二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 【クトゥルフTRPG】大正の灰吹雪
- 日時: 2017/02/24 23:27
- 名前: はみう (ID: 6nOD4vjp)
- 参照: http://com.nicovideo.jp/community/co1433668?com_header=1
こんにちは。はみうです!
ここは、主にクトゥルフTRPG『大正くとぅるふないつ 純情かれいどすこぉぷ』『灰の降る街』『花吹雪の夢』の二次創作スレとなります。
気が乗ると別の作品の二次創作も作ります。
あくまでキャラクターを動かすので、いわゆる中の人は多分出てきません。
作者はクトゥルフ等の知識があまりありませんので、クトゥルフ神話のお話は出てきません。
結末のネタバレがあります。最後まで見ていない方はお気を付けください。
動画はニコニココミュニティ『あべべんの荒ぶるTRPG放送局!』(URLから飛べます)
にコミュニティ限定で生放送アーカイブが載っていますので、よければご視聴ください。
以下の項目に当てはまる方は、ブラウザバックをお願いします
・荒らし行為目的の方
・ゲーム実況者の二次創作が見たい方
・クトゥルフ神話が見たい方
・完結作品・長編作品が見たい方
・大正くとぅるふないつ第二夜以降のキャラクターも見たい方
・更新頻度の早さを求める方
・文章力を求める方
上記の項目に当てはまらない方は、どうぞよろしくお願いいたします。
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- Re: 【クトゥルフTRPG】大正の灰吹雪 ( No.2 )
- 日時: 2017/02/24 23:13
- 名前: 竜 ◆CmqzxPj4w6 (ID: Rebn9tUA)
おっとここにもクトゥルフ同士が。
どうも、最近までクトゥルフ神話TRPGの小説を書いていた大学生ゴリラの竜でございます。
クトゥルフというタイトルを見てすっ飛んできました。
と思ったらまさかの奇卓部所属の方でしたか・・・自分は今でもそのコミュニティの動画は見ていますし、参考にしています。
クトゥルフ神話って面白いですよね・・・自分も調子に乗って作って書いてみたんですが・・まぁ長い長い。でも、やってるうちに楽しくなってカオスに目覚めて、PLをどうやってロストさせようかという鬼畜なことを考えてみたりと・・。
書いてて飽きなくなります。
現在は他の企画をやっていますが終わり次第、第2章を書く予定でございます。
僕もここで書いていますのでコメントやアドバイスなど、どうぞよろしくお願いいたします。
(竜という名前でポケ×イナ カオスな非日常という題名で書いています)
それでは更新頑張ってください!!
- Re: 【クトゥルフTRPG】大正の灰吹雪 ( No.3 )
- 日時: 2017/02/24 23:18
- 名前: はみう (ID: 6nOD4vjp)
- 参照: http://com.nicovideo.jp/community/co1433668?com_header
【お雑談】
こんな感じで、短編、中編、もしかしたら長編、色々書いていきたいと思います。
天満橋さんと御使さんコンビ良いですよね。
また見れたらいいなぁとも思いますが、別の人でも面白そうだなぁとも思います。
カーティスさんも面白いんですけど、中々動かすのが難しそうです。
何か思い浮かんだら書きますね。
ヨシノブとの日本体験とか。
後は、ワイズマンとか、朱鷺乃さん、真山さん、ミカちゃん、美鶴さん、小佐内くん、いっぱい書きたいものはあるので、気が向いたら書いていきますね。
あ、あと、なんとなく考えていたのが、真山さんの退院日に病院に向かおうとしていた天満橋さんが案の定迷って望月山に行ってそのまま眠ってしまうというお話なんですけど、文にするまでもないなぁと思ったので、ここで成仏ということで。
大正は、長編の中で短編を何個も作って繋がりを持たせる…みたいに考えています。現在も絡めて。
のんびりゆっくり更新していきたいと思います。
それでは、また。
- Re: 【クトゥルフTRPG】大正の灰吹雪 ( No.4 )
- 日時: 2017/02/24 23:25
- 名前: はみう (ID: 6nOD4vjp)
- 参照: http://com.nicovideo.jp/community/co1433668?com_header
竜さん>>
コメントありがとうございます!
タイトル詐欺で申し訳ございません…
クトゥルフは本当に最近少しずつ読み初めまして、まだまだ初心者です。
これから勉強して、そのうちこの場所にも本当のクトゥルフのお話が書けたらいいなぁと思っております。
シナリオも書かれているのですね!
私もお話は結構書くほうなのですが、とても難しいジャンルだなぁと思います。尊敬します。
是非拝見させていただきますね。
こんなにすぐに奇卓部を知っている方にコメントを頂けると思っていなかったので、本当に嬉しいです。
これからもできる限り頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
- Re: 【クトゥルフTRPG】大正の灰吹雪 ( No.5 )
- 日時: 2017/02/25 09:44
- 名前: はみう (ID: 6nOD4vjp)
- 参照: http://com.nicovideo.jp/community/co1433668?com_header
『純情かれいどすこぉぷ 或る俳人の自伝』
平成29年2月。
燕青大学。
この大学には、国内最大規模の図書資料館がある。
大学生でもない私がこのような場所に来たのは、この図書資料館があるからである。
膨大な量の資料や書籍は、自分の知りたいことを知るのにはうってつけの材料だ。
大きな自動ドアを抜けると、木と本のインクの匂いが鼻腔を貫く。
何度見ても天井は高い。そして広い。
それなりに背の高い私でも台に乗らないと届かない位の高さの本棚が、入り口からは見えないほどの量並んでいる。
普通の図書館では、分類別に並んでいるが、この場所では、出版の時代順にまず分かれ、それから分類別になっている。
私は、近代日本の研究をしている。
今日は、とある本を目当てにやってきた。
大正から昭和にかけて活躍した俳人、柳原 輪太郎。
その一生は長く、私が生まれた直後に亡くなったというニュースが流れたという。
教科書にこそ載らないが、人を励ます句は今でも人気を博しており、最近の指南書にも使用されている。
彼は晩年、自身の人生を文にしたため、本として出版した。
内容としては、読んだ友人の母親曰く、本当に自伝なのか。という物らしい。
確かに私も詳しくは知れていないのだが、実体験を元にしたという彼の一部の句はまさに奇天烈なものであったという。
その本は出版時期も本人の訃報と重なり、何度かの重版をした。
その本には、大正期に活躍したたくさんの著名人が登場している、らしい。
そのお陰で彼のファンやミーハーに限らず、歴史研究者にも愛されている。
出版時期は、彼の晩年、つまり1987年。昭和末期。
南側の壁から四番目。『昭和末期 物語』
一つの棚でもたくさんの量の本がある。作者名からどうにか探し出そうとするも、数十分かかってしまった。何とか見つけ、手に取る・
辞書並みの厚さの一冊の本。
柳原輪太郎の筆はとても早かったという。今から私が自分の人生についてこの量を書こうとすれば、確実に二年はかかるだろうという量。
題名は『幾重』。
この本を手に取った瞬間、私の知的好奇心はエンジンがかかったように刺激された。
「先生」から聞いた話によると、この本には、この本の著者、大正期の俳人「柳原 輪太郎」、『理想の女性像』として名高い「柳原 紗枝」、ドラマ化もされた小説の主人公のモデルである探偵「由水 千代彦」、日本最古のバスガールで、人気を博した「由水 華江」、特高一の変人、そしてとある異名で有名な「吉野 真」、彼の有名な稲垣財閥初代会長「稲垣 忠治」、そして有名なアナーキスト「大杉 栄」、あの甘粕事件を起こした「甘粕 正彦」、その他にも後世に名を残すたくさんの著名人が出ているとかなんとか。
私は心浮き立ちスキップでもしようかという歩き方で大きな長机に近付き、椅子に座り、そして大きな本を開いた。
鼻の穴がぶわぁ、と広がるのを感じる。今に最初の文を読もうとしたとき、
「おーい、遠藤くーん」
(…先生…!?)
急に頭に声が響く。呑気な男性の声。「先生」である。
(どうしたんですか?)
「自伝という物はどうしても一つの視点でしか理解することができない」
先生は私だけに聞こえる講義を始めた。先生の声は男性で、低い声。年齢的には若く思える。それは口調のせいであるかもしれない。
「だから、僕は君にもう一つの視点を増やしてあげよう」
(視点を…?)
姿こそ見えないが、小さい頃から急に現れて私にたくさんの知識を与えてくれた。今も、私は先生のおかげで研究者として何とか食い繋いでいけている。
「そう、この本だけでは知ることのできない情報を、僕が見せてあげる」
(そんなことが出来るんですか!?)
そんな不思議能力を使うことが出来るのか。先生の力は計り知れない。
「出来る出来る。今回は特別にね」
そういえばこの本のことを教えてくれたのも先生だった。なにか、先生に関係があるのだろうか。
「何か気になるところがあったら教えてね」
(はい…! 有難うございます!)
さらに気分は上がり、今までにない高揚感の中で、私はもう一度最初の文を読み始めた。
- Re: 【クトゥルフTRPG】大正の灰吹雪 ( No.6 )
- 日時: 2017/02/25 18:46
- 名前: はみう (ID: 6nOD4vjp)
- 参照: http://com.nicovideo.jp/community/co1433668?com_header
『幾重』
親愛なる稲垣さん、友人達、そして紗枝へ
序文
こんにちは。柳原輪太郎と申します。
私は人生という中で大半の人は経験しないであろうことを何度か経験してきました。
急に何を思ったか急に筆ではなく、ペンをとることとなりました。
今までの人生で書いた俳句を纏めるということも考えたのですが、俳句という限られた文字数のには縛られず、皆様に自分の思いのたけを長い文章で知らせようと、人生の中で初となる物語を書かせていただきます。
まさか、自分でもここまで長い人生となるとは知りませんでした。
最近では動くことが難しくなってしまったのですが、毎日楽しく過ごしています。
残念ながら、自分の子供を作ることはできなかったので、直接血の繋がっている家族はほとんどいなくなりました。
若い頃の友人も、今ではいません。
少し寂しくもなります。
死ぬ者も辛いですが、残る者も辛いのです。
しかし私はその代わりに日本の変遷を自分で体験することが出来ました。
昔は思いもつかなかったものが今ではありふれています。
私はそれに、日々驚いています。
しかし、それと同時に昔を懐かしむ日も多くなってきました。
もうそろそろ私はこの世界にいられなくなるのかもしれません。
でも、この我儘だけは聞いていただきたいと思います。
私が今でも愛している、紗枝に。
この本を書き終えるまでは、招待状は送らないでほしいと。
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