二次創作小説(新・総合)
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- 食事中 癒しの時間をあなたに 【閉店】
- 日時: 2020/07/20 10:47
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
日頃の疲れを大好きなラブライブのキャラクターと美味しい料理で元気を回復できますように。
この作品は食事中となっています。
好きなラブライブキャラ1名を選んでテーブルで向かい合って座り一緒に雑談をしながら、食事を楽しむことができます。ご希望される場合は隣同士でもOKです。記入するのは作者の名前とキャラ名、好きなところだけ。
メニューは全てお任せとなっていますので、何が出てくるかはお楽しみとなっております。それでは、ごゆっくりお楽しみください。
なお、更新はマイペースとなっておりますのでご了承ください。
募集用紙は
名前(読みも)
性別
キャラ名
選んだキャラのどんなところが好きか
以上となっています。
一緒に食事をしてくれるキャラ一覧(この中から1名を選んでください)
南ことり 園田海未 小泉花陽 星空凛 矢澤にこ 西木野真姫
渡辺曜 津島善子 国木田花丸
中須かすみ 天王寺璃奈 宮下愛 近江彼方
それでは皆様のご来店をお待ちしております。
- Re: 食事中 癒しの時間をあなたに 【募集中】 ( No.6 )
- 日時: 2020/07/12 19:28
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
konakunさんへ
来店ありがとうございます。もちろん、大歓迎ですよ。
卵の単体料理が苦手なのですね。もちろん配慮します。
それではゆっくりお待ちいただけますと嬉しいです。
- Re: 食事中 癒しの時間をあなたに 【募集中】 ( No.7 )
- 日時: 2020/07/14 14:41
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
凛「どんな料理が来るのか楽しみだにゃー」
天竜「そうだねえ」
お店にやってきた天竜と凛は外の景色が見える窓側のテーブルを選び、向かい合って腰かけます。
凛「ラーメンが来たらいいにゃー」
天竜「凛ちゃんはラーメンが大好きだものね」
凛「何杯でも食べられるよ。特に練習が終わった後に食べるラーメンは最高にゃ」
天竜「お腹が空いている時に食べると、より美味しく感じられるよね」
凛「理解者が増えて嬉しいにゃ」
凛は学校帰りの為、音ノ木坂学院の制服で来店したのです。
紺色のブレザーを椅子にかけて、半袖のブラウス姿になっています。
凛「このお店、完全にお任せなんだよねえ。お魚が出たらどうしよう・・・・・・」
眉を八の字にして若干不安そうな顔色になる少女に、天竜は微笑んで。
天竜「その時は僕が食べるから大丈夫だよ」
凛「それなら安心だにゃ」
お店の中にはふたり以外のお客さんは誰もいません。優雅なクラシックの音色に心地よいクーラーの風が夏の暑さを忘れさせてくれます。オレンジ色の光が彼らを温かく照らし、ふたりの仲を祝福しているかのようです。
暫く待っていますと、銀の鐘の形をしたクロッシュをかぶせられた料理が運ばれてきました。ふたりの前に並べられ、従業員は去っていきます。
凛「ねえ、一緒に開けよう?」
上目遣いで見つめてくる少女に天竜は顔を真っ赤にしながらも頷き、カバーの取っ手を掴みます。
凛&天竜「いち、にの、さんっ!」
同時に蓋を開けますと、中から現れたのは赤いどんぶりに入れられたラーメンでした。大好物の登場に凛はキラキラと目を輝かせます。
凛&天竜「いただきまーす!」
箸で麺を掴んで、すすってみますと小麦の香りとモチモチとした触感が食欲をそそり、蓮華でスープをすくって一口飲みますと、醤油と煮干しのコクが口の中に広がり、身体全体を温めていきます。白い湯気がふたりのどんぶりから噴き出し、天井へと昇っていく様は、まるで白龍のようです。煮卵もスープで煮込まれた濃いめの味付けで、メンマも程よい硬さに仕上がっており、柔らかめの麺を食べた後だと新鮮に感じます。麺もスープも抜群の旨さのラーメンに大満足したふたりでしたが、もうひとつ素敵なおまけがありました。小さな皿に盛りつけられてやってきたのは黄色いご飯が特徴の、みんな大好きチャーハンです。
凛「最高にゃああああ!」
天竜「至福・・・・・・」
パラパラと口の中でほどける米の中に醤油と卵の味がしっかりついていて、細切れにされた肉とネギの香ばしさが食欲を倍増させます。
たくさん食べて冷たいお水を飲みながら、椅子にもたれてのんびりしていますと、不意に凛が立ち上がり、人差し指を突き出し、天竜の頬に触れます。
凛「ご飯粒がついてたにゃ」
天竜「ありがと」
凛はご飯粒を口の中に入れ、小さく舌を出してウィンク。
その愛らしさは言葉では表現できないほどでした。
ボーイッシュな少女は店員からマイクを手渡されます。
その意味を察し、踊りながら天竜に近づいて。
凛「それではっ! 凛のソロで歌います。聴いてください。ハロー星を数えて!」
店内に凛の高く愛らしい声が響き、夢のような時間となりました。
以上になります。天竜さん、ご来店ありがとうございました。
- Re: 食事中 癒しの時間をあなたに 【募集中】 ( No.8 )
- 日時: 2020/07/12 21:00
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ことり「遅れてごめーん!」
ベージュ色の髪をした少女、南ことりは手を合わせてレストランに入ってきました。
ゆうき「ちょっとくらい遅れても俺は問題ないよ」
ことり「ありがとう。ことり、嬉しいっ!」
ぎゅとことりにハグをされ、思わず天に昇りそうになったゆうきは何とか意識を保ちます。彼と隣には想い人であることりが腰かけます。店はふたりの貸し切り状態です。
ことり「何が出てくるのかなぁ?」
ゆうき「何が出てもことりちゃんと一緒に食べる食事だから、美味しいに決まっているよ」
ことり「ことりもそう思う!」
ワクワクしながら待っていますと、やがて料理が運ばれてきました。
銀の蓋をかぶせられた皿は静かな手つきでふたりの目の前に置かれます。
ですが彼らは料理よりも運んできてくれた人が気になって仕方がありません。
コック服からでもわかる鍛え上げられた上半身、猛禽類のように威圧感のある瞳に長く伸ばした茶色い髪をした男性です。
ことり「あの、人違いだったら謝りますけど」
ゆうき「もしかして、不動のアニキか?」
不動「それが何か問題でも?」
ギロリと睨まれ、ふたりは萎縮してしまいます。不動は何も告げずに、ずっと奥にある厨房へと姿を消してしまいました。ふたりは眼下の料理に集中します。
何しろ、不動が作った料理なのです。どんなものが出てくるのかまるで予想できません。そもそも食べ物が出るかどうかさえ、怪しいのです。
ことり「ゆうきくん、開けよう」
ゆうき「ちょっと怖いけどな。ことりちゃんと一緒なら乗り越えられる!」
意を決して蓋を開けた瞬間。
ことり「ちゅんちゅん♪」
ゆうき「嘘だろ・・・・・・」
ふたりとも蓋を持ったまま、ほんの数秒、時間が止まったかのように硬直してしまいました。蓋の下から現れたのは、黄色くふわふわの生地にてっぺんには生クリームと苺がのったチーズスフレケーキです。小さなフォークを使って、生地を突き刺しますと、フォークの上でプルプルと生地が揺れているのです。一口食べると優しくほんのりと甘さとチーズの香りが鼻をくすぐったかと思った瞬間、口の中でケーキが消えてしまいました。あまりの柔らかさに消えたように感じられたのです。苺も甘味も強く果汁がたっぷり入ったものを使用しているので、苺特有の甘酸っぱさを楽しめます。生クリームは牛乳の味が色濃く感じられながらも、雲のように軽い口どけなのです。
ゆうき「美味い! 何だよこの美味さは! こんなチーズスフレ食ったことない!」
ことり「すっごく美味しいよ、不動さん!」
不動は口角を上げて笑います。
不動「洋菓子は初めて作るので不安だったのだが、喜んでもらえて何よりだ。良かったら、もう1回作ってやってもいいが――どうする?」
ことり&ゆうき「お願いします!」
3時のおやつタイム。ゆうきは大好きなことりと、アニキと慕う不動の手作りのスフレに舌鼓を打ち、最高のひと時を過ごしました。
以上になります。ゆうきさん、ご来店ありがとうございました。
- Re: 食事中 癒しの時間をあなたに 【募集中】 ( No.9 )
- 日時: 2020/07/13 10:58
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
凛「ぶーん!」
星空凛は自分の腕を飛行機の翼に見立ててお店を駆け回っています。
広い店内ですから走り回っても問題はありません。それから「どーん!」と言って勢いよく椅子に着地しました。向かい合って座る天悪はそんな彼女の様子を微笑ましそうに見ています。フォークとナイフを構え、ナプキンを首に巻いて、運ばれてくる料理を凛は今か今かと待っていました。すると、店に入って着席してから5分も経っていないのに、完成した料理をウェイトレスが運んできました。
凛「今日はとっても早いにゃ~!」
美琴「ありがとうございます」
一礼をして言ったのは長い黒髪に白い肌が特徴の美琴です。今日はいつもの白い忍者装束ではなく、メイド服を着ています。彼女は上品な手つきで料理を置きますと、再び一礼をしてその場を離れました。鼻歌を歌いながらクロッシュを外そうとする少女でしたが、途中で動きを止めてキランと目を光らせて、天悪に訊ねます。
凛「中身が何か予想してみない?」
天悪「いいよ」
凛「美琴さんが作ったのは間違いないニャ」
天悪「さっきの人は凛ちゃんの知り合いなの?」
凛「そうだよ」
天悪「僕は美琴さんのことをよく知らないからなあ。どんな料理を作ったのか、全く予想できないよ」
凛「じゃあ、ヒントを出してあげるニャ。日本人なら誰もが食べたことのある料理ニャ」
天悪「誰もが・・・・・・」
天悪は頭の中で想像を膨らませます。
やっぱりここは定番の寿司やソバかなあ。でも意外に作るのが早かったし。簡単に作れるメニューで日本人が誰でも食べたことのある料理・・・・・・
天悪「サンドイッチかな?」
凛「正解かどうかは開けてみればわかるニャ。
それでは同時にオープンニャ!」
凛の掛け声でふたりが同時に蓋を取りますと、中には丸く大きなおにぎりが入っていました。
天悪「おにぎりだったのか。確かに、日本人なら当たり前に食べるよね」
凛「クイズは残念だったけど、外れてもおにぎりは食べられるニャ♪」
天悪「そうだね」
凛「はむっ!」
凛はフォークとナイフを置いて、特大おにぎりを手づかみにして噛みつきますと、目を大きく見開きました。そして「ほう」とため息を吐きだし。
凛「すっごく美味しくて和むニャ・・・・・・かよちんにも食べさせてあげたいニャ~」
天悪「僕も、あむっ!」
凛につられて天悪も一口食べてみますと、彼女の言葉通りだと思いました。海苔の磯の香が鼻孔をくすぐり、噛むとパリパリとした心地よい音が鳴ります。
白いごはんはふっくらと握られており、やや強い塩味が癖になり、もう一口、もう一口と食が進んでいきます。何の変哲もない塩だけのおにぎりですが、天悪はこれほど大きく、美味しいおにぎりを食べたのは初めてでした。
シンプルながらも日本人の心の奥底に染み渡る優しい味です。
気が付いたらあれほど大きかったはずのおにぎりが掌から消えていました。全部食べてしまったのです。
凛「おかわりニャ!」
美琴「天悪さんはどうしますか?」
天悪「僕も追加でもらおうかな」
美琴「わかりました」
2個3個とおにぎりを食べたので、天悪は満腹になりました。
もう動けないほどなのです。ふと、凛のお腹に目をやりますと、彼女はあれほど大量に食べたにもかかわらず、ぺったんこのままなのです。
天悪「カロリーの消費量が激しいのかもしれないな」
凛「最後のおかわりニャ! そしてその後は、凛の単独ライブニャ~! >ω</」
その後、凛は15曲も続けて歌い切ってカロリーを消費して、見事、海未のダイエットから逃れることに成功しました。
もちろん、観客1人だけのライブが天悪にとってどれほど嬉しかったかは、語るまでもありません。
以上になります。天悪さん、ご来店ありがとうございました。
- Re: 食事中 癒しの時間をあなたに 【募集中】 ( No.10 )
- 日時: 2020/07/13 19:32
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
璃奈「今日は誘ってくれてありがとう。璃奈ちゃんボード(>ワ<)」
Konakun「そのボードが見れて嬉しいよ」
璃奈「喜んでもらえて良かった」
Konakun「僕は卵料理が苦手なんだけど、璃奈ちゃんは苦手なものとかある?」
璃奈「私は特にないよ。何でも食べられる。だからもし、卵が出たら私に言ってほしい」
Konakun「璃奈ちゃんは優しいんだね」
璃奈「璃奈ちゃんボードテレテレ」
Konakun「赤くなってる」
璃奈「ちょっと、恥ずかしい」
話をしていますと、ジャドウ=グレイがやってきました。今日は彼の担当なのです。銀髪を白く撫でつけ、立派な口髭を生やした老紳士は骸骨のように細い腕で、釣り鐘型の蓋を乗せた皿をふたりの目の前に起きました。
ジャドウ「これは最初のメニューなので、食べ終わったら次を持ってきますぞ」
璃奈「それってフルコース? 璃奈ちゃんボードワクワク」
ジャドウ「貴殿の想像にお任せすることにしましょう。それでは、一旦失礼」
ジャドウがいなくなった後に残された皿をふたりが確認しますと、中にはワイングラスに赤い飲み物が並々と注がれています。一見するとお酒のようですが、よく見ると、黒コショウの粒が浮かんでいます。
璃奈「わかった。これはトマトスープ」
Konakun「トマトスープ・・・・・・飲んでみるか」
スプーンは使わずストローで飲むのです。
璃奈「ちゅるー」
Konakun「冷たっ!」
口に注がれたスープのあまりの冷たさにkonakunは仰天します。
低音で冷たく作られたスープなのですが、確かにトマトの酸味と甘み、そして黒コショウの辛さが舌を刺激します。
Konakun「美味いけど、どうしてひと手間加えたんだろう」
首を傾げるkonakunでしたが、璃奈の様子を見て悟りました。
少女は表情を変えるのが苦手で常にボードをしています。熱々のまま出せば湯気でボードが曇ったり、スプーンで食べた時にボードを汚してしまうかもしれません。けれどとても冷たくして出せば、ストローでも飲めますし、一気に飲んだとしても舌を火傷することもありません。
Konakun「ここまで考えて出していたのかよ」
璃奈「何のこと? 璃奈ちゃんボード ハテナ」
Konakun「いや、こっちの話」
美味しくスープを飲み干した後に出てきたのは大盛りのトマトソーススパゲッティでした。ひとつの皿にふたり分以上の量が入っています。しかも、とりわける皿も無いのです。
Konakun「このまま食べろってことか」
璃奈「そうみたい」
Konakun「でもミートソースがかかったらボードが汚れるよ」
璃奈「大丈夫」
璃奈はそう言ってスッとボードを顔から外しました。
Konakun「璃奈ちゃん!?」
璃奈「あなたになら素顔を見せても大丈夫だと思った」
Konakun「璃奈ちゃん・・・・・・素顔の君も可愛いよ」
璃奈「嬉しい。璃奈ちゃんボード、にっこりん♪」
そしてふたりはスパゲッティを食べ始めます。
酸味の効いたソースに長く柔らかなパスタ。麺が柔らかい割に切れにくく、フォークで取ろうとしても切れません。仕方なくツルツルと麺をすすり始めたkonakunは衝撃的な事実に気が付きました。何と、麺が璃奈のものと繋がっていたのです。そのままツルツルと麺を口に入れていく両者。当然、互いの距離は縮まり、テーブルから身を乗り出すことになります。そして更に接近し、ふたりは結果的に甘酸っぱいキスをしてしまいました。
璃奈「!?」
Konakun「!?」
あまりの衝撃でふたりとも声が出ません。
その姿を見ていたジャドウはグビリと赤ワインを煽ります。
ジャドウ「青春というものはいいものですな。幸運の連続で」
Konakunは思いました。
まさかジャドウは最初からこうなることを予測して、料理を作っていたのか。
だとしたらとんでもない策士だ。でも、夢みたいに嬉しい。
Konakunさん、ご来店ありがとうございました。