二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- ウルトラマンンノヴァ 本編
- 日時: 2016/07/20 19:58
- 名前: Kunasagi (ID: pUqzJmkp)
こっちは本編です。設定の方を見るといろいろわかってしまいますw
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- Re: ウルトラマンンノヴァ 本編 ( No.5 )
- 日時: 2016/07/30 18:36
- 名前: Kunasagi (ID: pUqzJmkp)
カナタは薄れゆく意識の中であるものを見た。それは『ウルトラの遺伝子』によるものなのかどうかはわからない。ただ一人の巨人がこちらに腕を伸ばしているのだ。カナタは目一杯手を伸ばした。そして岩肌から突き出ている突起物をつかんだ。
カナタ「これは。。父さんのネックレス!なんでここに」
カナタが手にしたものというのは、今行方不明になっているカナタの父親のネックレスだった。
カナタ「この状況でどうすればいいんだ、、、教えてくれ父さん!」
また頭の中にイメージが流れる。
ネックレスをはめろ勇者にルトラマンになるんだカナタ、、、、
その時のカナタに意識はなかった。ただ無意識に自分のペンダントをはめ込む。その時、眩いばかりの閃光が迸り一つの巨人になった。
- Re: ウルトラマンンノヴァ 本編 ( No.6 )
- 日時: 2016/07/24 14:22
- 名前: Kunasagi (ID: pUqzJmkp)
2032年 11月29日 横浜
かつて「科学特捜隊」通称科特隊の隊員として活躍した「???」は、家のテレビで東京の映像を見ていた。
TV「今東京では怪獣が暴虐の限りを尽くしています。うわ!怪獣がこちらにきました。皆さんまたどこかで会いましょう!うああああ」
TVのLIVE映像が途切れあわただしいスタジオの画面になる。そんな画面を見ていると後ろから40過ぎになる進次郎が話しかけてきた。
進次郎「父さん。。。変な気起こさないでくれよ」
???「わかっている。お前も私ももう『ウルトラマン』ではないのだから」
進次郎が苦笑して答える。
進次郎「そうだな。今はもういないからな。あのスーツも」
???「だが、ウルトラマンは必ず現れる。」
???が言うと、外から強烈な光が差してきた。と同時に二人は何かを感じた。
???「来たか。」
???が言ったことはあっていた。そうかつてウルトラマンだった男「早田進」彼は共に戦った人物『ウルトラマン』と再会した。
マン「久しぶりだな。早田」
- Re: ウルトラマンンノヴァ 本編 ( No.7 )
- 日時: 2016/07/28 16:33
- 名前: Kunasagi (ID: pUqzJmkp)
カナタ視点
カナタの意識が戻ると、自分の体が白銀の巨人になっていることに気づいた。
カナタ「なんだこれは。俺が巨人に」
そう思っていると、ベムラーが熱光線を吐いてきた。
カナタ「うわぁ!」
とっさに両腕で防ぐ。しかし痛みはなく逆にエネルギーが腕に集まる感覚になる。何度か動かすとその感覚が消え逆に震えていることに気づく。
カナタ「俺が、、戦える力を持ってるなら」
ファイティングポーズをとるとベムラーに突進した。ベムラーにアッパーをくらわせる。すると腕からビームが出てベムラーを上空へ飛ばす。
カナタ「よし!だったら次はこうだ!」
両手をL字に組む。そこから光線が発射されベムラーを貫く。しかしベムラーはいまだ健在で怒りに任せ熱光線を乱射する。カナタは巨人になっているためあまりダメージをくらわなかったが地上にいた人々はそうもいかず大量の負傷者を出してしまった。
市民「助けてくれ!」
子供「お父さん!お母さん!目を開けてよ」
カナタがその声を聞くと彼の中で一つの感情が生まれた。
怪獣に対する憎悪 怒り
その感情に反応し、巨人から黒い光があふれだす。光はカラータイマーに収束し両腕に流れ込む。右手を斜め右上にしてから、左手を胸の前で同じ方向へ伸ばし両腕を腰の位置まで引き、L字に組むと「ノヴァシュート」を放つ。その色はどす黒くベムラーを一撃で葬り去った。
巨人はその場に崩れ去り粒子になった。数秒後その場にはカナタがぐったりと倒れている。
- Re: ウルトラマンンノヴァ 本編 ( No.8 )
- 日時: 2016/07/30 18:15
- 名前: Kunasagi (ID: pUqzJmkp)
カナタの容体は深刻だった。逃げ遅れた市民により発見されEPTの救護施設に担ぎ込まれた。そこにも被害にあった人々が手当てを受けているが、カナタはその奥の「緊急治療室」に入れられたのだ。発見時の彼の体温は、人の限界を超えており心肺停止という生死の境目だった。
そんな治療室の前には、シンとレイカが今か今かと待っていた。
シン「何でこんな時になっても、隊長たちは戻らないんだ!」
シンの言う通り、隊長のムサシ、副隊長のミサト、隊員のタモツの三人は今だ調査から戻らず、二人の連絡に対しても「任せる」の一点張だった。
治療室のランプが消える。
レイカ「先生。カナタは?」
医師「一命はとりとめました。しかし、、、」
シン「しかし、、なんですか?」
医師「理由は定かではありませんが、彼の体の熱が一向に下がらないんです。まるで何かを燃やしているような。そのせいで意識も戻りません」
医師の言葉に二人は息をのむ。
シン「助かりますよね!」
シンが医師の服をつかむ。レイカと看護婦が止める。
医師「助けますとも。」
医師はそう言うと、看護婦たちに指示を伝え、他の患者のところへ行った。。。。はずだった。
医師はEPTの連絡装置「レーダーフォン」を起動するとどこかえ連絡した。
医師「もしもし。私です。ええ、彼は重体です。はい、しばらく動けないでしょう。え?、、わかっています。たとえ目覚めてもしばらくはこの病院にいさせます。あの二人にも気づかれないように。
そのあとに医師はこう言った。
任せてください。横崎隊長。」
- Re: ウルトラマンンノヴァ 本編 ( No.9 )
- 日時: 2016/07/30 18:30
- 名前: Kunasagi (ID: pUqzJmkp)
異空間
カナタが目を覚ますと、周りが赤一色の空間にいた。
カナタ「どこだよ。。ここ。確か俺怪獣と戦って、、それで」
そこから先を思いだすことができず、悩んでいると声が聞こえた。
???「君が、新星カナタか。私はウルトラマンノヴァ。君と同化したものだ」
カナタが声の聞こえたほうを向くと、40mある巨人がこちらを見ていた。
カナタ「俺がなった巨人は君だったのか?」
ノヴァ「そうだ。私はあの宝玉の中でした活動できない。だから君の体を使ったのだ。断りもなく、すまないな」
ノヴァがそう言うと、「いいよ」と答え、カナタが質問をした。
カナタ「なんで俺だったんだ?他にもいたはずだろ」
ノヴァは少し考えた後、こう答えた。
ノヴァ「それは君が、人を超えられるからだ」
ノヴァの答えに戸惑いを隠せなかった。なにせついこないだまで、ただの人間だったのだ。平和な世界にいて、父と同じ道を行こうと、EPTに入って、、「ただの人間」が「人を超える」。それはカナタにとっては「恐怖」でしかなかった。
カナタ「なんだよそれ、、俺はただの人間なんだぞ!そんなことあるわけないだろ!大体なんなんだよお前も、あの怪獣も!平和な世界を返せよ!」
カナタはノヴァの足を何回も殴りつけた。それは自分や怪獣そして何も守れなかった組織。いろいろなものへの「怒り」も込められていた。
ノヴァは、そんなカナタを持ち上げるとこう言った。
ノヴァ「戸惑うのも仕方ないと思う。だが誰かを傷つけるのはよくない。それがたとえウルトラマンでも。今は飲み込めないかもしれない。だが信じてほしい。たとえ何百回裏切られても。」
ノヴァの言葉を聞き、カナタは「冷静」になった。
カナタ「すまない」
ノヴァは首を横に振ると、「さらばだ」といって手を放す。その瞬間、またカナタの意識を飛び去った。
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