二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 逃走王決定戦!【完結!】
- 日時: 2020/06/17 21:21
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
今回の逃走中は王道を目指します!囮無し、自首無し、ラブライブ!シリーズのキャラ大集合です!
逃げ切り、賞金100万円を手に入れることができるのは誰になるのでしょうか。
それでは、開催です!
参加者一覧
高坂穂乃果
園田海未
南ことり
小泉花陽
星空凛
西木野真姫
矢澤にこ
絢瀬絵里
東條希
綺羅ツバサ
統堂英玲奈
優木あんじゅ
高海千歌
桜内梨子
渡辺曜
黒澤ルビィ
国木田花丸
津島善子
黒澤ダイヤ
松浦果南
小原鞠莉
鹿角聖良
鹿角理亜
渡辺月
中須かすみ
桜坂しずく
天王寺璃奈
上原歩夢
宮下愛
優木せつ菜
朝香果林
近江彼方
エマ・ヴェルデ
澁谷かのん
唐可可
嵐千砂都
平安名すみれ
葉月恋
ウィオ
賞金100万円
制限時間 無し
ハンター 高度知能かつ無音式
ハンター人数 秘密
OPゲーム 無し
ミッション あり(クイズ形式)
エリア 架空の街
囮 無し
自首 無し
途中棄権 あり
主なみどころ
ほのことうみ
まきりんぱな
のぞえり
にこまき
りんぱな
ようよし
ルビまる
よしまる
以下、多数のカップリング
応募用紙>>1
- Re: 逃走中 逃走王決定戦! ( No.13 )
- 日時: 2020/06/16 20:53
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「鞠莉さん!?」
「ダイヤ!?」
どれくらい走ったでしょうか。鞠莉さんとダイヤさんはようやく合流を果たすことができました。ですが代わりに果南さんと歩夢さんはその過程で確保されてしまったのです。お互いの無事を喜びハグをしながらも、彼女達は確保されたふたりの分まで逃走中を頑張ろうと誓いました。けれど、安堵する間もなく、次なる危険が鞠莉さん達に迫ってきました。そうです、ハンター達も同様に裏路地を突破してきたのです。駆けてくるハンター達を見て、鞠莉さんは言いました。
「ダイヤ、ここは私が引き受ける。行くのデース!」
「でも!」
「私はダイヤを守りたいの。それがフレンドとしての私の役目!」
踵を返し、仁王立ちになりますと、一歩も引かない構えを取りました。ダイヤさんは振り返るのをやめ、けれどあふれ出る涙を止められず、走り出しました。
「鞠莉さん、ありがとうございますわ」
遠くへダイヤさんが去っていくのを見届けてから、鞠莉さんはそっと瞼を閉じました。
「ダイヤと逃走中に参加できて私はハッピーだったよ」
ポンッ!
小原鞠莉 確保
同時刻、国木田花丸さんはハンバーガーを前に大口を開けていました。
「ずらあぁ♪」
ぱくりとパンと肉の塔にかぶりつく、花丸さんはとても幸せそうです。
場所はエリア内にあるハンバーガーショップ。そこで、津島善子さん、国木田花丸さん、黒澤ルビィさんがいました。時刻は1時過ぎです。
「アンタ、お昼を食べたばかりなのに、まだ食べるの?
ほんとに人間なのか……?」
怪訝そうな顔で善子さんは花丸さんのお腹を凝視します。先ほどお昼ごはんとして、スパゲッティを3杯も食べていたはずなのですが、彼女のお腹は細いまま。
本人が語るところによれば「太らない体質」とのことですが、同じ女子として善子さんは花丸さんが羨ましくなってきました。そんな時、彼女達に通知が届きました。
「通知、鞠莉さんと果南さん確保!」
「「ええっ!?」」
ルビィさんの言葉にふたりは食べ物から目を離して仰天します。
3年生は運動神経に自信のある人達ばかりで、そんな彼女達が2人も確保されているという通知には、ハンターへの脅威が十分に伝わってきました。
「でもお姉ちゃんは助かったみたい」
「不幸中の幸いずら」
「リトルデーモン4号の姉だけのことはあるわね」
「うゆ……これからどうしよう」
「このままここにとどまっているわけにもいかないわね。いつかは発見されるだろうし」
「お店を出る前に、もう1個だけ食べてからにするずら」
「あんたまだ食べ足りないわけ!?」
- Re: 逃走中 逃走王決定戦! ( No.14 )
- 日時: 2020/06/16 20:56
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
30分後、ハンバーガーショップを出た善子さんはすっかり項垂れていました。
花丸さんにつられてハンバーガーを食べすぎて、気持ち悪くなってしまったのです。
「うう、やはり不幸は健在なのか」
「マルと善子ちゃんは違うずら~」
「アンタの身体の構造が異常なのよ!」
花丸さんと善子さんが言い争いをしていますと、渡辺曜さんがやって来ました。
「善子ちゃん、花丸ちゃん、ルビィちゃん!」
「善子言うな! 私はヨハネ!」
「曜ちゃんも来ていたんですね」
「うん。逃走中って面白そうだし。逃走成功目指して全力前進、ヨーソロー!」
その後、真姫さんの時と同様の理由から、2チームに分かれることになりました。
花丸さんはルビィさんと、善子さんは曜さんと組むことになり、それぞれ別の道を行きます。
「……」
「……」
「さっきから気になっていたんだけど」
花丸さん達と別れてから数分後、ぐっと顔を近づけた善子さんが言いました。
あまりに接近されるので曜さんは発汗しながらも、彼女の次の言葉を待ちます。
「曜、アンタ、日焼けした?」
「善子ちゃんには気づかれちゃったみたいだね」
「当たり前じゃない! 肌が赤くなっているんだから、誰だって気付くわよ!」
曜さんはインドア派の善子さんとは異なり、外で遊ぶ機会が多いものですから日焼けをして皮を剥ぐことがよくあるのです。けれど、善子さんとしてはアイドルが日焼けをして皮を剥ぐ状況が我慢できず、たびたび曜さんに鉄拳を食らわせているのです。
「日焼けするなって言ったでしょー!」
「おっと」
善子さんのパンチを笑顔で躱す曜さん。何度打撃を見舞っても、曜さんには掠りもしません。
「さては機動力を上げたな」
「えへへ」
「待て待てー!」
じゃれ合いながらふたりとも楽しい時を過ごしました。そして、激戦の末に善子さんの奥義、堕天流鳳凰縛(別名コブラツイスト)が決まり、曜さんはギブアップ。タイプも学年も異なる彼女達ですが、不思議と馬が合うのです。
「次は負けないよ?」
「リトルデーモンが堕天使に勝つのは100年早いのですよ」
善子さんが得意気に勝ち誇ったその時です。
ポンッ!
「「へ?」」
津島善子 確保
渡辺曜 確保
お互いにコブラツイストを仕掛けたり、受けたりしていたことで背後への集中力を完全に失っており、そこをハンターに狙われてしまったのでした。
- Re: 逃走中 逃走王決定戦! ( No.15 )
- 日時: 2020/06/16 21:02
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
近江彼方さんはぽかぽかと暖かな太陽の光に照らされて、芝生の上でお昼寝をしています。その隣には唐可可さんがいて、彼女を起こそうとします。
「彼方さん、クゥクゥと寝ている場合じゃないのデス! ウェイクアップ!デスよ」
「可可ちゃん、ギャグを言うなんてまるで愛ちゃんみたいだねえ。すやぴ……」
いくら揺さぶっても彼方さんは起きることはありません。疲労困憊したのと、あまりにも彼方さんが眠る姿が気持ち良かったこともあり、唐さんも隣でお昼寝タイムです。
ポンッ!
近江彼方 確保
唐可可 確保
ハンターに見つかり確保されてしまいましたが、こんなに幸せそうな顔で寝ているのですから、賞金を獲得する以上に嬉しかったのかもしれません。
その頃、アライズのツバサさん達はトンネルの前に来ていました。
ここを抜ければ、別の場所へ出るのは間違いないのですが、暗いこともあり、恐怖心を煽ります。そこで3人は手を繋いで歩くことにしました。
「こうすれば怖くない」
「私たちが逃走成功すれば完全にフルハウス!」
統堂さんの意見にあんじゅさんも頷き、手を繋ぎます。
真ん中にリーダーのツバサさんを配置し、息ぴったりで駆けて行きます。
トンネルは暗く、お互いの顔さえ見えません。けれど、彼女達は心で繋がっていました。暫くして、トンネルを抜けますと、そこには青い海が広がっていました。
「綺麗……」
頬を紅潮させて、海を眺めていたツバサさんでしたが、ここで左右のふたりに視線を移し、目が飛び出るほどの衝撃を受けました。何故って、統堂さんとあんじゅさんがいつの間にかハンター2体に代わっていたからです。
どこで入れ替わったというのでしょうか。まるで狐に包まれたかのように困惑するツバサさんでしたが、ニコッと笑ってハンターの顔を見つめていいました。
「残念だけど、こんなことくらいじゃ私を怖がらせることはできないわ」
彼女は両隣のハンターに向けて言ったのではなく、未だ姿を見せず、この大会を主催した謎の人物に対して告げたのです。彼女の一言が主催者に通じたのか否か、それは神様でないとわかりません。
綺羅ツバサ 確保
統堂英玲奈 確保
優木あんじゅ 確保
次回、ミッション発動!
- Re: 逃走中 逃走王決定戦! ( No.16 )
- 日時: 2020/06/16 21:07
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
朝香果林さんは一刻も早く逃走中が終わってほしいと考えていました。
原因は炎天下にありました。ギラギラと照り付ける太陽は体力を奪うだけではなく、彼女にとって命綱ともいえる、日焼け止めが汗で流れることを意味しています。
「暑いわ。もう、棄権しろうかしら?」
棄権の選択肢が頭をよぎった時、通知が届きました。
「『通知 ミッション1 掲示板に貼られているクイズを3問正解すれば、ハンターを減らすことができる』……」
文章を読み上げ、顔を上げますと彼女の目線の先には掲示板がありました。
「偶然っていうのも凄いわね。それで、どんな問題があるのかしら?」
興味本位でのぞいてみますと。
問題1
モンブラン博士が好きなものはどれ?
1 うなぎ
2 おへそ
3 魚
「明らかに2番だけが浮いているわね。モンブラン博士って作者のことでしょ? 私、あの人のことよく知らないのよねー」
少し迷った果林さんでしたが、自分の直感を頼りに2をセレクトします。
結果は見事に正解。果林さんはミッションに貢献することができました。
「これで良かったわ。そろそろ日焼け止めも全部流れちゃうから、私はここら辺でリタイアするわね」
朝香果林 棄権
その頃、ダイヤさんは猛然と走り続けていました。
喉は乾き切って、気力も限界です。フラフラしながら走り続けていますと、前方に長いポニーテールの少女が見えました。
「アレは果南さん? でも、果南さんは確保されたはずでは……」
怪訝そうにしていますと、少女が振り向きました。果南さんとは異なり濃い黒髪をしています。
「他人の空似だったみたいですね」
「あなたは、黒澤ダイヤさんですね」
「ええ、そうですわ」
「私は葉月恋と申します。喉が渇いているみたいですね。良かったら、これをどうぞ」
葉月さんが笑顔で差し出したのは冷水の入ったペットボトルでした。お礼を言って飲んでみますと、何と気持ちが良いのでしょう。疲れ切った身体に冷たい水が全身を駆け巡り、生きる力を与えてくれます。
「ありがとうございます! あなたのおかげで助かりましたわ!」
「いえいえ。それではお互い、逃走中を頑張りましょうね」
「もちろんですわ!」
妹と合流すべく猛ダッシュで駆けて行くダイヤさんを手を振って見送る葉月さん。けれど、彼女にはハンターの影が迫っていました。
ポンッ!
葉月恋 確保
- Re: 逃走中 逃走王決定戦! ( No.17 )
- 日時: 2020/06/16 21:13
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
宮下愛さんと天王寺璃奈さんは掲示板の前で腕組みをしていました。
「りなりー、この問題の答え、わかる?」
「璃奈ちゃんボード 困惑……」
璃奈さんは表情をあまり出すことができないという理由から、璃奈ちゃんボードと呼ばれるカオで表情を変えることで、その時の感情を表しています。
機械に強い璃奈さんと駄洒落が得意な愛さんのコンビでしたが、猛者2名をもってしても、難問でした。
クイズ2
作者のモンブラン博士のラブライブ!の推しキャラは誰?
1 西木野真姫
2 絢瀬絵里
3 小泉花陽
「どれも当たりそうだけど、全部違うような気もするんだよねー」
「確か、モンブラン博士は花陽ちゃんが推しキャラって聞いたことある」
「おっ、さすがはりなりー情報通だねえ。それじゃあ3を選ぶよ」
満面の笑みで愛さんが3を選びますと。
ブッブーとダイヤさんの声で不正解が告げられ、ふたりの立っていた場所にぽっかりと穴が開きました。
「えっ、なにコレ!?」
「璃奈ちゃんボード Σ(゚Д゚)」
驚愕するふたりは穴の中に吸い込まれていきました。
そして穴は再び何事もなかったかのように元の地面へと戻っていきます。
その光景を木の陰から見ていたものがいます。黒のストレートヘアが特徴の少女、渡辺月さんです。彼女は前に確保された渡辺曜さんの従姉妹なのです。
「まさか、あんな仕掛けがあったとはね。この逃走中、やっぱり普通じゃない。
一応、皆に報告して、と。それじゃ、トイレにでも行こうかな」
月さんは残っている逃走者にクイズはリスクが大きいから解かないようにと通知をして、トイレへと向かいました。
宮下愛 確保
天王寺璃奈 確保