二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- RPG黒龍【モンスターハンター】
- 日時: 2019/05/29 23:42
- 名前: ボアソル (ID: nE04Zw/f)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12537
この小説はモンスターハンターに登場するキャラクター、ミラボレアスが、定番RPGの世界に転生したら…というコンセプトの作品です。どうか最後まで彼らの旅を見守ってください!。出来れば、指摘や感想をカキコしていただければ幸いです。
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- Re: RPG黒龍【モンスターハンター】 ( No.3 )
- 日時: 2019/06/29 19:02
- 名前: ボアソル (ID: R3ss0lfj)
3話【素手で殴る】
黒龍の居た森の近くに街がある。
比較的平和でエネミーの襲撃も全く無い…とか言ってたらしいが。
ゴブリンが今ちょうど街を襲っている。
ゴブリンA「グガァァァァ」
ゴブリンB「グガァァァァ」
勇者「くっ〜まだいるのか」
"勇者の[縦切り]ゴブリンAにダメージ!ゴブリンBに9ダメージ!
ゴブリンAは倒れた。
ゴブリンBは倒れた。
勇者「やったか!?」
…………ゴブリンの大群が現れた!
定番フラグの「やったか!?」。このセリフを放つと大体負けると言う。まるで魔法だな。
勇者「少なくと70体いる…」
市民「多すぎて草」
勇者「おい!そんな言葉を使うな!。全然定番RPGぽっくない!」
勇者「てっ!そんな事言ってる場合じゃ無いんだ!。クソ、やるしかねか」
勇者はまだ諦めていなかった。どんな酷な状況でも必死に人々を守るために!。だが今はそんな事する必要は無かった。黒龍が来たからだ。
すると………
ザァーーツ
ゴブリンが黒龍にいきなり持っていた武器で切り掛かった。直撃したら大怪我を負う……普通の人間なら。
黒龍は素手でゴブリンの武器を掴んだ。そして殴る、他のゴブリンも殴る、殴る、殴る。
そして70匹のゴブリンを全滅させた。……素手で
市民達「えっ…え〜」
当たり前だが唖然とする市民達。そして興奮する勇者。
勇者「なぁ!お前すげーな!。なぁ!なぁ!」
黒龍「……なんだコイツ?(なんかグイグイ話し掛けてくるが、本当になんだコイツ?)…ん!?身に着けている鎧、腰に掛けている剣。お前ハンターか?」
勇者「ハンター…何だそれ?」
黒龍「違うのか?。なら良いが。」
黒龍「どころで、この街で情報を手っ取り早く入手出来る場所はあるか?」
勇者「ん?、情報?……図書館とか?」
黒龍「どこだ?そこは」
勇者「よし!案内してやる!付いて来い」
と言う訳で今、勇者と黒龍が移動中だ。
勇者「そう言えば。お前名前は何て言うんだ?」
黒龍「(……名前か。確かー」
黒龍「ミラボレアスだ」
勇者「へぇ〜。ちなみに俺は!」
黒龍「お前の名前は聞いてない」
勇者「冷たいなー。……お!着いたぞここだ!」
この街はあまり広く無いが図書館は大きい。なんでもこの街の近くに住んでいる富豪が建てた図書館らしい。
勇者「よし!入るぞ!」
黒龍「お前も来るのか…」
勇者「良いだろ、別に!」
- Re: RPG黒龍【モンスターハンター】 ( No.4 )
- 日時: 2019/07/25 10:07
- 名前: ボアソル (ID: R3ss0lfj)
4話【厄介と子猫】
黒龍と勇者が出会ってから数日。図書館に黒龍の姿があった。
黒龍「(この場所に来て数日経つが自分の種族の情報は疎か、ハンターの持っていた道具すら見当たらん。」
三日三晩眠らずにさまざまな文献を読み続けたがハンターに関しての文献を確認出来なかった。だが、興味深い情報もあるようだ。魔法という概念で、外敵への攻撃、仲間や自分の体力回復、生活に役立つ効果等がある。
だが最も欲しい情報は自分の種族の情報。だがその情報は皆無。
黒龍「どうしたものか…」
???「お困りですかニャ?」
黒龍が悩んでいると何者かが話しかけて来た。容姿は、[直立二足歩行の猫]である。
黒龍「あぁ。とある生物種を調べたいのだが、全く文献が見つからなくてな。」
???「どんな生物種ですかニャ?」
黒龍「確か……モンスターと言う生物種だ。他の情報としてはモンスターを狩るハンターと言う者もいるらしい」
???「ニャ、ニャ!?も、もしかしてあなた様はその世界の者ですか?」
黒龍「その世界?」
???「あ!失礼しましたニャ。とりあえず。モンスターの事でしたら何でも聞いてくださいニャ」
黒龍「じゃあ早速…崩壊した国に生息してる生物の情報を教えてくれ」
???「まっ、まさか![黒龍ミラボレアス]ですかニャ!?」
黒龍「あ!そうだそうだ」
???「[黒龍ミラボレアス]とは数千年前に栄えた[シュレイド城]を滅ぼした伝説の黒龍ですニャ…
当然他の生物とは比べ物にならない圧倒的な強さでお伽話の存在として認知されてますニャ。」
???「でも!でも!そんなはずありませんニャ!あの恐ろしい存在は、実在しますニャ!この目で確かに……。でもみんな知らないニャ!。きっと!あの恐ろしい存在を黒龍を知ってる一部の人が、みんなに知らせないようにしてますニャ」
黒龍「(これで自分が人々に敵対されているか分かった。あぁかなり敵対しているようだ。まぁ素性は隠せば良い。まず人の姿だし大丈夫なはずだ)」。
黒龍「なるほど感謝する。」
???「あの……今の黒龍の話し、信じてもらえましたかニャ?」
黒龍「今は信じてる」
???「ありがとうございますニャ」
これで穏便に済む。と思いきや……悲劇が起こった!
勇者「おーい!ミラボレアスいるか〜?」
黒龍「………」
勇者「あ!居た!」
???「ニャ!ミラボレアス!?」
勇者「ん?えっとなーコイツミラボレアスて名前だぜ」
黒龍の方を指しながら勇者が答えた
???「嘘にゃ。あんな怪物がここにいる訳…」
勇者「本当だぜ。確かにコイツは怪物扱いされてもおかしくない強さだぜ!。ゴブリンを素手で70匹倒したからな」
???「うニャァーーーーーーー」
黒龍「(面倒だ)」
- Re: RPG黒龍【モンスターハンター】 ( No.5 )
- 日時: 2019/07/19 20:34
- 名前: ボアソル (ID: R3ss0lfj)
5【脅迫と子猫】
???「ニャ、み、ミラボレ…」
名前を言われそうなったところで黒龍が口を塞いで阻止した。
黒龍「黙れ……」
勇者に気づかれないよう、小さな声で呟いた。そして無言で猫を人けの無いところに連れて行った。
???「…う、う〜」
黒龍「お前に、質問と警告がある。」
???「なっ何、ニャ……」
黒龍「図書館で何故モンスターの文献が無い?」
???「それは、……」
黒龍「早く言え」
先程から泣きそうな猫を御構い無しに問い詰める黒龍だが、猫が話し難いのは勿論、恐怖もあるが他にも理由があった。
???「こ、…ここが異世界だからですニャ」
話しても信用し難い事だったからだ。そして当然黒龍は…。
黒龍「…ふざけるな」
信用しなかった。
???「本当ニャ!信じてニャ。
黒龍「まぁ良い。次に警告だ……」
???「なっ、何ニャ?」
黒龍「他の人間や兵士の類にこの事を伝えて俺を討伐しようとするなら。……」
黒龍が口を開くと、中から赤い何かが飛び出た。それが木に当たると…
ドァァァァァン!
木が消えた。ついでに、地面も深くえぐれた、2メートルほどだ。黒龍が出したのは灼熱の火球だ。
???「え?………」
黒龍「威力はかなり抑えたが、これがお前のような貧弱な生物に当たると、どうなるか……分かるよな?」
今の脅迫でかなり恐怖を抱いたがまだ念には念を入れた。
黒龍「お前にとって大切な人間はいるか?。そいつらも……」
???「それだけは嫌ニャ!」
黒龍「……安心しろ。お前が[黒龍ミラボレアス]としての俺を他の人間に話したり、人間を使って俺を討伐しようとしなければ、何もしない。」
黒龍「一応俺はこれでも人間とそれに近いお前らの様な生物の事は警戒している。(それに…やはり元の龍の姿では無いからか、かなり自分自身が弱体化している。火球も加減したとは言えもう少し威力が出ると思ったが、威力は低かったしな)」
今の説明を聞いてほんの少しだけ猫が安心したのもつかの間に…。
黒龍「長く話したが最後に一つだけ……この規模の街なら30分で壊滅させられる。」
ほんの少しの安心も消え失せた。その後、黒龍がこの場を後にした。
- Re: RPG黒龍【モンスターハンター】 ( No.6 )
- 日時: 2019/09/14 11:50
- 名前: ボアソル (ID: R3ss0lfj)
6話【戦闘狂】
二足歩行の変わった子猫への脅しを終えた黒龍は自分の情報が分かった事は良いが、謎が増えた。この世界は、何なのか?。自分と同じモンスターの情報が一切無い事も考えて、 本当に異世界なのか。と考えた黒龍だがとりあえず勇者にあの名前を言わせ無いように口止めをするらしい。
勇者「おーい。ミラボレアスー。」
黒龍から探すまでも無く自分から来たようだ。
黒龍「ん?。お前か…」
勇者「何だ?どうした?」
黒龍「お前に頼みごとがある。ミラボレアスと言う名前で呼ぶな。」
勇者「おう!。分かった。……でもよー。それならお前のこと、何て呼べば良いんだ?。」
黒龍「そうだな……。ミラボレアス以外なら何と呼んでも良いぞ。」
勇者「それなら〜。………ミラボレアス、だから〜…よし!ボレス、とかどうだ?」
黒龍「分かった。それで良い。」
勇者「何だよ。相変わらず冷たいな〜。………ところで、名前の表記がボレスになって無いな…。」
黒龍「メタい」
前回の猫の時のような面倒な脅しはせず済んだと安心してその場を後にする黒龍を勇者が呼び止めた。
勇者「あーそうだ!。大事な事を忘れてた。」
黒龍「何だ?」
勇者「ちょっと来てくれ!。」
何の説明も無く、黒龍を連れ出した。しばらくして目的地に着いた。
黒龍「ここは、どこだ?」
勇者「役所?てっ言われてるどこだぜ。」
黒龍「なぜ?が付くんだ。…それで、どんな理由で俺を連れて来た?。」
勇者「お前……いや、ボレスがゴブリンを70匹倒した時の事覚えてるか?。」
黒龍「ゴブリン?。確かエネミーとか言われてる生き物か?。それで……70匹?…ん、ああ思い出した。」
勇者「良かった覚えてたのか!。」
勇者「実はな。この街はエネミーが襲撃して来ない安全な場所だったらしくてな、昔に全く来なかった訳じゃ無いらしいけど、70匹で来られた事は無いらしい。」
黒龍「と言う訳で、その時の情報を詳しく聞きたい人間がいると?。」
勇者「その通りだ!。」
???「わざわざ、ここまで来てもらってすいませんね。」
後ろから誰かが落ち着いた声で勇者に声を掛けた。容姿は若い男性でおそらく20代。勇者の口調が少し子供ぽっいせいなのか勇者よりは年上に見える。
???「その方が、あの時のゴブリンを全滅させた人ですかね?」
勇者「おー。そうだぜ。約束通り連れて来たぜ。」
???「始めまして、私はハリトと申します。すいません。わざわざここまで来てもらって。」
今度は黒龍に話しかけて、軽く頭を下げた。
黒龍「自己紹介?……だな。名前か、えー…ボレスだ。」
勇者「……」ニャリ
勇者が不気味な笑みを浮かべた。
黒龍「(何笑ってんだ気持ち悪い)」
ハリト「では、こちらへ。」
そう言うとハリトは、黒龍達を町役場の一室に案内した。
ハリト「ではーさっそくですが。襲撃の時の事を説明してください。」
勇者「じゃあ、まず俺から。今から3日前にゴブリンが街にきたんだが、最初は何故か襲って来なかったんだ。その後、ドラゴンに似ていた鳴き声、いや……咆哮が聞こえた。それ以降にゴブリンが暴れ出した。」
【ドラゴン】
危険度★★★★☆
[エネミーの中でも危険な部類。様々な個体が存在するため、個体により攻撃の特徴も様々。中には危険度最高クラスのドラゴンが存在するとか………]
ハリト「説明ありがとうございます。では、次にボレスさんお願いします。」
黒龍「(知られたらまずい事も幾つかある。まずい箇所は改変しよう。だが……鳴き声とは何だろうか?。)………。」
ハリト「……あのーボレスさん?」
黒龍「あーすまない。……まずこの街の近くの森にいた。……それ以前の記憶が無い。」
ハリト「!………」
勇者「え?!マジかよ!」
黒龍「(もちろん記憶はあるのだが、人の姿になる前の事を話せば、間違い無く敵対する。つまり、記憶が無いとでも言っておけば楽だと言う事だ。)」
黒龍「続けるぞ?……その後とりあえず近くに人が居ないか探してた訳だ。その後この街に入ったら、エネミー…が襲って来た。と言う訳で抵抗して、全滅させた。」
ハリト「どうも……情報提供ありがとうございました。」
ハリト「ところで、ボレスさんはかなり強いですよね?。どんな魔法を使ってるんですか?」
黒龍「魔法か、……すまんが、使えない。」
ハリト「ん?ー……あれ?おかしいですねー。いくら強い兵士や魔法使いでもゴブリン70匹を素手で全滅させるなんて、不可能ですよ?。」
勇者「でもよー。確かにボレスが素手で倒してたのをこの目で見たぞ?」
するとハリトが薄ら笑いを浮かべながら。
ハリト「そうですか、ではもしかしてボレスさんは人間では無い?……すいません失礼しました。冗談が過ぎましたね。」
ハリト本人は冗談と言っているが、恐らく黒龍の事を不審に思っているはずだ。そしてこの後しばらくして話をおえた。
ハリト「では、今日はありがとうございました。」
勇者「おう!。またな!」
と、先程まで大人しくしていた勇者が町役場を後にすると突然…
勇者「なあ。……俺は強くなりたいんだ。」
町役場を出た後に突然勇者が語った。そしてーー
勇者「だから!俺と戦ってくれ無いか!」
唐突すぎる勇者の提案に勿論、黒龍は……
黒龍「ああ。構わんぞ。」
え?!断らんの?
何と黒龍が了承した。どちらも戦闘好きなのか何なのか、近くの森で暴れる事になった。
ーー近くの森ーー
勇者「さあ!始めるぞー!」
黒龍「おう……!」
勇者は町役場で座り続けたので気分転換に、黒龍は図書館で3日間、本を読み続けたので気分転換に…戦闘するらしいー。(二人とも戦闘狂なのか…)
黒龍「!……そうだ、少し待て」
勇者「ん?。どうした?」
何をするかと思えば、黒龍が足に力を入れて森の土にヒビが入るほどの威力で足を突っ込んだ。
黒龍「ハンデだ。ここから動かん。」
勇者「おう……わかったぜ。じゃあ始めるぜ。」
戦闘開始!
勇者の縦斬((突然火の粉が勇者に飛びかかった。
勇者「クソ!、熱い!!」
黒龍「どうした?。来ないのか?!」
勇者「まだ、…戦っ((黒龍の火球ブレスが隣を横切った!
もちろん黒龍が勇者に火球ブレスを当て損ねた訳では無い。わざと外したのだ。勇者のターン制の様な戦闘方法では黒龍にはまるで太刀打ち出来なかった。
勇者「ガハッ!」
なんと直撃せず横切っただけでも負傷するほど強力なブレスだった。
黒龍「次で最後だ……。」
黒龍が火球放とうとしていた。勿論直撃すれば、……即死する。
ダァァァァアアア!
火球が勇者に放たれた、だが!
キィィイン!
勇者が剣で火球を振り払った!。
勇者が覚醒した!。
黒龍「ほおー。面白い。」
覚醒した勇者を見て、黒龍がいつか聞いた詩を思い出した。
〜〜蘇りし伝説は無限の勇気を持つ英雄により討ち滅ぼされる〜〜
黒龍「(人間共が俺に言い放った詩を思い出す。………確か、町役場に移動してた最中に、あの街の人間がアイツの事を勇者と呼んでいたな。……蘇りし伝説の、【蘇り】の意味は分からんが)」
黒龍が目を赤く輝かせる。
黒龍「討ち滅ぼすか、………やはり面白い!。またせて悪かったな、勇者。…続けよう!」
- Re: RPG黒龍【モンスターハンター】 ( No.7 )
- 日時: 2019/11/11 22:17
- 名前: ボアソル (ID: R3ss0lfj)
7話【光と闇の戦闘】
勇者の覚醒後に先手を打ったのは黒龍だった。口から火球が放たれ、辺りが黒煙にに包まれる。黒煙が晴れると勇者の姿は無かった。
黒龍「なんだ?。蒸発したのか?。」
口ではそう言うものの警戒を続ける黒龍。すると…背後から!。
キィィーー
何と勇者は背後から剣を用いて切断と言うより、打撃に近い攻撃を繰り出し、なんと……黒龍を吹き飛ばした!。
黒龍「!!………。期待通り。……いや、期待以上だ!。」
完全に興奮しきった黒龍。さらに攻撃が強烈になり、火球を放つ。勇者はそれを素早く避けると、高く飛び上がり黒龍の頭上に剣を突き立てる。だが、全て決定打にならない。
攻撃を避け続ける勇者に、攻撃を受けても倒れない黒龍。決着がつかないと思われたが…。
黒龍「避けられるならば、周囲を一斉に爆破させれば良いのだろう?」
黒龍がそう言うと周囲が火の粉に包まれる。ほんの数秒後に周囲が焦土に化していて、そこに勇者が倒れていた。
黒龍「さて、……最後にするか。」
勇者に火球が放たれた。………
[せっかく出来た友達にそんな事しちゃダメじゃ無いの〜。」
火球に赤い雷が衝突して相殺された。
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