二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 声が枯れるまで叫びたい
- 日時: 2017/10/18 22:30
- 名前: GENE (ID: 2WPGd65I)
成績優秀の美女
世界で名の知れた家庭に生まれ
学校では一目置かれる存在
すべてが順風満帆
のはずっだたのに・・・。
たった1つだけ、彼女にはないものがあった
失ったもの・・・。それは・・・。
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- 声が枯れるまで叫びたい ( No.6 )
- 日時: 2017/10/19 19:27
- 名前: GENE (ID: 2WPGd65I)
隆二「じゃ、役員・委員会・係決めるぞー。まず学級委員。立候補いるか—?」
この学校では1人1役目を持つことが
義務付けられている
責任を持つ意識付けらしい
玲於「んなの、決まってんじゃん」
隆二「え?」
隼「仕方ないなー。立候補しちゃ・・・」
亜嵐「はい!早くなりたいので俺やりたいです!」
隼「えっ・・・」
玲於「マジか」
隆二「小森と白濱どっちかだな」
隼「・・・じゃ、俺副でいいよ!」
隼が学級委員になる理由
先生と白濱さん以外は知っている
別にいいのに・・・
隆二「んじゃ、白濱が学級委員な。拍手!」
クラスが拍手でいっぱいになり
亜嵐は教壇に立った
亜嵐「よろしくお願いします。じゃあ、次は・・・」
隼「はいはいはい!書記は夏海を推薦します!」
亜嵐「え?」
夏恋「はい、決定!」
隼「あいつ、字きれいだから」
玲於「それだけじゃねーくせに」
亜嵐「あ、うん。じゃあ、書記お願いできる?」
「・・・。(コクリ)」
頷き、教壇に向かう夏海
そう。隼が必死なのは私への気遣い
話さない私には委員会は無理で
話さなくてもできる書記は
中学から私のポジションになっている
亜嵐「よろしくね」
「・・・。(コクリ)」
後の委員会などはスムーズに決まった
- 声が枯れるまで叫びたい ( No.7 )
- 日時: 2017/10/20 16:09
- 名前: GENE (ID: 2WPGd65I)
隆二「んじゃ、昼休み。5限からは普通の授業だからなー」
クラス「はぁーい」
亜嵐「ねえ、一緒にご飯食べない?」
急に振られた無理難題
「・・・。」
亜嵐「隣の席だから仲良くなりたくて」
「・・・。」
亜嵐に向かって深くお辞儀をして
お弁当を持って教室を出た
亜嵐「えっ・・・」
呆然とする亜嵐に近寄る隼達
夏恋「亜嵐くんて呼んでいい?私たちと一緒にご飯食べようよ!」
亜嵐「あっ、うん。呼び捨てでいいよ」
隼「よし、亜嵐!よろしく!」
亜嵐「うん!みんな、よろしくね!」
隼・玲於・夏恋・伶奈、そして亜嵐の5人で
ご飯を食べる事になった
亜嵐「あのさ・・・なんであの子、話さないの?」
伶奈「人と話すの苦手らしい」
玲於「違うだろ。人を選んでるって噂だよ」
夏恋「あー涼太くんねっ!隼ー、もっと頑張んないとー!」
隼「え?いいよー。無理に話すことないじゃん。それに、涼太とも話してないしね。
それより、亜嵐って頭いいんでしょ?
高校から入ってくる人って、頭良くないと無理らしいから」
亜嵐「いやいや。よくないよ」
夏恋「夏海より頭良かったりしてー!」
亜嵐「えっ?あの子、頭いいの?」
玲於「学年1位。でも、多額の金で1位保持してるって噂あるけどな」
伶奈「噂ばっかり」
玲於「うっせー!お前らだって信じてるくせに」
夏恋「知らない?五十嵐財閥。あそこの娘なんだよ。
この学校、かなりお金もらってるんじゃないかな。話さなくても、先生なんも言わないもん。
ね、隼!!」
隼「いやー。違うと思うけどな」
玲於「コネで学校は行ったらしいし」
伶奈「それも噂でしょ?」
玲於「・・・悪いかよ!!」
隼「まあまあまあ」
亜嵐「ふーん」
- 声が枯れるまで叫びたい ( No.8 )
- 日時: 2017/10/21 11:28
- 名前: GENE (ID: 2WPGd65I)
今頃、白濱さんに
嘘の情報が流れているんだろう
でも気にしない
分かってくれる人が1人でもいればそれでいい
・・・隼。あなたに甘えてばかりでごめんね
でも嘘の情報には否定しないでね
隼に根掘り葉掘り聞かれるなんて・・・。
隼に申し訳ないから。その約束は守ってね
昼休み、教室にはいたくないから
必ず行くところがある
ガラガラ。扉を開けると
?「おっ!グッドタイミング!紅茶入れたから、お弁当と一緒に飲もう!」
「・・・。(コクリ)」
昼休みは保健室で過ごす
保健の先生・・・直人先生は気さくで優しい
直人「はい!座った座った!」
椅子に座るように促され座る
直人「はい、どーぞ」
コクリと頭を下げ、紅茶をいただく
?「ねー、直人先生。俺にはー?」
直人「じゃあ起きろ!!ったく、お前はHRまでサボるとは、どうかしてるよ!!」
?「おはよ!夏海ちゃん」
「・・・。(コクリ)」
直人「涼太は?ストレートでいいのか?」
涼太「ミルクティーがいい!」
直人「じゃあ、自分で作れ!」
涼太「はぁーい!夏海ちゃんもミルクティーにする?」
首を振ると、そっかと言って
自分のだけ入れる涼太
片寄涼太。4年2組。
隣のクラスのサボリ常習犯
基本、この保健室にいて
よく直人先生と3人でご飯を食べる
無理に声を出させようとすることはなく
涼太くんの周りは
時間がゆっくり流れているような気がする
- 声が枯れるまで叫びたい ( No.9 )
- 日時: 2017/10/21 16:44
- 名前: GENE (ID: 2WPGd65I)
涼太「そういえば、新しい奴入った?」
お弁当を食べながら頷く私
涼太「どんな奴?」
「・・・。」首をかしげる
涼太「まだ分かんないよねー。席、近い?」
「・・・。」隣を指さしたら
涼太「えっ?もしかして、隣!?」
「・・・。(コクリ)」
涼太「うわー、最悪だね!めんどくさいねー!」
直人「おいおい!めんどくさいとか言うなよ!」
涼太「だって、話しかけてきたらウザくない?」
直人「お前も十分、夏海に話しかけてるぞ」
涼太「俺はいいんだよ!ね?」
直人「はい、頷かなーい!涼太、振られた—!ざんねーん!!」
涼太「えええぇぇぇぇぇ!!」
ひどいよー!ってこっちに
笑顔で話しかけてくる涼太くん
もし私も笑顔を作れるなら
涼太くんに笑い返してると思う
涼太「あー。俺も夏海ちゃんの隣だったらなー。
保健室なんて来ないで、ちゃんと授業受けるのにー。ねー、夏海ちゃん。
6位まで落とす気ない?」
「・・・。」首を横に振る
涼太「だよねー」
直人「お前が6位になればいい話だろ!」
涼太「いやー俺の親厳しいから。絶対無理」
直人「まあ、この調子ならお前らは一生同じクラスになれないな!」
涼太「あー、残念だなー」
- 声が枯れるまで叫びたい ( No.10 )
- 日時: 2017/10/26 20:03
- 名前: GENE (ID: 2WPGd65I)
私が通ってる学校は
各クラスの平均点に差をつけないようにするために
上位5位まではクラスが必ず別になる
1組の私は学年1位
2組の涼太くんは学年2位
5組まである学校で
6位以下は適当に平均になるように
割り振られているらしい
中学入学から2人の順位は
全く変わっていない
そう。入学式の代表スピーチは
涼太くんがやってくれた
だから涼太くんには頭が上がらない
涼太「一緒のクラスになったら、一緒にいられるのにねー!」
首をかしげる私を見て
あ、また振られたわって笑う涼太くん
なんでこの人は、こんなにも
優しくしてくれるのか
4年目になった今でも分からない
直人「こら!チャイムなったぞ!教室戻れ!」
涼太「じゃ、新学期になったことだし、真面目に授業でも受けてこようかな」
直人「当たり前のことを偉そうに言うな!」
涼太「夏海ちゃん!いこー」
涼太の隣を歩く夏海
廊下を歩いているときは話しかけてこない
これは涼太くんの優しさ
だって・・・涼太くんは・・・。
女子1「きゃー!涼太くんだー!」
女子2「イケメン!王子!」
女子3「あー!目の保養が歩いてる!」
涼太くんは学校1もてる男
みんなに愛想よく手を振ったりしている
涼太くんは本物の王子様みたい
そんな隣を歩く私に
涼太くんファンの冷たい視線が突き刺さる
涼太「じゃ!授業頑張ってね!」
自分のクラスの前で
手を振って教室に入っていく涼太くん
私も自分の教室に入る
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