二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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星の光のもとで
日時: 2017/03/05 19:31
名前: 紅月沙樹 (ID: x9WEDbHK)

こんにちわ。
色々と落ち着いたので、また書き始めようと思います。
昔書いていた時の名前は忘れました。すみません。
文章を書くこと自体もとても久々なので文章がおかしかったりします。
さらに、ノープランで、なんとなく書きたくて書き始めたものなので内容もグダグダだと思います。
ご了承ください。
えーと、こちらは、星のカービィの小説になります。
私の勉強不足もあり、設定や口調がかなり間違ってる場合がありますが大目に見てください…
予定としては、ドロッチェ団と、マルクの話を書きたいと思っています
。あたたかく見守ってくださると嬉しいです。よろしくお願いします。

感想等お待ちしています。
泣いて喜びます。

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Re: 星の光のもとで ( No.6 )
日時: 2017/03/05 18:04
名前: 紅月沙樹 (ID: x9WEDbHK)

フームは、怒っていた。
何よ、少しくらい教えてくれたっていいじゃない。
こうなったら、自分で調べてやるわ。
やはり、まずは聞き込みだろうか。
少し考えたが、他に出来ることもなさそうだった。
「よーし!」
そうと決まれば早速準備である。
足早に、自分の部屋へと向かった。

Re: 星の光のもとで ( No.7 )
日時: 2017/03/05 21:19
名前: 紅月沙樹 (ID: x9WEDbHK)

まあ、悩んでいたって仕方がない。
少し気になるけど、何か大きな事件が起きてるわけじゃないし…
それに何かあればきっと言ってくれるはず!うん!
「さーてと、帰ろっかな」
気がつけばもう夕方だった。
遠くで夕陽が沈むのが見える。
「ワープスター!」
カービィが空に叫ぶと、キラキラと鈴のような音が近づいてくる。
彼がジャンプすると、そこに光が飛んでくる。
光の上に飛び乗ったカービィはそのまま夕陽の方へ向かった。
やがて海につき、しばらく遊ぶように飛び回り、家のある方に方向を変え、スピードをあげた。

Re: 星の光のもとで ( No.8 )
日時: 2017/03/05 21:49
名前: 紅月沙樹 (ID: x9WEDbHK)

それから暫くは、本当に何もなく静かに時間は流れていた。
だが、二週間たった当たりのことだった。
「ななな、ななななな…」
「へ、陛下…」
「…やられたか」
デデデ、エスカルゴン、フームにメタナイトは、今、城の食料庫の前に立ち尽くしていた。
呆然と、空になった食料庫を見つめていた。
「申し訳ございません…見張りは常に立てているのですが…」
ワドルドゥが悔しそうにそう呟いた。
「何でなんにもないんだ?なんで空っぽなんだよ…?俺の夕飯は…?明日の朝ごはんは…?」
「あんたのだけじゃないでゲスよ!」
「ありえないわ…あの量を、見張りに見つからずに運び出すなんて…」
デデデ城には常に大量の食料がストックされていた。
城に住む全員の2ヶ月分程の量はあったのだが、ワドルディ達が夕飯を作るため食料庫を開けると、何もなくなっていた。
「空っぽだぞ空っぽ…エンプティー、俺様の腹もエンプティー、アイムハングリーぞい…」
「おいこら口調安定させろ」
「エスカルゴン、今はそんなのどうでもいいわ、何が起きたか調べなきゃ」
「…これは、急いだ方がいいかもしれないな。」

Re: 星の光のもとで ( No.9 )
日時: 2017/03/06 14:04
名前: 紅月沙樹 (ID: x9WEDbHK)

「フーム、ちょっと来てくれないか」
「えっ、」
「例の事で話がある。」
「でもまだだって…」
「事情が変わった。早く来い。」
そう言うとメタナイトは走り出してしまった。
「あっ、待ってよメタナイト卿ーっ!!」
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
おーい、と、トッコリは恐る恐る、カービィに声をかけた。
「こんなことをするのは…あいつしかいない…」
カービィは、鍵の壊された宝箱を見つめながら、静かな声でそう呟くと、玄関に向かった。
その目には、怒りのこもった光がともっている。
「お、おい待てって、どこ行く気だ?」
トッコリの問いかけも聞かずに、カービィは腹の中に入れておいたコピーの素を発動させた。
「コピー能力、ハンマー。」
大きなハンマーを手に、カービィは家を飛び出してしまった。

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆

「落ち着いてよデデデー!」
「そうだよ、まだあいつがやったって決まったわけじゃ…」
「うるせぇえっ!こんなことするのはあいつくらいしかいねぇだろ!!!」
ハンマーを手に真っ赤な顔で、ドスドスと歩くデデデを、フームとブンは必死に止めようとする。
だが彼は聞く耳を持たず、どんどん城の外へと出ていってしまう。
「陛下、おやめください。」
メタナイトも声をかけたが、聞こえていないのか、無視されてしまっていた。
「止まれ!デデデ!」
「少しは落ち着きなさいよ!」
続いて、ロロロとラララが道を遮る。
「お前ら!俺様の道を塞ぐんじゃねぇよ!ぶっ叩くぞ?!」
「陛下!」
ハンマーを構えるデデデに、メタナイトが叫んだ。
「うがあああ!!」
もうやってられっか!と、デデデも大声をあげ、ロロロとラララを押し退け、走り出した。
「デデデ!!待ちなさい!!」
フームがもう一度声を張り上げたが、やはり、届かなかった。
「どうしよう、メタナイト卿…」
ブンが不安げに問いかける。
「…、追いかけよう。止めなければ。」
「ええ、無駄な争いをしている暇なんて無いわ。」
(メタナイト卿が言ってたことが本当なら)
デデデの行ってしまった方向を見つめながら、さっき聞かされた話の内容を考えていた。
(早く手を打たなきゃ!)

Re: 星の光のもとで ( No.10 )
日時: 2017/03/06 14:33
名前: 紅月沙樹 (ID: x9WEDbHK)

空には少し欠けた月が輝いていた。
星空は静かに、地上を見守っていた。
冷たい風が吹いている。
「デーデデエエエエエエエエエ!!!!!!」
「カービィイイイイイ!!!!」
その中を、ハンマーを持った二人が大声をあげながら走っている。
両者の距離は徐々に近づき、やがて大きくハンマーを振り上げる。
「「うりゃあああああああ!!!!」」
ピッタリとタイミングが合っていて、互いのハンマーをモロに食らうとどちらも吹っ飛ばされてしまう。
だがまた立ち上がり、ハンマーを持つ手にさらに力が入った。
「お前だろおおおデデデェェェ!!僕のケーキを返せええええ!!!」
「あぁん?知るかそんなもん!!お前こそ俺の食料庫空にしやがって何のつもりだあああ!!!」
腹の底からそう叫ぶ彼らは既に理性など失っていた。
怒りに我を忘れている。
「二人ともやめて!!」
そこに駆けつけたフームが止めに入ろうとする、が、メタナイトがその前に立つ。
行くな、今行くと怪我をするぞ。 でも止めないと! わかっている。私が行く。
「じゃあ誰が僕のケーキ盗ったんだよ!」
「知らんわ!こっちのセリフだわ!お前以外に誰にできるってんだよ?!」
「カービィ、陛下、落ち着いてくださ」
「「落ち着けるかあああ!!」」
メタナイトに怒鳴ると、二人の口喧嘩はさらにヒートアップしていく。
大体お前はすぐ俺様のせいにして! そりゃそうだよ日頃の行いだよ! あぁん?何おぅ?!
「どうするのよ、これ…」
疲れきった顔のフームは、その場に座り込んでしまう。
「落ち着くまでほっとくしかないんじゃね?」
と、ブン。
「待ってたら終わらないわよ」
と、ラララ。
メタナイトは、フームとともに黙って様子を伺っている。
カービィ達は、もう武器を捨て、素手でお互いの顔を引っ張ったり叩いたりしていた。


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