二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
- 日時: 2016/05/04 16:18
- 名前: たくと七星 (ID: 8qWxDU4Y)
ご無沙汰しています、たくと七星です。今回は前作の続編を書いていこうと思っています。スマブラ作品の二作目です。
<作品概要>
ストーリーの基本的な流れは前作と同じでファイター達が敵と戦いながらボスを目指すという展開です。前作に登場したキャラはもちろん、新たなキャラも登場させて行こうと思っています。
そして新たな悪の勢力として氷界軍と言う組織を出します。ポケモン不思議のダンジョンマグナゲートと∞迷宮に登場したキュレムやムンナ達を主軸とした勢力でオリジナルでは悲しき悪役と言う感じでしたがここでは徹頭徹尾、悪役として描いていこうと思います。また、無双武将もその軍として登場します。また、マイナーのキャラも登場予定で、新たに会話イベントらしい話も書いていくのでよろしくお願いします。
<本作の主人公格>
・源義経
前作のもう一人の主人公で本作のメインヒーロー
氷界軍の存在を知り、エレカ達と共に立ち向かっていく。
本作ではミラ・マクスウェルと絡んでいく。前作では
露出のある女性に苦手意識を持っていたが、最近は慣れつつある。
・毛利元就
ご存知我らが大トロ、ではなく大殿。
ヨッシーの村で仲間達と穏やかな日々を送っていたが、氷界軍の
存在を知り、否応なく戦いに巻き込まれる。本作ではステッキオの力で
様々な姿に変身。自分の書いた本を仲間に酷評されるのは相変わらずである。
・自然王ナチュレ
ご存知、誰もが知るわらわ様。かつて義経と旅をしていたが、今回はチームのリーダーとして別行動をとる。義経等、人間達を猿と呼んだり素直でない性格は相変わらずだが、多少性格は丸くなっているようである。また、パートナーにカイリューがいる。
・エモンガ
でんきタイプのムササビポケモン。あのマグナゲートと∞迷宮に登場した同一人物。ファイター達の危機に颯爽と駆けつける。一人称は「俺」の仲間思いの熱血漢で本作でかなりの漢ぶりを見せる。
- Re: スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍 ( No.31 )
- 日時: 2016/08/18 19:38
- 名前: たくと七星 (ID: 3ZtzTWbM)
「マイナーキャラ列伝」
今回のキャラクター、毛利輝元
この作品に登場する毛利輝元は戦国無双シリーズの無双武将、ではなく、無双シリーズの一般武将です。一般武将というのはステージに登場する味方のモブキャラで彼等の数の多さが戦いを左右すると言っていいかもしれません。長らく、引き立て役の扱いが多かったのですが最近は主要キャラ並の活躍を与えられたりといい扱いもされるようになっているようです。
それはさておき今回紹介する輝元は無双武将の毛利元就の孫。性格はとにかく他人任せ。(実際の彼は内政に優れた名君なのですが、ストーリーを引き立てるためか損な扱いに・・・)自分では何も決められず、戦いもやることすることも元就任せ。なので今作でもその頼り無さを前面に出してみました。カッコつけて不時着し、氷界軍に勇敢に戦おうとせず、最後には元就に助けを求めて、それを自分の手柄のように振る舞い、感謝を求めたために一行から顰蹙を買い、ブラッキーから皮肉を言われてしまう。
それでも「大トロ」と言う愛称を生み出した張本人でもありどこか憎めない所もある愛されキャラだと思います。
さて、今回はこの辺にしておこうと思います・・・。
- Re: スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍 ( No.32 )
- 日時: 2016/08/23 19:27
- 名前: たくと七星 (ID: 3ZtzTWbM)
「会話イベント 源義経、ミラ・マクスウェル」
「ええい、寝付けぬ・・・」
夜、エレカ達の側で落ち着いて寝られない義経が体を起こした。
「少し、風に涼んでいくか・・・」
義経、近くの泉に足を運ぶ。
「ふう、涼しいな。エレカ達と一緒ではどうも落ち着かぬ。全く、あやつ等は何故こうも際どい格好をしているのか・・・ん?」
義経が泉で誰かを見つけた。
「ふふ、ふふふ・・・」
ミラが無邪気に泉で泳いでいる。平泳ぎをして背泳ぎをする。
「ミラ、いないと思っていたらこんな所で泳いで、だが、見とれてしまうくらい綺麗な泳ぎだな・・・」
「うん?」
ミラが義経に気付いた。
「わ、ミラ?!」
「義経、君も泳ぎに来たのか」
「いや、違うぞ、俺は、その・・・」
ミラが泉から上がった。
「一緒に泳ぎたいのだろう。こう見えても達者でな」
「だから俺は、な、これは、いやわわわ?!」
ミラの服が濡れて透けている。
「待て、それ以上は来るな!来てはダメだ!」
「何がダメなのだ?そう遠慮するな、どうした義経、顔がゆでダコのように真っ赤だぞ、風邪でもひいたか?」
ミラが義経のおでこに自分の額を軽く当てた。
「わわわわわ、俺はもう、ダメだああああああああ!」
義経はドテーっと音を立てて倒れた。
「う、ううん・・・」
目を覚ます義経。
「ああ、起きたか」
「ミラ・・・?」
目を覚ますと焚き火に暖を取っていた。
「服は乾いた。もう大丈夫だぞ」
「そうか、しかしお前、何故こんな恥じらいのない格好をしてる」
「恥じらい?ああ、義経、君も男の子だからな」
「何のことだ?」
「本で見たことがあってな、年頃の男子はこう言うのに理性を保てなくなりそうだと」
「何の書物でそれを・・・聞くのも恐いな」
「まあいい、義経、腹はすいてないか。丁度魚が焼けたところだ」
「魚?」
「泉で取れたやつだ。いらないか?」
「いや、もちろんいただこう。腹が減っては戦もできぬというしな」
しばらくして、
「・・・・・・」
「どうしたのだ?」
「ミラ、お前、何匹食った?」
「何って、10匹だが・・・」
「おいおい、食い過ぎではないか。いい食べっぷりではあったがな」
「ふふ、済まない、見苦しかったかな。食事というのは私にとっては一番の楽しみでな」
「楽しみ?」
「私はこう見えても精霊でな」
「いや、お前、人間の姿をしているではないか」
「私はあくまで人間の姿を、想像したモデルを写しただけだ。だが、この姿も悪くはないと思っている」
「何故だ?」
「人の世界は実に面白いと解ってな。見たことのない機械や風習、それに街の作りや人の性など、数え切れないほどだ。もちろん、この世界のことも気に入っている」
「そうか、それは良かったな。だが、この世界も危機にある」
「うむ、この世界を氷に閉ざしてしまうのは惜しいな。義経、共に頑張っていこうな」
「ああ・・・」
- Re: スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍 ( No.33 )
- 日時: 2016/08/25 20:01
- 名前: たくと七星 (ID: 3ZtzTWbM)
「会話イベント 源義経、ミラ・マクスウェル」
静かな夜、夜風の吹く草原で義経は笛を吹いていた。
「義経」
ミラが髪をまくってやって来た。
「ミラ、何しに来た?」
「私としたことが、寝付けなくてな。そしたら素敵な音色が聞こえてきてな。君の笛だったことが解った」
「ああ、久方ぶりに笛を吹きたくなってな」
ミラが興味津々に笛を見ている。
「何だ?」
「君の持っている笛、フルートみたいだな」
「ふるうと?何なのだそれは」
「私がかつて旅をしていた時にこういう形をした笛があってな」
「ほう・・・」
「その笛、私にも吹かせてくれないか」
「お前に?まあ、少しくらいならいいか」
ミラが笛を持った。持ち方は縦だ。
「待て、そう持つものじゃない」
「え、縦ではないのか。笛はこう吹くものだと思っていたが?」
「お前の世界ではな、だが、俺の世界では横に吹くんだ」
「横に?」
「ああ、横笛と言うやつでな、まず・・・」
義経はミラに笛の吹き方を教えた。ミラは笛を横向きにして静かに目を閉じて笛の音色を奏でた。精霊の奏でる美しい音。義経は見とれてしまっていた。
「うん、変だったか?」
「いや、違う。笛を吹くお前が綺麗に見えてな。その衣装も慣れてしまえばより美しく見えるものだな」
「どうした、お世辞を言うなんて君らしくないな。ふふ、しかし旅はどんな時でも楽しいものだな。かつて、彼等と旅したあの頃を思い出す・・・」
「あの頃・・・?」
「ああ、私が人型となって初めて人の世界を見て回ったあの時、多くの仲間と旅をし、辛くもあったが、楽しくもあった。君を見ていると彼を思い出すよ・・・」
「彼?」
「私が最初に出会った人間だ。お人好しながらも芯の通った少年だった。だが、もうあの世界には戻れない。そして、彼とも会えなくなってしまった・・・」
「ミラ・・・」
「いや、よそう。過去のことをいつまでも気にしては。それに、君には関係ないことであったな」
「ああ、お前がいた世界のことは俺も知らない。でも、そいつと会ったことは後悔していないんだろう?」
「え?」
「今も思い出としてお前の心の中で生き続けている。それだけでも彼と一緒にいる、そうは思わないか?」
「そうだったな、そう言われてみれば、私の心の中では今も彼との思い出が生き続けている。あの世界で得たことは無駄ではなかった。それに今は義経、君達がいる。そしてこの世界を救うために戦っている。こうして君と出会ったのは何かの運かもしれないな」
「な、まさかそんなことは・・・!」
「義経、これからもよろしく頼む。共に、頑張っていこう」
「ああ、共に戦っていこう」
義経とミラは固く握手をした・・・。
- Re: スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍 ( No.34 )
- 日時: 2016/08/31 19:44
- 名前: たくと七星 (ID: 3ZtzTWbM)
ステージ11「氷山」その一
この話の主人公、源義経
一行、源義経、電光のエレカ、女戦士パンドーラ、ミラ・マクスウェル、ノノ、アーケオス、レントラー、ハハコモリ、バタフリー
ナチュレ達がクラウディパークを抜けていた頃、氷山では戦いが既に始まっていた。
「てーい!」
義経がゴルーグに一閃した。
「気をつけろ、義経!」
「ああ、任せろ!」
ミラ、義経、その仲間達は突如現れたゴルーグと二体のフリージオと戦っていた。それを異空間から氷界軍のムンナが見ていた。
「忌々しい、ならこいつはどうかな?」
ムンナが合図を出すと空間から、ギガイアス四体とドリュウズ五体が現れた。
「ギガガ、久々に腕がなるでごわすギガ!」
「細切れに切り刻んでやるでリューズ!!」
「グオーっ!」
「ドリュドリュリュオオオオオ!」
ギガイアスとドリュウズの軍団がゴルーグ達に加勢して襲いかかって来た。
「レ、レーン?!」
「くそ、新手が増えたか!」
「あらやだ、大ピンチじゃない」
レントラーは目を丸くし、エレカは手を口に当てて驚いた。
「でも、こういう展開って燃えるわ、どーんと来なさい!」
パンドーラは拳に炎を溜めて走り出した。
「ケーン!」
「ヒュラアアア!」
アーケオス、竜に変身していたノノもこれに続いて行った。
「ドリューっ!」
一体目ドリュウズはシザークロスで義経に襲いかかって来たが義経は十文字切りをして吹っ飛ばした。
「くそお、これで突き刺してやるドリュ!」
ドリュウズがドリルライナーに来ると、義経はこれをジャンプしてかわして衝撃波で攻撃した。
フリージオ二体はれいとうビームを飛ばしてバタフリーとハハコモリに襲いかかって来た。バタフリーは素早く旋回して、ハハコモリは軽快に動いて避けていき、サイケこうせんとはっぱカッターで攻撃した。
ノノは地響きを立ててゴルーグに向かった。首を振ってゴルーグを叩き、シャドーパンチに耐えると、噛み付くで攻撃、更に炎を吐いてゴルーグにダメージを与えた。
レントラーはかみなりのキバで一体目のギガイアスを攻撃したが、
「レン!」
「ギガガ、効かんでごわす」
ギガイアスには効いていなかった。レントラーはジャンプすると、アイアンテールでギガイアスを叩き付けた。
「やるじゃん、さすがは私の子よ!さあ、私も負けてられないわ!」
エレカは回し蹴りを連発して、二体目のギガイアスを攻撃、次に電撃を飛ばして吹っ飛ばした。
「いいわね、この戦い、熱い闘志、たまんない!」
パンドーラは三体目のギガイアスを炎のパンチで連続攻撃、そしてイズナ落としをして叩きつける。
アーケオスはドラゴンクローで二体のドリュウズを切り裂き、四体目のギガイアスをじならしで怯ませて、りゅうのはどうで大ダメージを与えた・・・。
続く・・・。
- Re: スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍 ( No.35 )
- 日時: 2016/09/01 19:18
- 名前: たくと七星 (ID: 3ZtzTWbM)
ステージ11「氷山」その二
この話の主人公、源義経
一行、源義経、電光のエレカ、女戦士パンドーラ、ミラ・マクスウェル、ノノ、アーケオス、レントラー、ハハコモリ、バタフリー
もう二体のドリュウズがミラにきりさくで攻撃に出た。
「させん!」
ミラはバック転してかわし、回し蹴りで一体を蹴飛ばし、魔神剣でもう一体を攻撃した。
「・・・・・・」
ノノの攻撃を受け止めていたゴルーグはミラを見ていた。
「!」
ゴルーグはかなしばりをミラに向けて放った。
「しまった!」
ミラはかなしばりで拘束されて身動きが取れなくなってしまう。
「な、ミラ!」
「させるかドリュ!」
義経が助けに向かおうとしたが、ドリュウズに阻まれてしまう。
「く、こいつらが邪魔で動けない!」
「レーン!」
「ケーン!」
エレカ、レントラー、アーケオス達も敵に阻まれて思うように動けずにいた。その隙にゴルーグがミラを掴んで姿を消した。
「義経!」
「ミラ!」
義経は叫んだが、それも虚しくミラと彼女をさらっていったゴルーグとその軍団は異空間へと消えていった・・・。
「そんな・・・く・・・!」
その夜、
「義経、どこに行くの?」
エレカが心配な顔をして義経に言った。義経はミラを一人でも助けに行こうとしていたのだ。
「すまない、お前等に心配をかけるのは解っている。だが、それでも俺は助けに行きたいのだ」
「待って、昼の戦いで皆疲れてるよ。まずはゆっくり休んでそれからどう助けるのかを考えなきゃ・・・」
「そうしている間に、無事でいられる保証はあるのか!」
「・・・・・・・・!」
義経の怒号にノノはびっくりして黙り込んでしまう。義経はハッとした。
「ノノ、すまぬ、ミラのことを考えて焦ってしまっていたな・・・。ミラは、あいつは俺に教えてくれたのだ。仲間という価値を。あいつのあの言葉が無かったら、今の俺はいない。だから早く助けに行きたかった・・・」
「義経・・・・、そうだよね、ミラさんはあたし達の大切な仲間だもんね」
ノノはミラの言葉を思いだし、義経の思いを知って仲間の意味を改めて認識した。
「初心な子だと思ってたけど、以外にまともなのね」
「な、俺はいつでもまともだ!」
「ふふ、照れない照れない」
エレカはいつものように義経を茶化した。パンドーラやレントラー達も笑顔になった。
「くくく、聞こえるか、新スマッシュブラザーズのファイター達よ・・・」
その時、どこからか何者かのテレパシーが聞こえて来た。
「何者だ!」
「私は氷界軍のムンナだ。ミラ・マクスウェルを助けに来たければ、渓谷まで来い、そこで貴様等の最後を待っているぞ・・・」
そう言い残してムンナのテレパシーが消えた。
「渓谷で待っているって言ってたよね?」
「そこでミラが・・・」
義経一行は、朝日が昇るのを待つことなく、急ぎ渓谷の地へと向かって行った・・・。
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