二次創作小説(新・総合)
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- 作者生誕特別逃走中【完結!】
- 日時: 2020/02/09 21:20
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
新作も引き続きこのスレで行います。ご了承ください。
普通の街で行われる逃走中をしたいと思いますが、今回は私の誕生日が近い事もあり、特別企画です!
作者の皆様に逃走中の参加者を5名、選んでもらいたいと思います!
空いているリクエスト枠のところに皆さまが選んだキャラが入ります。
尚、ネタに関してですが作者は英語や中国語、音楽系のネタが不得意です。
ライダーは平成作品は殆ど知りません。
参加者一覧
ねこ娘(ゲゲゲの鬼太郎)
愛野美奈子(美少女戦士セーラームーン)
青木れいか(スマイルプリキュア)
小泉花陽(ラブライブ!)
花形満(巨人の星)
リクエスト枠 近江彼方(ラブライブ! サンシャイン!)
リクエスト枠 レジーナ(ドキドキ! プリキュア)
リクエスト枠 美琴(オリキャラ)
リクエスト枠 西木野真姫(ラブライブ!)
リクエスト枠 ジャスティスマン(キン肉マン)
作者枠 桜木霊歌
作者枠 クロノスエボル
作者枠 ネクスタ
作者枠 konakun
作者枠 エイジア
- Re: 神様の神殿で逃走中 ( No.18 )
- 日時: 2020/02/06 19:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
ボーイ「次はあいつにするか」
ゆっくりと歩みを進め向かった先は、羽衣ララがしがみついている木だ。
ララ「オヨ!? バレバレルン!?」
ボーイ「当然だ」
ララ「でもここまで昇ってくるのは難易度が高いルン」
ボーイ「案ずるな。登らずともお前を確保するのは容易だ」
サイボーグは鉤爪で木を挟むと、強靭な刃で木を切断する。
木は徐々に傾いていき、折れ曲がっていく。
ララ「まさかこんな手があるとは思わなったルン」
ボーイ「こうしておけば俺はお前をただ待っていればいい。フフフフ、その細腕でいつまでしがみつけるかな?」
ララは逃走中が開始されてからずっと木に抱きついていた。手足も痺れ、疲労も限界に近付いている。そこで彼女は賭けに出た。何と自ら木から飛び降り、落下しながらキュアミルキーに変身。待ち構えるクリスタルボーイに対し、全身全霊で電撃を見舞う。
ミルキー「ミルキーショック!」
雷鳴が轟き、直撃する。だが、すぐにボーイの低音の笑い声が木霊した。
ミルキー「アレを食らって平気ルン?」
彼女が訊ねると、真上に黒い影が覆いかぶさった。クリスタルボーイだ。
ボーイ「フフフフ、ロボの俺には電撃は効かない。むしろ身体中のコリを治して貰って感謝しているよ。良いマッサージになったぜ」
ミルキー「そんな……」
ボーイ「さあ、お前を使って――だ」
ミルキー「オヨ!? 今、何て言ったルン」
ボーイ「本当のことを言おう。オ〇〇〇だ」
ミルキー「ヤバ過ぎるルン! お巡りさん、早く来てルン!」
ボーイ「俺の言葉の意味がわかるのか」
ミルキー「私は大人ルン。それぐらいわかるルン」
顔を真っ赤にしながらも叫ぶミルキーをボーイは背後から羽交い絞めにする。
羽衣ララ 確保
ボーイ「ロリは良い材料になりそうだ……」
こなくん「あいつヤバい。異常すぎる!」
エイジア「変態にも程があるぜ」
男子2人は戦慄し、ユニは困惑の色を浮かべている。
ユニ「彼らは何を言っているのかしら」
君が知るにはまだ早い。
そんな中、まどかが颯爽と飛び出し変身して、背後から弓で強襲。
しかし。
セレーネ「すり抜けた!?」
ボーイ「俺の身体は偏光ガラスと超合金で構成されているのでな。お前の光の矢など無力なのだよ」
連発しても、セレーネのアローは一発とて命中しない。まるで幽霊のように素通りしてしまうのだ。
セレーネ「でしたら、これはどうですかッ」
鋭く睨み、弓を構える。
ボーイ「愚かな。何をやっても俺には――」
だが、彼の言葉で中途で止まる。弓矢が胸に刺さったのだ。
胸に1本、両肩に2本、頭に1本、合計4本命中した。
セレーネ「電撃や炎、光は無力化できても、鉄製の弓は効くでしょう」
ボーイ「……」
金属的な音を立て、凶悪なヒットマンは轟沈する。
ユニ「中々やるにゃん」
こなくん「すっげぇ。やるじゃん、セレーネちゃん」
エイジア「流石生徒会長のことだけはあるな」
セレーネ「お褒めに頂き光栄です。ユニ、こなくんさん、エイジアさん」
ボーイ「勝ったと思うのはまだ早いんじゃないのか」
一同「!?」
全身を弓で射抜かれながらも、平然と立ち上がってくるクリスタルボーイ。
こなくん「あいつ不死身かよ……」
ボーイ「俺は不死身のスーパーマンでね。何度でも蘇るさ。ドラゴンボールを手に入れるまでな」
エイジア「ちょっとヤバいな」
ユニ「セレーネ、弓矢は?」
セレーネ「……残念ながら先ほどの攻撃で全部、使い切りました……」
こなくん「エイジアさん、お菓子食べないか」
エイジア「ありがとう。こなくんさん、助かるよ」パクパク
ユニ「食べてる場合じゃないニャ!」
ボーイ「覚悟しろよ砂利共。遊びは終わりだ。お前達4人、本気で仕留めてやる」
目を爛々と光らせ、鉤爪を向けるヒットマン。
ユニ「こういう時、私の経験上、全力で逃げた方がいいわ!」
本気のクリスタルボーイVS参加者4人 逃走中の終盤戦がはじまった。
- Re: 神様の神殿で逃走中 ( No.19 )
- 日時: 2020/02/06 20:10
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
神殿の内部へ逃げ込んだ4人はバラバラになり、ユニは神殿の天井、セレーネは柱の影、エイジアは階段に身を潜め、こなくんは精神と時の部屋の扉に隠れていた。全員が隠れ終わった頃、クリスタルボーイは冷徹に言った。
ボーイ「隠れんぼの時間は終わりだ。ここから先は確保されたら脱落という甘い世界ではない、本物のバトルといこう」
神殿目掛けて高威力のビームを照射すると、建物は一瞬で破壊され、4人が姿を現した。
ボーイ「やはり破壊の方が俺に合っている。逃げ場はないぞ。全員大人しく、あの世にいくがいいッ」
疾風の速さで接近するとユニの胴に鉤爪で切り裂き攻撃を炸裂させる。すると服が破れ、ユニの縦長のへそが露わになる。
ユニ「何するニャン!」
恥じらいながらも抗議すると、剥き出しの腹に鉄拳を食らい、悶絶。
ボーイ「次はお前だ」
次の狙いはセレーネだった。標準を合わせ、先ほどの礼とばかりに発射する。
避けようとするが、両手足に力が入らない。先ほどの戦闘で疲労が蓄積しているのだ。動こうとするが、叶わない。彼女は観念したかのように目を閉じた。
しかし、光線が当たる気配が無い。何が起きたのかと恐る恐る目を開けると、背中を盾にしたこなくんの姿があった。
セレーネ「どうして――」
こなくん「ヘッ、決まってんだろう。男が女を守るのは義務なんだよ」
撃ち続けられる光線を浴びながら、こなくんは答える。
セレーネ「危険です。離れてくださいっ」
こなくん「僕はこの逃走中が始まって何の役にも立ててないんだ。だからこれくらいはしないと。それに、俺には無敵の能力があるんだ。こんな光線なんか、屁でもないよ」
セレーネ「こなくんさん」
ボーイ「やせ我慢がいつまで持つかな」
嘲笑しながらも光線を放ち続けるクリスタルボーイ。
こなくん「クリスタルボーイ、こんな美人さんに攻撃してるんじゃねぇよ!
お前はそれでも男か」
ボーイ「何ッ」
こなくん「男なら女には紳士的に接するもんだぜ」
ボーイ「下らん。俺は標的に同情するほど甘くはない。お前は惨めな姿のまま、あの世に行け」
こなくん「誰がだよ。俺はまだ天国に行くには早すぎるッ」
ボロボロになってまで盾の役目を果たそうとするこなくん。目は虚ろで汗はダラダラと流れているが、その表情は笑顔だ。彼は痛みに耐えながら笑っているのだ。自分を安心させる為に。
セレーネ「こなくんさん」
こなくん「泣くなよ、セレーネちゃん。僕はこれでも逃走成功者なんだぜ。そんなに頼りなく見えるのかよ」
無言で首を振るセレーネ。
セレーネは彼の顔を両手で優しく包むと、その頬に唇を近づけた。
軽くリップ音がして、こなくんは目を見開く。
こなくん「セレーネちゃん、今のってまさか――」
セレーネ「何でもありません。こなくんさん、あなたの頑張り、決して無駄には致しません。あの方は、わたくしが倒しますッ」
こなくん「そうかい。こんな俺でも少しは役に立てて嬉しいねえ。ああ、お菓子の詰め合わせ、食べたかったなぁ……」
こなくんはセレーネの肩に持たれかかり、そのまま転送された。
力尽きてしまったのだ。
こなくん 脱落
エイジア「こなくんさん!」
ユニ「アイツ、充分役に立っているニャン……」
その様を見てボーイが呟く。
ボーイ「負け犬が一匹脱落したか」
セレーネ「今の言葉取り消してくださいッ!」
突然、強い口調でセレーネが怒鳴った。
普段は物静かな彼女だが、今は違う。目つきがとても鋭くなり、口は真一文に結ばれ、凛々しくも威圧感が漂っている。
セレーネ「こなくんさんは決して負け犬ではありません。懸命に盾となってわたくしを守って下さいました。彼の犠牲を笑う資格は、あなたにはありません!」
ボーイ「砂利の分際で俺に一人前の口を利くとはな。だが、その代償は高いぜ」
セレーネ「望むところ」
両者は激突し、激しい殴り合いが展開した。清楚な外見に似合わず、セレーネは善戦している。2人から発生される衝撃波に耐えながらも、エイジアは隣にいるユニに訊ねる。
エイジア「俺にできることはあるか」
するとユニはウィンクしてぺろっと舌を出し。
ユニ「当然よ。あなたには最も大事な役目を引き受けてもらうわよ」
エイジア「何だよ、それ」
ユニ「耳を貸して。もし成功したらお礼をしてあげるニャン♪」
- Re: 神様の神殿で逃走中 ( No.20 )
- 日時: 2020/02/06 21:19
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
セレーネ「この鉤爪だけでも、奪ってみせます!」
セレーネはボーイの掌を掴むと逆に極めて折り、鉤爪を分離させた。
更に強力な踏みつけで破壊する。
ボーイ「宣言通りとはやるじゃないか」
セレーネ「ハァハァ……わたくしはここまで。あとは、エイジアさんとユニにお任せします」
自力で倒したい思いはあれど身体が無理をしているのも承知だった。だから彼女は私情を捨て、ボーイの攻撃の要である鉤爪の破壊にシフトしたのだ。両膝から崩れ倒れ伏したセレーネは転送される。
香久矢まどか 脱落
セレーネが姿を消すとボーイは冷静に鉤爪ではない普通の金属製の手を取り出し、装着。
ボーイ「俺の腕は着脱可能なんだよ。鉤爪を失った程度でお前達如きの相手ならば、さほど問題は無い」
ボーイ「あの雌猫と砂利を始末すれば依頼は達成だ。多少は時間がかかったが、約束通り報酬は頂くとするか」
目を光らせ、残るユニとエイジアを探す。しかし、彼らの姿が無い。
狭いエリアなので簡単に見つかるはず。まさか自分から飛び降りて強制失格でもしたのか。疑問を抱いていると神殿の瓦礫の方から熱反応を感知。
ボーイ「成程。そこに隠れてやがったか」
相手に恐怖を与えるのと最後の獲物のイキの良さを味わうべく、わざとゆっくり歩き接近する。彼らはその場から動かない。実はユニとエイジアはドラゴンボールを探していたのだ。優勝賞品であるドラゴンボールは神の神殿にあることを確信していたユニはセレーネを囮としている間に、瓦礫の中からドラゴンボールを捜索していたのだ。6つが見つかり、最後の四龍球を探し出したところで、ボーイが現れた。
ユニ「見つかってしまったわね」
ボーイ「こそこそと泥棒猫が手柄を横取りしようなんざ、100年早いぜ」
ユニ「痛い所を突くニャン。でも、アンタは終わりニャン!」
ボーイ「雌猫に俺が倒せるとでも?」
エイジア「お前を倒すのはこの俺だ!」
飛び掛かったのはエイジアだ。巨漢のボーイの首筋に肘をめり込ませ、体勢を崩すと、彼が放った鉄拳を掻い潜り、逆にボディーブローを命中させる。その威力は硬度において強い自信を持つボーイの身体が凹むほどのものだった。
ボーイ「馬鹿な。俺の身体が」
エイジア「お前の敗因はただ一つ。俺を怒らせた事だ!」
エイジアは怒ると怖く、戦闘力を倍増させる性質を持つ。
予想外の力に怯み、光弾を放とうと構えるが今は普通の手だった。
ボーイ「しまった!」
エイジア「俺の怒りにお前のコンピューターも誤作動を起こしたようだな」
ボーイ「あり得ん。この俺がミスをするなどと」
エイジア「それを恐怖って言うんだ」
ボーイ「俺は機械の身体を経て、人間らしい感情は捨て去った。お前達と同じにするな」
エイジア「確かにお前は並大抵の事じゃ驚かない。大したタマだ。けどよ、俺だけじゃなく参加者全員が怒っているんだとしたらどうするね?」
ボーイ「ッ」
彼の言葉にヒットマンは反論できない。一瞬、エイジアの背後にこれまで散った逃走者の姿が見えた。頬を殴られ、ボーイは後退する。
エイジア「まずは星奈ひかるの分!」
飛び膝蹴りを甲板に食らい、矢が胸に食い込む。
エイジア「天宮えれなの分!」
両の貫手で両手を破壊させる。
エイジア「羽衣ララの分!」
膝を狙った蹴りで右膝を破壊。
エイジア「こなくんさんの分!」
両肩の矢を拳で打ち込み、肩を破壊。
エイジア「香久矢まどかの分!」
そして拳を大きく引き、眉間に深い皺を作った怒り顔を見せる。
エイジア「最後が俺とユニの分だあああああああッ」
渾身の一撃を額に食らい、刺さっていた弓矢が貫通。
全身からショートを起こし、後退すると、クリスタルボーイは神殿から落下。
そして、大爆発を起こした。
クリスタルボーイ 撃破
ユニ&エイジア 逃走成功
一同「やったああああああああああああ!」
そして7つ揃ったドラゴンボールで、1つ目の願いとしてこなくんのお菓子の詰め合わせを。2つ目の願いでエイジアのバイキングの無料券、ハワイ旅行、家のリホームを叶えて貰う。(幸いにも神龍はこの願いを全部で1つとカウントしてくれた)
さて、3つ目の願いは……?
エイジア「どうする。3番目の願い」
ユニ「その前に、あなたにお礼をしないといけないわね」
エイジア「ああ、それね。で、何をくれるんだ」
するとユニはエイジアの頬にキスをした。
ユニ「これが私からのお礼ニャン」
エイジア「なんか照れるな」
ユニ「頬だから恋愛関係は無しニャン」
エイジア「分かってるよ。でも、女の子からそういうことされると、男だったら誰でも赤くなるんだよ」
ユニ「そういうものなのね」
神龍「お前達、イチャイチャし合ってないで、早く3つ目の願いを言え。
さっきから待っているんだけど、ずっと……」
終わり。
- Re: 神様の神殿で逃走中 完結! ( No.21 )
- 日時: 2020/02/06 21:25
- 名前: エイジア (ID: maEUf.FW)
どうも、エイジアです。
おぉ!俺クリスタルボーイを倒しちまったよ!しかも逃走成功!何かとモンブラン博士の作品で初の逃走成功ですね。そして最後に俺は何やってんだ。3つ目はどうしたんですか?
次回作を待っています。
- Re: 神様の神殿で逃走中 完結! ( No.22 )
- 日時: 2020/02/06 21:28
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
エイジアさんへ
逃走成功とクリスタルボーイの撃破おめでとうございます!こんなに喜んでもらえて私も執筆し甲斐がありました!3つ目の願いは何をしたのかは読者の想像にお任せしています!感想感謝です!