二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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東方短編録【参加型】
日時: 2015/05/22 20:05
名前: ルーミャ (ID: rkc8PnUE)

どんだけ東方好きなんだよとか思わないで下さいお願いします。


・この小説は誰でも参加してokです。

・東方を知らない人も歓迎しています。(私は原作未プレイ)

・誹謗中傷は絶対禁止。

個人だけで書く場合、一ページのみで作品を完成させて下さい。

・その人が書いた小説を他の人が繋ぐリレー形式にしても問題無いです。



基本的に私が中心に物語を書きます。

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Re: 東方短編録【参加型】 ( No.13 )
日時: 2016/01/30 12:06
名前: ルーミャ (ID: rzNp2zLh)

『そう言えば、もう一年か』

※これは小説ではありません

主「大分遅れましたね、お久しぶりです。ドーモ、主ことルーミャです」
魔理沙「単に書く気が無かっただけではないのか? うっす、霧雨 魔理沙だぜ」
霊夢「受験時期にも関わらずゲームしていたような奴だから、気にしないでいいわ、博麗 霊夢よ」
主「あ、霊夢さん、魔理沙さん、人気投票一位、二位おめでとうございます」
霊夢「やっぱり頂点は主人公ね」
魔理沙「私は一位になれず悔しいがな。しかし、あれはかなりの衝撃的だった事は否めないよな……さて、話が逸れたが、主大丈夫か? 受験期なのにのんびりして」
霊夢「話戻す気ないわね」
主「えっと……今、成績が危ういんですよね。ギリギリ点が取れなくて。もし取れなかったと考えると怖くて……ゲームはそのストレスを発散する為といいますか。だから仕方ない」
魔理沙「それ落ちるテンプレだぜ。応援するからもう小説書くなよ?」
主「合格したら合格祝いに小説書きます。落ちたら慰めに小説書きます」
魔理沙「どっちにしろ戻ってくんのか」
霊夢「ここまで本題と全く関連性が無い件について。いいから本題入るわよ。
今回は一周年を記念して、ここで馬鹿みたいに下らない話が続くんでしょ?」
主「厳しいすね……そうですが」
霊夢「まず、何を話すのかしら? ほら、言って見なさい」
主「まず、本当にこのままでいいのかな? 何か生存報告あった方がいいと思うんだけど」
魔理沙「なら、ブログ作れば?」
主「ブログ作れたらそもそも悩まない」
魔理沙「……まぁ、そのうち作れるさ。頑張れ」
主「だから、生存報告として雑談掲示板に書こう。そうしよう」
魔理沙「迷惑はかけるなよ?」
霊夢「雑談する気0じゃない」
主「そんなつもりはなかった」
霊夢「解決したから次。あんた書く小説多いけど、このペースで書くとしていつ終わるの?」
主「……いや、決まってませんね。あらかた話は膨らみましたが、上手く書く時間が割けないんで。でも、いつかは完結させたいなと思います。出来れば」
魔理沙「ちなみにコイツは既に二作失踪させています」
主「いや、片方はきちんとお知らせしたじゃないですか……今考えると何であんなに意味不なことを書いたのだろうか。昔の私をぶん殴りたいです。恥ずかしい」
霊夢「自ら黒歴史をばらしていくスタイル。嫌いじゃないわ」
主「それより、会話ばっかで読みづらそうですね」
魔理沙「主犯のお前が言うか」
霊夢「次、今後の登場キャラについて。これが一番重要ね。どんなキャラが出るのかしら?」
主「ネタバレですねこれ。即却下です」
霊夢「いいじゃない」
主「はぁ……まぁ、沢山新キャラは出していきたいね。旧作キャラも出したい」
魔理沙「と、未プレイ勢は申しております」
主「酷い、まじで涙出てきそう。私だって未プレイなりに頑張ってるんですよ。いいよ、パソコン買ったらやりまくるんだから!」
霊夢「でも旧作はかなり高いわよ? 最後、今後の方針は? どうすんの?」
主「そうですね。沢山新しい小説を書きたい」
魔理沙「お前小説終わらせるつもりある?」
主「無い。この調子だと30年後もここにいそう」
魔理沙「そして歴史は繰り返すっと。まぁいいんじゃね? 私達がこのままのんびりいられるのも、主のおかげだし」
霊夢「一方、とある主の小説では本気で殺し合いが始まる模様」
魔理沙「あれ既に5ヶ月経ったのに一人も犠牲者出てないんだけど」
主「ご免なさい。でも、ちょっと躊躇うよね?」
霊夢「いや、主の場合どうすればカラクリっぽく殺害が出来るか考えてるっぽい」
魔理沙「失踪不可避か? そこらの推理小説借りてパクればいいんじゃね?」
主「駄目です。それとパクると言えば、私が一生懸命考えてタイトル書いたのに、被ってしまうんですよね。ちょっと気まずいと言うか、申し訳無くなりました」
魔理沙「それは主の語彙力が無いだけじゃ……タイトル変えるなら、今でも間に合うと思うぜ?」
主「断ります」
霊夢「……さて、これでこの回も終わりだけど、1つ言っていい?」
主「はい? どうぞどうぞ」



霊夢「これ、ここでやる必要無くない?」



主「急すぎる正論。いや、本当にすみませんでした」



新年がまた来てしまった。いや、もう二月ですけど……今年も宜しくお願いします。

Re: 東方短編録【参加型】 ( No.14 )
日時: 2016/03/12 19:19
名前: ルーミャ (ID: E1s7fLzP)

※過激な下ネタが使われております
純粋なままでいたい人は見ることを推奨出来ません。

それほど舞い上がっています。


紅魔館ーーーー。

その紅き屋敷の奥底では、一人の少女が幽閉されていた。名はフランドール。
フラン「……!」
コツコツと、扉の先から足音が聞こえた。沈んでいる体を起き上がらせる。
「貴方が……此処に閉じ籠っている子ね?」
フラン「……そうよ。貴方は誰?」
咲夜「私は十六夜 咲夜。此処のメイドよ」
ガチャリと、鍵が開いた音が聞こえる。
フラン「……それで何の用?」
咲夜「お嬢様の妹にお会いすることが出来て、とても光栄です。ふふ、愛しいお嬢様の妹……さぞかし良い匂いでしょう。そして何も解っていない、閉じ込められた女の子……」
段々息が荒くなっていく。とりあえず彼女は、このメイドがヤバイ人という事だけが分かった。そして扉は開かれる。
咲夜「私が沢山教育をしてあげますわーーーー!!」
フラン「うわあぁぁ!! 変態だーーーー!!!」


「今日、紅魔館爆破します」


フラン「はぁ……はぁ……何よさっきの……危ないわ」
久しぶりとは言え、紅魔館の構造はある程度把握している。早速パチュリーのいる図書室へと入る。
フラン「パチュリー……あれ? いない……」
代わりに、黒の魔女衣装を着込んでいる少女を見つけた。
魔理沙「うおっ!?」
フランは、魔女が右手に提げている角張りまくっている袋と、左手で袋に詰め込もうとしている本を交互に見回す。
フラン「……」
魔理沙「ち、違うんだ。これは……そう、借りてる、借りてるだけなんだよ!」
フラン「パチュリー!! なんか私の知らない間に泥棒に荒らされてるーーーー!!!」
魔理沙「待てって! くそ、もっと借りたかったが、さっさとズラかるぜ!……いや、我慢出来ねえ! まだ借りてやらぁ!」
喚きながら逃げるフランと、まだ本に手を伸ばす魔理沙であった。

フラン「はぁ……はぁ……長年の間にどれだけのザル警備になったのよ、ここ……」
ぶつぶつ文句を言いながら歩き回ると、
パチュリー「ゲバッゲバッ……ぜぇ……」
フラン「パチュリィィィ!!?」
下品な咳を込んでいるパチュリーがいた。
パチュリー「くそ、あのアマ……車の補助席からいきなり蹴り落としやがって……何が『パチュリー様は、お体良くないんですから鍛えて下さいね☆』よ、アイツ後で絶対触手の生殖の実験台になってもらうわ……」
フラン「くる……ま? 誰の事だか知らないけどかなり危ない発言してるわよ……」
パチュリー「あら、ぷらんボール・フターナリッド。あんた何でこんな所にいるのしら?」
フラン「次その不名誉な名前を言ったら喉掴んでぶっ壊すわよ。そうじゃなくて、私は変態から逃げてここにいるのよ、どうにかしてよ、御姉様のメイドでしょ?」
パチュリー「と言っても私は此処に居候している魔女だから、何も言えないわね……」
フラン「ウッソ、それ言っちまったらアンタ権限一番低いじゃねーか」
思わず酷い喋りっぷりを見せるフラン。その時、叫び声が聞こえてきた。
フラン「この声は……美鈴?」
パチュリー「あの乳輪……また余計な奴を入れたのかしら。フラン、行ってきて」
フラン「アンタずっとそのキャラでいるの?」
ずっと前まで会えていなかったのに、久しさを感じられないフランであった。

フラン「美鈴!?」
門を開けて美鈴の安否を確認しようとする。
美鈴「あ……アアァ!! 霊夢さぁん! ソコです! オブぅ!!」
霊夢「ほらほら、此処がいいんでしょ? 言ってごらんなさい?」
美鈴「は、はひ……美鈴は、そこが……ア、アアアァァァ!!」
胸を揉みし抱かれている美鈴と、紅白というめでたい色の巫女服を着ている少女がいた。
フラン「……」
フランは頭の片隅で、ぼうっと考えていた。いつから此処は変わったのだろうと。その目は冷たく、まるで養豚場でもうすぐ食用の肉となる事を迎える豚を見るような目であった。
レミリア「不味いわね……このままだとキャラ崩壊のレベルを超え、苦情が炸裂し、最悪手のつけようがなくなるわ……」
フラン「いきなり入ってきたけど御姉様この状況は……て何か姉様の下半身に隆起がおこっているうぅ!?」
レミリアは何故かスク水姿であり、さらに下半身がもっこりしていた。
レミリア「ふふ、カリスマを超越した私は、性別の壁をも凌駕したのよ! そう……今の私は最強の悪魔、レミリア・フターナリッド!」
フラン「やめて、その名前は私にも影響しているから! てか冗談抜きにこの状況は何!?」
レミリア「話は咲夜から聞いているわ……随分紅魔館で好き勝手やってくれているじゃない。いいわ、この私の『スピア・ザ・グングニル(意味深)』で鎮圧させてやるわ!!」
フラン「その発言は確定的に不味いから控えて姉様!」
レミリア「違かったわね……私の『スピア・ザ・グングニル(意味深)』と、フランの『レーヴァテイン(意味深)』で、鎮圧してあげるわ!」
フラン「そうじゃねーから!! あと私は生えてないからな!?」
パチュリー「ほう……ならばこの私の『ルイス軽機関銃(意味深)』と勝負しなさい!!」
レミリア「臨むところよ、強者とはなんたるか、教えてあげるわ!」
フランの頭の、何かが切れた。それはもう、修復の出来ない程に。

バッコーン!! 
紅魔館の一部が消し飛んだ。
フラン「ふふ……アハハハハハ!! ああ、もう……疲れちゃった。皆、壊してあげる! これはきっと夢なんだわ! アハハハハハハハハハ!!」
レミリア「え……いきなり切れだすとか……」
美鈴「幾ら私でもちょっと引きました……」
パチュリー「最近の若者はこんな奴ばっかだから……」
霊夢「キチ○イ……」
フラン「お前ら本当にいい加減にしろよ!!!」

それからフランの2つ名は、『狂気の妹』と呼ばれる事となった。彼女は毎晩床を浸水させた。

終わり

Re: 東方短編録【参加型】 ( No.15 )
日時: 2016/03/13 02:58
名前: なにがし (ID: fMHQuj5n)

初めまして、なにがしと申します。突然ですが参加させていただきます。


『月夜の晩に幻想郷へ入るべからず』



幻想郷を、ある人は夥しい数の魑魅魍魎が住み着いていると言われている恐ろしい場所だと言う。

幻想郷を、ある人は美しい女の姿をした妖怪達が数多く住み着いていると言われている楽園のような場所だと言う。


ある人はよく晴れた朝に幻想郷へ向かったかと思えば、とても幸せそうに笑みを浮かべながら幻想郷から帰ってきた。

ある人は満月が白く輝く暗い夜に幻想郷へ向かったかと思えば、その後二度と帰ってくる事は無かった。


今から話す出来事は、月夜の晩に幻想郷へ向かったある男の話である。




「俺、決めたよ」

「決めたって何をさ」


古い長屋のある一室で、山のふもとの里の住人と思われる二人の男が、酒瓶を片手に話をしていた。


「俺、今日の晩に幻想郷へ行ってくる!」

「お前、正気か?」

「正気じゃなかったらこんな話をお前にするもんか!」


ほおを赤く染めた坊主の男が、酒瓶をちゃぶ台に叩きつけるように置きながらもう一人の坊主の男にどなりつけた。


「幻想郷ってお前、バケモンが住み着いてるって聞くぜ?俺たち人間が足を踏み入れてみろ。バケモンに喰われるだけさ」

「馬鹿野郎!幻想郷は美女が住まう楽園だぞ!美女が!たくさん!」


興奮ぎみの男は酒を一気に飲み干したかと思えば、いきなり立ち上がりもう一人の男に言った。


「それなら俺が証明してやるよ!幻想郷は魔境じゃねえ、幻想郷は楽園だってな!」


そう言い残したかと思えば、男は山に向かって走り去ってしまった。もう一人の男が呼び止めようとするも時既に遅し。彼の姿は闇夜の中へと消えていた。






「はぁ・・・はぁ・・・」


草木が生い茂る森の中、男は息を切らせながら歩いていた。幻想郷への入り口の近くにある神社を通り過ぎ、険しい山道を登るも、未だに美女の姿が見られない。辺りを何度め見回すも、人一人の姿も見られない。それどころか、夜行性の動物さえも一匹も見かけない。妖怪も夜になれば眠りにつくのか?そんな考えが男の頭によぎる。よく考えてみれば至極当たり前の事である。妖怪もまた一つの生き物なのだから。



「ねーねーお兄さん、何処に向かってるの?」


突然、幼い声が何処からか聞こえてきた。男はピタリと歩みを止め、辺りを見回す。だが、何処を見回しても誰もいない。


「ここだよ、お兄さん」


男の後ろから声が聞こえてくる。だが、後ろを振り返っても誰もいない。男はふと下に目を向けてみる。するとそこには可愛らしい、赤いリボンのようなモノを付け、黒服に身を包んだ、にっこりと微笑んだ金髪の幼い女の子の姿があった。


「お、お嬢ちゃん、驚かさないでくれよ。どうして君はこんな遅い時間にこんなところに・・・」

「お兄さんは食べてもいい人類なのか?」


男の話を遮るように、金髪の女の子は微笑みながらそう言った。


「食べてもいい、ってどういう・・・」

「食べてもいいの?食べたら駄目なの?」


女の子は男をじっと見つめて言う。黒い、真っ黒な瞳で見つめて言う。その瞬間、男の背筋に何かが走った。そして、男は振り向き、女の子から逃げるように走り出した。何故かは分からない。だが、『そうしなければならない』と自分の中の何かがそう語りかけてきたのだ。


「答えが無い、って事は・・・食べてもいいって事だよね?」


そんな言葉が後ろから聞こえてきた。だが、そんな事は今の彼にとってはどうでもいい事だった。早くあの女の子から逃げなければならない彼にとってはそれどころではなかったのだ。


「逃げても無駄だよ。お兄さんは逃げられないんだから」


そんな声が近くから聞こえてきた。


「それじゃあ・・・


いただきまぁす。」



そんな声が近くから聞こえてきた。とてつもない痛みが走ったかと思えば、そこからは何も考えれなくなった。




『闇夜の晩に幻想郷へ入るべからず』。その身を、闇に紛れる人喰い妖怪の食糧にされても保証は出来ないからである。

Re: 東方短編録【参加型】 ( No.16 )
日時: 2016/03/13 15:34
名前: Kusanagi (ID: KnTYHrOf)

こんにちは、あまり東方は知りませんが、、、

博麗賽銭録

とある昼下がり。博麗霊夢は、いつものように煎餅を食べながらお茶をすすっていた。

霊夢「はぁ、、、最近何かやることもなく暇ねー」

そこに、霧雨魔理沙が元気よく現れた。

魔理沙「霊夢—いるかーいるよなー。あ、いたいた。返事ぐらいしろよ霊夢」

霊夢「なによ、、、あんたこそ最近なにしてたのよ。」

魔理沙「こーりんのとこでうばry借りた道具を魔法に反映できないかやってたんだよ。」

霊夢「霖之助さんも大変ね。で、成果は?また失敗?」

魔理沙「勝手に失敗ってきめんな!。とりあえず、成功したっちゃしたぜ?」

その瞬間、霊夢は盛大に噴き出した。

霊夢「あんたが成功!?明日は地底のマグマでも降るのかしら、、、」

その言葉にカチンときたのか、魔理沙は玄関に走って行った。

霊夢「もう、悪かったわよ魔理沙。でその道具、、、って何だこれ—」

そこにはいつもあるはずの、賽銭箱がなかった。大して入ってはいないが、賽銭箱を覗くのは霊夢の楽しみである。

魔理沙「ははは!この道具は、外の世界では文字を消すために使っているみたいだぜ、たしか消しゴムとか言ったかな?で、そこに魔法をかけたら物を消せるように、、、霊夢?」

霊夢「まーーりーーさーー」

そこには鬼の形相で魔理沙をにらみつける霊夢がいた。その手には祓い棒が握られ後ろには陰陽玉が浮いていた。

魔理沙「じゃ!」

魔理沙は全速力で箒を走らせてどこかに消えていった。霊夢は追いかけようとしたが、後ろから声が聞こえて振り返る。

紫「あらあら。恐ろしい顔してるわね霊夢」

霊夢「何のよう紫」

霊夢の後ろにはスキマから顔を出している八雲紫がいた。

紫「それがね、うちの前にたくさん物が落ちてて困っているのよ。例えば凍らされたかえるとか、文屋が持ってる道具とか、大量の人形とか。まあいろんなものがあるのよ。」

霊夢「まさか!そこに賽銭箱ない?」

紫「なに?賽銭箱変えたいの?」

霊夢「いいから!」

紫「えーーと藍そこに賽銭箱ない?」

後ろから声が聞こえる。

藍「これですか?」

紫「これのこと?」

そこには、博麗神社の賽銭箱があった。

霊夢「あったーーー」

霊夢の顔は希望にあふれていた。

紫「何があったのよ、」

霊夢は今までのいきさつを紫に話した。

紫「わかった、、あの子からそれ取って壊しておくわ。物もすべて持ち主に返させるしじゃあね霊夢」

そう言うと紫はスキマを閉じた。そして霊夢は賽銭箱をもとの位置に戻す。置く瞬間中からお金が落ちた。500円だ。

霊夢「ふふふ。これで何かおいしいもの買うぞー。♪」

こうして、博麗神社の騒動は終わった。

Re: 東方短編録【参加型】 ( No.17 )
日時: 2016/10/11 02:40
名前: ルーミャ (ID: E1s7fLzP)

『秋の冷風』



レティ「はぁ……いいわねぇ、この肌寒い気温。冬が近付くって感じるわ」

今日、レティは散歩として山の麓を歩いていた。

レティ「今年は気温の上がり下がりが激しいから、もしかして速めに冬が来ちゃうかもしれないわ……と、あれは誰かしら」

気づけば、レティは知らずと一軒の家の前まで着いていた。その家は紅葉に囲まれた小さな家であった。

その家の前には、二人が枯れ葉を燃やしていた。

レティ「あの、御一緒していいかしら?」

静葉「悪いけど、二人きりにしてもらえないかしら」

レティ「そう……あ、それ焼き芋かしら? 美味しいわよね、私も良く食べるわ」

壌子「……随分豊作してそうな身体してるね」

自嘲気味に溜め息を吐くと、レティへと視線を向ける。

レティ「えっと……もしかして双子?」

静葉「そうよ、私は姉の静葉。この頭の紅葉を乗っけてる方よ」

壌子「私が妹の壌子。帽子被ってるからすぐわかるよね」

レティ「ご紹介ありがとう。私はレティよ。ところで静葉さん、何か悩んでるけどどうしたの?」

静葉「今年、凶作だったのよ」

レティ「へ?」

静葉「凶作。作物は売れないし、秋刀魚も値上げされる。お陰で農民さんの信仰も弱まって踏んだり蹴ったりよ。これも何もかも台風が悪いわ! あれが無ければ問題なんて無かったのに! いくらなんでも通り過ぎなのよ!」

壌子「お姉ちゃん落ち着いて! ほら、今年ははろうぃんが盛り上がるかもっていうしまだ挽回の余地はあるよ!」

静葉「異国の俗物は秋の信仰対象に入ってないわ! とにかく芋よ、芋喰って豊満にするわよ! 今年の事なんてもう忘れてやる!」

壌子「お姉ちゃん、秋まだ全然残ってるよ!? 諦めるの早いよ!?」

この様子を見て、秋は大変であろう、と悟ったレティであった。

レティ「……私もしっかり冬の準備しなくちゃね。今からでも間に合うかしら」



彼女が通った道は、秋でありながらも、冬を彷彿させる冷たさが残っていた。


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