよ・・・
「お前を何かの間者と見て、秀吉様の所に連れて行く」
やっぱりそうきたかーーー!?
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.3 )
- 日時: 2014/05/04 13:29
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第3話「はじめまして」
「あの、逃げないんで縄はかけないでください」
私はそれだけ言った。
縄をかけられた経験はないし、罪人なんかじゃない。
なのに縄をかけられるなんて嫌だと思った。
「逃げるような真似したら、斬るからな」
ゾクゾク
そして着いたのが大きな部屋。
「秀吉様、三成でございます」
「おお、入れ入れ」
そう言って襖をスーッと開けると、目の前にはやはり、「あの」秀吉様がいた。
「む?隣の娘はどうした?」
「中庭にて捕らえた次第にございます」
「は・・・?」
そりゃあそうでしょうよ。
驚くでしょうよ。
でも私も驚きましたよ。
なんで、なんで
半兵衛様が生きてるんだーーーー!
ヤバイ、変な緊張が。
別に、半兵衛様が好きだとかそういうわけではなく、軍師ってまあ、お目付役的な?
いやいや。
「君ってさー。どっから来たの?」
いきなり質問きますか!?
えーっとなんて言えばいいのかな?
「400年余り先からきました」
は?は?
私って、馬鹿なの?
正直に答える奴がいるか!?
これが本物の口が滑ったっていうやつじゃん。
「未来から来たんだ。へー」
へーって何?
「この娘は危険です。火種は消すべし。直ちに処分を」
そう言ったのは官兵衛。
ですよね。そう言うと思った。
「お主、名は?」
「西園寺、優歌です」
「聞いたことのない名前じゃな」
でしょうよ。
未来だもん。
「お主は、間者か?」
「いいえ、違います」
即答。はい、なんて答えたら命はない。
っていうか、私って死んだんじゃないか?
だからこんなところに・・・
なんていう変な考えが頭をよぎった。
んなわけないじゃん。
やけに記憶が鮮明だし。
私はトリップしたらしい。
「なぜここにいた?」
「知りません。元いた世界で私は死んだはずでした。しかし、目が覚めて、中庭にいて」
・・・沈黙。
「秀吉様、私達は仕事があるので」
そう言って部屋を出て行く子飼い3人。
・・・再び沈黙
「元いた世界は、本当に未来か?」
いや、わからない。
私の知っている歴史は こんなのではない。
「未来というより、別の世界の時間だと思います」
「そうか。年は?」
質問ばかりだな。
「14です」
「「嘘だろ!」」
なぜか秀吉様と半兵衛様が同時に叫ぶ。
「このように綺麗な女子が14!大人っぽいのう」
・・・秀吉様は、女好きだ。
「決めたぞ!半兵衛、お主、まず優歌を風呂へ。そしたら広間に連れてきてくれ。みんなに紹介する」
「殿、優歌とやらを信じるのですか?」
「官兵衛、こいつは嘘を 言っておらん。どうやら帰れないようだし、しばらくここにおこう」
ーーーーーー勝手に話が進んでる。
- Re: 女武将、始めました〜戦国ノ夢〜 ( No.4 )
- 日時: 2014/05/04 16:57
- 名前: 梅 ◆9KV72UfMbo (ID: uLBjsRTH)
第4話「半兵衛さん」
「君ってさ、本当に異次元から来たの?」
今は、半兵衛さんにお風呂まで連れて行かれている。
「はい」
私は緊張して答える。
改めて思った。
「綺麗な顔・・・」
「ん?なんか言った?」
聞かれたか?
「いえ、何も。それより、ここの人たちはどうして私を信じたのでしょうか」
「まあ、優しいからね。秀吉様は」
あっさりと言った。
半兵衛いわく、ここの人たちは家族のようなものらしい。
「ゴホッ」
突然咳き込む半兵衛。
「大丈夫ですか?」
「ゴホッゴホッ」
口を抑えてうずくまる。
どうしたらいいのだろう?
誰かを呼ばなくては。
「誰か・・・」
言いかけた私の手を掴む半兵衛。
「まさか、芝居だよ」
何もなかったかのように笑って言う。
「え・・・」
「うふふっ面白ーい!」
無邪気な子供のようだ。
「本当ですか?」
「もちろん!」
この人は黒い。
私は直感した。
「はい、ここがお風呂だよ。ゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
「着物、ここに置いておくからね」
「へ?」
脱衣所で、気がつけば半兵衛様。
ニコニコしている。
「あの、出てもらえますか?」
「だよね〜。あ、きていた服は、持ってきてね」
じゃあね〜、と当たり前のように手を振り、外に出て行く。
「優しいな」
体を流しながら呟く。
疑われながらも優しく接し、帰れるまでここにいていいと言ってくれた。
しかし、この世界でも半兵衛様が肺炎を患っていることは確かだった。
「芝居だよ、なんて・・・。知ってるんだから」
鏡を見ると、肩に黒い跡がついていた。
「何、これ?」
触ってみると、痛かった。
あざのようだ。
「いつ、着いたんだろ・・・」
しかし、痛みを感じまだ自分が生きていることを実感した。
風呂から出て、用意された着物を着た。
それは、いかにも今から食事というような服で、黒い生地に赤い牡丹というお洒落な柄だった。
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