二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 逃走中〜海賊団の現代記〜 完結
- 日時: 2018/03/17 23:00
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: ZgzIiRON)
Sビート版逃走中第14弾!
今回の舞台は「とある水族館」。
かつて 海の上に浮かぶ港町があった。
その港町では海賊による被害が相次いで起こっており 人々は苦しめられていた。
そこで、海賊達から奪われた金品を取り返すべく 「正義の海賊団」を結成。
町の青年・出流(いずる)を船長にして 彼らは海に出た。
ところが その途中で巨大な竜巻に海賊団を乗せた船が巻き込まれてしまう。
彼らが目を覚ますと そこは港町の現代の姿である水族館だった・・・!
タイムスリップした海賊団と水族館に起こる出来事が ゲームの行方を大きく左右していく!
今回ゲームに挑むのは様々な作品から集められた30名の逃走者。
ドラマとゲームがリンクして繰り広げられる逃走劇。
130分間逃げ切り賞金156万円を獲得するものは現れるのか!?
〜逃走者〜
葵川健太(募集参加)
蒼乃美希(フレッシュプリキュア!)
天野景太(妖怪ウォッチ)
絢瀬絵里(ラブライブ!)
ありす(募集参加)
イカ娘(侵略!イカ娘)
十六夜リコ(魔法つかいプリキュア!)
ウェンディ・マーベル(FAIRY TAIL)
沖田総悟(銀魂)
海藤みなみ(Go!プリンセスプリキュア)
上条当麻(とある魔術の禁書目録)
工藤愛子(バカとテストと召喚獣)
久保利光(バカとテストと召喚獣)
黒神めだか(めだかボックス)
近藤勲(銀魂)
坂田銀時(銀魂)
立神あおい(キラキラ☆プリキュアアラモード)
東條希(ラブライブ!)
苗木誠(ダンガンロンパ)
ナツ・ドラグニル(FAIRY TAIL)
根本恭二(バカとテストと召喚獣)
土方十四郎(銀魂)
翡翠煉(募集参加)
人吉善吉(めだかボックス)
広尾(募集参加)
未空イナホ(妖怪ウォッチ)
水無月かれん(Yes!プリキュア5GoGo!)
矢澤にこ(ラブライブ!)
ゆうろ(募集参加)
吉井明久(バカとテストと召喚獣)
(50音順・敬称略)
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- Re: 逃走中〜海賊団の現代記〜 ( No.334 )
- 日時: 2018/02/28 13:18
- 名前: ヒロ (ID: rBo/LDwv)
こんにちは!
最後のミッションが終わった後に、イカ娘が確保されてしまい、準レギュラーはもう全滅ですね・・・。
さて!残る逃走者は4人ですね!
ドラマも気になるところですし、一足先に失礼します!
では!
- Re: 逃走中〜海賊団の現代記〜 ( No.335 )
- 日時: 2018/02/28 23:00
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: 7POxSCHv)
本日中にドラマの完結編を全て投稿する予定だったのですが
予定外の出来事により 本日は3つに分かれている内の1つしか投稿できなくなりました。
その分 明日は定休日を返上して 残り2つを書き上げ投稿しますので
3つ全てが投稿されるまで コメントは控えるようお願いします。
To.ゆうきさん
逃走者達が懸命に走り回り なんとかゲートを閉じることに成功しましたが
それまでに2体のハンターが放出され 合計7体に。
終盤戦にして 難易度が上がってきてしまいました。
更にその内の1体の急襲により イカ娘が無念の確保。
ミッションの最後を飾ろうとしたら そこがピークでした・・・
最終決戦に駒を進めたのは あおちゃん、にこにー、めだか、翡翠煉さんの4人。
超人的スペックを惜しげもなく発揮しているめだかをはじめ
全員が逃走成功を狙えるだけのポテンシャルを持っています。
ラスト9分の激闘を制し 最後に笑うのは!?
To.ヒロさん
前回に続き準レギュラーの活躍が目立つも 今回も準レギュラーからの逃走成功者は現れませんでした。
ゲームとドラマ いよいよそれぞれのクライマックスを迎えます。
- Re: 逃走中〜海賊団の現代記〜 その93 ( No.336 )
- 日時: 2018/02/28 23:30
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: 7POxSCHv)
===========
海賊
「船長 大変です! 見張っていた奴らが全滅してしまいました!」
ワーリッド
「あぁ!? なんだとぉ!?」
統介
「見つけたぞ ワーリッド!」
ワーリッド
「なっ・・・てめぇら 閉じ込められていたはずじゃ・・・」
亜希
「ここの人達に出してもらえたんだ」
ワーリッド
「ぐっ・・・だが 忘れんなよ・・・俺らには人質がいるんだ!
もし俺に手を出したら あいつらの命はどうなるか・・・」
由香
「人質って この人たちのことかしら?」
人質にされていた客達
「「「・・・・・・」」」
ワーリッド
「はあ!!? なんで 逃げられてるんだ!?」
清人
「僕らも海賊に立ち向かい 奪還したのだ! 僕らが戦えないとでも思ったか!」
徳磨
「統介達が頑張って戦っているのを見て 俺らが何もしないわけにはいかないからね」
久留実
「お客さん 誰一人として怪我がなくてよかったですぅ・・・」
ワーリッド
「おのれ・・・このゴミどもが・・・!」
一壱
「もう あなたもこれまでですよ!」
ワーリッド
「ふん・・・ガーッハッハッハッハ!!」
寺門
「てめぇ 何がおかしいんだ!」
ワーリッド
「まだ終わっちゃいねぇ・・・これだけは使いたくなかったが 奥の手を使う時が来た!」
亜希
「奥の手・・・?」
ワーリッド
「こいつを見な!」
ワーリッドが指さした先にあったのは・・・
一壱
「あれは・・・ダイナマイトですか!?」
山積みにされた 大量のダイナマイトだ!
ワーリッド
「今からこいつで 全員皆殺しにしてやる! 逃げる場所も手段も全部潰したぜ!」
寺門
「て、てめぇ・・・汚ねぇぞ!!」
ワーリッド
「まぁ 俺が提示する条件のどちらかを満たすようなら 皆殺しはやめてやるよ」
統介
「条件だと・・・?」
ワーリッド
「一つは この水族館と入野グループにある財産を全部俺によこすこと!
もう一つはこの俺と一対一の決闘をして 俺に勝つことだ!」
海香
「そ、そんな・・・!」
ワーリッド
「と言っても 俺を倒すことなんて無理だよな! てめぇらは金を渡すしかねぇってことだ!」
「・・・無理じゃない」
ワーリッド
「あぁ? 誰だ?」
出流
「この水族館も 海香さんの財産も お前なんかに渡さない! 僕がお前の相手になる!」ジャキィ!
麗奈
「出流君!?」
統介
「まさか ワーリッドと決闘する気か!?」
出流
「大丈夫だ 僕は強くなった・・・僕は勝てるって信じている!」
統介
「そうか・・・分かった お前に託すぜ」
寺門
「俺らも てめぇのこと信じてるからよ」
一壱
「誰よりも強い思いで特訓してきた出流君なら きっと出来るでしょう」
亜希
「必ず・・・生きて帰って来るんだよ」
麗奈
「出流君・・・みんなの笑顔を取り戻してきてね」
出流
「ありがとう みんな・・・」
ワーリッド
「おいおい・・・そんな弱っちぃのでいいのか?
言っておくが 俺様は剣での戦いが一番得意なんだぜ?」
亜希
「それって 私達4人の時は本気じゃないってことか・・・!」
出流
「勝負だ ワーリッド!」
ワーリッド
「俺との決闘を選んだこと 後悔させてやるよ・・・!」
かくして 出流とワーリッドの決闘が始まった・・・!
ワーリッド
「おらぁ!」ブォン!
出流
「よっと!」ガキィ!
ワーリッド
「ちっ・・・」
出流
「はっ!」ブォン!
ワーリッド
「ふんっ!」ガキィ!
出流
「おっとと・・・」
ワーリッド
「くそっ ちょこまかと!」
剣と剣が 激しくぶつかり合う!
清人
「いいぞ ほぼ互角の勝負だ!」
由香
「信じる力が 彼を強くしているのね」
ワーリッド
「こうなったら フルパワーだ! 真っ二つにしてやらぁ!」ブォン!
ガキィ!
出流
「うわっ! ぐっ・・・」
ワーリッド
「こらえたか・・・だが いつまでもつだろうな?」グググ・・・
出流
「ぐぬぬぬぬ・・・!」
亜希
「まずい 押されている・・・!」
寺門
「このままじゃ あいつが・・・!」
麗奈
「出流くーーーん!! 頑張ってーーーーーー!!」
出流
「れ・・・麗奈・・・ちゃん・・・」
出流
「そうだ・・・僕は みんなの想いを背負っているんだ・・・!
お前によって危険な目に遭ったお客さん・・・
そして 僕の町のみんな・・・いや お前に虐げられた全ての人・・・」
出流
「みんなの悲しみと怒りを お前にぶつけるんだ!」グググ・・・
ワーリッド
「なっ・・・! こいつのどこに こんな力が・・・!」
出流
「うおおおおおっ!!」グググ・・・
ガキィン!
ワーリッド
「ぐわあっ!!?」
出流
「今だ!!」ブォン!
ガッ!
ワーリッド
「がっ・・・」ドサッ!
態勢を崩したワーリッドに足払いをかけ 転ばせた!
ジャキィ!
出流
「ワーリッド! お前の負けだ!」
ワーリッド
「ぐふっ・・・こんなことが・・・」
出流
「約束通り 皆殺しも ここの財産も諦めるんだ!」
ワーリッド
「ち、ちくしょう・・・」
出流
「よし みんなすぐに取り押さえて・・・」
バキュウン!
出流
「・・・えっ?」
ワーリッド
「俺が・・・諦めるとでも思ったか?」
麗奈
「い・・・出流・・・君・・・?」
統介
「て、てめぇ 銃なんて・・・!」
ワーリッド
「俺は剣での決闘とは一言も言ってねぇからな!」
麗奈
「そんな・・・い・・・出流くーーーーーーん!!」
バキィ!
ワーリッド
「な・・・なにぃ!?」
出流
「お、お前のような卑怯者なんかに・・・僕は負けない・・・!」
出流は撃たれても倒れることなく ワーリッドの銃を蹴り落とした!
出流
「・・・っ!」
ドゴオオオッ!
ワーリッド
「がはっ・・・こ、この・・・クソ野郎・・・がっ・・・」
ドサッ・・・
出流
「や、やった・・・勝った・・・」
ドサッ・・・
徳磨
「わ・・・ワーリッドは倒されたけど・・・」
久留実
「出流さんが・・・出流さんが・・・!」
麗奈
「出流君・・・死なないでよ・・・!」
出流
「・・・・・・」
===========
- Re: 逃走中〜海賊団の現代記〜 その94 ( No.337 )
- 日時: 2018/09/11 17:34
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: cAgGlVx.)
===========
数時間後・・・
出流
「・・・・・・」
全員
「「「・・・・・・」」」
出流
「う うーん・・・はっ!?」
麗奈
「出流君!!」
統介
「気が付いたか!」
出流
「ここは・・・いてっ!?」
久留実
「救急室です あの二人が懸命に治療してくださって・・・」
矢吹
「奇跡的に急所には当たらなかったから 何とか助かったんだ」
三樹
「あと少しでもずれてたら 本当に死んじゃうところでした・・・」
麗奈
「出流君 生きててよかった・・・心配したんだから!」ギュウウ
出流
「ち、ちょっと麗奈ちゃん 苦しいって・・・!」
由香
「怪我人なんだから 優しくしてあげなさい」
出流
「ところで ワーリッドはどうなったの?」
寺門
「あぁ あの後俺らと従業員の奴ら全員で取り押さえた
今はスタッフルームの一室に 手下共々全員捕まっている状態だ」
出流
「そっか・・・じゃあ もう大丈夫かな・・・」
徳磨
「警察に突き出さなくていいの?」
亜希
「町の人から奪った金品があるからね・・・
出来れば 元の時代に帰って 返してあげたいんだけど・・・」
久留実
「でも またあの竜巻が来ないと 無理ですよね・・・」
バタン!
清人
「諸君! 大変だぞ!」
一壱
「どうしたんですか!? まさか また海賊が・・・!」
清人
「違う! 海香君が逃げたんだ!」
全員
「「「ええっ!!?」」」
=屋外=
バララララ・・・
敏栄
「お嬢様 謝りもせず逃げるつもりザンスか!?」
海香
「オレ様が謝るわけねーだろ! 悪いのは全部あの海賊団だ!」
麗奈
「ちょっと海香! あんな目に遭って まだ反省してないの!?」
海香
「ちっ 来たか・・・いいか これで終わったって思うんじゃねーぞ!
ここを閉館させた挙句 入野グループが買収する計画は まだ次のプランが残ってるからな!」
統介
「あいつめ こうなったら・・・」
海香
「おっと オレ様に手を出す気か? そんなことしたら 親父が鬼の形相で・・・」
「・・・その鬼の形相というのは こういう顔か?」
海香
「あぁ!? 誰だよ・・・え゛?」
海香の父
「・・・・・・」
海香
「ぱ・・・ぱっ・・・パパぁ!!?」
敏栄
「ご・・・ご主人様 何故ヘリに!?」
海香の父
「話は全て聞かせてもらった・・・お前に虐げられている使用人達からな
それで こんなことをして どういうつもりだ?」
海香
「そ・・・それは・・・ほら パパの事業を更に広げるために 1つ空けようかなーって・・・
えっと・・・親孝行ってやつだよ 親孝行!」
海香の父
「過去の世界から来た海賊を利用したのは?」
海香
「いや・・・上手く操れれば 強くなったことを認めてもらえると思って・・・」
海香の父
「他人に迷惑をかけた時点で 親孝行とは言わん!
それにお前は私の会社や 強き者・・・要するに他人の力を自分の力と勘違いしているだけだ!」
海香
「ええっ!!? 喜んでくれないの!?」
海香の父
「喜べるわけあるか! まったく・・・会社を継ぐにあたり 独り立ちさせたというのに・・・
全く成長してないどころか むしろ更にダメになっているではないか!
宮井! お前がついていながら どうしてこうなった!」
敏栄
「い、いや・・・それは その・・・」
海香の父
「水族館の皆さん うちの海香が迷惑かけてしまい 大変申し訳ありませんでした
ほら お前たちも謝れ!」
敏栄
「す、すみませんザンス・・・」
海香の父
「・・・・・・!」キッ
海香
「うっ・・・! ご、ごめんなさい・・・」
海香の父
「帰ったらお仕置きだ! 今日という今日は勘弁しないからな!」ガシッ
海香
「ええっ!!? ちょっと待ってよ やめてよぉ!
謝るから! お願いだから許してよぉ! いやだよおおおおおお〜〜〜!!」ズルズルズル・・・
海香の父
「あと宮井! お前はクビだ!」
敏栄
「シェーッ!!? それだけは勘弁してちょ〜〜〜!!」
麗奈
「ふぅ・・・あれで少しはあの性格は直るかな」
統介
「これで今度こそ 水族館は守られたんだな」
麗奈
「そうだね・・・みんな 本当にありがとう!」
そして 数日後・・・
従業員
「本当にあの竜巻が来るのかしら?」
従業員
「それらしきものは発見されたと 言っていたけど・・・」
出流
「なんとか怪我も完治してよかった・・・」
麗奈
「出流君 本当に行っちゃうの?」
例の竜巻が出現したとの報せがあり 出流達は出航の準備をしていた。
一壱
「本当に・・・お世話になりました」
久留実
「私達のこと 忘れないでくださいね・・・」
由香
「短い間だけど 楽しかったわ」
亜希
「こちらこそ・・・君と過ごす時間は最高だったよ」
清人
「うおおおおお!! お別れだなんて寂しいぞおおお!!」
寺門
「おいおい 抱きつくなっての・・・」
徳磨
「向こうの世界でも・・・しっかりな」
統介
「あぁ もちろんそのつもりだ」
出流
「麗奈ちゃん・・・君と出会って 君に本当の強さのことを気づかされてなかったら・・・
僕の目を覚まさせてくれて 本当にありがとう!」
麗奈
「私こそ 水族館を立て直すのを 諦めかけていたけど・・・
出流君が圧倒的な力相手にも諦めずに立ち向かうことを教えてくれたお陰で
どれだけみんなが前向きな気持ちになってくれたか!」
出流
「麗奈ちゃん・・・これからも水族館の方 頑張ってね!」
麗奈
「出流君も 正義の海賊として立派に戦ってきて! 私は君なら出来るって 信じているから!」
出流
「うん 僕もだよ!」
そして いよいよ出航の時が・・・
寺門
「さあ てめぇらが奪ったものを返しに行くぞ!」
ワーリッド
「くっそぉ・・・俺の海賊船を乗っ取りやがって・・・いいか このままでは終わらないからな!」
亜希
「あぁ もちろん分かってる・・・だけど 私達はその度に戦うさ」
出流
「みんな ありがとう! さようなら〜〜〜!!」
全員
「「「ワアアアアアア・・・」」」
ビュゴオオオオオオ!!
一壱
「間違いありません あの竜巻です!」
統介
「本当に帰れるんだろうな? 別の時代に飛ばされたりしねぇよな?」
出流
「大丈夫だよ・・・きっと!
だから・・・帰ろう! 僕らを待っている人たちの元へ!」
寺門
「よっしゃ 全速前進!」
ビュゴオオオオオオ!!
バリバリバリ!!
シュウウウ・・・
===========
- Re: 逃走中〜海賊団の現代記〜 その95 ( No.338 )
- 日時: 2018/03/01 23:30
- 名前: Sビート ◆tm1pVTQmqw (ID: U8MSN2gK)
===========
麗奈
(あれから 水族館は大きく変わった)
麗奈
(まず 大きく変わったのは・・・水族館がかつての全盛期以上に盛り上がってること! なぜなら・・・)
出流役の従業員
「お前なんかに負けるものか! 喰らえっ!」
海賊役の従業員
「ぐああああっ!!」
司会
「さあ みんなで出流を応援しよう!」
お客たち
「「「ワアアアアアアーーー!!」」」
子供
「みてみて! 僕も海賊だよ!」
父親
「おお カッコいいな!」
母親
「これくださいな 店員さん」
店員
「はい ありがとうございます!」
麗奈
(あの後 元の時代に帰った出流君達が 正義の海賊として悪い海賊達を倒していって
人々に平和をもたらす 伝説の海賊になったんだ!)
清人
「これが緑山出流率いる海賊の伝説だよ 分かったかな?」
社会科見学中の小学生
「「「はーい!!」」」
清人
(史実の本の内容も変わっていたな・・・まさか 本当に未来が変わるとはな・・・)
麗奈
(そのおかげで この町のこの地には出流君達の伝説が残って 有名になったんだ!)
久留実
「それじゃ 撮りますよぉ! はい、チーズ!」カシャッ
男性
「おぉ お前可愛いじゃん」
女性
「そういうあんたも 素敵よ」
男性
「やっぱ 海賊の顔出しパネルは外せないよな」
麗奈
(そして これを利用してこの水族館は『パイレーツ水族館』と名を変え リニューアルしたんだ!
最初は小さい変化だったけど どんどん人気に火がついていったよ!)
徳磨
「さあ 正義の海賊と海の生き物の共演をご覧ください!」
響子
「いくぞ イル之助!」
ゴポゴポゴポ・・・
ザパァ!
響子
「はいさーい!!」
客
「「「おおおおおおおおお!!」」」
麗奈
(ちなみに あの後海香のお父さんの会社が お詫びとして少しだけ資金を援助してくれたんだ
あと 海香は罪滅ぼしと社会勉強のため ここで働かされることになったんだって)
海香
「チクショウ・・・なんで オレ様がこんなこと・・・」ジャブジャブ
敏栄
「お嬢様 辛抱ザンスよ・・・」
従業員
「次はパイレーツラーメン10杯 急いで作ってくれ!」
海香
「はあ!? そんなに出来るか! もうやってらんねーぞ!」
由香
「口を動かす前に 手を動かしたらどう?」ニッコリ
海香
「す、すみませぇん・・・」ヘナヘナ
麗奈
(色々あったけど 私達はこの水族館が立ち直ることを 最後まで諦めなくて良かったと思ってる!
信じていたからこそ あんな風に出流君達に出会うという奇跡が起こったんだ!)
麗奈
「・・・あれから 10年かぁ」ギィ・・・
麗奈の息子
「お母さん おかえりー!」
麗奈
「ごめんね 遅くなっちゃって・・・」
麗奈の息子
「ねーねーお母さん! 絵本読んでー!」
麗奈
「もう またその『正義の海賊』?」
麗奈の息子
「だって 大好きなんだもん!」
麗奈
「『出流は見事 悪い海賊をやっつけました!』」
麗奈の息子
「やっぱり強いね! 何度聞いてもすごいって思うよ!」
麗奈
「ふふっ・・・そうだね」
麗奈の息子
「僕もこの海賊だったひいおじいちゃんみたいに 正義のヒーローになりたい!」
麗奈
「うん きっとなれるよ!」
麗奈の息子
「本当!?」
麗奈
「大丈夫だよ 信じていれば きっと・・・」
ヒュウウウウウウ・・・
麗奈
「あぁ 窓がちょっと開いてた・・・」
パラパラパラ・・・
『こうして出流達は 自分達の町へと帰ってきました』
一壱
『みんなとの約束 きちんと果たせましたね』
亜希
『政府からも認められて 一大組織になるって聞いたら 驚くだろうね』
寺門
『だけど この町に笑顔が戻ったってのが 一番だよな』
統介
『それでも 俺達の戦いは終わらねぇ・・・そうだよな 出流?』
出流
『うん・・・でも 大丈夫だよ! 信じる力があれば きっと乗り越えられる!』
4人
『『おおっ!!』』
『出流達 正義の海賊は これからも信じるものを守るために 戦い続けるのです!』
『おしまい』
===========
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