二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【おそ松さん】悪魔と祈りと十字架と
- 日時: 2016/07/22 10:13
- 名前: ミソノ (ID: NihAc8QE)
『人間って欲深いねぇ♪まっ俺もか♪』
『さぁ、祈りを捧げよう』
『罪深い者はそれ相応の処罰が下る、当然のことでしょう?』
『この想いは一生、心に秘めておかなくては』
『今、君は何処にいるの?』
『ゴメンね、バイバイ、もう二度と』
——————悪魔と祈りと十字架と——————
どうも初めまして!ミソノと申します!
文才はないのでそのあたりは薄目で苦笑いしてやってください....
コメントもらえると嬉しいです!
- Re: 【おそ松さん】悪魔と祈りと十字架と ( No.4 )
- 日時: 2016/07/21 10:53
- 名前: ミソノ (ID: NihAc8QE)
≪人間界≫
カラ松side
一「神父様、そろそろ教会の鐘を鳴らすお時間では.....」
カ「あぁ、もうそんな時間か!すまないな一松、すぐに行く」
一「いえ、シスターとして当然のことをしたまでです」
カラ松は鐘のある屋上まで走っていった。
ゴーンゴーン........
ふと下を見ると、一松が十字架を手にもって祈りを捧げていた
一松も立派なシスターになったな....
一松side
ゴーンゴーン.......
教会の鐘の音が街中に響き渡る
それと同時に首にかけていた十字架を持ち、祈りを捧げる
鐘が鳴り終わってから、神父様を見上げる
嬉しそうに静かに微笑む顔を見ると、何故か顔が熱くなる
そう.....私は彼に恋をしているのだ
しかしそれは、シスターとして決して許されることのない感情
だから私は、一生この感情を心に秘めておくだろう
一「お許しください...........イエス様.....」
私は、もう誰もいない屋上に十字架を捧げた
- Re: 【おそ松さん】悪魔と祈りと十字架と ( No.5 )
- 日時: 2016/07/21 11:52
- 名前: ミソノ (ID: NihAc8QE)
≪天界≫
トド松side
僕の仕事は人間界の見回り
トラブルを見つけては、それを解決するのが僕の役割
僕は天使だからね!
十「トド松!そろそろ休憩していいって!」
ト「ありがとう!十四松兄さん!」
僕の双子の兄である十四松兄さんと休憩をする
兄さんも僕と同じ天使だけど、位が僕より高くてとても偉い人
まぁ....兄さんの方が皆に人気だったからね....仕方ない
楽しく会話をしているとあっという間に時間は過ぎていく
十「あっもう僕戻らなきゃ!じゃあ後でね!!」
ト「うん!頑張ってね!」
.......................何で僕じゃ駄目だったんだろう
そのとき、トド松は後ろに誰かの気配を感じた。
ト「っ誰だ?!」
『さっすが天使ちゃん♪気づくの早いねぇ〜』
ト「お....前.........」
頭に生えた2本の角、背中に生えた黒い羽、白い八重歯......
お「ど〜もっ♪悪魔でぇ〜すっ♪」
ト「あ.....悪魔.........」
お「天使ちゃん初めまして!俺は悪魔のおそ松!」
ト「っ何のつもりだ!!」
お「いやぁ〜俺さ〜ずっと独りぼっちで寂しかったんだよねぇ♪だからさ...........
—————————君を勧誘しに来たんだっ♪」
ト「勧......誘........?」
お「そっ!だって君、今の生活に不満があるんでしょ?」
ト「不満なんて.....な.......」
<兄さんも僕と同じ天使だけど、位が僕より高くてとても偉い人>
<兄さんの方が皆に人気だったからね>
ト「不満.....なん........て..............
いいだろ....う......なってやるよ................」
お「さっすがトドちゃん♪」
おそ松とトド松の指が絡まりあう。
お「これからよろしくね♪天使ちゃん....いや、堕天使ちゃんっ♪」
天使だった僕の背中の白い羽は漆黒に染まっていた
十「トド松!遊びに来ったよ〜!!...........ってあれ?トドま..........」
そこには、黒い羽毛が一枚落ちていた。
- Re: 【おそ松さん】悪魔と祈りと十字架と ( No.6 )
- 日時: 2016/07/21 14:02
- 名前: ミソノ (ID: NihAc8QE)
≪暗黒界≫
おそ松side
お「いやぁ〜!歓迎するよトドちゃん♪」
ト「.......これからどうするの?」
は〜チョロいチョロい♪まさかこんな簡単に仲間になってくれるなんて♪
でもすごいなぁ....つい数時間前までは可愛い天使ちゃんだったのに今では怖ぁ〜い堕天使ちゃん.......
お「ん〜?そりゃもちろん人間界から人間を暗黒界に引きずり込むんだよ♪今までは俺1人だったから計画を実行することはできなかったけどトドちゃんが仲間になってくれたおかげでできるようになれたよ!」
ト「ふーん....じゃあ今から適当に連れてくる...........」
トド松は人間界へ向かおうと羽を広げた。
お「あぁっと!ちょっとタンマ!そんな適当に連れてきちゃあ駄目だよ.....やっぱなりたての堕天使ちゃんには早いか....」
ト「....じゃあどんな人間を連れてくればいいの....?」
お「........分かんないかぁ....まぁいいや、今回は俺が行くよ♪トドちゃんは見といて見といて!」
ト「ったく、人にさんざん言っといて........」
お「怖い怖い!大丈夫だって♪」
そういっておそ松は羽を広げ、飛んで行った。
≪人間界≫
一松side
カ「じゃあ俺は用があるから行ってくる」
一「いってらっしゃいませ、神父様」
誰もいないのか.....教会の掃除でもしようかな........
一松は階段を駆け上がった。
そして掃除道具を手に取ると、また下に降りて行った。
ゴシゴシ.......
一「はぁ........何で私、神父様に恋しちゃったんだろう.....」
『話は聞かせてもらったよ♪シスターちゃんっ♪』
一「.....だっ誰?!」
バサ.......
お「君も、僕たちの仲間にならない?」
あ......悪魔.......................
一「仲.....間.........『君も』って............」
お「あぁそっか!君まだ知らないんだったね〜
天界のとある天使が、堕ちちゃったんだよ♪」
一「え............嘘......天使.........が.......」
お「そうそう♪だからさぁ.......君もこっちに来ちゃいなよ♪」
一「えっおっお断りします......私は神に仕える身.....そのようなことは決してあってはならないので..............」
お「えぇ〜随分固いなぁ〜でも、君ホントにちゃんとしたシスター?」
一「.............え.................?」
駄目だ.......動揺してはすぐにこの悪魔に連れていかれる......それはなんとしても止めなければ........!
一「かっ帰ってください!!」
一松は聖水をおそ松にかけた。
バシャァッ
お「うわっちょっと?!」
良かった........効いてて......................
悪魔は慌てて飛んで行った。
≪暗黒界≫
ト「.........だから言ったのに........」
お「あはは〜ちょっと手こずっちゃったな〜」
.......でも確実に弱みを突いたはずだ
お「はぁ...じゃあちょいと休憩してくるね〜」
これから楽しみ♪
- Re: 【おそ松さん】悪魔と祈りと十字架と ( No.7 )
- 日時: 2016/07/22 10:10
- 名前: ミソノ (ID: NihAc8QE)
≪天界≫
十四松side
『天界の天使がいなくなった』
僕の双子の弟・トド松があの日いなくなってから天界中は大騒ぎになった
女神様も、友達も、みんな僕に協力して探してくれた
.........でも、結局見つからなかった
十「何処に行ったの.......トド松............」
いなくなる数時間前、2人で楽しく話していたときを思い出す。
そして、あの後..........................................
十「.....................え?」
十四松はハッとした。トド松がいなくなったのを見つけたとき、黒い羽根が落ちていたのを思い出した。
十「....................もしかして.......................」
信じたくない
考えたくない
でも———————————————————————————
十四松は、暗黒界の方へ飛んで行った。
≪暗黒界≫
十四松side
十「うっ........魔力が強い...........」
予想はしていたけど、やっぱり暗黒界の魔力は恐ろしい
それでもなんとか、暗黒界の中心部に行くことができた。
十「トド松........トド松!!」
お「堕天使ちゃんをお探しかな?」
振り返ると、そこに悪魔が立っていた。
十「トド松に........トド松に会わせて......!!」
悪魔はちょっと考えていた
早く連れて帰らなくちゃ.................................
お「.......いいよっ♪さぁさぁこちらへ♪」
悪魔の後をついていき、着いた場所には.............
『僕の弟』だったトド松がこっちを見て立っていた
十「トド松!トド松、一緒に帰ろう.....天界のみんなも心配してるよ」
十四松はトド松に駆け寄った。
ビュンッ.......
十「?!........................トド.........松.....?」
それを後ろから見ていたおそ松が口を開いた。
お「あ〜その子もう堕ちちゃってるから〜」
何で...........トド........ま.....つ.............
倒れている十四松にトド松は近づき、十四松の腹を思いっきり踏んだ。
十「?!トド松................ぐぁぁっ!!」
何度も何度も『兄弟』を踏む彼の瞳には、もうあの頃の輝きはなかった。
そして、踏むのをやめ、ついにトド松が話し始めた。
ト「心配?.....馬鹿みたい僕の気持ちなんて、みんな解ってくれなかった癖に.............!!」
十「.......トド松.............」
ト「どうせ要らないんでしょ?僕なんて」
十「トド松.....僕は.....」
ト「お願いだからもう来ないで............」
十「嫌だ......トド松と一緒に帰りたい........!」
引かない十四松にトド松はついに大声をあげた。
ト「いいから早く帰って!!!」
トド松が自分の魔力を使って十四松を痛めつける。
十「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
十四松が意識を失いそうになったところを、トド松は見逃さなかった。
トド松の指先からレーザーのような光が一直線にこっちへ向かってくる。
ブンッ
十「............え?」
倒れる十四松の前には、チョロ松が立っていた。
チ「.......うちの天使がお世話になったみたいだね」
お「あ〜らら〜女神様珍しい〜」
チ「悪いけどここは一旦引かせてもうよ」
そう言ってチョロ松は十四松を抱いて、暗黒界から出て行った。
- Re: 【おそ松さん】悪魔と祈りと十字架と ( No.8 )
- 日時: 2016/07/23 20:33
- 名前: ミソノ (ID: NihAc8QE)
≪天界≫
チョロ松side
チ「........十四松!お前何でそんな無茶なことを.........」
チョロ松に抱かれて、十四松はぐったりとしていた。
チ「今度は僕にちゃんと言ってから行ってよ......もしものときはどうすんだ.......」
十「...............................だって」
チ「?」
十「.......だって、『トド松』は僕のたった一人の兄弟だから.......いつも一緒にいて.....」
十四松の澄んだ瞳からは大粒の涙が溢れていた。
.....やっぱり、こいつは『綺麗』だな
単純で、真っ直ぐで、弱くて..............................
チ「........お前の気持ち、すごくわかるよ」
十「え..........................................」
チ「でもな、今トド松は暗黒界からものすごい魔力を吸い上げている、その状態で無理にでも殺せば、あいつはすぐに死んでしまうんだ」
十「じゃあどうすれば.........」
チ「それを僕たちで考えていけばいいんだ お前もきっとできる、だからまずは焦らずに考えていこう」
十「................はいっ!女神様!!」
天使は、いつも以上に元気な声で返事をした。
—————————もう、遅いかもしれない
*短いw
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