二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE
- 日時: 2016/06/13 05:42
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: zSZyy9Vi)
ヴァイスシュヴァルツ、第2シーズン突入!
再び李里香達がヴァイスシュヴァルツでカードバトル!
ただし、今度の話はヴァイスシュヴァルツの世界にモンスターエンパイア、更に原作に存在しないオリジナルカードまで!?
この一癖も二癖もあるカード達にWSCFCは?!
色々盛りだくさんのヴァイスシュヴァルツ第2幕、公開!
◎:色々
用語>>1 >>44
キャラ紹介>>2 >>3
★:本編
1話『新たなる始まりの予感』>>4-8
2話『銃と槍と剣』>>9-12
3話『協奏、奏であい——』>>13-18
4話『絶体絶命!?トーナメントへの道筋』>>23-27
5話『出会いと別れ。獅子王と殲滅者』>>28-31
6話『開幕!獣VS寄生虫(ビーストバーサスパラサイト):前編』>>40-43
7話『開幕!獣VS寄生虫(ビーストバーサスパラサイト):後編』>>47-51
8話『武装解禁!ジャイアントキリング!』>>54-60
9話『フロニャルドでの再会』>>61-64
10話『フロニャルド奪還作戦!』>>69-75
11話『フロニャルド最終決戦!:前編』>>78-82
12話『フロニャルド最終決戦!:後編』>>83-86
†番外編
『テイルズ掛け合い集』>>34-37
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- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.41 )
- 日時: 2015/02/04 17:34
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: .4mFzsId)
Sideout.
時は進み、朝。
今現在彼女達は東京湾沖を進む船の上である。
『で、何故に船?』
『例の無人島が東京湾の傍にあるってのも意外よ』
甲板に出てたなのはとれいが呆然とした表情で呟く。
エントリーを終えたその翌日の朝、皐月の家に案内用の地図が送られ、案内通りに行った先がこの船が船舶していた港だった。
案内地図を良く見てみるとヴァイスシュヴァルツのカード型の乗船状が添付されており、名前を記入して乗ったのだった。
「はあ……」
「で?そこの赤星は何故にそこで項垂れている?」
『あぁ……今朝から早起きして作ったお弁当が無駄になっちゃったって項垂れてると思うよ……』
その一方、弁当(10人分)を用意したのにランチパーティを兼ねた説明会があるということを知った李里香がどこまでも広い海原を見ながら落ち込んでいた。
まぁ、ログのような人達から見れば他人事だが、当人にとっては大ダメージだろう。
『……おっそーいー!もー、なんなのこの船!待ってるのも飽きたー!』
『まだ出港から3分4秒37しか経っていない。当機の待機時間と照らし合わせるとあと23時間56分56秒23はある』
「そないに暇やったら、船ん中探索したらどうや?」
『そうしとくー』
船での移動に飽きた(といっても3分ほどしか経ってないが)島風が船内を探索しに行った。
腕時計を見てみると、まだ午前8時。日が出てるとはいえ、まだ肌寒さも残っている。
「で、例の説明会は11時に行われるらしいわね。それまで時間があるからどうする?」
「あ!私はミチちゃんに教えることがあるから、ちょっと席を外していい?」
「そっか。しず姉前に私に教えたい事があるって言ってたよね?」
しずるは思い出したようにミチを連れて行く。
それに続いて契約している翼、マリア、クリスも彼女たちについて行く。
「あ、そうだ!李里香ちゃん!」
「……うん?」
「これ」
落ち込んでいる李里香にしずるが歩み寄り、『黒いガングニール』を渡す。
「え?これ、マリアのなんじゃ……」
「大丈夫。まだ何枚も予備はあるからさ」
『予備……でも、いいんですか?』
「うん。あ、それとしずるさんはOKだけど敬語は禁止。何か先輩扱いされると変な気分だからね。いい?」
『は……うん!』
「そこまで言うのなら、デッキに入れてあげるわ」
李里香も多少元気を取り戻したのか、『黒いガングニール』をデッキに投入した。
「さて、暫くは暇みたいね。私と音也は各々自由行動で構わないわ。この大会の参加者は私達を合わせて15チーム。トータルで150人はいる事になるわ。多少情報を集めないと、後々ヤバイ事になるからね」
皐月も暫くは時間があると判断し、情報収集に出かけて行った。
†
そして11時。メインホールへと集められた参加者達。
テーブルには案内状に書かれた通り、様々な料理が並べられていた。
「皆さん!今日は私達のキングダムトーナメントにきてくださって、ありがとうございます!」
参加者が料理を楽しんでいる間、リディオス・アルノジオスが壇上で挨拶をしていた。アルビノで白く染まった髪を長く伸ばし、穏やかそうな雰囲気を見せる。年齢はログやしずると同年代辺りだが、アルノジオス社の現CEOとも言えるだろうか、それ相応の雰囲気を見せる。
「では、これよりこのトーナメントについて説明します。そのままでいいので聞いて下さい。今回のルールは我々が創った王国で15チーム150人のバトルロイヤルです!参加者のみなさんには、この特性加工のタロットカード1枚を渡します。これはヴァイスシュヴァルツ・アイランドでの国民証とも呼べる大切なものです!これはチーム間以外での受け渡しは禁止します。そして、この国民証を別のチームから得る方法はただひとつ。ヴァイスシュヴァルツに勝つことです!」
「要するに、15チームの中でタロットカードの争奪戦って事だね」
この150人での多大なバトルロワイヤル。島ひとつ使ってまでこれほどの大規模な事をやるとは……と音也が感心する。
——その時だった。
——カラン!
『り、李里香ちゃん?』
「な、なに、これ……?」
突然李里香の身体がぐらりと倒れこむ。彼女だけでない。リディオス以外の全員が次々と倒れだす。
その事態はなのは達にも及ぶ。
『あれ……眠く……』
『あ、あの野朗……料理に睡眠……薬を……』
『それどころか、この部屋にも睡眠ガスを……!』
知らない間にこの部屋を睡眠ガスで充満させており、食事を食べてない契約キャラでさえまどろみに倒れていった。
「さて……あとは君たちだけだね。反乱分子諸君」
一息吐いたリディオスが残るカタパルト・カノンと逆鱗REIMEI、ホロウパラディン・FANTASIA、更に赤いステルス戦闘機のような姿をした鷹が、しずるのデッキから現れる。
『当然だ。機械である当機に、ガスなど無意味!』
『大方硬質ガラスか何かで貴様だけは平気だろうな。ホロウ、レッドホーク、貴様らも手伝え』
『承知いたしました。我が君の契約主をこんな目に遭わせるとは、正直私も頭にきてるところです』
『総大将の契約主がここにいるんだ。ここで始末すれば革命も楽になるってもんよ!』
各々がリディオスに向けての敵意は言葉だけで解る。先手必勝といわんばかりにREIMEIが刀を抜いた時だった。
『愚かな……』
重い一言の後、咆哮が轟き渡り、4体のモンスターを壁にまで吹き飛ばした。
『ギガッ!?』
『おごぅ!?』
『がはっ!?』
『ぐおっ!?』
「どうかな?少しは理解してくれたかい?さぁ、君達は早く参加者を記した場所に送って」
咆哮だけで吹き飛ばし、完全に機能を停止させた存在が消えると同時にリディオスが外に控えていたSP達に指示を飛ばした。
†
「そっちにはいた?」
「あかん、見つからへん!」
「こっちも見つかりません」
同時刻、ヴァイスシュヴァルツ・アイランドに人を探しているらしい3人の少女が合流する。だが、3人とも普通の人間では無い共通点があった。そう、耳と尻尾がある事だ。
「まさか、別の場所だったんじゃ……」
3人の中で年長者らしき兎耳の少女が、項垂れるように呟く。
そんな彼女に対して虎柄の猫耳の少女が関西弁で否定する。
「そんなんあるなんでウチは信じられへん!レオ様は絶対生きてる!……はぁ……はぁ……」
その少女は叫んだ直後に息切れを起こす。
そんな彼女を心配してか、黒髪の猫耳少女が声を掛ける。
「一旦戻ろう。正規ゲートでここに来た私達は影響は無いけど、長く空けてたら皆も心配する」
少女の言葉に声を荒げていた少女と項垂れていた少女が頷く。
「それに、私もレオ様は生きてるって信じてるから」
最後に2人に言い聞かせるように呟いた言葉に、その2人の少女も頷いた。
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.42 )
- 日時: 2015/02/08 22:29
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: .4mFzsId)
PRRRR!
「ん……」
まどろみの中から、鳴り響く携帯の着信音に李里香が目を覚ます。辺りを見渡すとあの船内ホールではなく、別の見慣れない場所だった。
隣ではなのはがすっかり熟睡しているが、レオの姿が見当たらない。彼女の為にも寝たままにして、自分は通話に出る。
「もしもし?」
『その声李里香か!?今どこにいる!?』
「きゃっ!ちょっと、なのはちゃんが寝てるのよ!もうちょっと声小さく!」
通話の相手はナツらしい。そういえば冬雅から聞いたが、天竜を除く滅竜魔導師は乗り物に弱いと聞いた。恐らく、あのガス騒ぎでも船に乗るのが嫌で下船するまで自分の世界で待ったのだろう。
『あぁ、悪ィ。俺、ついさっきまでフェアリーテイルにいたんだけど、冬雅の所に出てもフェアリーテイルだったんだよ!』
「は?冬雅君は?」
『まだ寝てる。なのはを起こしてすぐに辺りを見てくれ』
言う事だけ言って通話を切ってしまったナツ。というか、よく携帯に慣れてるなと李里香は思った。
すぐにナツの言うとおりになのはを起こし、辺りを見渡す。すると真っ先に親近感が浮かんだ。
「あれ?なんかここ、どこかで見たような……?」
『ん……?あれ?ひょっとしてここ、私とフェイトちゃんがリボンを交換した所!?』
「あぁ!」
なのはが声を上げ、李里香も思い出した。
ここはあの時、なのはの親友であるフェイト・テスタロッサが別れの際にまた会う約束として、お互いのリボンを交換した思い出の場所だった。
思い出に浸るのもそこそこに、レオを探す為に散策を行った。
「……あれ?何か風景が違ってない?」
『こんな町並み、私のところじゃ無かったよ?』
暫く歩いていると、何か妙な雰囲気を感じる。いつのまにかなのはも知らない町並みが広がっていた。いや、正確には途中から道路や町並みがまるで近未来の風景に変わっているのだ。学校の前を通り過ぎようとした時、誰かが彼女らに声を掛ける。
『おーい!』
「『しずるさん!?』」
なんと、学校からしずるが出てきたのだ。その直後にマリアとクリスも校庭に出る。
「なにがどうなってんの?え?じゃあここって何!?」
『落ち着けよ。ここは「私立リディアン音楽院」。あたしらが通ってる学校だ』
『へぇ〜。こんな学校があったんだ……』
『私も、まともに学校へ通えた事は無かったわね』
なのはとマリアもリディアンをまじまじと見て感想を漏らす。
『私達も最初はヴァイスシュヴァルツ世界に来たと思ったわ。でも、これを見て人間界だって解ったわ』
マリアが肯定の掲示板に張られてある地図を指して言う。そこは島全体を示している地図らしく、南東の海沿いに赤い丸が付いてある。恐らく現在地だろう。
「そうだ、レオ様を知らない?起きた時は全然いなくて……」
「ごめんなさい。私達もついさっき起きたばかりで……」
しずるの謝罪に李里香はがっくりと肩を落とす。その時、警報のようにスピーカーからサイレンが鳴り響く。
「な、何!?」
「これって……!?」
《ただいまより、ヴァイスシュヴァルツ・トーナメントを開催いたします》
「始まっちゃったみたい。とにかく、ここからレオ様の行きそうな所を割り出すしかないみたいね。シュヴァルツサイドは除外して、ヴァイスサイド、特にマギアワールドを重点的に……」
早速地図を見てレオの居場所を探るしずる。その間に李里香は待っているが、誰かの携帯が鳴る。待機している4人が自分の携帯を探ると、クリスが着信に出る。
『もしもし?——あぁ、あぁ。解った。李里香、代われってよ』
「あたし?」
クリスに言われ、きょとんとしながらも李里香が対応に出る。
その間、マリアはなのはにレオに対して尋ねる。
『それで、彼女とは何日前に知り合ったの?』
『うーん……夕方だったから、大体5時位だったと思います』
『なるほど。私はちょっと司令に連絡を入れるわ正規ゲートを通っていれば記録が残っているだろうと思うし』
記憶を辿りつつ、答えを出すなのは。マリアは自分の携帯で風鳴弦十郎に連絡を入れる。
『あら?通話できない……』
『はぁ?壊れてんじゃねぇのか?』
『これ、あなたの携帯よ?それで、そっちは?』
相談しようにも携帯から通話音が聞こえない。何かあるのかと思いつつも隣の李里香に訪ねる。
一方、通話をしている李里香の顔が青ざめていった。
「消えてなくなるぅ!?え、じゃああと2時間以内に契約しないとレオ様が消滅しちゃうって事!?」
『なっ!?まだ契約してなかったのか!?』
『う、うん。首輪をかけるとかどうとか言ってたし……』
李里香の仰天の声にクリスも仮契約の状態と知る。
李里香も通話を切るが、その顔は完全に混乱に陥っていた。
「どどどどど、どうしよう!えーっと、レオ様が消えて、それで、えーっと!」
『落ち着けって!今は午後2時だから、後3時間以内に探せばいい!しずる!』
「もう見つけたわ!ここから南東のガレット領よ!ここからなら……走って1時間!」
「で、でも、もう嫌われてるんじゃ……!」
『バカ!』
パニックになる李里香から携帯を奪い取ったクリスがしずるに向かって叫ぶ。しずるのほうも調べが終わっていたらしく、場所を示す。しかし、李里香はパニックになっているうえに今朝の事があるらしく、抵抗するが、直後になのはがレイジングハートで殴った。
『傷つけちゃったんだったら、謝ればいいよ!今は早くレオさんの所へ!』
「う、うん!」
一応パニックは収まったが、なのはに引っ張られる形でレオの元へ急ぐのだった。
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.43 )
- 日時: 2015/02/08 22:34
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: .4mFzsId)
ガレット城:王の間。
『レオ様!』
バタン!と正門の扉を開いてなのはと李里香が飛び込んできた。
『……お前たちか』
レオは、既に玉座にもたれかかる形から動けないでいた。身体も既に薄っすら玉座が見えている。
消失が始まっている事に、李里香は悲痛な声を上げる。
「うわ、もう消えかかってる……!」
『契約の準備は私がするから、李里香ちゃんはデッキを!』
なのはが正三角形の頂点のひとつの辺りに立ち、レイジングハートを構える。その間に李里香はレオ用のデッキを取り出す。
『何故、ワシを助ける……?お前らとは……赤の他人のはず……』
「そう、確かにあたし達は他人だよ。あたしが契約しなかったのも、レオ様に首輪をかけるんじゃないかって不安だったの」
契約を進めていく中、李里香が手にしているデッキが光を帯びる。
「それに、レオ様と契約したらどこかで頑張っているシュテルに合わせる顔が無いって思ったの……でも、助けられるのに助けなかったら、それこそシュテルに合わせる顔が無いじゃない!」
そして、李里香も自分の胸の内を晒していくうちに涙を流していた。なのはも契約の準備を進めつつ、レオに詰め寄る。
『レオ様には帰らなきゃならない場所があるんでしょ?だったら、この契約で命を繋いで下さい!』
必死の叫びのあと、沈黙。そして……
『……解った。赤星李里香、改めて我が命を……!』
意を決したレオがデッキに触れる。その瞬間、辺りが光に包まれる。そして光が収まると、レオの消えかかっていた身体が元に戻り、レオ自身も気だるさが消えていたのを感じていた。
『契約完了。もう消える事は無いよ』
「よかったぁ〜……ホント、心臓に悪いわよ……」
『本当にすまなかったな』
一命を取り留めた事で安堵する2人。
その時、扉からカランと何かが落ちた音がした。
「誰!?」
『案ずるな。味方だ』
『レオ様……レオ様あああああ!』
『生きてる……生きてるよ!』
『良かった……!』
音を立てたのは探し回っていた3人の少女だ。真っ先にレオに駆け寄り、抱きついてきた。
「……お弁当あるけど、食べる?10人分」
『もう晩ご飯の時間帯だけどね』
空気的に除け者にされた李里香となのはが、お昼に作った弁当箱を手にしてそう言った。
†
『そっか。あなたがレオ様を助けてくれたんだ』
外に出た一行が、林の近くにある小高い丘を見つけて弁当を広げる。
事情を説明しつつ、早い夕食を取る。
「うん……そうだね……」
『どないしたんや?』
『気にするな。ちょっと心の傷が抉られただけだ』
「あ、でもこれであたしのカードからゲートが作られるんだよね?」
『そうだな。じゃがまだ帰る訳には行かない。倒さなければならん相手がおる……』
『それに、誰か来てるみたいよ』
耳をピンと立てたベールの言葉に李里香は後ろを振り向く。
見ると、目元を舞踏会用のマスクで隠した、20代前後のマントの男性が立っていた。さながら中世の怪盗のような佇まいだ。そして林の奥から同年代の男が現れた。
「いたいた。島を丸ごと使ってるなんて思わなかった……」
『呆れた。気配がさっきから丸見えだったぞ』
「すまん。で、その子が挑戦者だよな?」
確認しつつ、懐の『愚者』のカードを取り出す。李里香も慌てて自分の身体を探り、1枚のタロットカード、『星』を取り出す。
『今回はワシに行かせてくれ。迷惑を掛けた分は返す』
レオが立ち上がると同時に自分を使うよう李里香に言う。それと同時にジェノワーズの3人も言い出した。
『ウチらも手伝わせて!』
『私達は元々レオ様を探す為に、ここまで来ました!』
『ここで逃げたら、ジェノワーズの名折れ……!』
「……OK!デッキに入って!」
それを許可した李里香がデッキを3人に翳す。ジェノワーズが光となってデッキに入ると、改めて男に向き直った。
ファイトが始まると同時に、近くの地面から長方形の物体がせり上がる。
なんだと思った2人だったが、《デッキを置いてください》と音声が指示する。指示に従ってデッキを置くと、デッキが物体の中に入り、暫くするとヴァイスシュヴァルツのプレイシートがデッキと共に出てきた。
このシステムにはお互い驚きつつも、改めてコールする。
「亡霊の如き惨劇は蘇る。いざ、血塗られた仮面舞踏会の幕を開けよう!セットアップ、『リバイスオブ・ファントム』!」
「獅子達よ、戦場を駆け巡れ!セットアップ、『獣王無尽』!」
「「ステージオン!」」
『STAGE,ON.』
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.44 )
- 日時: 2015/02/04 17:41
- 名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: .4mFzsId)
『ゲートについて』
ヴァイスシュヴァルツ世界と人間界を繋ぐ門。ヴァイスシュヴァルツ世界出身者は、エヴァ機のようにその世界の特殊なエネルギーを供給し、活動する。
しかし、何らかの事情で正規ゲートとは違う時空の裂け目から落ちたWS世界のキャラはそのエネルギーを供給できず、1週間以内に裂け目か正規ゲートから戻るか、契約しなければ消滅してしまう。
『ヴァイスシュヴァルツ・キングダム』
アルノジオス社主催の大会であり、総数150人と言う大規模なトーナメントの舞台。地形や磁気の関係で国も所持できない無人島を買い取ったアルノジオス社が、3年がかりで建設した王国。島の左右でヴァイスサイド、シュヴァルツサイドに登場する作品の世界観が登場する。因みに島の中には宿屋や様々な店舗が並ぶ。遠くのエリアへの交通の手段は水力エンジンの船と無人巡回電車のみ。
ルールは1チーム10人のメンバーがそれぞれの場所からスタート。別のチーム同士のファイターが会えばバトルが始まる。島には無数のファイトステージがあり、そこでヴァイスシュヴァルツのバトルを行う。
そして勝者は敗者のタロットカードを奪い取る事が出来る。タロットを奪われたファイターはバトルできず、10人全員のタロットが奪われると、そのチームは脱落。最後の1チームが優勝となる。
元ネタは遊戯王の『デュエルキングダム』。地域別に特定の種族のモンスターが強化されるシステムは無いのであしからず。
橋:ヴァイスサイド、シュヴァルツサイドを繋ぐ唯一の橋。互いの島を渡る方法はこの橋以外に無い。
南エリア:ヴァイスサイドは『思い出の公園(リリカルなのは』。シュヴァルツサイドは『鎮守府(艦これ』を中心に、ヒューマワールドや人間界を基にしたマギアワールドが建てられている。
W西エリア&S東エリア:マギアワールドが中心となり、アキバの街や始まりの平原、ガレット領土やマグノリアなどがある。
S北エリア:山間部は和をイメージした町並みが並ぶ。沿岸部ではディスガイアを中心としたダークな雰囲気の名所が並んである。
W北エリア:静かな町をイメージした風景が並ぶ。交通はほかと比べて悪いが、地形が産み出した絶景もある。
中心部(W東&S西)エリア:シンフォギア、アクセルワールド、とあるシリーズなどのギアティックワールドの街並みが中心としている。橋が掛けられた唯一のエリア。
『タロットカード』
通常とは違い、サイズと厚みヴァイスシュヴァルツのカードと同じで、パスポートケースに入ってある。これはヴァイスシュヴァルツ・キングダムの国民証でもあり、トーナメントだけでなく、ショップや宿屋、無人電車の利用など重要な役割を担う。
チーム間での譲渡は奪われたファイターに対してのみ。一応別のパスポートでも利用は可能だが、中には自分のパスポートでなければ利用できないショップと宿屋もある。
カードの種類は愚者、皇帝、教皇、恋人、戦車、力、隠者、正義、吊された男、節制、悪魔、星、月、審判、世界(黄道12宮の内11宮と四大属性)が記されてあり、1チームそれぞれ配られる。因みに李里香のチームは星。
感想お願いします。
- Re: ヴァイスシュヴァルツ・NEXT/STAGE ( No.45 )
- 日時: 2015/02/17 18:29
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
こちらでは初めてかな?()琴葉姫です!
琴葉姫「レオさん・・・(´;ω;`)」
アーサー「お前DOG DAYS知らないけどな」
琴葉姫「ミルヒオーレちゃんが可愛いことは知ってる(震え声)」
アーサー「あっそう;」
琴葉姫「てか公式HPでレオさん見てみたらめっちゃ美人なんだけど!?俺てっきり男の人かと思ってた!(爆)」
アーサー「おい・・・
おい(^ω^#)」
琴葉姫「ごめんなさいレオ様話し方でそう思った俺を許してくださいorz」
アーサー「(スルー)ファイト?って言っていいのか?が始まったな。李里香達には頑張って欲しいが・・・」
琴葉姫「そしてシュテルさんが李里香ちゃん達のピンチに颯爽と駆けつけてくれるんですよね!?」
アーサー「シュテルが好きな気持ちはわかるがほかの奴らもな?」
琴葉姫「アッハイ。そしてぜかまし可愛すぎィ!」
アーサー「(^ω^#)」
琴葉姫「(´・ω:;.:...)」
失礼しましたorzヴァイスシュヴァルツはまだまだにわかで自分のデッキもまともに動かせない奴ですがこの小説を見て上達したいと思います←
琴葉姫「ドジっ娘の電ちゃんと赤城さんが同時にデッキに入れられなくなったよどうしたらいいorz」←デッキにその二人が入ってる
アーサー「電は絶対にデッキに入れたいんだよなこいつ・・・;」
失礼しました。次回も楽しみにしています。
琴葉姫「コメント書けるかなぁ(白目)」
アーサー「おい」
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