二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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【とび森】闇の村プロジェクト
日時: 2017/06/03 16:03
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

☆前書き的なもの☆
こんにちは、楓松です。最近とび森の小説かいてなかったので、久しぶりにかきます。話ができるスピードがあまりにも遅いかもしれません。よろしくお願いします☆

☆プロローグ的なもの☆
 あるところに、3つの村があった。
村長たちが親友どうしで、海をはさんでとなりあった3つの村は、海も山も川も、便利な設備までも充実している、すばらしく綺麗な村だった。
1つの村は颯井さつい村。東にある。
2つ目の村は音倉ねくら村。北にある。
3つ目の村は八美やみ村。これは南だ。
この3つの村は、昔むかし、だらけ村長のせいで、国造りの神コタンコロカムイの怒りにより荒れた村になってしまった。3人のだらけ村長にだまされ、今にも滅びそうな村を引き継がされた3人の村長。ばくだいな金と体力、時間をうばわれ、復讐を決意したのだ。
かつて我が村にいた村民が、滅びそうなふるさともわすれ、ゆかいに暮らす
豊かな村を、全て闇に包み込む、
『闇の村プロジェクト』だ…

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Re: 【とび森】闇の村プロジェクト ( No.3 )
日時: 2017/06/03 17:31
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

☆2.黒魔術の本☆
 ユキナ「こんなのあてになるの?」
放課後、学校の図書館で3人は集まった。ルカが、棚から黒魔術の本を持ってきた。青紫色の分厚い本だ。
ルカ「イケるって!アイヌが信じられるなら、黒魔術だって信じてよ!」
セイラ「まぁ、私はアイヌも黒魔術も信じるけどな。そうゆうの好きだし」
ユキナ「イカれてるんでしょ?」
仕方なくリュックをおろし、イスにすわる。ルカが目次をひらく。
ルカ「変身魔法みたいなもんかな?」
セイラ「か、軽いね、ずいぶんと」
セイラが、ささっと本に目をとおす。
セイラ「あ、多分、これ」
指の先には、地図があった。
セイラ「かなりうさんくさいな」

Re: 【とび森】闇の村プロジェクト ( No.4 )
日時: 2017/06/04 12:57
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

【黒魔術の本を見つけたはいいけど、
活用する場面がないですねw】

 セイラは地図をひらいた。それは、颯井村の地図だった。
セイラ「ルカ、ここはパス」
ルカ「はいよー」
地図には、赤いばつ印がついていた。
ルカ「ここは…おれの家やんけ!」
「「・・・・」」
3人は図書室を出た。走って駅まで行った。たぬきハウジング(ニュータウンの方の本店)を通り抜け、住宅街を通り、駅に着く。
ユキナ「あーもお、早く自分の村に学校つくりたぁい」
ユキナがうめくと、うしろから誰かの声が聞こえた。
???「え?ユキナ、この辺に住んでるんじゃないの?」
ルカ「あっ、ガリガリ!」
ガリガリは、クラスメートの女子だ。
リスのアタイ系ギャルで、ルカと仲がいい。
ユキナ「うん、電車乗らないと帰れないのよ、村だから。」
ガリガリ「ふうん、その村に学校はないの?」
ユキナ「・・・」
ユキナはだまりこんだ。自分の村に学校がない事を改めて他人に言われると、心の傷がずきっと痛む。
ガリガリ「ねぇ、どうなの?なんで
わざわざニュータウンまで通っているの?」
ユキナ「うるさいわねぇ!だまりなさいよ!私の村の事なんて幸せ者のあなたには関係無いじゃない?!」
ガリガリ「うっ、ごめん…」
その時丁度、電車がきた。強い風と共にアナウンスが聞こえた。
駅員「ニュータウンですウッキー!」
3人は電車に乗り、席に座った。

 駅員「颯井村〜颯井村〜ウッキー」
駅を出ると、うっすらと悲しい村メロが聞こえた。6時のメロディーだ。
3人は走ってルカの家にむかった。
ルカ「ただいま!」
リュックをなげ、地下へおりる。
セイラ「なんで地下なの?」
ルカ「なんとなく!」
 ルカが本をひらく。地図のページを見る。
ルカ「なりたいものの姿を思い浮かべ、とりあえず呪文をとなえる。あー、魚の前で…あはは〜どうせデマ」
半信半疑でルカのかうマンボウの前に立つ。
ルカ「(なんでもいーや、魔女!)」
ユキナ「(血とか吸ってみたい!吸血鬼!)」
セイラ「(ゴスロリ着たいから、フランス人形で。)」
次は、とりあえず呪文だ。
ルカ「オサカナオサカナピーチピチ」
セイラ「え、そんなんでいいの…?!」
ユキナ「じゃーぁ、死ね死ね死ね」
セイラ「死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「「「死ね死ね死ね死ね死ね」」」

Re: 【とび森】闇の村プロジェクト ( No.5 )
日時: 2017/06/04 13:22
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

☆3.初めの一歩☆
 まばゆい光の中に、マンボウの残像が見える。頭が真っ白になっていく。
波の音、話し声…なにもかも遠くなっていく。
 セイラ「ふわぁ…ん、なんか目が変…」
ルカ「セイラー?なんか魔法つかえたー♪あんな呪文でよかったんだねー」
外はもう朝だ。
セイラ「それにしても、目が変なの」
ルカ「うん、だってセイラ、目が片方無いよ」
セイラ「…は?あそーか、本当だったんだね、呪いの人形になったんだね」
ユキナ「おはよー、さっきからいくら食っても食った気がしないのよー」
セイラ「たぶん、吸血鬼になったからだよ」
ルカ「・・・忌み名って?」
セイラ「人に名乗る他の、本当の名。」
ルカ「ふうん、それ、つけるらしい」
ユキナ「…へ?説明が単純すぎてよくわかんないな」
つまり、変身魔法をつかったら、その
変身後の名前、つまり忌み名をつけるのだ。
ルカ「じゃ、おれマユマ!」
セイラ「なんで?」
ルカ「なんとなく!」
セイラ「じゃ、マラカ!」
ユキナ「なにそれ、じゃ、マリサ!」
そして、なんとなくで決まった忌み名が、マユマ、マラカ、マリサだ。
これが、魔物になることで、復讐への
初めの一歩だ。
しかし、3人は気づいていなかった。
一歩を踏み出せば、もう後戻りできない事に。

Re: 【とび森】闇の村プロジェクト ( No.6 )
日時: 2017/06/04 17:24
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

【コメントおまちしています!】

☆4.しずえ☆
 しずえ「ルカ村長!お誕生日おめでとうございます!」
パーン、とクラッカーがなる。ルカがろうそくをため息で消す。消えたろうそくの火のぶん、幸せ者も消えれば良いのに、と思いながら、11才の誕生日をむかえるルカ。まぁ、その幸せ者を消すために、魔女になれるようになったのだが。
ユキナ「おめでとう、ルカ」
セイラ「おめでとう、なにがおめでたいのか知らないけど」
颯井村の住民たちは、それぞれプレゼントを持ってきていた。
モンこ「おめでとう、ルカちゃん!」
セイラ「ケッ、おめでとう言うならお前も働けっつーの、このニートが!」
ユキナ「たしかに、言われてみれば、
働ける体と心のクセになんで働かないのよ」
誕生日パーティーでまで毒を吐く村長たちは、ケーキを切り分けた。
ルカ「ふん、パーリーピーポーは別の村に行けっつーの」
りんごケーキをほおばりながら、毒を吐く。しずえの手作りだ。
しずえ「どうですか?私の実家の特産、りんごをつかってみたんです!」
ルカ「うん、とってもうま…んふっ!」
ルカが急にむせた。目を大きく見開き、苦しそうにもがく。
トムソン「だ、大丈夫か?!」
いつもはキザ系のトムソンも、あわててすっこける。
しずえ「ふふっ、ざまぁみろ、お察しのとおり、毒入りりんごケーキ!
さぁ、これでルカは死ぬ。そうすれば村長の座は、私しずえのものよ!」
しずえは可愛い声で高わらいした。
ルカ「んふっ、んっふ…」
一瞬、沈黙がながれた。すると・・・
ルカ「ぼえぇぇぇぇ!げろげろぼえぇぇ!」
ルカが、勢いよくはきだした。
その場にいた全員が目を点にして固まった。
ルカ「……ん?あ、しずえ、テメェ、ぶっ殺すからな!絶対殺すからな!」
しずえ「そんな…むせて即死のはずなのに!嘘なのか?!コトブキ!」
しずえは、自分の頭の鈴を手に叫んだ。
セイラ「は?コトブキはもう死んだ」
全員がうなずいた。そして、しずえの鈴をながめた。
しずえ「えぇ、私が殺したんですもの」

Re: 【とび森】闇の村プロジェクト ( No.7 )
日時: 2017/06/04 21:17
名前: 楓松 (ID: 7zw0g7CO)

【続き学校で友達と考えようかなw】
☆5.鈴の中 1☆
 黄色から白へ、やわらかくグラデーションしていく髪…いや耳か?まぁどちらでもいいですな。が、春の風になびく。いつもは、腹黒い犬にしかみえないのに、今日は鬼のように美しい少女にみえる。彼女が動くたびに、鈴がチリン、となる。ただ、彼女がカメ殺しをした、という事実を思い出すと、彼女の瞳のおく深くにもぐって、彼女に何があったのか、突き止めたくなる。彼女が真っ赤な血を、ぐったりと倒れた死体をながめ笑う姿をみると、いろんな感情がわきあがる。
しかし、デスクの上の公共事業リストを見れば、現実に引き戻されてしまう。そんな日々がどれくらい続いただろう?そんな事を考えながら、ひまわりとしずえの耳がゆれるのを見つめる。
セイラ「金が無い、金が無い、金が無い…全部金が無い!」
セイラがさけぶ。同時にあくびをし、ため息もはく。ししょーからもらったネタは、もはや日常のしぐさである。
セイラ「なんかさ、住民が少ない分、住民のために使う金が少ないじゃん?でも、収入も少ないじゃん?結局、損もしないし、得もしないよね」
しずえ「それに、公共事業も作った意味が無くなってきますよね、生きる意味と一緒に」
しずえはにやりと笑って書類を運ぶ。
まったくお前は、可愛い顔してなんて残酷な事を言うんだと、セイラは苦笑いする。それに、公共事業を作るための金は全て村長の負担ではないか。
セイラ「ねぇ、しずえ」
しずえ「はい?」
セイラは、もう一度考えた。思いつきで行動するのは危ない。長女、長男の習性だろう。セイラには妹がいた。
これまたセイラが失ったもののひとつだが。それを考えると、やっぱり、と決意する。
セイラ「ねぇしずえ、私たちと一緒に闇の村プロジェクト、参加しない?」
しずえ「・・・え?」
しずえは、一瞬 目が点になった。
しずえ「なんですか、それ」
セイラ「私たちが、コトブキのせいで失った幸せさ、復讐したいでしょ」
セイラはにやっと笑う。
セイラ「だからさ、私らの苦しみを知らないまわりの幸せ者たちを、ぜーんぶ闇につつんじゃおうってやつ」
しずえ「え、えぇ!あの時の失敗、はらしましょう!」
その時、チリン、と音がなった。
風のせいだろうか?そうには、聞こえなかった。まるで、鈴の中で何かがうごめいているようにきこえた。
しずえは、ふ、とわらって役場から出ていった。
 


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