二次創作小説(新・総合)
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- 戦闘中~太陽王決定戦~【完結!】
- 日時: 2020/02/24 14:28
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
一時期相当に落ち込んで執筆もできない状態が何日も続いていましたが、どうにか復活できました。
その記念として(?)戦闘中を開催したいと思います!
1勝するごとに賞金100億円が貰えます!
が、参加者を見て分かる通り過去最強のメンバーが揃い踏みしています!
果たして並み居る強豪を勝ち抜き優勝する事ができるのでしょうか。
参加者一覧
宮下愛(虹ヶ咲スクールアイドル同好会)
渡辺曜(ラブライブ! サンシャイン!)
不動仁王(オリキャラ)
ステカセキング(キン肉マン)
ねこ娘(ゲゲゲの鬼太郎)
ターボメン(キン肉マン)
モンブラン博士(作者)
本作の見所
作者が遂に参戦!その実力は!?
不動仁王、いつも以上にやる気充分
完璧超人ターボメン、標的は如何に……
渡辺曜!aquas代表としは負けられない。これがほんとの曜ソロ!
>>1
対戦カード
>>15
- Re: 戦闘中~太陽王決定戦~【結果発表!】 ( No.16 )
- 日時: 2020/02/19 18:23
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
ねこ娘VSモンブラン博士
博士はねこ娘を愛していた。世界中の誰よりも愛する存在が自分と戦ってくれる。これ以上の幸福があるだろうか。いや、無い。自問自答を繰り返し、試合場に足を運ぶ。満員の観客。ねこ娘は既にリングインしていた。博士がリングに上がると割れんばかりの歓声が耳に轟く。
「この日をどれほど夢見たことか。悔いを残さず全力で戦いたい」
「良かったわね。私も気は抜かないわよ」
微笑み握手をする。互いに背を向け、自軍のコーナーに戻る。
しかし博士とは対照的にねこ娘の表情は冴えなかった。彼女はこの戦いにあまり乗り気では無い。理由は博士の外見にあった。147cmという小柄な体躯。
本大会の参加者の中では間違いなく最小だろう。しかも彼は素人。妖怪や多くの戦闘中を戦い抜いてきた自分とでは経験に圧倒的な差がある。多分、試合開始1分と立たずに負けてしまうだろう。自分を愛し、尽くしてくれた相手にこの仕打ちはあまりにも残酷ではないだろうか。心優しき少女はそう考え、表情を曇らせた。ルール無用で完全決着を基本とする試合。下手をすれば大怪我どころか命を落とす危険もあるバトル。彼はそれを分かっているのだろうか。様々な考えが浮かんでは消える中で、遂に試合開始のゴングが鳴った。
「猫姉さん、どうぞ遠慮なくかかってきておくれ」
「後悔しても知らないわよ!」
いきなりのハイヒールによる蹴り。ヒールの踵が博士の顔面に食い込み、吹き飛ばされる。
「お……おおおッ」
悶絶し顔を抑えるがねこ娘は四つん這いとなり急接近。作者の胸倉を掴んだかと思うと往復ビンタの雨あられ。見る見る晴れ上がり血が口から噴き出す。
腕を大きく引き、渾身のパンチを腹に撃ち込む。
「おえええええええッ」
目を大きく見開き、唾を吐き出す。腹を抑え七転八倒。
ねこ娘はクールな口調で言った。
「これで分かったでしょう。あんたと私の戦力差は。もう諦めなさい」
「その申し出は却下する! 何故なら私は嬉しいからだよ」
ゆっくりと立ち上がり、相手を見据える。
息は荒く、足は小刻みに震えているがその視線は真っすぐ相手を見据えている。
「心の底から嬉しいと思える。大好きな人と拳で語り合える。この喜びは滅多に味わえるもんじゃない」
「仕方がないわね。じゃあ、これでも闘る?」
目をギンッと黄色く光らせ耳まで裂けた牙の並んだ口を開けるねこ娘。
十指から伸びた爪はどれも非常に長く、白く輝いていた。地を蹴って迫る。
もちろん、本気で命を奪うつもりはない。軽く爪で引っ掻いて驚かせるだけだ。
きっと相手はあまりの恐怖に戦意を喪失するだろう。博士は逃げない。
下から上に見舞われた斬撃。服を裂かれ、大きくのけ反って倒れる。
ダウン。爪を収納し、踵を返す。
「もう立ち上がって来ないでよ」
傷付けたくないから。
心の中で言葉を付け加え、リングを降りようとする。
だが、彼は再び起き上がってきた。
燕尾服はボロボロで、息も絶え絶えだが闘志は衰えていない。
「まだ私は戦えるよ。簡単に試合放棄されちゃ困るんだ」
指を振る紳士にねこ娘は眉を八の字にし、腕を腰に当て、呟く。
「しつこい男は嫌われるわよ」
「しつこいは私にとって褒め言葉でね」
手をぐるぐると回し、向かって行く博士。
所謂ぐるぐるパンチというやつだ。戦術と呼べるものでは到底ない。
身長差のあるねこ娘は彼の頭を抑え、デコピンで吹き飛ばす。
「こんなの効くはずないでしょ。少しは考えなさいよ」
「はああああッ」
軽く小突くだけの打撃。当然、威力は全くない。
「いい加減にしな。あんたじゃあたしに勝てない」
博士は前蹴りを腹に受け、崩れ落ちる。
ねこ娘の表情は陰に隠れてよくわからないが声は微かに掠れていた。
大の字に倒れ伏した紳士にねこ娘は歩み寄る。
審判の判定を待つまでもない。私の勝ち。
何度目かの立ち上がる彼に、ねこ娘は掌底を顔面に見舞った。
これで決着が付く。
はずだった。
モンブラン博士は掌底にいったねこ娘の人差し指と中指を掴んで逆に曲げる。
少女の身体の力がすっと抜けていき、地面に膝を突く。反撃しようにも人差し指と中指のあまりの激痛に一切の動きが出来ないのだ。
膝蹴りをまともに受け、吐血。
右目に指を入れられ視力を奪われ、更に鉄拳の連打が浴びせられる。
ねこ娘の血飛沫がリングに付着していく。猫化して引っ掻こうにも無事な方の左手さえ微動だにしない。全身が痺れて動けない。
額から流れる大量の汗、切れた口からはポタポタと血が滴り落ちる。
「にゃ……ああああああああああッ」
かん高い叫び声に会場は水を打ったように静まり返ってしまった。
これまで幾度も戦闘中を制してきたはずのねこ娘が殆ど力も加えることなく、指を2本極められただけで無抵抗となってしまった。猫化も解け、息も絶え絶えになるねこ娘に博士は口を開いた。
「まさかとは思うけど、あの程度の攻撃で勝てると思ったのかね。他の人ならいざ知らず、私にとって君の技は全て快楽に変わるのだよ。だからどれだけ食らっても全く痛みを感じることがない」
「!?」
「至福の時間を与えてくれて感謝しているくらいだ。それに、私は小柄で怪力も無いけれど、それを補って余りある技がある」
激痛に苦悶の表情を浮かべるねこ娘に、博士は言葉を続けた。
「弱すぎてつまらないから、反撃のチャンスをあげよう」
指から手を離すと、ねこ娘は間合いをとって息を整える。
そして、十指から非常に長く爪を伸ばし、博士に斬りかかる。
凄まじい化け猫顔と驚異的なスピードで一気に間合いを詰め、その爪の先で放つ貫手。しかし、博士は身体に着弾する直前で彼女の手首を掴んで止めると、伸び切った細腕に右肘を炸裂させた。その一撃でねこ娘は左腕を骨折し、絶叫。
右目は真紅に染まり機能していない。左腕も破壊された。もう1度先ほどの技を仕掛けられたら一巻の終わりだ。紳士は特に構えも見せず悠然と立っている。
先ほどの弱者の面影は一切ない。だがねこ娘は棄権を選ばず、残った武器を最大活用しようと試みる。脚と牙だ。
「私にはまだコレがあるわよ!」
回転を加えた蹴りを博士の首筋に撃ち込み、続いて前蹴りでロープ際まで後退させる。
「君の足は長いからね。とても私にはできないよ」
「にゃにゃにゃにゃにゃ……」
スカートが捲れるのも気にせず、疾風怒涛のハイヒールによる乱れ蹴り。
連蹴の嵐を手を広げて食らい続ける。
蹴り技で発生した煙に包まれながら、博士は問う。
「忘れたのかね。君の攻撃は効かない」
靴跡を服に幾つも付けながらも、博士は仁王立ちで耐えきってしまった。
繰り出されるねこ娘の蹴りをキャッチし、再び肘鉄。
今度は右脚を折った。
「ここまでよく頑張ったと思うでも、これで終わりだよ」
「シャーッ」
猫が威嚇する声を放って、ねこ娘は鋭い牙で噛みつきをするが、噛みつかれるよりも早く、博士の拳が口の中に入る。拳は口の中で掌となり、彼女の舌を掴む。
舌を掴まれ口を閉めることができなくなったねこ娘に博士は右の貫手で少女の喉を攻撃。口から涎や血泡が噴き出し、博士も手を引き抜くと、ほんのわずかの間、ねこ娘は棒立ちになっていたが、ゆっくりと後ろに倒れ轟沈。瞼を閉じ、四肢は微動だにしない。完全失神だった。
勝者 モンブラン博士
「あの技を使うまではいかなかったか。でもそれなりに楽しむことができたかな」
モンブラン博士 準決勝進出!
- Re: 戦闘中~太陽王決定戦~ ( No.17 )
- 日時: 2020/02/19 20:41
- 名前: からあげ (ID: 70vEHkeO)
当選ありがとうございます!(ノ´∀`*)
出るからには精一杯やらせていただきます!(勝敗決めるのモンブラン博士さんだけど)
では!
追記
渡辺曜について調べました!
え…まってちょいタイプ…と思ったらハンバーグが好きですとぉ!?
これは僕と戦うために生まれたキャラなのかな?(謎の対抗心)
高飛び込みの選手と、この辺りはアニメ版とか漫画版で違うんですね。
女性を殴る蹴るするのは抵抗ありますけど…やったるでぇ!
- Re: 戦闘中~太陽王決定戦~ ( No.18 )
- 日時: 2020/02/19 20:48
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
からあげさんへ
おめでとうございます!
曜ちゃんはアニメと漫画で設定が違いますね。おお、対抗心とやる気が漲っているのを感じます!!
頑張ってくださいね!
- Re: 戦闘中~太陽王決定戦~ ( No.19 )
- 日時: 2020/02/21 20:03
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
渡辺曜VSからあげ
同い年の少年少女の対決は技の応酬だった。からあげが試合開始前に不意打ちで蹴り倒すと、曜は彼の腕を掴んで一本背負い。尻を強打した彼が立つと、組み技を仕掛けるべく、捕えようとする。しかし少年は俊敏で闘牛士のように巧みに曜の突進を躱す。少年は渡辺が柔を得意としているのを知り、距離を置く戦法に変更したのだ。接近戦なら投げ飛ばされるが、離れて戦えば危険は減る。両者とも格闘経験が殆ど無いとは思えない程の攻防に観客達は拍手喝采。序盤は回避に専念したからあげは曜の状態を観察する。青のダウンジャケットに白の長ズボンというお洒落ではあるが戦闘に不向きな厚着の曜は荒い息を吐く。うねりのある灰色の髪は汗で顔に貼りつき、頬は紅潮しており疲労が見てわかる。攻めるなら今。ロープの反動を利用した連続蹴りに少女の身体は独楽の如く回転。
2度のダウンにからあげは自慢げに笑い。
「僕の実力はこんな感じ。君には負けたくないからね」
「それはこっちも同じ。全速前進! ヨーソロー!」
肘をはり手の平を見せる敬礼で元気をアピールし、戦闘再開。油断した少年の両足を掴んでジャイアントスィングで振り回す。コーナーに後頭部を衝突し大の字に倒れたところで、曜はコーナーポストの最上段に跳躍。水泳・ダンス・高飛び込みで徹底的に鍛え上げられた脚で放つ渾身の足落とし。喉に被弾した少年は唾を噴水のように吐く。少女が覆いかぶさりカウントが取られるが、カウント2で返す。半ば失神状態で立ち上がったことで内に眠る力が覚醒。曜の打撃を回避し、羽交い絞めからのスープレックス。綺麗な弧を描いた人間橋は少女の頭をマットに直撃。カウントが3つ数えられ、少年の勝利となった。
「からあげくん、私に勝利したご褒美をあげる♪」
試合後、疲労が蓄積しているからあげに曜は近づくと、彼の口に茶色い塊を放る。しっとりとした感触と甘い香りが広がっていく。
「渡辺曜特製のブラウニーだよ。今日は君と戦えて楽しかった~! 次戦ったら負けないよ!」
差し出された手を握り、互いの健闘を称える握手。からの敬礼。
「優勝目指してヨーソロー! 頑張ってね!」
「君の分まで、頑張るよ!」
手を振りダッシュで会場を後にする曜を見送りながら、からあげは誓った。
必ず優勝をしてみせようと。
「さあ、次の相手は念願のモンブラン博士だ!」
勝者 からあげ
からあげ準決勝進出!
- Re: 戦闘中~太陽王決定戦~ ( No.20 )
- 日時: 2020/02/21 20:20
- 名前: からあげ (ID: 70vEHkeO)
準決勝進出だぁぁぁぁ!(*゚∀゚)嬉しい限りです!
さて、次はモンブラン博士さんですね!作者対決、負けたくないです!( ゚д゚)
では!