二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

イタズラ兄弟ジョウトを征く
日時: 2021/03/29 10:43
名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: JzqNbpzc)

「おいジョーイ!見てみろよこの看板!」

「フレッド!それってアルセウスとかいうポケモンの看板じゃない!?」

「こんなところにあるなんて相当レアな宝が取れるぜw」

「フレッドったら…リーダーのイタズラの材料集めに来たんでしょ?」

イタズラ大好き兄弟のフレッドとジョーイ。

暗い森の中、彼らが見つけたのはかつて【宇宙を創造した神】と言われていたポケモン、アルセウスが描かれていた看板だった。

「でもよ、なんでこんな暗い森の中にこんな看板があるんだ?」

「さあ?あ!でもこの下の部分の文字、俺読めるよ!」

「これか?俺にはさっぱりだぞ?古代文字か何かか?」

「多分そうだと思う!俺の予想が合ってればね!」

「何て読むんだ?教えとくれよ!」

「わかったから急かさないでよフレッド!えっとね…」

―――

宇宙創造せし神、ここに眠る。

虹色の羽根煌めく刻、神使い求めて目覚める。

―――

「だってさ!」

「虹色の羽根な…お?これか?売ったら高そうだw」

「フレッド!無暗に触らない方がいいって!」

「なーに!羽1つくらいケチケチすんなって!(…サマ)何も起こらねえ…え?」

「どったのフレッド?」

「今何か声がした気が…」

(…キサマガ、ワレヲヨブツカイカ…?)

「え?何!?」

(ヨイ…ナラバコイ…!)

「いや、俺ら何も言って…」

シュイーーーン…!!!

「「うわあああああ!!?」」





これは、イタズラ兄弟がジョウトで神に振り回されながらジョウト地方を旅する小さな物語…





Attention!
この話は、ニンテンドーDSソフトのゲーム『ポケットモンスター ハートゴールド』の二次創作となります。

なお、以下の要素が少なくとも含まれています。
・オリジナル設定あり(原作と違う展開になることが多々あります)
・実際の縛りプレイ結果を元に話が進行
・オリキャラの登場(そもそもフレッドとジョーイがオリキャラだけども)
・ポケモンが喋る(かもしれない…ここはまだ未定の段階)
・不定期更新
・ほぼ台本形式
・DSの故障またはソフトの不具合で完全打ち切り


以上がOKという方は、どうか薄く淡く期待しながら読んでみてください!


☆縛りのルール☆
・ジムを1つ制覇する毎にタイプが1つ使用不可になる(ただし8つ目のジム終了時は2つ)
※秘伝技は特例として除き、ノーマルタイプは無くならない。決定方法はルーレット。
・戦闘中でのアイテム使用は1度のみ可
・殿堂入りでクリア(カントー編については未定。【やる場合は】タイプに一旦リセットをかけてからの予定)

登場人物:>>6
現在使用不可タイプ:なし

Re: イタズラ兄弟ジョウトを征く ( No.1 )
日時: 2021/03/28 17:00
名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: JzqNbpzc)

~謎の空間~

…目覚めよ

フレ「ZZZ…あと5分…」

…目覚めよ

ジョ「ムニャムニャ…」

…ええい!目覚めんか!

ズドーン!!!

フレ「だーっ!?敵襲か!?」

ジョ「ZZZ」

謎のポケモン「目覚めたか、我が使いよ…」

フレ「誰だお前!?ってかジョーイも起きろ!何かやべえことになってるぞ!」

ジョ「んー?ごはん?」

フレ「飯は6時間前に食っただろ?それより緊急事態だ。変なのが俺らの前にいる!」

謎のポケモン「ほう…我を変なのと…?」

ジョ「ちょっとフレッド!アルセウスだよこのポケモン!あの幻の!」

フレ「何だって!?」

アルセウス「如何にも。我が名はアルセウス…我を呼ぶ使いよ…」

フレ「…ZZZ」

ジョ「…ZZZ」

アルセウス「寝るでない!」

フレ「だってこれ夢だろ。なんで俺たちが幻のポケモンと会話してんのさ。ポケモンと会話するシリーズは人狼とかに出てるマフジーのポケモンで十分だって」

ジョ「メタやめようよフレッド…」

アルセウス「貴様ら、まだ状況がつかめていないようだな…ここは我が作り出した空間だ…そして貴様らは虹色の羽根に触れ、我を呼び起こした神の使いなのだ…」

ジョ「俺触ってないよ?」

アルセウス「そこにいたから序でに連れてきてやったわ」

ジョ「扱い酷くない!?んもう!フレッドがむやみやたらと触るから!」

フレ「知らねえよ!こんなことが起こるって思ってなかったし!おいアルセウス!さっさと俺達を元の世界に戻しやがれ!」

アルセウス「それはならぬ」

フレ「なんでだよ!」

ジョ「変なところに飛ばされて異世界転生的なやつになっちゃうんだよきっと」

フレ「マジか…じゃあ俺たち死んじまったのか…?」

アルセウス「死んではおらん。だが貴様らは神の使いとして我を楽しませる使命がある」

フレ「こんな空間下でどう楽しませろってんだ?俺達芸人じゃないんだぞ?」

ジョ「そもそもなんでそういう使命で人さらいなんてするのさ?」

アルセウス「暇だからだ」

フレ「暇て!」

ジョ「神の暴挙だ…」

アルセウス「それもあるが、貴様らを元の世界へ戻すには、虹色の羽根を持ちし者の協力が必要不可欠なのだ…貴様が安易に触れたあの羽根のだ」

フレ「じゃあそいつ呼んでこいよ!俺がボコボコにして服従させてやる!」

ジョ「そんなことしたら帰れなくなるでしょ!」

アルセウス「貴様らはジョウト地方で羽根の持ち主を探せ。そしてその地で仲間と協力しながら己の実力を見せるのだ…」

フレ「いやジョウトっつったって、俺達ポケモンとか持ってないし…」

アルセウス「安心するがいい。ウツギという男には話を通している。だが貴様らは2人で1組。だからゼウスと名乗れ」

フレ「いやいやいや!俺達フレッドとジョーイだからな!?イタズラトリオ『ジェフィー』のパワー担当とテクニック担当だからな!?」

アルセウス「ゼウスと名乗れ。2人1組でも良い。チーム名としてゼウスと名乗れ」

フレ「そんな厨二くさい名前名乗れるか!」

アルセウス「どうやら貴様には裁きが必要なようだな」ゴゴゴゴゴ

ジョ「わー!わかったわかったわかりましたから!ゼウスと名乗らせてくださいお願いします!ほらフレッドも!」

フレ「チッ…我々はゼウスでございますどうかよろしくお願いします」

アルセウス「それでよい」

フレ「アハハ…(元の世界に帰ったらコイツの看板ボコボコにぶっ壊してやる…!)」

ジョ「そういえばさ、ウツギってたしか博士だったと思うんだけど、そもそもどうやって話をつけるのさ?」

アルセウス「案ずるな。その点に関しては問題ない。我に任せておけ」

フレ「なんか信用ならねえな…」

アルセウス「では、そろそろ刻が来る…最後にこれを渡そう…」

ゼウスはカラフルの16個の欠片を受け取った! ▽

フレ「うっひょー!宝石みたいだ!これを売って金策に使えってことですね!ありがとうございます!」

アルセウス「否。これは原始の欠片だ。1銭にもならん」

フレ「なんだよ!ゴミ押し付けてんじゃねえよ!」

アルセウス「貴様…」ゴゴゴゴゴ

ジョ「フレッドも喧嘩売らないの!それでこの欠片は何なの?」

アルセウス「この原始の欠片は色によってそれぞれが我々ポケモンのタイプに順応している。そしてこの欠片は節目を迎える毎に1つ消滅する。その力がなくなってしまうということだ」

ジョ「つまりそれってさ、消えた欠片のタイプが使えなくなるとかそういうタイプのやつ?」

アルセウス「貴様は察しが良いな。消えた欠片の力は発動しなくなる。よってそのタイプを持つ仲間と技は使用できなくなる」

フレ「は!?思いっきりマイナスアイテムじゃねえか!」

アルセウス「喧しい!これが使命に必要な十字架なのだ!」

ジョ「要するにタイプが減って行く縛りプレイをしながら旅して、虹色の羽根を持つ者の力を得るわけね」

アルセウス「左様」

フレ「けどジョウト地方って言ったら秘伝技とかいるだろ?波乗りとか滝登り使えないと詰むぜ?ってかそもそもこの欠片16個しかないけどよ、あと2つはどこだ?最初から使えないのか?」

ジョ「2つ?1つじゃなくて?」

フレ「色見た感じだとノーマルタイプとフェアリータイプって無いだろこれ?」

ジョ「フレッド!ジョウト地方ってことはハートゴールドとかいう奴だよ!その時にフェアリータイプは存在してないよ!ほらアルセウスもフェアリータイプとかいうのですっごい怪訝な顔してるじゃん!」

フレ「マジか!フェアリー無しか!…けどノーマルはあるよな?」

アルセウス「普遍的な力は元より制限されておらん。秘伝技というものについては特例の力というものだ」

ジョ「意外と緩いんだね」

フレ「ノーマルタイプと秘伝技の封印が無しってのはまあありがたいな…けどこれさ、状況によっては平均的な育て方しないと封印された時痛いぜ?」

ジョ「だねえ…単タイプの方がダメージ少なさそうだよ?」

フレ「ああ。とりあえず、ウツギ博士のところに行くか。アルセウス。ジョウト地方に連れてってくれよ。早いところ帰ってあつ森チャンネルが観たいんだ」

アルセウス「良いだろう。健闘を祈る………」シュイーーーン…!!

フレ・ジョ「「ぎゃあああまたこの光だあああああ!!!」」



アルセウス「………さて、奴らを監視せねばなるまい。ホウオウはちと気難しいぞ…?」



かくして始まった凸凹兄弟のジョウト珍道記…はてさてどうなることやら…

Re: イタズラ兄弟ジョウトを征く ( No.2 )
日時: 2021/03/28 18:25
名前: TTK ◆grgDLflLKE (ID: w5/O.XtY)

ピーンポーンパーンポーン

TTK「此方TTK、此方TTKです!!」

TTK「遂に新シリーズの開幕…!!フレッドとジョーイに、どんなことが待ち受けているか…!?」

TTK「しかしハートゴールド・ソウルシルバーか…実はDP以降はこことBW2はすっ飛ばしてたんだよなぁ…だからジョウトとイッシュはあまり印象に残っていない(ゲームボーイ版はやったことないし、BWの方もすぐにXYに移ってしまった)んだよなぁ…」

TTK「それはともかく…おい双子wwwアルセウスが来たのにまた寝ようとすなwww」

TTK「そういや人狼の方ではポケモンは普通に会話してますねぇ…個人的にはポケモンが喋っても問題ないと思いますが…」

TTK「いやジョーイは序でかよwww」

TTK「あ、ジェフィーって芸人じゃなかったんだ()」

TTK「ゼウス…うん、確かに厨二臭い…のか?()」

TTK「原始の欠片をゴミ呼ばわりは普通にキレるだろwww」

TTK「しかしジム1つ制覇するごとにタイプが1つ使用不可になるのですか…フェアリーが無いことを考えると、むしやどくならまだ…いや、後者は相手をどく状態に出来なくなるな…」

TTK「ただ、みずやじめん、あくが使えなくなるのは痛そうな…」

TTK「フレッドとジョーイ…この2人は、縛りが次第に厳しくなっていく中で、どのような活躍を見せるのか…?以上、TTKでした!!」

ピーンポーンパーンポーン

Re: イタズラ兄弟ジョウトを征く ( No.3 )
日時: 2021/03/28 19:47
名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: JzqNbpzc)

TTKさん>>
コメントありがとうございます!

縛りプレイをやるだけでは味気ないので、前に計画していた話をここで出したいと思いました←

久々に実家へ行ったらハートゴールドを発掘したので「これはHGSSやるしかない!」と思ったのでハートゴールドの選出であります←

アルセウスに連れられたイタズラ兄弟は縛りプレイの餌食となってしまったようです。

チーム名をゼウスと名乗ることを強制された2人が繰り広げるハチャメチャ珍道中を是非お楽しみに!

※寝落ち等無ければもう少し更新予定です。コメントしばしお待ちください…

Re: イタズラ兄弟ジョウトを征く ( No.4 )
日時: 2021/03/29 08:10
名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: JzqNbpzc)

※ストーリーやゲームの展開の都合上、シナリオをところどころ端折っている場合がございます…これもこの作品のオリジナル設定ということでご了承願います…


~ワカバタウン・ポケモン研究所~

フレ「ここが研究所か…」

ジョ「いかにもって感じはしないよね」

フレ「景観を守るためなんじゃないか?」

ジョ「そうだね。とりあえず入ってみようよフレッド」

フレ「そうだなジョーイ。頼もう!」

ウツギ「おや…?やあ!君たちがゼウスの2人だね!来てくれるの待ってたんだよ!」

フレ「(ゼウスってのは慣れねえなおい…)ああ。いかにも俺達がゼウスだぜ!俺がフレッドで…」

ジョ「俺がジョーイだよ~」

ウツギ「話はアリスさんから聞いているよ。君たちにならポケモンを預けても良いと思ったんだ!きっと2人ならポケモンと人間との間に特別な感情や絆が生まれるかどうかを調べてくれると思っているんだ!良かったらモンスターボールに入れておくだけじゃなくて連れ歩いてもらえると助かるかな!」

フレ「なあジョーイ、アリスって誰だ?」ヒソヒソ

ジョ「わかんないよフレッド」ヒソヒソ

ウツギ「…どうかした?」

フレ「ああいえいえ!俺達に任せてください!」

ウツギ「いやー助かるよ!良かったら、そこの装置で好きなポケモンを1匹選んでね!」

フレ「装置…ああ。アレだな」

ジョ「フレッドどうする?いわゆる御三家ってやつだよ?」

フレ「どんな3体だったかな…どれ…」

ウツギ「それぞれ紹介してあげるよ。まずこの子がみずのポケモン、ワニノコ!」

ワニノコ「ワニワニ!」

ウツギ「次にこの子がくさのポケモン、チコリータ!」

チコリータ「チコッ♪」

ウツギ「最後にこの子がほのおのポケモン、ヒノアラシさ!」

ヒノアラシ「ヒ、ヒノ!」

フレ「よりどりみどりってやつだなジョーイ?」

ジョ「そうだね~…でも2人で1匹と考えるならさ、ドーンと行きたいよね!」

フレ「ああ。それにいつあの野郎に奪われちまうかわからねえ…慎重に考えるぜ」

ジョ「でもさ、視聴率的に考えたらチコリータ選んだ方が絵にならない?」

フレ「メタいことは言いっこなしだぜジョーイ!」

ジョ「でもさフレッド、不遇と言われ続けてきた草タイプでガツーンと行ったらきっとガッポガッポだと思うよ~?」

フレ「よし!ウツギ博士!俺はこのチコリータに決めたぞ!」

ジョ「フレッドチョロ過ぎないかなwww」

チコリータ「チコーッ♪」

ウツギ「うん!わかったよ。折角だから、ニックネームをつけてみたらどうかな?」

フレ「それいいな!ジョーイ!チコリータのニックネームどうするよ?」

ジョ「たしかスパイスのチコリーから来てるんだよね?だったらスパイスっぽい名前がいいんじゃないかな?」

フレ「そうだな…スパイス…スパイス…パッと思いついたのがカイエンペッパーなんだが…そもそも性別がわからん」

ジョ「んー…君は男の子?女の子?男の子ならこっち(右手)に、女の子ならこっち(左手)にタッチしてもらえる?」

チコリータ「チコ?…リー!」パシッ

ジョ「おーおーこっちかー!フレッド!この子男の子だよ!」

フレ「そうか!じゃあカイエンで!」

祝!1人目の仲間!
チコリータ(NN:カイエン)

フレ「これからよろしくな!カイエン!」

カイエン「チコ!」

ウツギ「気に入ってるみたいだね!…そうだ!もしポケモンの捕まえ方とか知りたかったらアリスさんに聞いてみてよ!オーキド博士も今アリスハウスにいる筈だから、会ってみたらどうかな?」

フレ「おう!ありがとう!」



???「ここが有名なポケモン研究所………」



~ワカバタウン~

フレ「つーかよ、アリスって誰なんだよ?しかもアリスハウスって何なんだ?」

ジョ「初めて聞いたよ………ねえフレッド?」

フレ「どした?」

ジョ「俺がゲームで遊んでた限りだとさ、あの位置にあったのって主人公の家だと思うんだ」

フレ「…ああ。そうだな。皆まで言うなジョーイ。これはきっとアレだ。だいたいわかってしまったんだ。そういう世界観だから仕方ないことなんだよ」

2人が見つめる先にあったものは、いかにもアルセウスが描かれたちょっと奇抜な家…

ジョ「これって景観ぶち壊しじゃないかな?よく訴訟されないよね」

フレ「やめとけジョーイ。これも立派な家だ…ってことはアリスってまさか…まさかな?」

ジョ「いやーな予感がしてきたよフレッド…」



~アリスハウス(主人公の家がある筈の場所)~

フレ「お邪魔しまーす」

オーキド「おー!君がゼウスの2人じゃな?話はウツギくんから聞いておるぞ!」

謎の女性「うぬの家であろう?ただいまで良いのだ」

ジョ「…えっと?」

フレ「オーキド博士と…」

謎の女性「我を忘れたのか?この家の家主だというのに…」

フレ「まさかお前…」

アリス「いかにも。我がアリスだろう?忘れたか?」

ジョ「もう色々察しちゃったよフレッド…」

フレ「俺たち疲れてるんだろうな…」

オーキド「どうかしたのかな?」

フレ「ああいえいえ!なんでもありませんよ!」

アリス「オーキド博士、彼らは多少奇抜だが貴方の研究を捗らせる人材だと思うぞ?」

オーキド「アリスくんが言うのであれば間違いはないかもしれないな!それに…」

カイエン「チコ?」

オーキド「なかなか珍しいポケモンを連れておる。もしやウツギくんの研究を手伝っているのだな?」

フレ「まあそういうことになりますね」

オーキド「たしかに…彼が君にそのポケモンをあげたのもわかるような気がする!君ならばポケモンを大事にしてくれそうじゃからな!」

ジョ「むしろ売り飛ばしそうなんだけどねフレッドは」ボソッ

フレ「…」ギッ!(ジョーイの足を踏む)

ジョ「痛っ!?」

オーキド「………そうじゃ!君を見込んでわしからも1つお願いしてみようかの!実はな…ほれ!この最新型のポケモン図鑑!見つけたポケモンのデータが自動的に書き込まれてページが増えていくというハイテクな図鑑を君にあずけようと思うのだ!たくさんのポケモンと出あい、この未完成な図鑑を完璧なものにしてくれたまえ!」

フレ「おお!ありがとうございます!」

ジョ「でもフレッド?」

フレ「どした?」

ジョ「シルバー限定のポケモンゲットできないよね俺たち…」

フレ「これも一応話のアレだ。合わせとこうぜ」

ジョ「そっか」

オーキド「おっと!ではわしはこれからコガネシティへ行っていつものラジオ番組の収録をせねばならんのだ!君たちとはまたどこかで会えそうな気もするが、念のために連絡先を交換しておこうではないか!」

フレ「ありがとうございます!博士!」

オーキド「では、君もポケモンゲットじゃぞー!」



フレ「アリスとか言ったけどよ、お前アルセウスだろ?なんで人間になってんだ?しかも女体化て…」

アリス(アルセウス)「我は女だが?」

フレ「女だったの!?」

ジョ「伝説のポケモンに性別なんてないでしょ!?」

アリス「戯け!これでも我には性別があるのだ!貴様ら人間が勝手に性別を消しただけであろう!それに、以前別の人間を連れた時もこの姿でおったのだ。それに、恐らくだが貴様らは見ておらんと余計なことをするだろうからな!」

フレ「そそそんなことするわけねえだろ…?」

ジョ「思いっきりどもってるけど大丈夫?フレッド?」

フレ「黙ってろジョーイ!」

アリス「ともかく、今日は休め。そしてほれ。これはモンスターボールだ。チコリータと共に旅をする仲間が必要じゃろう」

カイエン「チコ?」

フレ「それもそうだわな」

アリス「…折角だ。貴様もポケモンとはコミュニケーションを取りたいだろう?まずはホレ…この力を発動させてやろう」パアア…

フレ「おわ!?なんだ!?」

ジョ「眩しっ!」

カイエン「…あの…いったいなにが起こったんですか?」

フレ「うお!?カイエンが喋ってるぞ!?」

カイエン「あれ?ボクの言葉がわかるんですか?」

アリス「一応、ゼウスの仲間になったポケモンについては言葉がわかるようにしてやった。その方が話も進めやすいであろう?」

ジョ「たしかにわかりやすいね」

カイエン「ボクの言葉が伝わるのって…なんだか嬉しいですね♪」

フレ「意外と穏やかな喋り方するのな。アニメとか見てると結構活発なイメージあったけど」

カイエン「ボクの性格でしょうかね…あはは…」

フレ「ま、改めてよろしく頼むぜ!カイエン!」

カイエン「こちらこそ!」

ジョ「色々あって疲れちゃったよ…そろそろ寝ない?」

フレ「つーかまずは目的探ししてからだな。最初のジムってどこだ?」

アリス「まずはキキョウシティに向かうがいい。ジムリーダーのハヤトは飛行タイプ使いだ。少々手強いぞ?」

カイエン「うぅ…飛行タイプですか…」

ジョ「そういやそうだったねえ…」

フレ「けどよ、なんでハヤトだけ植物の名前じゃなくて普通の人名なんだ?だいたいポケモンの博士とかジムリーダーとかって植物の名前使ってんのに」

ジョ「フレッド!ハヤトも一応『ハヤトウリ』って植物があるよ!」

フレ「マジで!?じゃあタケシは?」

ジョ「竹じゃないかな?」

フレ「お前よく知ってるな」

ジョ「フレッドが知らなすぎるだけじゃないの~?」

フレ「黙ってろジョーイ!俺は金儲けのこと以外は何にも考えてないんだから!」

カイエン「…ふふっ♪」

アリス「取りあえず今宵はもう休め。明日から貴様らの旅が始まるのだ…」

フレ「そだな…ゆっくり寝るとするか…」

ジョ「んじゃ、フレッドは寝相悪いから床で寝てね~」

フレ「なんでだよ!ベッドで寝せろよ!」

ジョ「ベッドから落ちて『じしん』が起こったらマズいでしょw」

フレ「オーケー。今からお前に『かわらわり』だ!」

ジョ「あ~れ~wwwカイエン!逃げるよ!フレッドのかわらわりは火力113くらいはあるからね~www」

フレ「だーれが格闘タイプだー!!!」

ドッタンバッタン!

アリス「…本当にこやつ等で大丈夫なのか…?」



新たな仲間と不思議な力を得た凸凹兄弟。おかしな冒険はまだまだ始まったばかりです…


※あと1話+αを更新予定です。コメントはもうしばしお待ちください。

Re: イタズラ兄弟ジョウトを征く ( No.5 )
日時: 2021/03/29 10:42
名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: JzqNbpzc)

=翌朝=



~ワカバタウン~

フレ「いや~なんというか、太陽が眩しいな…」

ジョ「夢じゃなかったんだね~」

ガヤガヤ…

フレ「なあ、何だか騒がしいな?」

ジョ「研究所に集まってるねえ…」

住民A「大変だ!研究所に泥棒が入ったらしい!」

住民B「なんだって!?ウツギ博士は!?」

住民C「博士は無事らしいけど、盗難が発生したらしいよ!」

住民D「そういえばドーンって大きな音がしてたけど、何か関係あるのかな…?」

ジョ「…フレッド、今の聞いた?」

フレ「ああ。盗むたぁ許せねえ野郎だな。ちょっと研究所に行ってみようぜ」

ジョ「だね。流石にこれは見逃せないよね」

フレ「ああ。そいつとっちめて金品は全部俺のものにしてやる」

ジョ「フレッドが悪者になってどうするのさ!」



~ワカバタウン・ポケモン研究所~

フレ「ウツギ博士!無事か!?」

ウツギ「フレッドくん、ジョーイくん…大変な目に遭ったよ…」

警官A「ん?なんだね君は…ハッ!?操作の法則その1『犯人は現場に戻る』…ということはまさか!君が!犯人!?」

白い帽子の女の子「ちょっと待って!この人は関係ありません!あたし、見たんです!真っ赤な髪の男の子がここを覗いているのを!」

フレ「真っ赤な髪の男な…フラダリか?」

ジョ「あの人がこの時代にいるのかなあ?しかも男の子って年齢じゃないような気が…というか覗いてるって変態さんなんだね」

カイエン「そういう問題でしょうか…?」

警官A「なんと…では怪しいのはその少年ということになるのか…本官の次なる行動は赤い髪の人物を追え!ということか!疑って済まなかったね。では!本官は犯人を捕まえに行きますのでこれで!」タッタッタ…

フレ「そういえば、さっきは庇ってくれてありがとな…えっと…」

コトネ「あたし、コトネよ!よろしくね!この子はマリルよ!」

マリル「リルリル!」

フレ「よろしく。俺たちは2人で1組。神使い『ゼウス』のフレッドと…」

ジョ「ジョーイです!ちなみにこの子はチコリータのカイエン君!」

カイエン「ど、どうも」

コトネ「うわー!チコリータって良いポケモンだよ!…あ!そうだった!ウツギ博士!泥棒が入ったみたいだけど、何を盗まれたの?」

ウツギ「実はポケモンを1匹盗まれてしまったんだ…多分コトネちゃんが言ってた赤い髪の男の子が怪しいような気がするんだけど…」

フレ「…何なら、俺が探してきてやろうか?」

ウツギ「本当かい!?助かるよ!」



~29番道路~

フレ「赤い髪の男なあ…」

ジョ「ワカバタウンを出た旅の第一歩がこんな幕開けって展開的にどうなんだろうね?」

フレ「メタいことは言いっこなしだぜジョーイ!」

ガサガサッ

フレ「うわっ!?なんだ!?」

イトマル「イーッ!」

フレ「うおっ!?イトマルだ!」

ジョ「記念すべき初バトルだよフレッド!」

フレ「オッケー!行くぜカイエン!」

カイエン「は、はいっ!」

フレ「先手必勝だ!体当たり!」

カイエン「それっ!」

イトマル「マッ!?」ドスッ!

ジョ「効いてるよフレッド!」

イトマル「イトーッ!」シュッ!

カイエン「うあっ!?」

フレ「げげっ!?毒針だ!」

カイエン「あうぅ…」←どく状態

フレ「くっそー!よくもやったな!体当たりでとどめ刺してやれ!」

カイエン「はいっ!このーっ!」ドンッ!

イトマル「イーッ!!?」キラーン☆

ジョ「ちょっと吹っ飛ばしすぎじゃないかな?」

フレ「それよりもカイエンだ!大丈夫か?」

カイエン「ちょっと…くらくらします…」

フレ「どくけしを買える場所は無いか…?」

ジョ「安心してよフレッド!さっき拾ったから!」

フレ「流石ジョーイだ!ほら、この薬を飲んで…」

カイエン「…(ゴクッ)。はうぅ…苦しいのが和らいできました…ありがとうございます」

フレ「ふーっ…ったく、この辺り、毒虫が出てくるなんて聞いてねえぞ…」

ジョ「俺はポケモンやりこんでた時期あったから把握してるつもりなんだけどね…」

フレ「捜査続けるぜ。フラダリを見つけ出さねえと」

ジョ「フラダリじゃないと思うんだけどなあ…まあいっか」



30分後…



フレ「ん?なんかあのギロッとした目つきの男怪しくないか?しかも赤髪だぜ?」

ジョ「あれが犯人じゃないかな?」

赤髪の男「…」スタスタ

フレ「おいジョーイ!こっち来てるぞアイツ!」

ジョ「因縁屋だったのかな!?」

フレ「たまにいるもんなあ…目が合ったと思ったら喧嘩売ってんのか?ってイキるヤンキーって」

ジョ「いるけど嫌な予感がするよ!」

赤髪の男「…お前、さっき研究所でポケモン貰ってたな」

フレ「さっきというより昨夜だぜ?」

赤髪の男「お前みたいな弱い奴には勿体ないポケモンだぜ」

フレ「おうコラ喧嘩売ってんな」

ジョ「流石にフレッド見て弱い奴っていう人も珍しいと思うけどね」

赤髪の男「何だよ?何言われてるのかわからないのか?」

フレ「ちょっと何言ってるかわかんないですねw(某芸人ボイス)」

ジョ「なに挑発してんのさフレッド!」

赤髪の男「…だったら仕方ない。俺も良いポケモン持ってるんだ。どういうことか教えてやるよ…!」

フレ「くっそー!黙っておけばイキり散らしやがって!お前にダイレクトアタックしてやりてえが、今回はカイエンが相手してやるぜ!」


VS【赤髪の男】

赤髪の男「行け!ヒノアラシ!」

ヒノアラシ「ヒノッ!」

フレ「(なっ…!?やっぱりコイツ…!)行くぜカイエン!」

カイエン「はいっ!」

ジョ「フレッド!間違いないよ!犯人はコイツだよ!」

フレ「ああ。だな。カイエン!相性不利かもしれねえが、とっちめてやろうぜ!」

カイエン「心苦しいですが、全力で相手します!」

フレ「例のごとく先手必勝だ!体当たり!」

カイエン「このーっ!」

ヒノアラシ「ヒノッ!!」ドンッ!

カイエン「どうだっ!」

赤髪の男「フン!その程度か!ヒノアラシ!体当たり!」

ヒノアラシ「ヒノヒノーッ!」

カイエン「痛っ…!」ドンッ!

フレ「随分舐めプしてくれるじゃねえの…!体当たりでガンガン攻めろー!」

赤髪の男「チッ…!こっちも体当たりで応酬だ!」

カイエン「はいっ!」
ヒノアラシ「ヒノッ!」

ジョ「…これってもしかして、アイツ炎技持ってないんじゃないかな…?」

赤髪の男「…(クソッ!炎ポケモンの筈なのに何故炎技を持っていない!?)」



体当たり合戦の泥仕合が続いて5分が経過…



ヒノアラシ「ヒノ…ヒノ…」

ジョ「ZZZ」

カイエン「はあ…はあ…あっ」ヨロッ

赤髪の男「…今だ!体当たりでとどめを刺せ!」

ヒノアラシ「ヒノーッ!」

フレ「マズい!躱して体当たりのカウンターアタックだ!」

カイエン「(ううっ…でもこれじゃあ…そっか!)それっ!」サッ!

赤髪の男「なにっ!?」

カイエン「これで…とどめだー!!!」

ドンッ!

ヒノアラシ「ヒノーッ!!!」

赤髪の男「ヒノアラシ!?」

ヒノアラシ「ヒ…ヒノ…」

ジョ「んあ?あ、ヒノアラシ戦闘不能!フレッドとカイエンの勝ち!」

フレ「ハッハッハ!炎ポケモンなのに炎技を使わないからだ!」

赤髪の男「…フン!勝てて嬉しいか?」

フレ「嬉しいに決まってんだろ?NDK?NDK?」

ジョ「フレッドも煽らないの!トレーナー戦初勝利なのはわかるけど!というかそもそも君は何者なのさ?」

赤髪の男「俺が誰だか知りたいか?それは…世界で一番強いポケモントレーナーになる男さ」

フレ「格好つけるんじゃねえ!大人しく署まで来てもらおうか!」

赤髪の男「フン。お前に俺は捕まえられないぜ。じゃあな」サッ!

フレ「ちょ!?おま!?」

ジョ「自転車はずるいって!」

フレ「なんだよアイツ…」

カイエン「ヒノアラシ…」

ウツギ「おーい!」

ジョ「あ!ウツギ博士!」

ウツギ「さっきアリスさんから、フレッドくんたちがヒノアラシを盗んだトレーナーと戦ってるって連絡があったんだけど…」

フレ「ああ…悪い…バトルには勝ったんだけど、取り逃がしちまった…」

ウツギ「そうか…そのことなんだけど、他に何か情報はあるかい?」

ジョ「えっとね…」

~ひょろ長説明中…~

ウツギ「そうかー…世界一強いポケモントレーナーね………良かったら、君たちはこのまま各地のポケモンジムに挑戦してみるのはどうかな?」

フレ「え?泥棒の事は良いのか?」

ウツギ「世界一強いポケモントレーナーになるというのなら、こっちはその上を行けばいいと思うんだ。たしかにチャンピオンになるのは簡単なことでは無いけど、この先のキキョウジムなら、きみぐらいの力があれば、なんとかなるんじゃないかな?」

フレ「なるほどな…強いポケモントレーナーになってそいつをおびき寄せるってことか…よしジョーイ!まずはキキョウシティに行くぜ!」

ジョ「もちろんだよフレッド!」

ウツギ「まずはポケモンを回復させてあげなくちゃね。研究所の装置で休ませることができるから、そこで一休みしていってよ」



~29番道路~

フレ「んじゃ、行ってくるぜ!」

ウツギ「頑張るんだよ!」

フレ「おう!俺に任せとけ!」

ジョ「目指せチャンピオン!だねフレッド!」

フレ「おう!そんでもって賞金ガッポガポだー!」

ジョ「んもう!なんでそこでムードぶち壊しにするのさ!」

フレ「お金お金~!」

ジョ「カイエン…こういう人になっちゃだめだよ?」

カイエン「あはは…気をつけます」



かくしてポケモンチャンピオンを目指すこととなってしまったフレッドとジョーイ。
相棒のカイエンとキキョウシティへ向かうが、彼らの帰郷はいつになるのか!?


※メインの登場人物を軽く紹介するところまで更新します。もうしばしコメントはお待ちください


Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。