二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ぱんぱんパフィン
日時: 2019/03/13 01:14
名前: 日に日 (ID: 1HWfNnl0)

…あのー、そこのフレンズさん?
よかったら起こしてくれません?
なんのフレンズかって?
私だよ、パフィンだよ!
なんでこんなことになってるかって?
それはねーちょっと前に食べたこのお菓子のせいだよー多分。
カフェのひらきにあったんだけどね、
食べ終わったらすごく眠くなって起きたらこうなってたの、うん。
もうかばさんより重くなっちゃって、起き上がれなくて困ってたんだー。

あ ちょっと待って、どっか行っちゃやだー
起こして、起こしてから立ち去って!


その後、なんとか助け出されたそうな。

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Re: ぱんぱんパフィン ( No.3 )
日時: 2019/04/16 23:58
名前: 日に日 (ID: wzYqlfBg)

それからまたしばらくして、ある日ごこくちほーにでかけていたかばんちゃんとサーバルちゃんが帰って来ました。


そんな二人を出迎えたのは。


パフィン
「どなたですかー?」

かばん サーバル
「!!!????」


あの時以上にぱんぱんに膨らんだパフィン ちゃんだけでした。

みんな重くて疲れて、こんな海辺までなかなか来ないからです。


サーバル
「えー、えーと大丈夫?」
かばんちゃん
「あ、あのあなたはなんてフレンズさん?」

パフィン
「私はパフィン だよー。みんな今はこんな感じだよー。」

その言葉を聞いたサーバルとかばんちゃんはダッシュで何処に、もちろんパフィン も追いかけますが、全然追いつけません。

道中サーバルとかばんちゃんは一匹のラッキービーストを見つけました。
それは大きな袋を担いでいます。

かばんちゃんが意を決してその袋を取り上げて中身を出すと、自分達の知ってるそれの何倍も大きなじゃぱりまんがいっぱい出てきました。

Re: ぱんぱんパフィン ( No.4 )
日時: 2019/04/21 23:43
名前: 日に日 (ID: wzYqlfBg)

かばんちゃんとサーバルちゃんはこれを見て言葉を失いました。
自分達の知ってるじゃぱりまんの実に五倍の大きさがあるのです。

恐る恐る縦に割るサーバルちゃん。

中からは凄く甘い香りを漂わせる薄ピンク色のジャムが溢れてきました。

かばんちゃんとサーバルちゃんは急いで図書館に向かって行きましたが、いかんせん遠いから、お腹も空きます。

そこで二人であのじゃぱりまんを半分分けして、勿論中身は捨てて、それでも二口ぐらいでお腹はいっぱい。

あんなのを何個も何個も食べていたら、そりゃそうなると言わんばかりの大味。

途中で二人は何人ものフレンズに会いましたが、みんな爆発寸前の風船みたいな見た目になっていて、話しかけてものほほんとしていて…………まるで誰かに甘やかしに甘やかされているような状態でした。



???
「キケン キケン トクセイジャパリマンニヒッカカラナイフレンズヲフタリハッケン。タイショプログラムヲサクセイイソギナサイ」


二人を木陰からピンクのラッキービーストが見つめていましたが、二人は気づいていませんでした。

Re: ぱんぱんパフィン ( No.5 )
日時: 2019/04/22 23:18
名前: 日に日 (ID: wzYqlfBg)

所変わってここはパークの何処かに有るじゃぱりまん工場。ある仕掛けでどんなフレンズも近ずけないし、近ずいたところでラッキービーストのサイズぴったりの出入り口から侵入するのは不可能です。
ましてやいまのフレンズ達は既にだれもかれもかつてのフレンズ用の通路を通れない体型ですから。

その内部、サンドスター結晶を加工してじゃぱりまんを作る製造ラインで。

ラッキービースト三型A
「フレンズノヒイクサギョウハホボカンリョウシタトイウノニ、ドウシテチュウモンガコナインダロウ。」
ラッキービースト三型B
「タブンジュクセイサセロッテコトジャナイカナ、ミツドガタカケレバソレダケオイシクナルンダカラ。」
ラッキービースト3型C
「シカシコレイジョウフレンズヲコヤストイクラガンジョウナコデモオモサデツブレチャウヨ。イクラジンコウセルリアンヤヘンイサンドスターヲツカッテジュウリョクソノタヲゴマカシタッテゲンドガアヨ。」
ラッキービースト3型D
「イズレニセヨエライヒトノシジガヒイクケイゾクデトマッテルンダ。ボクタチニハコレヲツヅケルギムガアルンダ」
ラッキービースト3型B
「ソウダネ。ソノトオリダヨ。」
ラッキービースト3型C
「ゴーストノナイボクラニキョヒケンハないモノネ。」


始まりはパークの外の通信機の誤作動だった。風で飛ばされた瓦礫がコンソールを直撃したのだ。それがおかしな信号を発信してしまい、パークにあるラッキービーストの最上位機である3型達にあるプログラムの実行コードを起動させるきっかけを起こしたのだった。

当然、誰も知らないことなのだが。まさか何百年も昔にフレンズと地球を見捨てて旅だった人々も、こんな事態になるとは想像すらつかなかったことなのだろうから。

Re: ぱんぱんパフィン ( No.6 )
日時: 2019/04/23 23:16
名前: 日に日 (ID: wzYqlfBg)

かばんちゃんとサーバルちゃんは何とか図書館へ辿り着きました。
本当ならもっと早く着いていてもいいのですが、すっ転んで起き上がれなくなっているフレンズさん達を何人か助けていたからです。

図書館にはいるとそこには沢山のラッキービーストがいました。
二人はそれを掻き分けて奥に行くと、そこには膨らみ過ぎて今にもパンクしそうなはかせとじょしゅが。
周りのラッキービーストをすまなさそうな顔で弾き飛ばすかばんちゃんとサーバルちゃん、はかせに話を聞こうとしますが、はかせとじょしゅはもう口の中までサンドスターでいっぱいで、話すのはとても無理そうでした。

Re: ぱんぱんパフィン ( No.7 )
日時: 2019/04/25 23:34
名前: 日に日 (ID: wzYqlfBg)

「……………………」

この様子をじっと見ていた翳がありました。


四角い胴体から四本の細長い足が生え、左端の角からは鉤爪の付いた細長い手を振るグレーのロボット。

ラッキービーストの原型になったそれは独自の判断で行動できたので、この事態を打開しようとしていたのです。

それはようやく〔大きなじゃぱりまん〕に汚染されていないフレンズヲ二人も見つけて、今必死で気づいてもらうべくアピールしているのです。

彼の名はJM9000。
今ここに、彼の物語が幕を開けた筈です。


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