二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- パラレルワールド-幻想郷
- 日時: 2016/07/02 12:12
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11365
ゆるトルトです。
URLはプロフィールへと繋がってます。
更新・・・気紛れです←
パラレルワールドとして、もう一つの幻想郷があったら・・・。
強いチルノが居たら、もしも紫が働いてたら・・・・。
まぁ、僕がいつもの幻想郷とは全く違った幻想郷を書きたいが為n(((
んまぁ、お楽しみ下さい!!
目次
<設定>
【設定】>>5
【持ち物】>>6
【異変書】>>7
<紅魔郷編>
【一章】クリア!!
一話>>1-2 二話>>3-4
【二章】クリア!!
三話>>14 四話>>15-17 五話>>18
【三章】
六話>>22 七話>>24.>>27 八話>>28-29
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.1 )
- 日時: 2016/06/25 16:08
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜一話(前編)>【一章/魔理沙】
赤く染まる空。
更に空を赤く染める様な、紅い館が佇んでいた。
まるでドーンと構える力士の様に。
まるで「何があろうと動かないぞ」と言うように。
ただただ、佇んでいた。
*
夏の早朝の、独特な爽やかさ。
五月蝿く鳴く蝉達。
カンカンと眩しく地を照らす太陽。
それらが、私の身体を起こした。
「あー.......」
私、霧雨 魔理沙は今、目を開けた。
いや、前々から起きていたんだけど、太陽が眩しすぎて
起きれなかったのだ。
「んんっと.....」
今何時かを確認しようと、体を捩った瞬間__
「うおぉっ!?」
ベッドから転がり落ちた。
...シーツ、布団も巻き込んで。
アリスや霊夢に言ったら、「流石、魔理沙ね」等と
嫌味ったらしく言われそうだが......。
まぁ、そんな事はどうでも良い。
「六時二十...一分、か。早く着替えよ」
にとりが頭となり、大勢の河童が作った時計に目をやり、小声で呟く。
最近の河童技術は進歩した気がする。
今では普通にデジタル時計やカメラなんかも売っている。
*****
「んじゃあ、行ってくるぜぇ!!」
約一時間半掛けて朝の支度を終える。
飯もたらふく食ったし、準備万端!!....って訳じゃないみたいだ。
「おおっと、危ない....。八卦炉忘れかけてた」
箒に乗ったまま八卦炉を取りに家の中に戻る。
箒の勢いによって起こされた風で、家の中が散乱状態だ。
....いや、元々散らかってた、かな?
そうだなぁ、今は...、朝早いからパチュリーは起きてない筈だ、多分。
ようし、そうと決まったら、出発だ!
*****
ひんやりしていて気持ちの良い風を受けながら、
数分掛けてようやく着いた。
低速で飛んでいたためか、いつもより時間が掛かった...気がする。
「あれ.....可笑しい、な?」
門番の美鈴が居ない。
物音ひとつもしない。
ましてや、活性化している様子も無い。
.......どうなってるんだ?
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.2 )
- 日時: 2016/06/22 17:27
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜一話(後編)>【第一章】
「あいやー!何やってるアルか?」
「おお、美鈴!!....って、お前本当に美鈴か?」
物音一つもしない門前で立ち尽くしていると、
美鈴が颯爽と現れた。
.....今は美鈴かすらも怪しいが。
「美鈴です、紅 美鈴!!覚えておくアルね!!」
おい、こいつは本当に美鈴か?
私の知ってる美鈴と違うぞ.....?
「で、何しに来たアル?」
「え?...いや、何でも無いぜ。じゃあな!」
いつもの調子を狂わせてくる門番だな...。
本来なら咲夜の目を掻い潜り、図書館に潜入してるのによ〜。
*
「んっと....。お〜い、霊夢、起きてるよな?」
やはり、紅魔館のアレは異変だ。
とはいえ、私は美鈴しか見てないがな。
そして、異変解決と言えば、博麗の巫女、霊夢だろう。
って事で、私は霊夢ん所にやって来たんだ。
「あぁ、魔理沙。いらっしゃい、遅いわよ」
「遅いってお前....お前も気づいてるのか?」
霊夢は珍しく私を歓迎した。
丁度、扇風機の風が当たる位置に移動し、そこで私は気付いた。
「咲夜も居たのか。...それに、早苗も」
輪を作るように座り、私は霊夢と向かいあう。
チリンチリン、と時々風鈴の音が鳴る。
...何となく、汗が退いていく気がする。
「ええ、咲夜達から聞いたわ」
「お前らは変わってない...って事は.....」
「恐らく、お嬢様達、妖怪に影響がある....?」
「でも、それを知った所で...」
それぞれが情報を整理するように、皆口々に言った。
でも、それだけじゃ状況は何一つ変わらない。
「はぁ...」と小さく溜め息を吐き、外を見る。
幻想郷は何も変わらなかった。
いつも見る太陽も、雲も、水も、木も。
何も変わらない。
まるで、同じような別世界に私達人間が飛ばされた様な。
そんな感覚に襲われる。
「私達だけが変わらないなんて、まるで私達がパラレルワールドに飛ばされた気分です」
落ち着いた様子で早苗が言った。
...パラレルワールド。
何処かで、パラレルワールドに飛ばされたとかなんだとか、そういう
本を読んだ気がする。
確か......アリスの所だったかな?
もしかしたら、アリスの家にヒントが有るかもしれない。
「んなぁ、私...行きたい場所があるんだが...」
「じゃあ、この話し合いが終わったら魔理沙の野暮用に付き合いましょう。..霊夢、良いよね?」
「別に、どっちでも良いわよ」
ナイスだぜ、咲夜!
私だけ言って、皆に言えずじまいだったら嫌だしな。
「そういえば...知らない人を見たような...」
「はぁ?こんな時に外来人?」
早苗の言葉に、霊夢が素早く反応する。
流石だ、自分の嫌いなことには敏感だな。
...しかし、この異変時に外来人ってのも変な話だ。
もしかしたら、早苗の見た奴は.....。
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.3 )
- 日時: 2016/06/25 16:09
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜二話(前編)>【一章/霊夢】
「ごめん、時間掛かった!」
「....遅い」
「ごめんごめんって、霊夢」
あの話し合いとも言えない話し合いの後、魔理沙によって
連れて来られたのは『アリス邸』。
普通ならアリスは家に居る。
まぁ、THE☆インドアって所だろうか。
私達は魔理沙の野暮用により、強制的に連れて来られたのだ。
その上、約四十分、外で待たされた。
私は少々苛立ち気味に言う。
「それで、何か分かったの?」
「はぁ」と息を吐いて魔理沙に話しかける。
咲夜はキョロキョロと辺りを見回している。
咲夜曰く、「何か手掛かりが有るかもしれないから」だそうだ。
「おお!よくぞ、聞いてくれた霊夢!!」
「そういう冗談は間に合ってるので」
魔理沙が少し楽しそうに言うが、早苗が冷酷な声でつっこんだ。
...早苗って意外と冷たいよね。
まぁ、ふざけない限りは優しいし...余り関係ないか。
「つれないなぁ...」
項垂れる様に魔理沙は言うが、早苗が反論するよりも
直ぐに続けてこう言った。
「大きく分けて、二つ有るんだ。外じゃ蒸し暑いから、中に入ろうぜ」
魔理沙の声に促されるがままに、私達はアリスの家に入る。
ガチャリ、と咲夜がドアを閉めたのを確認して、
私は魔理沙に疑問を投げる。
「あら、アリス居ないわね」
キョロキョロと辺りを見回すが、アリスの姿は見当たらなかった。
私の予想からして、珍しく外出中、又は魔法で隠れてるか、だろう。
「んだろ?アリスも異変の例外じゃないって事だ。つまり、黒幕じゃない事が分かる」
「ふぅん、魔理沙にしては考えたわね」
「そうだろ〜?って、『にしては』とはどういう事だ!?咲夜!」
「そのままよ」
咲夜がいつものように魔理沙をからかう。
見慣れた光景なのに、今となっては安心感があった。
きっと、今回の異変が原因だろう。
「それで、二つ目の分かった事、とは?」
「ふふふ...聞いて驚け!異変解決のヒントだ!!」
.....は?
- Re: パラレルワールド-幻想郷 ( No.4 )
- 日時: 2016/06/22 18:11
- 名前: ゆるトルト (ID: Ouicm1PF)
<紅魔郷〜二話(後編)>【第一章】
......は、はい?
魔理沙の言葉に、フリーズしかける。
咲夜や早苗は呆気にとられている。
「とは言っても、謎を解く必要があるみたいだけどな」
「な、謎?」
魔理沙の手にはやけに大きくて分厚い辞書の様な本があった。
とても古びている。
「それ、魔法でも掛かってるんですか?」
早苗が本を指さし、冷静に言う。
見た目は普通の本だ。
普通に開けそうな本。何処に謎が有る?
「ん、大正解!!パチュリーかアリスに聞けば解ける魔法だろうけど」
「あー...パチュリー様とのご対面は無理よ。というか...魔理沙はその魔法、解けないの?」
「出来ない。私にはまだ、それほどの魔力の器が備わってないから」
「.......ふぅん」
私は魔理沙の言葉に小さな声で相槌をうった。
*****
私達は古びた分厚い、問題の本を持ち帰った。
空はいつの間にか綺麗な藍色に染まり、夜も更けようとしている。
.......何だか、眠たくなってきた。
「...今日は皆、神社に泊まって行きなさい」
「「良いの!?」」
追い払うのが面倒だし、何より、夜だから危ない。
皆に言おうとしたけど、眠たくて寝た。
*****
今日は珍しく朝寝坊。
他の三人は既に起きていた。
「霊夢さん、遅いですよ?」
「そうだぜ、いつもは早起きなのになぁ....?」
欠伸をしながら居間に行くと、早苗と魔理沙から
嫌味を朝っぱらから貰う。
「....朝から嫌ね..。....ん?」
嫌味を言うように、憎たらしげに言ってみる。
ふと気になり、咲夜の方に顔を向けた。
「……………!?」
咲夜の様子が可笑しかった。
なんて言うんだろう、何処か焦ってる感じ。
「まさ......れは........の...ざ!?」
咲夜の呟きは、上手く聞き取れなかった。
***一章クリア***
・項目[設定]が増えた!
・設定に[紅 美鈴]が追加された!
・設定に[博麗 霊夢]が追加された!
・設定に[霧雨 魔理沙]が追加された!
・設定に[十六夜 咲夜]が追加された!
・設定に[東風谷 早苗]が追加された!
・項目[持ち物]が増えた!
・持ち物に[古びた本]が追加された!
・項目[異変書]が増えた!
・異変書が更新された!
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