二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 乗り込め!審神者さん【審神者募集開始しました】
- 日時: 2016/12/05 16:56
- 名前: 柊 (ID: EYuxdBgO)
初めまして、柊と申します!
今回、刀剣乱舞と艦これで小説を投稿させていただきます!
※注意事項※
・クロスオーバー
・キャラ崩壊
・ブラック本丸
・本丸乗っ取り
・若干時事ネタあり
・キャラの出番に偏りあり(作者の本丸と鎮守府にいるメンバーしか出さないため)
・オリキャラあり
・笑えないギャグ
以上が大丈夫な方はどうぞお楽しみください!
ダメな方はそっとブラウザバック推奨です。
荒らし、中傷と思われるコメントには反応しません。また、それらのコメントに反応はしないようお願い致します。
目次ヾ(o´∀`o)ノ
オリキャラ紹介:>>1-2
1:>>3-6
2:>>7
3:>>8-11
4:>>12
5:>>13
6:>>14-19
謝罪とお知らせ>>20-21
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.12 )
- 日時: 2015/09/14 13:42
- 名前: 柊 (ID: 22LHFLcQ)
4:小話2〜御手杵の鞘〜
「姉ちゃん、知ってる?」
唐突な彩人のフリに、は?と彩夏は声を発していた。その直後にコーヒーを一口飲む。
ここは彩夏が着任した鎮守府。外を見れば彩人の護衛として着いてきたはずの御手杵と獅子王は駆逐艦たちにせがまれて遊び相手をしていた。最近やって来た涼風と子日もそこにいて笑っている。
それにほっとしてまたコーヒーを飲んだ。
「で、おてぎーの鞘がなんだって?」
「鞘を抜くとね、雪が降るんだって」
「雪?」
うん、と言って彩人が茶を啜る。飲み物の好みは似ないな、と何となく思った。
「ねえ、もしもこっちでおてぎーが鞘を抜いて雪降ったらどうする?」
「おてぎーが雪の精霊なんだと思えばおk」
「いいのそれで?」
彩人のツッコミは、外を眺める彩夏には届かなかったとさ。
4:小話2〜御手杵の鞘〜-END-
感想おkです
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.13 )
- 日時: 2015/09/23 23:33
- 名前: 柊 (ID: i8MUn/7P)
5:超小話〜そんなに働かなくてもいいのよ?〜
「何で! 何で岩融さん来ないの!」
「ぶつよくせんさぁ、のせいですよあるじさま!」
「物欲センサーっ!!!!!」
物欲センサー仕事しすぎだと思うの! たまにはサボってください!
5:超小話〜そんなに働かなくてもいいのよ?〜-END-
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.14 )
- 日時: 2015/10/18 23:29
- 名前: 柊 (ID: 7H/tVqhn)
6:乱、頑張る。
——絶対怪しい!
叫びそうになるその口を必死で閉じる乱藤四郎は、目の前にいる審神者を睨み付けていた。その審神者は乱に睨まれているのを分かっているだろう。なんせ審神者は乱を見下ろしているから。
乱がこの審神者を怪しいと思うには少し遡る。
閉塞的な本丸は担当以外とは会議、または演練でしか他の審神者などに会うことはできない。たまに例外はあるが基本的にはそうだ。
今回、初めて演練に参加する乱は緊張しながらこの演練場に来ていた。普通の審神者なら力試しに参加するだけ、なのだが紅の本丸にいる刀剣男士は違う。本来の目的に加え、紅の本丸や数少ない本丸に与えられる任務は“ブラック疑惑のある審神者を見極め、政府に報告すること”。
始まる前にリストが渡され、該当する審神者をさり気なく見極める。ただ大抵はレア刀を持っていたからという妬みや、審神者同士のトラブルから通報される、というパターンだ。中には通報した側があわよくば持っていない刀剣男士を保護という形で引き取ろうとしていることもあり、審神者と刀剣男士をむやみに引き裂かないためにこのような制度が採用された。
問題がなさそうならば政府に白だと伝え、あるならば黒だと伝える。結果、多くの審神者に黒だと判断された本丸には抜き打ちで監査が入ることになる。
紅たちは重要な任務を担いながらこの演練に挑むのだ。
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.15 )
- 日時: 2015/10/18 23:34
- 名前: 柊 (ID: LkHrxW/C)
乱の緊張とは裏腹に、演練は順調に進んだ。主である紅は渡されたリストに白、と時折書き込む。それを見る度に乱はホッと息を吐いた。
そんな中、次の演練のために控え室へ行くとまだ紅の本丸にはいない兄弟の姿を見つけた。
「博多!」
博多藤四郎。過去二回大阪城の地下にいるとされていた乱の兄弟だ。残念ながら一回目は時間がなく、二回目はまったく見つけられなかったが。その間にも一度見つけられるチャンスがあったがお察しだ。
乱が上機嫌に声をかけると博多はゆっくりと振り向いた。そしてただ何を言うのでもなくにこり、と笑う。
「今日はよろしくね!」
「……」
こくり。そう一つ頷くと博多は審神者らしき人に呼ばれてそちらへ行ってしまった。
去り際に見えた審神者の顔はとても優しく、良い主に恵まれたんだな、と乱はまたホッとした。
「確か“じどうはんばいき”は〜……」
乱は紅からもらった小銭を片手に演練場の廊下を歩いていた。以前に買ってもらった“めろんそおだ”というキレイな緑色の飲み物が美味しくてここで買ったと聞き、その自動販売機を探して歩いているのだ。
すると、言い争うような声が聞こえてくる。何事かとそちらへ足を向ければ、審神者同士が何か揉めているようだった。
片方は先ほどの審神者。傍らにはおろおろしている博多と五虎退がいる。もう片方は髪をオールバックにし、目付きが悪く、顔に三つの傷があり審神者、というよりもヤの付く自由業をしていると言われた方がしっくり来るような男だった。
いったい何を言い争っているのか分からなかったが、傷の男が博多を指差し何かを言っている。もしかすると、あの男は他の審神者から刀剣男士を奪うつもりなのだろうか。
すると傷の男が博多の手首を掴んだ。ぎょっとして少し反応が遅れてしまった。
「やめ……」
『本丸ナンバー、***-****。本丸ナンバー、###-####。まもなく試合が始まります。
両本丸の審神者、及び刀剣男士は演練場の転送装置までお越しください。
繰り返します……』
放送を聞くと傷の男が舌打ちをして博多の手首を離す。そのまま傷の男は歩いていった。乱が博多たちに話しかけようとしたがふと呼ばれていた本丸ナンバーの内一つが自分の本丸のだと思い出し、不安ながらも来た道を戻る。
「(あれ、でも確か)」
あの傷の男も放送を聞いて博多の手首を離して歩いていった。おそらくそういうことなのだろう。
- Re: 乗り込め!審神者さん ( No.16 )
- 日時: 2015/10/18 23:39
- 名前: 柊 (ID: LkHrxW/C)
……その予感は的中し、今に至る。
『両本丸の審神者は結界の中へ』
機械的な女性の声がしてから紅と傷の男——審神者名、今様が結界の中へ入っていく。この結界は審神者が刀剣男士の攻撃のとばっちりを食らうのを防ぐための防護結界だ。
絶対に負けない、そう決意を固め、開始の声を合図に乱は弓兵に攻撃を命じた。
「乱ちゃん、そんなに泣くことはないよ。相手はぼくらより強かったんだ。むしろ一時的にでも有利に立てたことを誇るべきだよ」
今様が率いる部隊との演練は、こちらの惨敗だった。紅は悔しがって泣いている乱を慰めている。
他にも同じ紅の部隊、陸奥守や石切丸、御手杵、獅子王が慰めていて、長谷部は紅の代わりに役人に報告に行っている。乱が何とか涙を拭い、もう大丈夫、と声をかけた。
悔しいが、今様が率いていた刀剣男士はみな強かった。それはどうしようもない事実だ。だがいつまでもくよくよしていたって負けが勝ちに変わることなどない。
気持ちを改めて他の審神者同士の演練を見ようとモニターに目を向け、少しだけ後悔した。そこには今様と、優しそうな審神者が映っていたから。
優しそうな審神者の後ろにはあの博多と五虎退、それ以外に鶴丸国永、一期一振、加州清光、愛染国俊がいる。今様の後ろには先ほどと変わらない太郎太刀、岩融、山伏国広、和泉守兼定、にっかり青江、小夜左文字が。
『両本丸の審神者は結界の中へ』
その声がして、両審神者が結界の中へ入ろうとした、時だった。
パキン、と何かが割れる音がする。そちらを見れば、この演練場自体を覆っていたはずの結界にヒビが入っていて。
そこから、雪崩れるように歴史修正主義者たちが斬り込んできた。
この掲示板は過去ログ化されています。