二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- [ポケモン]新たな世界へ[サンムーン]
- 日時: 2016/12/03 20:55
- 名前: YURI (ID: k6jJPJUp)
この世界には、必ず対の関係が存在する。
太陽も月もそうだ。
しかし、必ず引かれあう存在でもある。
おや、また誰かがやってきた。
南の楽園、アローラ地方に。
……………………
アローラ!
はじめまして、調子に乗って小説を描き始めたYURIです。
これは、ポケットモンスターサンムーンの二次創作です。
ストーリーを一部変えてお送りします。
苦手な方はバックしてください。
ネタバレもあるので、そこも気を付けてください。
では、アローラ地方の不思議な旅へ、ご招待!!
- Re: [ポケモン]新たな世界へ[サンムーン] ( No.2 )
- 日時: 2016/12/03 22:05
- 名前: YURI (ID: k6jJPJUp)
〜第一話〜
〜初めての場所、様々な出会い〜
…………………
ハァ、ハァ…。
早くしなくちゃ…。
「居たぞ!囲め!」
駄目…。
このままじゃ…
この子は…。
「ピュイィ!!」
「何だ!この光は!?」
……!!
この力を使ったら、あなたは…!
…………………
「着いたわよ!起きなさい!」
お母さんに叩き起こされた。
まだ寝ぼけなから、目を擦る。
辺り一面、キレイな海が広がっていた。
ヨウ「わぁ…。」
お母さん「どう?綺麗でしょう?」
僕は、お母さんの言葉なんて耳に入らない程、見とれていた。
[間もなく〜着陸致します〜。ご搭乗〜ありがとうございました〜。]
お母さん「先に荷物は運んであるのよ!」
さすがお母さん。仕事が早い。
僕らは、アローラ名物ケンタロスカーに乗った。
「アローラでは、人はポケモンと協力して生きてきたんですよ。」
ケンタロスを乗りこなすおじさんが、教えてくれた。
その後、屋台で買い物をして、自分の家に向かった。
お母さん「アローラは、珍しいポケモンがたくさんいるわね!」
お母さんは、カントーのニャースを連れている。
しかし、アローラには、珍しいニャースが居るようだ。
お母さん「ここが、新しい家よ!」
ヨウ「おぉ〜。キレイ!」
お母さん「でしょ!」
やはり、新しい家は、居心地がいい。
僕は、しばらくの間、ソファーに座ってテレビを見ていた。
テレビには、アローラ名物の、マラサダのCMが流れていた。
[今日も食べよぉ マラサダ食べよぉ まだまだ マラサダー♪]
ピンポーン
お母さん「あら?」
ヨウ「?」
お母さん「きっとククイ博士だわ。ヨウ、ちょっと出て。」
ガチャン
僕が玄関の鍵を開けると、ククイ博士が入ってきた。
せめて、失礼しますとか言おうよ…。
ククイ「アローラ!」
お母さん「アローラ!お久しぶりですね、博士!」
ククイ「まったくです!あ、君がヨウ君だね!」
ヨウ「はい、初めまして!」
ククイ「うーん、いい目してるね!これは、でんじはぐらいにビリッとくるよ!」
お母さん「ククイ博士はね、自らポケモンの技を受けて、威力を確かめたりしてるのよ。」
ヨウ「へ、へぇ…。」
最初見たときも怪しいと思ったが、ますます怪しい…。
二人は、昔の思い出話や、世間話をしている。
ククイ「そうだ!」
ククイ博士が、突然僕を見た。
ククイ「外は良いポケモン日和だ!散歩に出ないかい?」
お母さん「いいわね!そうしましょう。」
ヨウ「うん、分かったよ!」
外は、雲一つない晴れた日だった。
「あ、博士〜!」
突然、前から褐色肌の男の子が走ってきた。
「博士〜。そこの人は〜?」
ククイ「おぉ、ハウか!こいつはヨウ。今日引っ越してきたばかりだぜ!」
ハウ「へぇ〜。ヨウって言うんだ!オレ、ハウ!ヨロシク〜。」
何だかとても陽気な子だ。
ハウ「そう言えば、ヨウは何歳?」
ヨウ「11歳だよ。」
ハウ「へぇ〜。あっ!」
ククイ「?」
ハウ「あれだよ、島巡りの儀式の年だよ!」
ククイ「ああ、なるほど!」
ヨウ「島巡り?」
〜続く〜
- Re: [ポケモン]新たな世界へ[サンムーン] ( No.3 )
- 日時: 2016/12/03 23:57
- 名前: YURI (ID: k6jJPJUp)
〜第二話〜
〜君に決めた!〜
ヨウ「島巡り?」
ハウ「そうか〜。ヨウは知らないんだね。」
ククイ「11歳になった少年少女が、大人になる為に挑む、試練の様な物だよ。」
お母さん「良いじゃない!」
ヨウ「で、でも……ポケモン持ってないし……。」
ククイ「大丈夫さ!島キングの所に行くんだ。」
ヨウ「島キング?」
ハウ「アローラには、4つ島があって、島に一人ずつ、島キング、島クイーンが居るんだ〜。」
ククイ「この島のキングは、ハウのおじいさんなんだ。」
ヨウ「す、すごいね!」
お母さん「じゃあ、まずは準備しなきゃね。」
僕は一旦、家に帰る事にした。
帽子を被り、リュックを背負った。
お母さん「良いじゃない!バッチリね!」
ハウ「ヨウ〜!早く〜!」
ヨウ「じゃあ、またね、お母さん!!」
お母さん「いってらっしゃい!」
僕は、家をジャンプして飛び出した。
ハウ「オレね〜。いつかじーちゃんに勝って、島キングになるんだ〜!」
ヨウ「どうすれば島キングになれるの?」
ハウ「守り神にその強さを認めてもらうんだ〜。」
ヨウ「へぇ〜。」
ククイ「これから、リリィタウンに向かうぜ。」
ヨウ「リリィタウンに、島キングが居るの?」
ククイ「そうだぜ!」
すると博士は、少し足早になった。
身の丈程の草むらをかき分けた先には、一つの村が見えた。
ハウ「着いた〜!ここがリリィタウン〜だ。」
ククイ「あれ?ハラさんが居ないな?」
「島キングのお帰りだ!」
「島キングのハラ様だ!」
声のする方を見ると、どっしりと構えたおじいさんが立っていた。
ヨウ「あなたが、島キングの…。」
ハラ「いかにも、私が島キングのハラですぞ!」
ヨウ「凄い…。なんて迫力なんだ…。」
ククイ「ハラさん、遅いですよ。」
ハラ「ああ、そこでちとトラブルがありまして…。」
ハウ「またスカル団?」
ハラ「そうだ。」
ヨウ「スカル団?」
ククイ「人のポケモンを奪ったり、試練の場を荒らしたりするならず者集団さ。」
ヨウ「…カントーにも、いました。」
ハウ「どこもおんなじだねー。」
ククイ「そうだ、ハラさん。」
ハラ「分かっている。みんな、こっちに来なさい。」
ヨウ「?」
ハウ「おっ!」
言われるがまま、皆に着いていく。
そこには、三匹のポケモンが居た。
ハラ「左から、炎タイプのニャビー、水タイプのアシマリ、草タイプのモクローですぞ。」
どの子も可愛い。
どの子にしようか。
悩んでしまう…。
ふいに、モクローが、真ん丸な目でこちらを見てきた。
僕は、一瞬でこの子に決めた。
ハラ「モクローを選ぶのですな。では、モクローに気に入ってもらえるか、見てみましょう。」
僕は、祭壇の上に上り、モクローと向かい合う。
モクロー「モフゥ?」
モクローが、僕をじっと見つめる。
心臓が飛び出そうだ。
モクロー「モフモフゥ!」
僕の方へヨチヨチと向かってきた。
僕は、モクローをそっと抱き抱える。
ハラ「うむ!合格ですな!」
ハウ「良かったね〜。ヨウ!」
ククイ「おめでとう!」
僕は、何だか照れ臭くなった。
ヨウ「へへっ。」
ハウ「そうだ〜。ヨウ。」
ヨウ「何?」
ハウ「オレとポケモンバトルしようよ〜。」
ヨウ「……うん!」
ハラ「うむ、良い判断ですぞ。」
ハウ「よーし!負けないぞ!」
……………
ヨウ「モクロー、体当たり!」
ハウ「アシマリ、水鉄砲!」
ヨウ「交わして葉っぱカッター!」
アシマリの水鉄砲を交わして、モクローは葉っぱカッターをお見舞いする。
ハウ「わー!!オレのアシマリが!」
ヨウ「やったぁ!初めてのポケモンバトルで……勝っちゃった!」
ハウ「う〜。悔しいけど、おめでとう!ポケモン、回復してあげるね〜。」
ククイ「凄いじゃないか!おめでとう!」
ハラ「初めてでこの実力…。将来が楽しみですな!」
カプゥーコッコ!!
ハラ「こ、この声は…。」
ククイ「カプ・コケコ!」
ヨウ「カプ・コケコ?」
ハウ「島の守り神だよ〜。」
カプゥ。
ヨウ「…僕?」
カプ・コケコは僕に、輝く腕輪を託し、どこかに飛び去ってしまった。
ククイ「それは…。」
ハウ「Zリングだ!」
ハラ「まさか…。」
僕は、何が何だか分からなかった。
ククイ「今までこんなこと無かった…。初めてだよ。例えるなら、10万ボルト位のショックだ。」
ハラ「Zリングは、カプ・コケコから頂いた石を加工して作るのだが、まさかZリング自体が…。」
ハウ「凄いじゃん!ヨウ!」
ヨウ「う、うん…!」
〜続く〜
- Re: [ポケモン]新たな世界へ[サンムーン] ( No.4 )
- 日時: 2016/12/04 08:01
- 名前: YURI (ID: k6jJPJUp)
〜第三話〜
〜波乱万丈、謎の人〜
………………………
ククイ「そうだ!」
ハウ「ん〜?何〜?」
ククイ「ハウオリシティに行こうぜ!」
ヨウ「どこですか?」
ハウ「ここからすぐだよー。」
ククイ「気分転換したいだろうし、島キングに挑むには、キャプテンの試練をこなさなきゃ。」
ヨウ「キャプテン?試練?」
ハウ「島に何人か居るんだ〜。で、キャプテンの出す試練をクリアしないと、島キングに挑めないんだ〜。」
ヨウ「そうなんだ。」
ククイ「じゃあ、僕らは先に行ってるぜ!」
ヨウ「うん、すぐに行くよ!」
……………………
ヨウ「少しポケモンを捕まえていこう。」
実は、僕は先にククイ博士からポケモンの捕まえ方を教わっていた。
ポケモンを弱らせて、ボールを投げる
トレーナーの基本中の基本だ。
ヨウ「あ、ツツケラ!」
鳥のポケモンだ。
僕は、モクローを繰り出す。
ヨウ「モクロー、葉っぱカッター!」
モクロー「もふもぉ!」
葉っぱカッターは、見事命中する。
ツツケラが弱ってきた。
すかさず、僕はボールを投げる。
シュィィィン……
………………
カチッ。
ヨウ「やったぁ!ツツケラ、ゲット!!」
僕は、博士から貰った図鑑を眺めていた。
すると……。
カッテェェェェ!!!
ヨウ「えっ!?」
僕は、呆気に取られてしまった。
ここらには居るはずの無い、ジャラランガがそこに居たんだから。
カッテェェェ!!
僕の方に、突っ込んでくる。
もうダメだ。
ヨウ「うわぁぁぁぁ!!」
「グソクムシャ!シェルブレード!!」
突然、見慣れないポケモンが、ジャラランガを攻撃した。
ギャァァァ…。
ジャラランガは、どこかへ行ってしまった。
「おい、ボウズ。大丈夫かよ。」
そこに立っていたのは、大柄で、白い髪の男性だった。
ヨウ「あ、ありがとうございます…。」
「例を言うなら、グソクムシャに言いな。俺は指示を出しただけだ。」
ヨウ「…はい。ありがとう、グソクムシャ。」
僕は、グソクムシャを、撫でてみた。
グソクムシャは、嬉しそうな顔をしている。
ヨウ「あの……」
「なんだ。」
ヨウ「あなたの名前は…?」
「……。」
「グズマだ。」
ヨウ「グズマさん…。ありがとうございました。」
グズマ「おう、気を付けな。」
………………
ククイ「おーい、ヨウ!」
ハウ「早く〜!」
ヨウ「うん!」
僕は、駆け足でハウオリシティに向かった。
皆に、ツツケラを見せたら、おめでとう、と言っていた。
ククイ「そうだ。あの人が、キャプテンのイリマ君だ。」
ヨウ「あの人が……。」
〜続く〜
- Re: [ポケモン]新たな世界へ[サンムーン] ( No.5 )
- 日時: 2016/12/08 22:32
- 名前: YURI (ID: k6jJPJUp)
〜第四話〜
〜キャプテン、イリマの試練〜
……………………
意外にも、彼は僕と同い年に見えた。
ヨウ「君がキャプテンの…」
イリマ「そう、僕がメレメレ島のキャプテン、イリマです!」
ククイ「イリマ君、言った様に頼むぜ!」
あれ?知り合いですか?あれれ?
混乱する僕の方を、イリマ君が向いた。
イリマ「博士からきいてるよ!君、島巡りをしているんだってね。」
ヨウ「は、はぁ…。」
イリマ「これから、僕の試練を開始するよ!」
ヨウ「はぁ…。………って」
ヨウ「えぇぇぇぇぇ!?」
ちょっといきなり過ぎない!?
そんな僕にお構い無しに、イリマ君が説明を続ける。
イリマ「ここ、ハウオリシティからちょっと行くと、茂みの洞窟があるから、そこで詳しく説明するよ!」
そう言うと、イリマ君は足早に去っていった。
ヨウ「博士!!聞いてないですよ!!」
ククイ「今言ったからな。」
ヨウ「違いますってば!」
博士と僕が言い合っていたその時。
ふと僕らを見つめる視線を感じた。
ククイ「おー!リーリエ!!」
リーリエと呼ばれた子は、僕達の方へ駆け寄った。
リーリエ「博士、こちらの方は?」
ククイ「あー、リーリエには言ってなかったね。彼はヨウ!島巡りをする少年だぜ!」
ヨウ「はじめまして!」
リーリエ「あっ…。はじめまして…。」
ククイ「彼女は三ヶ月前、僕の助手になったんだ!」
ヨウ「へー。そうなんだね。」
リーリエ「はい…。」
ククイ「そうだ!彼はこれから試練に挑むんだけど、一緒に行くかい?」
リーリエ「いえ、私は、ポケモンさんが傷つくのは少しアレなので…。」
ククイ「そっか。ちょっぴり残念だぜ。」
ヨウ「でも、人それぞれですからね。」
ククイ「それもそうだな!さ、行こうぜ!」
ヨウ「またね、リーリエちゃん!」
リーリエ「はい。またどこかで…。」
…………………
イリマ「おっ!来たね!」
薄暗く、光があまり入らない場所に来た。
イリマ「ここが茂みの洞窟。試練の場所さ!」
イリマ「試練は、この先にあるZクリスタルを取ってくること!」
ククイ「ヨウ、頑張れよ!」
ヨウ「うん!」
イリマ「それじゃあ!試練開始!!」
ヨウ「よーし!行くぞ!」
……………………
ヨウ「モクロー!葉っぱカッター!!」
モクロー「もふもふぅ!!」
コラッタ「きゅぁぁあ!!」
僕はモクローと共に、洞窟の奥深くへと進んで行った。
ヨウ「あった!あれが台座だな!」
僕は、台座まで駆け足で急いだ。
すると…。
ぎゅうらぁぁぁぁ!!
ヨウ「!?」
突然、上から黒く大きい影が降ってきた。
主ポケモンだ。
ククイ博士から貰った図鑑には、ロトムが入っている。
ロトム図鑑「あれは、ラッタロト!かなり大きいサイズロト!」
ヨウ「よし!行くぞ、モクロー!」
モクロー「もふぅ!!」
…………………
ヨウ「モクロー、体当たり!」
モクロー「もふふぅ!」
きゅららぁぁ!
モクローは、簡単に弾き飛ばされてしまう。
さすが主ポケモン。一筋縄では行かない。
ヨウ「モクロー、ツツケラに代われ!」
ツツケラ「ツツゥゥ!!」
ヨウ「ツツケラ、つつく!!」
ツツケラ「ツゥゥ!!」
ぬきゃぁぁ!!
突然の不意討ちに、流石の主ポケモンも対処出来なかった様だ。
ヨウ「いまだ!ツツケラ、つつく、モクロー、葉っぱカッターだ!」
ツツケラ「ツツゥ!」
モクロー「もふもふもふぅ!!」
ぬっきゃぁぁぁぁ…。
ヨウ「…やった」
ヨウ「やったぞぉぉぉぉ!!」
いつの間にか、イリマ君と博士が、ソコに立っていた。
イリマ「おめでとう!試練達成だ!」
イリマ「そこの台座にある、ノーマルZを取ってみて。」
ヨウ「うん…。」
Zクリスタルを取った瞬間、力が沸き出る様な気がした。
ククイ「よし、まずは試練突破だね!」
ヨウ「やったぁ!!」
モクロー「!」
ヨウ「モクロー?」
イリマ「おぉ?」
ククイ「進化するか?」
モクロー「もふぅぅぅぅぅ!!!」
モクローは、目映い光に包まれ、姿が変わった。
イリマ「フクスローに進化した!」
ヨウ「フクスロー…。モクロー、スゴいな!!」
ククイ「折角だし、ニックネームでもつけてあげたらどうだ?」
ヨウ「ニックネームかぁ………。」
ヨウ「決めた!」
ヨウ「今日からお前はスローだ!」
スロー「ふぅぅ!」
〜続く〜
- Re: [ポケモン]新たな世界へ[サンムーン] ( No.6 )
- 日時: 2017/05/23 16:55
- 名前: ういろう (ID: JzVAb9Bh)
グ、グズマが普通にかっこいいだと・・・!?
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