二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【ハイキュー!】影山飛雄が孤独な王様になるまでの手順
日時: 2015/07/16 20:08
名前: 塩キャラメル (ID: loE3TkwF)



もっと速く動け!


もっと高く飛べ!


もっと!もっと!もっと!!



ダン……


「え?」



トスを上げた先に



そこに誰もいなかった

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Re: 【ハイキュー!】影山飛雄が孤独な王様になるまでの手順 ( No.3 )
日時: 2015/08/03 20:16
名前: 塩キャラメル (ID: FLOPlHzm)


三話 自己紹介2

「じゃあ、次は…はい!トビオ!」

急に当てられた影山は目を丸くする

「え、俺っすか…?」

「そーだよ、ほら、速く!」

「えっと…影山飛雄です。バレーは小2かr…」

すると及川が口を挟む

「ちょっとトビオちゃ〜ん?さっきの俺の話聞いてた?バレーに関する事はなしって言ったじゃん!」

「えぇ…えっと…好きな食べ物はポークカレー温玉乗せです!よ、よろしくお願いします!」

「はぁ〜い、よく出来ました〜」

少々馬鹿にされたような感じがして影山はムッとしたがそれも直ぐに直る
そして暫く経って1年同士の自己紹介が終わる

「皆お疲れ〜まぁ、部員を知る良い機会だったでしょ?」

「は、はい」

「これで今日の部活は終わり!したっ!」

「「したーっ!」」

次々と帰って行く1年。だがただ一人体育館に残った一年生がいた。

「あっれぇ?トビオちゃん帰らないの?もう今日は終わりだよ?」

「あ、あの、今日…練習してない、ですよね?」

「ん?そうだね」

影山が及川のほうを向く

「あんな事してる暇があったら…少しでも多く練習すべきじゃ…」

「…トビオ、バレーはコンビネーションが大切なんだ。そのためにはチームメイトをよく知ることから始めなきゃ駄目なんだ」

「…はい、そうですか…それでは、お疲れしたっ」

「うん!したっ!」

影山が走っていく背中を見ながら及川は呟く

「本当に分かってんのかな?」

「おい、及川!速く部室出ろ!鍵当番困ってるだろうが!!」

「あ、ごめーん!待ってよ、岩ちゃん!」

Re: 【ハイキュー!】影山飛雄が孤独な王様になるまでの手順 ( No.4 )
日時: 2015/08/11 18:56
名前: 塩キャラメル (ID: n3KkzCZy)

四話 初コミュニケーション


着替える為に影山は体育館を出た。部室を使えない1年生が体育館通路で群がっていた。影山は自分のスポーツバックに向かう。すると急に隣にいたらっきょのようなシルエットの1年生が話しかけてきた。

「なぁ…」

影山が見ると、ソイツは何やら目を泳がせている。

「何だよ?」

「あ、えっと…同じクラスだよな!」

「……覚えてねぇ」

ソイツは影山の肩を掴み、激しく揺らす。

「同じクラスだよ!!てかさっき自己紹介したよな!?」

「忘れた…」

「はぁ!?」

調子を狂わされたがソイツは影山の目をしっかり見つめた。

「俺の名前は金田一勇太郎!希望ポジションはミドルブロッカーだ」

「お、おぉ…」

「えっと…取り合えず、同じクラスだし!同じ部活だし!これから3年間宜しくな!影山!!」

「…お、おう」

「それじゃ!また明日!!」

「おう…………また…明日…」

影山は走り去る金田一の背中が見えなくなるまで呆然と見つめていた。

Re: 【ハイキュー!】影山飛雄が孤独な王様になるまでの手順 ( No.5 )
日時: 2015/09/01 21:56
名前: 塩キャラメル (ID: GbhM/jTP)

第5話 登校

次の日、影山が学校に向かう坂道を登っていると後ろから勢いよく肩を叩かれる

「よぉ!影山!おはよ!!」

「あ、えっと…」

「まさか…」

「…すまん」

「何でだよぉぉぉぉ!!!」

金田一は影山に精一杯の突っ込み&泣きそうになる

「あんなに…あんなに自己紹介したじゃないか!」

「えっと…金田一だったけ?」

「そーだよ!!いい加減覚えてくれぇ!!」

ドゴォ

爽やかな朝にはそぐわない鈍い音が聞こえる

「いっ!?」

「朝からうるせぇ!金田一!近所迷惑だろが!!」

「そういう岩ちゃんもうるさいよーw」

金田一を盛大に殴ったのは3年生の岩泉、もう一人はバレーボール部主将及川だった

「調子乗んな及川ぁ!!ぶん殴るぞ!!」

「そんなの理不尽だよ!!」

そんな会話を聞きながら影山と金田一は校門へと入っていった

Re: 【ハイキュー!】影山飛雄が孤独な王様になるまでの手順 ( No.6 )
日時: 2015/10/08 06:09
名前: 塩キャラメル (ID: 32zLlHLc)

第6話 似た者同士?

影山と金田一は自分の席につく。そして席についた金田一のもとに一人の男子が駆け寄る。

「よぉ、金田一おはよ…」

「お、国見!おはよ!」

金田一に駆け寄って行ったのは、同じバレー部の国見英。

「朝一緒に来てたのって…」

「あぁ、影山!」

「バレー部の??」

「お前もお前だよなー」

国見は顔をしかめる

「ん?どういうこと?」

「何か影山に似てる」

「へー」

そして国見は影山の方を見る。偶然目が合ってしまった

「「あ」」

「おーい影山ー!お前も来いよー!」

「おぉ…」

影山が金田一の横に来る。

「……お前ら自己紹介とかしたら?」

「…国見英…宜しく」

「か、影山飛雄だ…宜しく…」

「待って!?内容少なすぎね!?」

「金田一うるさい…」

すると教室のドアがガラリと開く。

「ほらー、席につけ!」

先生の注意と共に二人は自分の席についた。

Re: 【ハイキュー!】影山飛雄が孤独な王様になるまでの手順 ( No.7 )
日時: 2015/10/21 22:11
名前: 塩キャラメル (ID: .YMuudtY)

第7話 昼休み

「う…ふぁぁ…ねっむ…」

そう言いながら目を擦る国見

「国見…お前よく二時間目からずっと寝てたな」

「何だよ、金田一真面目か」

「だって先生怖いし…大体授業中に寝るとかお前位だぞ」

「ん、そんなこと無いみたいだけど」

国見が指差す先には机にうつぶせになっている影山

「あいつもかよ!!」

「しかも影山の場合一時間目からずっと寝てたし」

「はぁ…お前らなぁ…」

「おーい!影山ー!起きろー!」

金田一が影山の肩を揺する

「んん…ぁ、金田一…今何時間目だ?」

「昼休みだよ」

「あ、飯…」

「ご飯の事だけ覚えてるんだね…はい、これあげる」

国見が影山の手に何か渡す

「え、これ…キャラメル??」

「うん。お近づきのしるしに」

「あ、おぅ」

「青春かよお前ら」

そうこうしているうちに昼休みの終わりを知らせるチャイムがなった


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